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「500年の恋人」

スーザン・プライス「500年の恋人」創元推理文庫

2010年9月22日にご紹介した「500年のトンネル」の続編。
下書きのまま、アップしていなかったのを発見しまして。
タイムトラベル物です。
失意のアンドリアのバイト先に現れた、恋人そっくりな青年は…?

タイムチューブで、21世紀と16世紀と行き来する~極秘プロジェクト。
イングランドとスコットランドの国境地帯に住む荒くれ者の一家スターカームを手なづけて、いずれは貴重な天然資源を運ぼうというものでした。
前作の無惨な失敗も何のその、懲りないFUPの上司ウィンザーは、新たな企画を…

まだ自分と出会っていない、別な次元のピーア。
まっさらなピーアとやり直せる?とアンドリアは賭けたのですが…
それは、新たな悲劇の幕開けになってしまいます。

見た目は同じ人物でも、状況がかなり違い、スターカームは宿敵グラナムの氏族と和平が成立し、そのために跡継ぎ同士の婚礼が決まっていたのです。
エルフと呼ばれている21世紀側の仲介で。
アンドリアは騙されたと気づきますが、ピーアとはすぐに惹かれ合い、離れがたくなるのでした。

新たな視点で見えてくる問題。
ピーアたち一族とはアンドリアも初対面となり、前作では1年かけて培った信頼もないのです。
グラナム側の登場人物も、ありありと描かれます。
厳しく育てられた跡継ぎの娘が宿敵に嫁がされる哀れな立場、中世的な荒々しさのある闘いも圧巻。

やがて、アンドリアは、愛したピーアの危機を知り…?
いかがなものかと思われる行動も、怒濤の展開のうちにまた大回転していきます。
なかなか読み応えがありました。

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