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2012年6月

6月はあじさい

120627_175828_2高幡不動尊のあじさい祭りです。

五重塔を遙かに見て。

120624_163649_2観音像の足元を埋め尽くすあじさい。

ここは桜もいいんですが~
山全体に植わっているあじさいの量がはんぱないですよ~。

120627_175507_2微妙な~
淡い色合いが素敵☆

120627_175759_2白いのも
いいですね。



120627_175347家にはない濃いピンクも好き♪

120627_175531あじさいの花いきれって、
感じたことあります?
このあたりは清涼感を越えて~
むんむんする勢いでした☆

「シャンハイ・ムーン」

S.J.ローザン「シャンハイ・ムーン」創元推理文庫

シリーズ最新作にして最高傑作。
ニューヨークの私立探偵、リディア・チンは小柄な中国系。
独立を保ちつつも時に協力し合うのが、大柄な白人男性のビル。
1作ごとに交代で、視点を変えて描かれています。

前作は、ビルの視点で。
ビルの過去に絡む事件が起き、動揺したビルからは、まったく連絡が来なくなっていました。
内心、怒りまくっているリディア。
4人の兄がいる末っ子のリディアは、昔気質の母といまだ同居しています。
私立探偵という仕事にも、チャイナタウンに住む家族のほとんどは不賛成。
まして、ビルとの関係には、神経をとがらせていましたが。

やっと連絡を寄越したビルと、捜査に掛かります。
態度を硬化させていたリディアが、だんだんほぐれてくるのも楽しい。

リディアの旧知の私立探偵ジョエルから依頼が来て、弁護士のアリスに会い、消えた宝石探しを手伝うことに。
ところが、ジョエルが殺されてしまう。
アリスは急に手を引くように言い出しますが、とてもそうはいかないリディア。
戦時中の上海で起きた事件に、端を発しているようだったのですが。
シャンハイ・ムーンとは、今も皆が探し求めている幻の宝石でした。

オーストラリアから上海に亡命した若いユダヤ人女性ロザリー・ギルダーが母に当てて書いた手紙が、ありありと当時の事情を伝えます。
ナチスの脅威、残っている母達の心配、収容所での苦難、弟への思い。
読み込んで~感情移入するリディア。

ロザリーは、上海で名門の中国人チェン・カイロンと恋愛結婚し、それは現地の白人達にとっても中国人にとっても衝撃的なことでした。
子供ももうけたのですが、混乱期に強盗に襲われて、宝石を奪われたらしい。
ニューヨークには、その子孫が生きていた!
今も、シャンハイ・ムーンに取り憑かれて…
複雑な人間関係、家族の感情のもつれが痛ましく、印象に残ります。

リディアの母の態度が軟化しているのが、ビッグニュース!
微笑ましい。

シリーズは「チャイナタウン」1994年に始まり、「ピアノソナタ」「新生の街」「どこよりも冷たいところ」「苦い祝宴」「春を待つ谷間で」「天を映す早瀬」「冬そして夜」2002年の順。
ほかに短編集「夜の試写会」も。
本作は2009年で、前作からずいぶん空いたんですね。
2011年9月、翻訳発行。

レースのドレスのアリスさん

120329_191949プーリップのロマンティック・アリスさんに、
ジェイドールのコーニングスレインさんのドレスを着て貰いましょう。
これは似合うと思うんですよ…
まずは、レースを羽織る前。
ハイウエストが不思議なバランス。

次はSbsh0020レースを羽織った姿~後ろからです。

どうでしょう。
プラチナブロンドに~
クリーム色のレースにリボンや小さなお花が綺麗。
Sbsh0002
華やかな背景で☆

Sbsh0003 ドレスを広げて~
たっぷりのレースを見せて、
ゆったり座って♪

Sbsh0005 靴はこうなんですよ。

靴もご自慢?
楽しそうなアリスさんです☆

「チヨ子」

宮部みゆき「チヨ子」光文社文庫

短編集。
ミステリというより~ややホラー色。
手際よく、少し哀しく、ぞーっとさせます。

「雪娘」
小学校で6年間一緒だった4人が、集まることに。
ゆかりは気乗りはしなかったのですが、他にすることもないので出かけていきます。
最後には、そこにいない女の子の話になります。実は…

「オモチャ」
商店街の角の玩具屋さんに、幽霊が…?
偶然引っ越してきた先で、玩具屋のおじいさんが実はクミコの父方の遠縁に当たるというのです。とはいえ、付き合いはないままでした。
おばあさんが亡くなった後に、相続で揉めているという噂が聞こえてきましたが…
クミコは、おじいさんの幽霊を見かけ?
薄い縁でものがなしいが、人情味のある話。

「チヨ子」
スーパーのバイトで、着ぐるみを着ることになった女子大生のわたし。
5年前に使われたきりで、古ぼけてしまったピンクのウサギ。
いやいやながら着てみると~まわり中がぬいぐるみに見える!いや、それだけではなく…ガンダムやバービーまで?!
チヨ子とは、主人公が子供の頃に大好きだったぬいぐるみの名前なのです。
ほっこりさせてくれるお話。

「いしまくら」
公園に、若い女性の幽霊が出没するという噂がたちます。
子供らが深夜に水上公園を見に行き、その子達を狙うたかりが発生するなど、問題が起きていると、町内会会長からの通達が回って来ました。
石崎は娘の麻子に、被害者の女性が不当に悪く言われていると聞かされます。
麻子のBFが、殺された女性の年下の幼なじみで、よく知っているというのです。
調査を始めた石崎は…?

「聖痕」
子供相手の調査員をしているわたし。
ある日訪ねてきた寺嶋は、12年前に事件を起こした少年Aの実父でした。
早くに離婚して以来、子供とも縁は切れていたのですが、その子・和己が実母とその内縁の夫を殺し、教室に立てこもったのです。
和己は内縁の夫に虐待されていたのでした。
驚いた寺嶋はその後連絡を取り、しだいに息子も心を開くようになっていました。
ところが、ネット上に奇妙な動きがあり…?

これは、かなり怖い異色な話でした。

ジェイドールとアリスさん

120325_000154ジェイドールのコーニングスレインさんの来訪です。
うちでの名前は、シャルロッテ。
「初めまして~シャルロッテです」
白いウェディングドレス姿のプーリップは、ロマンティック・アリスさん。
120325_001232 「こんにちは!」
髪のボリュームが凄いですが~
「ね、並ぶと何となく、親近感が…」
120325_001623「だって~あたし達」
「出身が同じですもの」
腕がほとんど同じなの、わかります?
シャルロッテさんのほうが色白なだけ。

120325_001711脚もこうなんですよ~。
メーカーが、同じグルーヴですから。
もちろん、靴も履けるので~
アリスさんに、ジェイドールの靴の片っぽを履いて貰いました。

120325_002146ただ違うのは…
…身長だけ……?ねっ!

「どろぼうの神さま」

コルネーリア・フンケ「どろぼうの神さま」WAVE出版

ドイツの有名作家(初めて読みました)による児童文学。
ファンタジックな名品です。

ヴェネツィアに住む探偵ヴィクトールは、行方不明の甥を捜す依頼を受けます。
プロスパーとボーの兄弟が、ヴェネツィアに来ているらしいというのです。
母亡き後、母の姉のエスターが5歳のボーだけを引き取ろうとしたため、二人で家出したらしい。
金髪で丸い顔の無邪気なボーを守ろうとする真面目な兄のプロスパー。でも、まだ12歳。
人の良いヴィクトールは、この寒空の下に子どもだけでいるのかと胸を痛めます。

彼らは、本当にヴェネツィアにいました。
困っているときに、女の子ヴェスペに声をかけられて、仲間の住む所に連れて行って貰ったのです。
「どろぼうの神さま」を名乗る10代の男の子スキピオに援助されつつ、子供らだけでこっそり、暮らしていました。
もう使われていない古い映画館の奥で。

スキピオは、黒い仮面に黒いロングコート、大きな黒いブーツ姿で、大人びて見せていましたが、年齢は大して違わない。
孤児と称していたスキピオは本当は貧しくはなかったのですが、大人との葛藤を抱えた少年でした。

ある日、骨董屋バルバロッサから「どろぼうの神さま」を見込んでの依頼があり、夜中に伯爵と名乗る男に会います。
狙いは、とある邸の中にある金色に塗られた羽。
報酬は高額でした。
追っ手を逃れる資金作りに、危険な依頼を引き受けます。
邸の女主人イダの語った話は、ふしぎな回転木馬についていた羽だという…

ヴィクトールは、サンマルコ広場でプロスパーを見かけますが…
大人から逃げてきた子供達。
早く大人になりたい子供、子供に戻りたい大人との出会いは…?
テンポ良く展開し、飽きさせずに予想外の方向へどんどん展開して、何ともスリリング。読みでがあります。
現実の苦みと共に、心温まる要素もしっかり。

作者は1958年、ドイツのドレスデンに生まれる。
ハンブルグ大学卒業後、子供の本のイラストレーターとして出発。
ドイツで最も有名な児童文学作家の一人。
1999年、長編2作目の本書で数々の児童文学賞を受賞。ハンブルグ在住。

「花の鎖」

湊かなえ「花の鎖」文藝春秋

6つの章の中がそれぞれ、花、月、雪に絡んだ別の視点からの話として展開します。

まずは、老舗の和菓子店「梅花堂」で、入院している祖母への差し入れに、きんつばを買う梨花。
アカシア商店街の山本生花店で、花束も買います。
幼なじみの健太が店番をしていました。
祖母の治療費に困り、両親を亡くしたときに援助を申し出てくれた人がいたので、その人に連絡を取ることにします。
毎年、「Kより」という花束が母の元に届いていたのです。生花店でもKの身元は知らないということでしたが…

伯父の経営する建設会社に勤めていた美雪。
同じ会社の営業だった和弥と結婚し、睦まじく暮らしていました。
本当は設計の図面を引きたかった和弥は、伯父の息子・陽介の独立の誘いに乗りますが…?

公民館で、絵の講師をしている紗月。
梅花堂で週に4日、バイトもしています。
短大時代には、山岳部にいました。
寮で同室の希美子に、尊敬する倉田先輩に誘われたから一緒にと泣きつかれたのです。
W大学と合同の活動にも参加します。そこで出会った浩一と惹かれ合うのですが…?

三人の女性の視点で、少しずつ進む物語。
人生は、どう交錯していくのか?
香西路夫という画家が、近くの山にある雨降り渓谷を描いた絵「未明の月」が重要なモチーフとして、登場。
印象に残ります。

人の嫌な面を鋭く描くのが、おなじみの作風ですけど。
これはそんなに重くない方だったかも知れない…
2011年3月発行。

テレビを見ようね

120529_204242うちの猫・みゅんです。
ソファでくつろいでいます。
「ん?」
つやつやの背中♪

120529_204202「あ、お姉ちゃん、来たの~」
くりっと顔だけ回して♪

120529_204328「テレビの時間?一緒に見ようね」
視線の先にテレビがあります。

けっこう長いこと、一緒に見るんですよ。

120529_204700「ほほ~」
長くなったので、ゆったり座りました。

満足そうに、目を細めています。

120529_204939「何か文句あるニャ?」
う~~ん、まあ選挙の順位はこんな所かな…
悲喜こもごもだけど~
まあ妥当だよね。

120529_204950「そうだねえ…みんな、がんばってるもんね」

一緒によくAKBを見るんですよshine

「ブルー・ヘヴン」

C.J.ボックス「ブルー・ヘヴン」ハヤカワ・ミステリ文庫

MWA(アメリカ推理小説作家協会またはアメリカ探偵作家クラブ)賞・最優秀長編賞受賞作。
田舎町で、思いがけない大事件が起きます。

ノース・アイダホの平和な町、クートネー・ベイ。
12歳の少女アニーと弟のウィリアムは、森で殺人現場を目撃してしまう。
しかも、男達に気づかれ、後を追われることに。

母のモニカ・テイラーは一人で子供達を育てている女性でした。
前々から口説かれていたトムを前夜家に入れ、翌朝子供達に見られて、気まずくなっていました。

一方、ジェス・ロウリンズは、ロウリンズ・ランチという牧場を経営している初老の男性。
妻には出て行かれ、一人息子には事情があり、牧場は経営が破綻して、監督を雇う金もなくなったところ。

銀行家のジム・ハーンは、学生時代にはロデオに出ていて、モニカの亡き父にロデオを習って行動を共にしていたため、モニカのことを気にかけています。
ジムは、頑固だが信頼できるジェスのこともよく知っていて、何とか伝統あるランチを守る手だてがないか考えようとしていました。

二人の子供は帰らず、行方不明事件として捜査が始まります。
アイダホ州には、ロサンジェルス警察を退職した警官が、何と200人以上も住んでいました。
都会と違って治安が良くて地価も安く、アウトドアスポーツを楽しめる環境を求めてのことです。
ロサンジェルス市警では、ノース・アイダホのことを「ブルー・ヘヴン」と呼んでいるというほど。

こういう事件には慣れていない保安官ケアリーに、数人の退職警官らがこういう事には詳しいからと援助を申し出て、ドリーム・チームが結成されます。
ところが、その警官こそが…

カリフォルニアの警察を退職したばかりの警官ヴィアトロが、折しも町を訪れます。
サンタ・アニータ競馬場の売上金が強奪された事件を追って…
既に8年もたち、犯人も収監されているのですが、強奪された金は見つからず、犯人も何も知らずに嵌められたように見えるのです。
担当した未解決事件に、いまだ執念を燃やしているのは、ヴィアトロ一人。

冷徹なリーダーのシンガー元警部補、大男で力の強いゴンザレス、適度に地元に溶け込もうとしているスワン、一家で腰を落ち着けているニューカーク。
悪巧みをする連中にも個性があります。

子供達は、ジェスの牧場の納屋に逃げ込んでいました。
ウィリアムは現れたジェスの手に怪我をさせ、賢いアニーはすぐにはジェスのことも信用しないけれど、落ちつくと溢れるように話し始めます。
警戒してはいてもまだまだ無邪気な子供達。

殺人を目撃したという話をにわかには信じられないまま、事情を探りに町へ出るジェス。
真相に近づくと共に、逆に子供らの誘拐犯という疑いを掛けられそうになります。
車で近づくと相手に気づかれるので、山道を馬に乗って一味の様子を探りに行ったり。
ヴィアトロと出会い、互いに信頼できるのではと感じます。
病気を抱えた息子との再会や、哀切な人間模様も。
孤高の牧場主が、暴力に慣れた悪党らといかに戦うか…?!

いい人と悪い人が、かなりはっきり分かれています。
でも、いい人にも弱点はある。
ハーンの妻など、女性達もそれぞれはっきり描き分けられていて魅力的。
誰がどこでどう動いて、それがまた…?はらはらドキドキ、スリル満点。
テンポの良い筆致で、内容の割には重すぎない読み心地。
面白かった!でも…泣かされます。
2007年の作品。2008年翻訳発行。映画化されるそう。

著者はワイオミング生まれ。様々な職業を経験した後、妻と国際観光マーケティング会社を経営。ロデオ関係の理事も。
2001年のデビュー作で、史上初の新人賞4冠(アンソニー賞、マカヴィティ賞、バリー賞、ガムシュー賞)達成。
この作品で、2009年のMWA賞最優秀長編賞受賞。
これまでに9作発表しているそうです。

バーゼルのチキンカレー

120305_205626日野市にあるBASELというお店です。

基本はケーキ屋さんだと思うけど、パンも売っているし、
120305_205733可愛い小物も売っています。
店内がオシャレで、女性には嬉しいお店。

いつも綺麗な花が飾ってあります。

120305_211235イートインもいい感じ。
テラス席もありますよ。

晩ご飯なら、カレーかな。

120305_210053最初に来たサラダ。

120305_211259カレーに添えてある~この玉子とキムチが面白い。
なかなか美味しいんですよ~。


デザートのバニラアイスと~
120305_214101セットの飲み物はショコラにしました。
飲み物はメニューの中からどれでも選べるので、お得です。

120305_211308同行の兄嫁が頼んだナポリタン。
あさつきと紫蘇が多めでした。

帰りに、おみやげを買うのも~楽しみ。
いつもケーキを何か買って帰ります♪

「風待ちのひと」

伊吹有喜「風待ちのひと」ポプラ文庫

主人公は、中年の男性。
母の死後、体調を崩して二ヶ月。
数週間は休むことにして、母が晩年に暮らした家の整理のために、海辺の町・美鷲に滞在することにします。

女子校の教頭を勤め上げて退任した母が建てた家は和洋折衷で、岬の家と呼ばれていました。
一人息子の須賀哲司は、エリートといってよかったのですが、勤め先が吸収合併され、今は閑職に追いやられた失意の身。
しかも、妻の浮気にも気づいてしまったところ。

哲司が、たまたま車に乗せていく羽目になった中年の女性。
福井喜美は、夏場だけはいつも故郷に戻って、近くのスナックを手伝っているのでした。
丸顔で太めだが、実はペコちゃんという伝説的なあだ名があります。
哲司の様子を見かねて、岬の家の片づけを手伝うことを申し出るのでした。
家の中にずらりとCDが並んでいるクラシック音楽について、教えて貰うのを交換条件として。

故郷ではキンコというあだ名もある喜美。キンコ瓜という薄味だが食べやすい瓜にちなんでのことです。
お節介なほど親切で、いきいきしていて暖かい人柄。
実は、家族を亡くした悲しみを秘めていました。
ピアノの才能を認められていた息子を偲んで、息子が聴いていたクラシック音楽について知りたいと思ったのです。

近くにあるスナックのミワは、喜美の亡くなった夫の叔母がやっています。
マダムは哲司の母とも親しく、哲司をジュニアと呼ぶのでした。
孫の舜がガンプラに夢中になっているので、取り上げて持ってきたと言い、興味を示した哲司にあげると。
若い舜が、実は哲司の母と仲が良く、何かと岬の家の手伝いに出入りしていたこともわかって…

ふとした出会いから、付き合いが次第に深まっていく様子が自然に描かれています。
全く違う育ち方をしていた二人でしたが。
寂しさやみっともなさ、大人だからの諦めやためらい。
一夏を、共に過ごす。
妻子ある哲司は、いずれ家庭に戻る人と思う喜美子ですが。
切れそうになった繋がりは…?
ハートウォーミングな作品です。

「夏じゅう、教えてくれた」「生きる喜びを」

著者は、1969年、三重県生まれ。
2008年、第三回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞。「夏の終わりのトラヴィアータ」改題。

ブルー系の単の二人

120609_190122単の着物を着たmomokoさん二人のご対面です。
「こんにちは~毬花です」
「毬花ちゃんっていうの~可愛いお着物ね」
120609_191521「よろしくお願いします~」
「こちらこそ、よろしく。有紗です」
「先輩ですね」
「でも着物は初めてなのよ」
「そうなんですかぁ~帯はお揃いですね」
120616_195227「けっこう暑いわね」
「あたし、前髪が重くって」
120609_192012「毬花ちゃんのカット、丸くて可愛いじゃない」
「眉毛見えないでしょ、こうなんですよ」
あ、ちょっと意外?

120609_192131「有紗さん、髪の毛、綺麗~」
「お着物には、ちょっと邪魔だけどね」
120616_200046「ちょっと上げてみます?」
仲良くなったようです♪

有紗さんの髪は細いので、キッチリ留めるとウエーブが崩れそうだから~これが限度かな。

「アネイリンの歌」

ローズマリ・サトクリフ「アネイリンの歌―ケルトの戦の物語」小峰書店

児童文学作家として知られるローズマリ・サトクリフ。
YA(ヤングアダルト向け)歴史作家といった方が良いのかな。
子どもだけに読ませておくのは~もったいない!作品ばかりです。

これも、男の子を主人公にした作品ですが。
ある村で男の子プロスパーが育っていく様子や、付け人として与えられた奴隷の少年コンと、次第に友情をはぐくんでいくのは、他の作品と似ています。
史実に基づいていて、戦いの様子が絶望的なので、万人にはお勧めできません。
本人は生き残るし、戦いは最後の方で、あっという間ですけど。

ゴドディンの国。
少年プロスパーは、三つの郡を治める領主の次男です。
12度目の命名日、付け人として買われた奴隷コンを、父に与えられます。
親戚で幼なじみのリネットと3人で、仲良く暮らすのでした。
あるとき兄の犬が帰ってこないのを心配して3人で探しに行き、森で白い雄ジカを見かけ、神秘的な思いにうたれます。

白い鹿の評判を聞いてウルヴァイ王の王子ゴルシンが狩りに来ますが、目の前に白い鹿を見た王子は、狩りをやめるのです。
鹿が犬たちに狩られるのを止めようとついてきていたプロスパーは、王子の思いを知り、いつか仕えたいと望むのでした。
2年半後に、待望の迎えが来ます。

アネイリンとは、実在の吟唱詩人の名。
ただ歌うのではなく王に仕えて、記録の意味もある歌を作った竪琴弾きの華でした。
「ゴドディン」という~国の戦いを勇壮に歌い上げた歌が残されているんですね。
古ウェールズ語で現存する最古の長編詩だそうです。

紀元600年の頃、ローマ帝国の支配が終わり、今でいうイギリスの地には、大小いくつもの国が割拠していました。
ケルト系のブリテンやピクトの民族が、ゲルマン系のサクソン人やアングロ人の国々の隆盛に押され始めていた時代。
かってケルトの王アーサー・ペンドラゴンがサクソン人を破ったことも、語り伝えられていました。

ハドリアヌスの壁の北には、ゴドディン、ストラクスライド、レゲドの三つの国がありました。
ゴドディンのマナゾグ王の呼び出しに応じて、首都ダン・エイディン(今のエディンバラ)に300人の騎士が集められて同胞隊(カンパニー)を作り、1年間の訓練の後に戦場へ向かったのです。
小さな国の王子の一人ゴルシンも召し出されたので、プロスパーを従者に加えたのでした。
騎士一人に従者が二人ついて主人の背と互いを守り、矢型隊形を作るのが基本になっていたのです。

黄金王と呼ばれるマナゾグ王の豊かな暮らし。
仲間達とは次第に友情が生まれ、まだ戦争は素晴らしい物としか考えていませんでした。
コンが鍛冶に興味を持っていることを知るプロスパーは、弟子入りを勧めます。
奴隷はそういう修行は禁じられているため、コンはためらいますが、ここならコンが奴隷と知る者はいない。今がチャンスだと。
付け人が欲しいと思ったことはなかった、これで友達がいるだけになったと思うプロスパー。

南方のデイラ王国の王が死に、サクソン人が乗っ取りに掛かりました。
同胞隊は、ついに出陣するのですが…
サクソンはあまりに強力で、カトライスに駐屯する同胞隊が待てど暮らせど、援軍を寄越すと約束した国からは、ついに援軍が来ない…
王の庶子である将軍はついに勝利を諦め、サクソン人の兵を少しでも減らし、痛手を与えてすぐには侵攻してこないようにすることを目的に、突入することに。

300人の名前すべてが詩に歌われ、残っているというのは感動的。
300人のうち、ただ一人の生き残りはカナンという騎士。
カナンはもともと王の信頼篤い家臣の息子で、親衛隊の中でも際だった三兄弟の一番美しい長男でした。
アネイリンの詩の中では美しく称えられていますが、ただ一人の生き残りと言われ続けるのは耐え難いと、国を離れることを決意します。
プロスパーは、カナンについてコンスタンチノープルを目指すことに。
300人というのは騎士なので、従者は勘定に入っていないというのが、サトクリフらしい視点。

1990年、発表の作品。
92年に亡くなっているので、晩年の作品になりますね。
死後に発行された作品もあるので、初出あるいは書かれた時期はもっと前なのかも知れませんが。

「ホテルジューシー」

坂木司「ホテルジューシー」角川文庫

お仕事ものというか~沖縄でのバイト体験の話。

大学2年の夏休み。
年の離れた弟妹のいる大家族の長女・柿生浩美ことヒロ。
長い休みを自由にしていいと言われて持てあましたヒロちゃんは、沖縄で長期バイトをすることを思いつきます。

最初はリゾート地の民宿で、きちんとしたスタッフに囲まれ、慣れている家事をやって心地良く働いていました。
急に、那覇のホテルで人手が足りなくなったので、救援に行ってくれと頼まれます。
そこは、ホテル・ジューシーというゲストハウス。

裏通りのビルの一部で、目立つ看板もないような所に違和感を覚えつつ。
受付の女性は何と客で、一時的にやっていただけでした。
オーナーは現れず、オーナー代理は長髪にアロハ姿で、隣の居酒屋兼喫茶店で、昼間は寝ているという。
掃除をする係の双子のおばあちゃんが、元気でいかにも沖縄らしい。
料理は、とても美味しそう。

観光客が犯罪に利用されたり、沖縄で仕事をしようとした人が借金を抱えたり。
観光地のダークな一面も、意外に強く出ています。

頼りなげなオーナー代理が時々、別人のように働くことがあり、日常の謎的な問題の解決を見ます。
まじめな性格だけれど世間知らずなヒロちゃんが、お節介したくなって、失敗したり。
恋愛要素は少ないけど~ほのかに。
坂木さんは読みやすいですね。

ミルクティーさんの初着物

120609_184753うちの有紗さんことmomokoのミルクティーパーティーさん。
いろいろ活躍して貰ってますけど~
お着物は初めて?!
ブルー系の単(ひとえ)を着て貰いましょう。
120609_184954格子と絣が入っています。
古布を再現した生地で、誰にでも似合う色柄で、お気に入り。

120609_185050有紗さんにも合いますよね~。

帯は白地に桜の花びら柄。

120609_185222横向きを右から~
細腰が粋な雰囲気☆

この着物、前には文那さんに着て貰ったんだったかな。
渦巻きみたいな模様のソフトな色柄の木帯でした。

120609_185700有紗さんには、ちょっとゴージャスに☆
半えりは、ポップな変わり水玉の木綿。
水色とブルーと黒の3色を編んだ平たい帯締めで~涼しげに。
パーティーにも着ていけそうな着こなしです。

「でぶじゃないの、骨太なだけ」

メグ・キャボット「でぶじゃないの、骨太なだけ」創元推理文庫

シリーズ3作目。
元アイドル歌手のヒロインが、事件に巻き込まれます。

ヘザー・ウェルズは、ニューヨーク大学の副寮母。
大学で講義を受ける特権があるのもポイントとして選んだ仕事で、結構合っていると思い、まじめに励んでいます。
規模の大きい学生寮ですが、いろんな規則違反をしようとする若い者を相手に奮闘中。
上司は替わったばかりで、これが融通が利かない。
ちょっと前にいたトムとは、気があったのに。

かっては、ポップスターのジョーダンと恋仲でした。
彼の浮気で家を飛び出したときに、彼の兄クーパーがすぐに自分の家の上の部屋を提供してくれたのです。
クーパーが好きになったのですが、弟の元彼女とは付き合う気はない様子。

前作でクーパーに断られた後、ヘザーにもハンサムな恋人が出来たところ。数学の補講の担当教授なので表向きには出来ないのですが。
ベジタリアンでスポーツ好きな彼に、ジョギングに付き合わされて、へとへとになるのが笑えます。実は共通点がないのがちょっと問題だけど、何とかなるかもとまだ思っている。

父が出所してクーパーの家に転がり込んできていましたが、部屋を借りて出て行く準備をしているところ。このお父さん、料理上手で意外に優しいんです。
ところが、一緒に仕事をしないかと持ちかけられ、困惑するヘザー。

大学の方針に抗議するデモが行われ、このままでは大変なことになりかねない。
院生バイトのサラは、抗議活動の中心になっている院生組合の長セバスチャンに恋している様子。
ヘザーはサラに、もう少し服装を変えるようにアドバイスをします。
学生達に心情的には味方しつつも、自分が首になるわけにはいかない立場でした。

ところが、上司オウェンが部屋で射殺されているのを発見してしまう。
まじめな性格のオウェンは誰ともまだ親しくなかったので、部下のヘザーが弔辞を述べる羽目に。
さらに、セバスチャンが逮捕されてしまう。
ヘザーはお馴染みの警部にもクーパーにも捜査に関わるなと止められ、いちおうその気でいたんですけど、いつの間にか…?

元気の良いヒロインで、楽しく読めます。
食べることが大好きで、あれこれ巧みに言い訳しつつ~高カロリーの美味しそうな物の誘惑も随所に。
クーパーは太らないたちらしいが、ヘザーが作っておいた凄いアイスクリームサンドをぺろりと食べてしまったり。
ヘザーだけでなくサラも、証言する寮生のジェイミーも、大柄な女の子。一緒にがっつり食べるシーンも楽しい。

事件が多すぎる大学!だけど~あちこちで恋の花咲く展開。
あとがきが坂木司。あまりに内容が適確~☆

はつゆきさんの六月着物

120609_190410つい最近まで振り袖を着ていた~
うちの毬花さんことmomokoのはつゆきふわりさんです。
6月に入ったので単(ひとえ)です。
つまり、一枚仕立ての着物を着て貰いましょう。

120609_190445紺地にブルーで描いた葉っぱと、赤い頭の小鳥の柄。
夢二という生地の一種です。

120609_191040座りポーズも☆

ちょっと古風に見えるかな。
まじめそうというか~純情そう?

120609_190848丸い前髪が幼く見えるのかな?

う~ん、着物の地色が濃いと、ちょっと他の色がぼやけて写るかも。
リップの色も薄めだし。
120609_190725髪飾りは、ブルーに変えています。
半えりは、繊細な小花模様。

帯は、白地に桜の花びら柄。
帯揚げは無しで~涼しげに。
文庫結びに、飾りで帯締めをしているという見立てです。
帯締めはちょっと個性的な幅広の2色使いで、若々しく☆

「天上紅蓮」

渡辺淳一「天上紅蓮」文藝春秋

白河法皇と養女・璋子(たまこ)の愛を描いた作品。
今の大河ドラマの最初の方に出てきた年の差カップルですよ。

白河の側室・祇園女御に子がなかったため、5歳で養女として引き取られました。
藤原北家の閑院流の公実の末娘。実母は、堀河天皇の乳母。

祇園女御(松田聖子の役)が元は人妻で、白河が略奪したのだったとは。やれやれ。
白河は、20歳で天皇になった人物。
天皇だった時代に中宮を亡くした後に荒れたそうですが、10年ほどは祇園女御で落ちついていたのでしたが…

可愛がられた少女が花開いていき、15の頃には相思相愛に。
法皇は、このとき63歳。
この作家でこのテーマならこうもあろうかという~予想&期待にはまあ違わないでしょう。
当時の人にしては、妙に現代的な知識や感覚も混じっているけど。

50代で死ぬ人が多かった時代。
治天の君として権力を誇った白河が、60過ぎて、燃え上がった恋。
自分の最愛の女性を国で最高の地位につけようと考え、しかも璋子の最初の子だけは自分の子を、と望む。
作家は肯定的に恋の情熱を描いていますが、この悪魔的な発想が世を乱す元となったのでは。…それが恋?!

孫に当たる鳥羽天皇は、いい迷惑…
といっても、自分を天皇にしてくれた祖父には逆らえず、年上で美貌の璋子への敬慕もあったらしい。

後に崇徳天皇となる皇子は、まあ白河の子なんだろうとは思ってましたが、ここまで作為的に行われたとは?
その意図までは証明されてはいないのでしょうが、里帰りの時期は記録が残っていて、確かに異常に頻繁で、そう解釈も出来るようです。
この頃妊娠したという研究まであるそう。畏れ入りました~。

妊娠の度に、璋子の安産を祈って大がかりな祈祷や寄進が行われ、貴族達も右往左往。
すべて白河の仕切りで、鳥羽天皇は知らん顔だったという。
璋子は待賢門院という院号を与えられ、財産も出来て、白河鳥羽と共に出かけることを三院行幸などと言われていました。
3人で熊野詣でに行ったり、揃って行事に顔を出すことは珍しくなく、少なくとも一見した所は和やかだったんですね。

璋子は7人も子を産んでいて、おそらく3人目からは鳥羽の子。
二の皇子、三の皇子の二人は病弱だったのが、一番の気がかりだっただろうという。
第四皇子が、後の後白河です。

白河法皇が亡くなると、鳥羽は別な皇后を立てたんですね。
大河ドラマでは端折られていましたが、藤原氏の身分の高い37歳の女性。
藤原家でも、璋子とは別の家系と手を組むという意味でしょう。
璋子が「自分は何とも思わないがこれは自分への嫌がらせだ」という意味の手紙を残しているとか。

鳥羽上皇が寵愛するようになった得子(なりこ)の隆盛に、璋子がうつ状態になったため、得子の家族の何人かの役を解いたり追放するなどの処分を、崇徳天皇がしたこともあったそうです。
上皇になっても鳥羽のほうが政治の権力を握っているとはいえ、いったん天皇大権で決定すれば、上皇といえどもすぐには覆せない。
得子の家族に、人も無げな振るまいがあったと察せられます。
崇徳は、母思いではあったのですね。

璋子が尼になることを決めた後も、そのために新たな寺を建てる財政に不自由はなく、晩年は崇徳や娘のいる邸に身を寄せていたとか。
穏やかな日々もあったのかな。

北海道展のまかない丼

120410_154550_2ちょっと前の北海道展。

イートインに貼ってあったチラシです。

120410_154748この中から~
リーズナブルな賄い丼にしました。

やっぱりね、北海道といえば~
120410_154803新鮮な魚介でしょう~。

イクラ、蟹、鮭、マグロ…
あ、他の魚もあったんだけど、忘れた…
120410_154835_2お味噌汁もつけました!

ウニが入ってるのが珍しくて。
それと、あおさ、だったかな~
磯の香りがして、美味しゅうございました☆

「白い雌ライオン」

ヘニング・マンケル「白い雌ライオン」創元推理文庫

スウェーデンのミステリ。
警部クルト・ヴァランダーが主人公のシリーズ3作目。
ここから分厚くなってます。

イースタはスウェーデン南端の田舎町ですが、交通の要衝にあるため、国際的な事件も起きうるのでした。
今回は、思いも寄らぬ南アフリカ共和国の陰謀に巻き込まれます。
南アフリカでの人種問題をさかのぼるプロローグから、重厚に書き込まれています。
国際的なベストセラーになった理由がわかる気がしました。

ヴァランダー個人は妻に出て行かれたのはもう諦めたものの、次の一歩は踏み出せず、落ち着かない精神状態。
ストックホルムに住む娘のリンダが心配で、いつも会いたがっていますが、なかなか上手くいかない。
捜査のためにストックホルムに出向くと、リンダがすっかり大人の女性になっていることに気づかされます。
クルトの父親は画家で、すこし呆けかけているような兆候もあるのですが、家政婦と結婚すると言い出して、ヴァランダーを焦らせます。

ごく普通の主婦が3日、行方不明に。
おそらくもう死んでいるだろうと感じながらも口には出せず、捜査に取り組む署員。
捜査していくと、主婦にも意外な側面があったりはするのでしたが。
ヴァランダーは事件にのめり込むことで突破口を見つけるタイプ。
容疑者の一人と深く関わることになります。

南アフリカ共和国での出来事も緊迫していて、迫力。
ひどい人種差別が長く続いた後、変化が訪れようとしているのですが、それに対する抵抗も大きい。
権力を握るボーア人(オランダ系入植者)の生活ぶりがリアルなので、ネルソン・マンデラ暗殺を狙う動きも説得力があります。
1993年発表当時、マンデラが27年間の投獄から釈放されたという時期から隔たっていないリアルタイムだったことも、力のこもっている原因かも。

ソ連の崩壊も、世界を突き動かしていたのですね。
南アフリカからは遙かに遠いスウェーデンがなぜ関わるか、ということにも理由はちゃんとあるのです。

暗殺のために雇われた殺し屋マバシャは、アフリカのズールー族の出。
異国をさまよう男の心象風景に、深みがあります。
ヴァランダーの家族まで巻き込んだ対決と、銃撃戦へ。

作者は何年もアフリカに住んで仕事をしていた経験があり、帰国後にスウェーデンの人種差別が悪化していると感じたとか。
それも実感を伴った描写に繋がっていると思います。
2004年9月翻訳発行。

「ダイイング・アイ」

東野圭吾「ダイイング・アイ」光文社文庫

東野さんの異色作。
交通事故の加害者だった主人公・雨村慎介は、「茗荷」というバーのバーテン。
スピードの出し過ぎで自転車に乗った女性をはね、そこへ来た車に女性が轢かれてしまったのです。
執行猶予付きの判決で、職場に復帰して1年半がたちました。

ところが、ある夜、見知らぬ男に頭を殴られて昏倒。
襲ったのは事故の被害者・岸中美菜絵の夫・玲二だったのです。
頭の骨を折る大怪我でしたが、無事に退院。
慎介は、なぜか交通事故とその前後の記憶だけを、ほとんど失ったことに気づきます。

刑事に、犯人は被害者の夫と聞いて衝撃を受ける慎介。
しかも、被害者の夫は慎介を襲った後に、自室で亡くなっていたという。
気になって、当時のことを知る人に話を聞こうとすると、何故か妙な動きが‥
岸中の家の前まで行ってみると、会社の同僚が持ってきた私物を、友達と勘違いして渡されてしまいます。
マネキン作りが仕事だった岸中のデザイン帖には、亡き妻に似せたマネキンが‥

バーをふらりと訪れた黒い服の魅力的な女性。
慎介は一目で惹かれましたが‥
瑠璃子と名乗った女性のその正体は、まさか…
どこか見覚えのある顔立ち。
岸中の作った美菜絵なのか?

二転三転するスリルと、東野さんならではの読みやすさ。
最初に平和に暮らしていた女性の視点から、轢かれる恐怖が描かれ、さらにその波紋がどんどん広がっていく。
一瞬の不注意が大惨事を招く~交通事故の恐ろしさも考えさせます。

ストライプな太陽さん

120520_010512momokoの海と太陽さん、
チュニックブラウスのお着替えです。

ボトムスを変えて~
白いチュールスカートにしてみましたよ。

120520_010744
「スカートだぁ♪」
ちょっと驚いてる?

120520_121019スカートを強調して、
こんな角度も~♪

チュールがけっこう
ボリュームあるんです。

120520_120903
ぐっと、
お嬢様風に見えますね。




120520_121154
自信もついてきたみたいな~

120520_011227
ぴょん☆

「複数の時計」

アガサ・クリスティ「複数の時計」ハヤカワ文庫
1963年というクリスティにしては晩年に近い作品。
ポワロ物ですが~登場は後半。

ドラマを見たら原作と違うようだったので、再読しました。
そう探偵役というか語り手が~コリン・ラムだったよね。
レイス大佐の息子の人格に疑いがかかるような改変でした。不自然に思えた部分はほぼ改変。まあ、さらっと見ればいいんだけど。

高齢で盲目の女性ペブマーシュさんの所へ、秘書斡旋会社から派遣された若い女性シェイラ・ウェッブ。
名指しでの依頼で、入って待っているように言われた部屋には、時計がやけにいくつも置いてありました。
そして、ソファの陰には、男性の死体が!
悲鳴をあげて飛び出してきたシェイラを受け止めた若い男性コリンは、ある仕事の捜査に来ていたのでしたが…?

ウィルブラーム・クレスントという~三日月型に2列に並んだややこしい家並み。裏庭が接しているのです。
クレスントとは、新月の意味。クレスントというのは実際に幾つかある地名らしい。

見えそうで見えない隣近所。
ペブマーシュさんは、秘書を依頼したことはないという。
男性のことは、近所の誰も見たことがない…
各家の住人達の個性が面白いんです。
猫を14匹飼っていて、猫のことしか見ていない隣人とか。
男の子二人の子育てに疲れ切っている主婦とか。

たまたま警部と友人だったコリン・ラムは、捜査にも同行しています。
シェイラへの好意をからかわれつつ。
半ば隠退して、退屈しているポワロに、連絡を取ります。ヘイスティングスは何と、南米に行ってしまったとか。(これは忘れてました)
さて、ポワロの推理は?!

後書きは、脇明子さん。
巻末の著作リストが、親切でわかりやすいです。

海と太陽さんのお着替え

120520_002211momokoの海と太陽さんです。
うちの映美ちゃん。
デフォの水着姿☆
一泳ぎしてきたのかな?
ちょっと腹ごしらえしてから~

120520_003850まずは、小手調べに。
肌を隠して、普通のカジュアルです。

海繋がりで、「早春のマリーナ」さんのお洋服にしてみました。
コートはさすがに無しだけど。
靴は自前です。

120520_004401自前の帽子もかぶってみましょうか。
色がプラスされて、ちょうど良い?

120520_005014ちょっと雰囲気を変えて~
チュニックブラウスで。

120520_005550ちょっとオシャレした感じ?
リアルにいそうですね~☆

「完全犯罪に猫は何匹必要か」

東川篤哉「完全犯罪に猫は何匹必要か」光文社文庫

タイトルに興味を惹かれたけど、ふざけ過ぎかなとも思ってすぐには手が出ませんでした。
まあ、ある意味では相当ふざけていますけど~楽しかったので良しとしましょう。

事件の舞台は、烏賊川が流れる烏賊川市(いかがわし)。
招き猫をシンボルにしている寿司チェーンの社長・豪徳寺豊蔵が、飼い猫を探してくれと依頼してきます。
家賃を滞納している売れない探偵・鵜飼杜夫がいちおう探偵役。いちおうっていうか探偵そのものなんだけど、そう感じられないというか?
ビルのオーナーで、なかなか綺麗で気の強い朱美も、存在感あります。

行方不明の太った三毛猫・ミケ子を探して、似たような猫を集めて連れて行く鵜飼ら。
あちこちで餌を貰っている呑気な猫たちは、急にさらわれてビックリでしょう。(エピローグでちゃんと元に戻して貰えるので大丈夫)

豪徳寺豊蔵は、招き猫の蒐集家とわかってきます。
屋敷には年の離れた美しい後妻、先妻の息子、後妻との間の子たち、そして遠縁の居候も。
ところが、豪徳寺が殺され、現場には巨大な招き猫が外門から移動して置かれていた‥?
通りを歩いていて招き猫を見た目撃者はけっこういるのですが、証言は食い違う。
じつは10年前にも同じ庭のビニールハウスで殺人が。迷宮入りしたままでした。

葬儀でも一悶着あったりと、ユーモラスな展開。
警部が「ダイイング・メッセージにはこだわりすぎない方がいい、クイーンの昔から、間違える元だ」とか、ミステリ好きにはよくわかるくすぐりが各所に。
タイトルの意味もそれなりに納得。

ちょっとまとまりがない印象もありましたが~
軽い読み物もまた、必要なのよね~。

海と太陽さんのご対面

なんだか自然現象みたいなタイトルですね~。
momokoの「海と太陽」さんと、ご対面です。
120413_233332うちの一実(ひとみ)ちゃんこと、
ナチュラルデイズさんが歓迎に現れました。
「こんにちは~」
「わあ、初めまして」

120413_233515 夏姫ちゃんも登場。
水色のチュニックブラウスに、白いチュールスカートで。
新しいお洋服で並びましたよ。
120413_233809 「初めまして、瑛美です」
「エイミっていうの?」
「かわいい名前~」
「よろしくね~」

120413_234049 何となく「え」が付く名前のお顔かな、と思って。
三文字で、これまでにない名前…
を考えているうちに、ふと決まりました。
「ゆっくり座ってお喋りしましょうよ」

120413_234206 「私たち、顔似てる?」
仲良くなったようです。
同じ骨格の割には、印象違いますよね~。
海と太陽さんは、ひときわ健康的な普通肌。
ナチュラルデイズさんは、透き通るような蒼白の肌。
ハッピーサマーさんは、マットな薄いピンク系の色白さんです。

「ビター・メモリー」

サラ・パレツキー「ビター・メモリー」ハヤカワ・ミステリ文庫

シカゴの女私立探偵V.I.ウォーショースキーのシリーズ、第十弾。
2001年の発表。
パレツキーは、2002年にCWAのダイヤモンド・ダガー(巨匠賞)、2011年には、MWAのグランドマスター賞を受賞しています。

V.I.ことヴィクの恋人モレルは、ジャーナリスト。
モレルのアフガン行きが決まり、危険な取材になることを心配しつつ、別れを惜しむ日々。
黒人労働者サマーズの家庭で、保険請求が断られた不審な事情の調査を依頼されます。
ところが、代理店の男性が殺されてしまう。

折しも保険会社や銀行に対して、ユダヤ人や黒人の損害賠償の抗議行動が起きていました。
ホロコーストについて話し合う会議が行われていて、ロティの恋人マックスも関わっています。
テレビに出ていた男性ポール・ラドブーカが、催眠療法で記憶を取り戻したと、幼い頃の悲劇を語っていました。
それを見たマックスと、友人のカールは顔色を変えます。
二人とも、かってヨーロッパから逃れてきたのです。
その男性ポールが突然マックスの家に押しかけてきて、いつも冷静なロティが失神してしまう。

見るからに情緒不安定なポールを、我が物のように誇らしげにしているセラピストのリーアに不審を抱くヴィク。
ポールは、マックスを身内と思いこんでしまった様子。

ロティは、高名な外科の女医。ヴィクの親友で、母親代わりのような存在でもあります。
ロティの独白から始まり、これが数回入って、次第に過去が明らかになっていく…
もとはオーストリアの名家の出でしたが、ユダヤ人なので、ナチスの手で幼い頃にすべてを奪われたのです。
少女時代に特異な境遇にあった痛み。医師として人生を築き上げていった気丈なロティの核の部分が、丁寧に描かれています。

忙しい最中にも、ヴィクはモレルとの別れを惜しみつつ…
多難な事件の渦中で、胸の痛む思いをするヴィクでした。
苦しみのあまり何も語ろうとしないロティは、ついに行方をくらましてしまう。
事件との関連を解きほぐしながら、ロティを助けるために、少しずつ事情を探っていくのです。
ロティのほうも、やがてヴィクの苦しみに気づきます。
大事な人に寄り添う気持ちが感動的。

このシリーズは、女探偵ものの時代の先陣を切ったもの。
デビュー当時から読んでいましたが、一時離れていました。
アメリカの企業犯罪にそこまで興味が持てないのと、書き込みが重厚になってきたのが読むのにしんどい場合があったからかな。
どこから読んでないのかわからなくなって、幾つか再読。
これは初めてで、これで一通り読んだとわかりました。
この作品の前のものが結構ハードで(題名も「ハードタイム」)、この作品は最初ハードカバーで発行され、ロティの過去が重そうということもあって、後回しにしていたようです。ロティ自身が収容所に入っていたわけではないので、読むのが辛いほどではありませんでした。

何事があってもくじけないヴィクのパワフルさは現在、あらためて貴重です。
9.11以後も沈黙しないパレツキー自身の胆力と同様に。

「白の祝宴」

森谷明子「白の祝宴 逸文紫式部日記」東京創元社

紫式部の書いたもう一つの書・紫日記。
その中に名が出てくる女性の子孫が、一生懸命、日記を書き写すところから始まります。

一度出仕した後、すぐに宿下がりしたきり戻らなかった紫式部。
(当時はまだそう呼ばれてはいない)
家に戻って療養しつつ、源氏物語の続きを書いていた紫式部こと香子が、再びの出仕を求められて、ためらいつつも応じることに。

1008年、夏。
折しも中宮・彰子が、天皇の子を産もうとしていました。
十代前半に入内したので、結婚九年でやっと出来た初めての子。
父親の左大臣、藤原道長の張り切り様はこの上もなく、土御門邸でのお産の模様を女房達に書き記すように求めます。
紫式部はそれをまとめることを求められたという設定になっています。

大量の原稿をつぎつぎに渡されて、困惑する式部。
女達の性格や人間関係も把握しかねて、苦慮するのでした。
これは、名もない女達が記録を残すことの出来る珍しい機会だったのですね。
だから、そうした苦手意識や遠慮は気にすることはないのだと、彰子には言われるのですが。
彰子はまだ若く、天皇に熱愛された中宮定子ほどの才気はなさそうですが、おっとりした人柄の大きさが現れていますね。

紫式部日記が独りで書いたにしては冗長で、文体や視点にも矛盾があることから、こうだったのではないかと推測した内容。
さらに、陰で起きていた事件の謎解きというミステリも。

付き従う女官達は、すべて白装束。
お産のときには産婦と介添え役は白衣というのは当時の上流階級のしきたりでした。が、大勢の召使いすべてが、何日も前から白装束、というのはかってないこと。
刺しゅうも白か銀、正装の時だけに着ける唐衣や裳まで白ずくめなのです。

「千年の黙」で登場した小間使いの女の子あてきが大きくなって、りっぱな人妻・阿手木として登場。
といっても、別々に暮らすのが普通の当時の夫婦。
阿手木は京極堤邸で仕える御主(おんあるじ)である紫式部の留守を守り、式部の弟、娘の賢子の面倒を見ています。
夫の義清は、彰子のライバルだった亡き中宮・定子の縁に繋がる立場。
定子の弟の隆家中納言に仕える郎党なのです。

定子は、10歳になる一の皇子・敦康と姫宮の修子を遺しました。
定子亡き後は彰子が母代わりとなっていましたが、出産のため実家に戻ったので、二人は隆家の邸に引き取られて、父である今上帝とも会いにくくなっています。
ここで、彰子に男の子が生まれれば、二人の立場はさらに弱くなってしまう。
この子らの付き添いとして、清少納言もちらっと登場。

中納言邸で狼藉をはたらいた賊の一人が、血を垂らしながら逃げ、彰子のいる邸に駆け込んだ…?
阿手木は義清の頼みで、童の小仲を連れてその跡を探索に行き、賢い御主に事情を相談します。
道長のほうからも、式部は内々に探索を頼まれます。誰かが不逞の輩を手引きしたかも知れないということで。
その後、土御門邸では、呪いに使ったと思われる札が床下から発見される。誰が何のために…?

阿手木は、夫の仕事に関わりのある謎を解くために行き来しつつ、陰に日に式部を支えることに。
大人の女性の色々な悩みは、源氏物語もかくや?
当時の色々な立場の人の思惑が入り乱れ、生き生きしていて、面白かったです。
2011年3月発行。
2003年発行のデビュー作「千年の黙」の続編に当たります。

顔を埋めて

120323_223716うちの猫・みゅんです~。

くつろいでいる後ろ姿~

120323_223652その横には?

ぬいぐるみのるるちゃんがいます。

120323_223532小ちゃい頃からずっと一緒にいた妹みたいな恋人みたいな。

上から見ると、こんな感じ。

120323_223546すっぽり顔を埋めて…
「じゃましないでよ~」っていう表情?

120323_223743幸せそうですconfident

「コブの怪しい魔法使い」

シャンナ・スウェンドソン「コブの怪しい魔法使い(株)魔法製作所」創元推理文庫

シリーズ4作目。
ファンタジーですが、コージー・ミステリに近い雰囲気。
ロマンスもありの楽しい話です。

ケイティ・チャンドラーは、普通の女の子。
ニューヨークに出て友達と同居し、勤めて1年、魔法が実在すると知ります。
ケイティは魔法が効かない特異体質のイミューン(免疫者)として、魔法製作所にスカウトされました。

同じ会社に勤める恋人オーウェンは、シャイで純情な美男で、力の強い魔法使い。
ところが、ケイティの存在が彼の弱点になってしまうため、ケイティはけなげな決意をしてニューヨークを離れ、故郷に戻ることに。
そして3ヶ月。
オーウェンが自分のことをどう思っているのか気にしつつも、事情から連絡も取れないケイティ。

ところは、テキサス州の田舎町コブ。
世話焼きな両親にくわえて、3人の兄とその妻達というにぎやかな家族が登場します。
長兄はまあ穏やかな普通の男、次兄ディーンはすごくハンサムだが世渡り上手でいささか信用できない所があります。

三兄のテディは、ケイティのすぐ上で仲が良い。
研究家で仕事熱心すぎるのですが、時には兄のディーンの歯止め役ともなっていました。
ディーンの妻シェリーも、派手な女性で店番をさぼり気味とあまり感じが良くないけれど?

退屈な田舎町のコブは、魔法のパワーが弱い場所だったと判明します。
ところが、魔法を使われている形跡が…?
ケイティの母親は、自覚していないイミューン。
それどころか、変わり者と思われていた祖母が、実は魔女の血を引く本物かも知れない…?

ケイティの親友ニタはインド系で、コブ唯一のホテル経営者の娘。
そのホテルに、魔法使いらしき人物が集まってくる…
ケイティは会社のトップのマーリンに連絡を取り、救援を求めます。
まず、やって来たのはガーゴイルのサムでした。
じりじりさせつつ、オーウェンもやってきます。
さて?
2008年発表。

バレリーナのように

120413_131641白いチュールスカートを着ていたので、
上も白にしてみました。
ぷちモードに入っていたもの。
夏姫ちゃんこと、ハッピーサマーさんです。
120413_131829何となく、バレリーナみたいな気分に?
優雅な長い手足~♪

120413_131847お目々がぱっちり☆
ハピサマさんて、肌が綺麗なんですよね。

120413_184655上を白いブラウスに替えてみました。
ブラウスは自作です。
何を見て作ったんだったかしら…
たぶん、ジェニーの本かな。
これなら、やや街着っぽい?
120413_184924ちょっとスケスケだけど~
チュールの透け感って素敵ですよねsun

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