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「心理検死官ジョー・ベケット」

メグ・ガーディナー「心理検死官ジョー・ベケット」集英社文庫

児玉清さんが推薦していたので、読みました。
なるほど~ジェフリー・ディーヴァーをこよなく愛する児玉さんらしいかも。

ジョー(ジョアナ)・ベケットは、法精神科医。
警察の依頼を受けて、死者が生前どういう精神状態にあったかを調査して心理を分析、死因の判断に寄与するのが仕事。

連邦検事補のキャリー・ハーデイングが、謎の交通事故死。
自殺のように見えるが、その理由は見あたらない。
美人でやり手で、出世の階段を上っていたのに。

彼女の脚には、口紅でdirtyの文字が…?!
精神科医が急に現場にまで呼び出されるのは異例のことでした。
ジョーを呼び出した市警察警部補のエイミー・タングは、小柄な中国系。
「セレブの謎の死が相次いでいるので、食い止めたい」とジョーに告げます。
警部補のとっつきはよくないのですが、仕事熱心な女性同士、しだいに信頼関係が出来ていきます。

「ダーティ・シークレット・クラブ」という謎めいた組織の存在が浮かび上がってきますが、その正体はなかなかわからない。
この妙な設定の強烈さが、ユニーク。
ストーリー展開は、かっ飛ばし気味にスリリングです。
さらに、ジョー自身の過去にまつわることも起きてきて…?

ジョーは、アイルランドにエジプトと日本が混じっているという、血筋がわかりにくいエキゾチックな外見。
祖母が日本人という設定で、祖母に教わったという日本趣味が時々ちらっと出てくるのはご愛敬。

登場人物は、派手で多彩。
ジョーには救急の現場で、夫を亡くした過去がありました。
夫の同僚で、空軍州兵の降下救難隊だったというカッコイイ男性も登場。
マッチョというか?ものすごく理想的な~気はやさしくて力持ちな男性が好きなようです。

作者は、1957年カリフォルニア州生まれ。元弁護士。
イギリス人と結婚して、イギリス在住。
イギリス人がアメリカを舞台に書いたと思われて、アメリカでの発行は遅れたそうです。
この本とは別シリーズの「チャイナ・レイク」で、スティーブン・キングに絶賛され、2009年エドガー賞最優秀ペーパーバック賞受賞。

エドガー賞とはMWA賞(アメリカ推理小説作家クラブ賞)のことです。エドガー・アラン・ポーへの敬意を込めての通称。

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