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「モルフェウスの領域」

海堂尊「モルフェウスの領域」角川グループパブリッシング

海堂尊のエンタテインメント。
さくさく読めますが、つっこみどころ満載なので、感情移入が難しかったりして。
先は知りたくなるし、途中ちらちらするお馴染みのキャラに出会えて、ああ~と興味を覚えているうちに、ちょっと切ない流れに突入。
短めだけど、地味ではないので、それなりに楽しめます。

現在は治せない病気を治す方法が数年のうちに開発されそうだという場合に、凍眠状態を選択することが出来るようになったという話。
人体特殊凍眠法という法律が出来たのです。
緊急提言を行った曾根崎伸一郎教授の説を誰も論破できず、それが骨子となっていました。
ただ結局、議論の末に法案は骨抜きにされて、最初の一人だけが凍眠したままという事態に。

未来医学探究センターの地下1階。
4度に保たれた銀色の棺。
日比野涼子という女性が、たまたま管理の仕事に応募して受け持ち、ただ一人で住み込んでいます。
子供の頃に外国暮らしをしていて、医療知識がある程度ありました。
午前中は、受付をしていますが、ほとんど来客はないのです。
午後は、厖大な過去の資料の整理。
一番重要な仕事がモルフェウスの管理でした。
最初は上役が様子を見に来ていましたが、やがてそれも間遠に。

情報を保護するために匿名で報告するため、モルフェウスと名付けた少年に、涼子は次第に愛情を覚えて、じっと見守っています。
覚醒する5年の時がくる前に、ある考えを抱いて密かに準備を始めました。
期限が来れば会うことも出来ない、モルフェウスを守るために…

曾根崎伸一郎に連絡を取る涼子。
凍眠の技術を開発した西野も登場。
そして…
2015年、佐藤アツシ14歳が転院した先では、如月翔子が看護師長となっています。

完成されていると力説してある凍眠の条件が、ちょっと。
しかも素人が一人で管理するって考えられないんだけど。
あり得ないことを強引に力づくで書いているので…
その設定がストーリーを導き出しているので、突っ込むのも野暮という気もするわけだけど。
いやあの、コールドスリープは良いとして。

これは近未来SF?
というにはちょっと…
…ファンタジーワールドの医療ロマンス?

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