フォト

おすすめ本

« 2012年2月 | トップページ | 2012年4月 »

2012年3月

世界選手権男子SP

1位、パトリック・チャン。
大きさのある演技。
細かく言えばパーフェクトではなかったのに、今期最高点をマーク。
つけいるほどの隙はなし。

2位、ミハル・ブレジナ。
びしっとシャープで正確、素敵でした。
中盤の4回転サルコウ成功がカッコイイ。
曲は日本の鼓童の太鼓によるもの。

3位、高橋大輔
冒頭の4回転は着地したものの、それに続けての連続の着地に失敗。
それ以外はダンサブルで、リズムに乗り、かっこよかったです。

4位、ブライアン・ジュベール
4回転3回転の連続を決めて。
自国開催で、ベテランがまずまず力のある所を見せました。

5位、ハビエル・フェルナンデス(スペイン)
4回転がいつも凄く高い。今期躍進の20歳。
最高の出来ではなかったけど。黄色いセーターに吊りズボンが可愛い。

6位、フローラン・アモディオ。
フランスらしいファッショナブルな衣装。
転倒がもったいない。

7位、羽生結弦
4回転は成功。
細い身体で情熱のこもった演技。
後半に一回、3回転ルッツのはずが1回転にすっぽ抜けたのがありました。

9位、ジェレミー・アボット。
2度も失敗とは意外な不調。
振り付けはいいんだけど。

13位、小塚崇彦
4回転と3回転半の2度の大物ジャンプで転倒、びっくり。
他は細かい振り付けに工夫が見られ、魅力を増した動きでした。

14位、トマシュ・ベルネル
魅力のある選手なんだけど、やはりジャンプミスが響きました。

16位、アルトゥール・ガチンスキー
4回転が跳べなかったけど…ここまで下がる?

ジャンプだけで演技がつまらないという人はいなくなりましたね。
それだけに大きなジャンプが成功するかどうかで点差が広がる。
他の大会なら失敗しても6位ぐらいなのに…メンツの揃った世界選手権だと、下がるとがーっと下がりますねえ。

今回、女子は間が空いて休める日程。
男子は連日なので体力も鍵ですね。
大波乱あるかも?!

世界選手権女子SP

フィギュアスケートの世界選手権が始まっています。
遅くまでやってるので~その後にアップする時間がなくて~~
女子SPの結果をとりあえず、メモしておきますね。

1位、アリョーナ・レオノワ(ロシア)
元気いっぱい、会心の出来でした。

2位、村上佳菜子
がんばりましたね~!
伸びやかな全身の動き、ドラマチックな曲や大人っぽい衣装にも負けない存在感。終わった後の喜びようが可愛い。

3位、カロリナ・コストナー(イタリア)
音楽も衣装も、彼女でなければ出来ないのを選んで、こなしているのが魅力。
今シーズン絶好調の割にはイマイチ?

4位、浅田真央
トリプルアクセルに挑みましたが。
こだわらず、調子で決めた方が正しいと思うけど、精神的なモチベーションとして必要としていたのかな…
ひきずらず、他は綺麗でした。
水色の衣装でさわやかに、きらきらと。

5位、鈴木明子
大人っぽい曲を表現できていて、けっして悪くはないけど、ジャンプがもう一つ…
3回転が2回転になってしまうと、減点されて、これぐらいの順位になるのね。
しかし、最終グループに3人とも入って立派☆
ステップ、スピンで皆レベル4をとっていたそうです。

6位、クセーニャ・マカロワ
少し調子を戻してきているかな?

7位、エレーネ・ゲデバニシビリ
放映はなかったんですが。

8位、アシュリー・ワグナー
全米、四大陸と絶好調でしたが、ちょっと乱れが。

9位、クエイシン・ジャン

10位、ヴィクトリア・ヘルゲソン
赤いドレスが金髪に映えて綺麗。

13位、アメリー・ラコステ

16位、アリッサ・シズニー
ジャンプが跳べずに気の毒。

19位、ポリーナ・コロベイニコワ
ロシアの若い子。いろいろあるよね~。

たぶん後で、加筆します。

「星々の舟」

村山由佳「星々の舟」文春文庫

直木賞受賞作。
舟は家族を意味しているのでしょうね。
星座のように、孤独なようでも繋がっている…

戦争帰りの父は、傷跡を抱えて時に荒れる男。
長男とは大人になっても距離があるままでした。
長兄・貢とは年の離れた次男・暁は、子連れの家政婦から後妻となった継母になつきますが…

実の兄妹と知らずに愛し合ってしまった暁と、連れ子の沙恵。
自分だけが一家をつなぐつもりでいた一見明るい末娘にとっても、世界は壊れてしまう…
団塊の世代で、堅実に暮らしながらも、自分の居場所を探し続ける長兄。
いじめにあっていた相手にまた出くわしてしまうその娘・聡美。
その孫娘を可愛がる祖父と、視点を変えながら描いていきます。
背景にあった祖父の悲惨な体験が、哀切。

きちんと描写された手堅い出来映えです。
もがきながら生きていく切なさや、なかなか理解して貰えない内心のけなげさが、きらりと透明な光を放つようなのが、この作者らしい。
発表当時も読みましたが、再読。

とっくの昔にご紹介したつもりだったんですが。
直木賞のカテゴリを作ってみたので、探したら…な、ないっ。
ブクログの「sanaの本棚」をチェックしたら~2010年2月にアップしてありました。
しかも、その時既に再読とは…?coldsweats01

丸亀製麺にて

120220_203620丸亀製麺、初体験です☆
地図を見て、兄夫婦と兄嫁の車で行きました。
店内のテーブルはこんな感じ。

120220_203654うどんに牛肉が乗ってるのにしました。
卵を足して。
カボチャの天ぷらも添えて。
野菜が少なめなのが難点なので~
自由にとれる葱をたっぷり。
120220_203645麺は讃岐うどん。
こしがあって、美味しいです。
味は牛丼みたいな甘め甘辛しょうゆ味。
ゴボウ入りなのがいいですね。
お値段の割に、どれもしっかり美味しい☆
120220_203702こちらは、チラシ。
こんなのも美味しそう~♪

「バースデー・ブルー」

サラ・パレツキー「バースデー・ブルー」ハヤカワ・ミステリ文庫

だいぶ前に読んだような気はしたんですけど~内容が思い出せなくて再読。
シリーズ8作目です。

40歳を前にしたヴィク。
事務所が入っているビルは取り壊しを免れないのを前提として、管理人がもはや何もしてくれないという状態で、孤軍奮闘。
安い賃料のところにいるしかない状態だったのです。
大事な年上の友人ロティを前作で危険に巻き込み、ぎこちない関係が続いていました。
警官の恋人コンラッド・ローリングズとはいちおう上手くいっていて、家族の集まりに招かれたりはしています。
けれどもヴィクが白人なので、黒人一家の母親には強く反対されていました。
コンラッドには、父を早く亡くした家の長男でただ一人の男子という立場もあったのです。

住んでいるビルの地下で、ホームレスの母子を見つけたヴィク。
警察に連絡すれば逃げてしまうと思われ、対応に苦心します。
ホームレス救済組織に相談するのですが…

大学の同窓生で教授にまで出世しているファビアンが、シカゴ大の恩師のためにホームパーティを開くので、しぶしぶ出かけるヴィク。
恩師には会いたいけれど、ファビアンはとうてい気が合うタイプではないのでした。
案内をしている女中かと思われた娘が、実は長女エミリーと知り、虐待の疑惑を持ちます。

彼の妻ディアドリは、ヴィクと同じボランティアグループにいました。
ディアドリは専業主婦ですが、ホームレスのことには経験があるので相談に乗ると言って、自らヴィクの事務所のあるビルまでやって来ます。
ところが、後に彼女が事務所で死体となっているのをヴィクは発見してしまう。
一体、何故?

ヴィクは女性建築家グループの企業支援のための調査を引き受けますが、調べていくと、どこかきな臭い。
一方、大口の依頼者であるダロウ・グレアムに呼び出されます。
彼の息子ケンが退学になったので、社会奉仕として認められる仕事を探してやるように頼まれてしまい、お気楽な若者ケンに何かと付きまとわれることに。

関わる事件が交錯し、ヴィクは連日のように違うことで新聞種になるという終盤に。
怪しい会社や工事現場に乗り込み、洪水が迫っている地下道にまで…!?
ブルーってどこが?と笑っちゃうぐらいの大奮闘。
確かに、苦さもあるけれど…救いもある。
みんなに祝われるバースデーで、締めくくり。

ピンクの振り袖に黒い帯

120304_200709淡いピンクの振り袖を着たはつゆきふわりさん、
うちでの名前は毬花ちゃんです。
帯を黒に替えてみました。
ちょっと強いかもだけど~
古風な感じが合うかな、と。
どうでしょう~。

ちょっと上半身のボリュームが多すぎる?

120304_201654帯揚げも古風で愛らしいのにしてみたんですが~

120304_200608ふわっとのつもりが…ボワッとになってる?!

…着付けをやり直しましょう。


小物はどうしようかしらねえ?


120312_233754チェックに余念がない毬花ちゃん。
さぁて…

120312_233104これでどうかしら?


120312_234940髪も留めてみましたよ。

ちょっと雰囲気変わったかしらwink

「箱庭図書館」

乙一「箱庭図書館」集英社

一つの町を舞台にした短編連作。
一般の人に「没にした作品」を投稿して貰い、作者が手を入れて、作品化するという企画があったんだそうです。
元の作品も、ネットで公開されているそう。

「小説家のつくり方」は、山里秀太という作家が語り手。
小学校5年の時に学級日誌に創作を書いたのがきっかけで、担任のH先生に作品を見せていたという話。
微笑ましい話のようで、実は……?
しかも、元ネタはこの作家のアイデアではないわけだし。
でも、どこか通じるのかな?などと。

この作家の姉で本の虫の潮音という女性が、あちこちに登場。
りっぱな変人みたいだけど~本好きには共感できるキャラですね。

「コンビニ日和!」
コンビニ強盗の結末は?

「青春絶縁体」
高校で文芸部に入部した僕こと山里。
2年の小山雨季子先輩は、毒舌家で、振り回されるのでしたが…

「ワンダーランド」
小学校の帰りに、鍵を拾った男の子、高田。
どこかに合う鍵穴がないかと、片っ端から試して回る内に…

「王国の旗」
衝動的に人の車のトランクに入り、見知らぬ町の寂れた場所まで来た女の子。見知らぬ子供たちに助けられ…?

「ホワイトステップ」
雪の上に出来た不思議な足跡を巡って。
これが一番好きかな~。
母を亡くして祖父母の元で暮らすことになった女の子・渡辺ほのか。
大晦日、一人寂しくアパートで過ごす近藤。
なぜか「物語を紡ぐ町」というキャッチフレーズがある門善寺町(ぶんぜんじちょう)にふさわしい物語。

ぴたっとフィットする言い回しで、わかりやすいのは、作者のお手柄なんでしょうね。
アイデアは確かに複数の人の物と思えなくもない…
全体に若々しいセンスが漂ってます。

装丁も面白い。
細い赤い線で、箱みたいに立体的に見せて。
乙一がINに見えて~図書館IN箱庭みたいな。

乙一初読。
おついちって読むって初めて知りました。
でも「百瀬、こっちを向いて」の中田永一が別名義の同一人物だそうです。

リセのポーズ

120206_143900リセちゃんの続きで~す☆
ベルトを外してみました。
丸っこいお顔が可愛いですね。
上着は甘すぎない~甘辛ミックス。

120206_144038モッズコート風ジャケットを脱ぐと…
可愛いフリルミニ。
横顔と腕のラインが新鮮♪

120206_144424おお~?
これは今までにないタイプ☆

120206_144805黒白に赤が効いてます。
赤いブーツも良くできています!

「おせっかいなゴッドマザー」

シャンナ・スウェンドソン「おせっかいなゴッドマザー―(株)魔法製作所」創元推理文庫

魔法製作所3作目。
ファンタジーだけど、それほど現実離れはしていなくて、楽しく読めるほどの良さが良いですね。

ケイティ・チャンドラーは、テキサス出身の平凡な女の子。
万人の妹のような外見で、感じは良いがセクシーではないんです。
ニューヨークへ出てきて1年、魔法製作会社MSIにスカウトされました。
魔法にかからない体質なため、目くらましを見抜くことが出来るのです。
会社のトップ、マーヴィンは、実はあのマーリン。
アーサー王の昔から、何年生きているか知れない~大魔法使い。

会社を辞めたフェラン・イドリスが、大々的に広告を打ち、怪しい魔法を売り出そうともくろんでいました。
同僚だった妖精のアリがフェランと組んでいて、一度は捕らえられるが逃げ出します。
アリの姿を街で見かけたケイティはオーウェンと地下に迷い込み、火を噴くドラゴンたちに出くわすことに。

ケイティは憧れのオーウェンと告白し合い、初デートにこぎ着けましたが…
才能に溢れたオーウェンは、とてもシャイな性格。
魔法がらみで次々に邪魔が入り、デートはとんでもないことに。
クリスマスにはオーウェンの養父母の家に招待され、理知的なイートン夫妻に会います。
礼儀正しく距離をおく夫妻の態度に、シャイな性格の原因がわかったような気がするのでしたが。
食事の時は正装というしきたりの一家で、ケイティが友達に借りて着るのがカシミアのセーターというのも面白いですね。

突然現れたフェアリー・ゴッドマザーのエセリンダは、シンデレラも取り持ったという。
オーウェンとの恋を応援するというのですが…
最初に着ていく服はオーウェンの好みに合う清楚な物を出して貰えたけれど、他はむしろ逆効果ばかり。

同僚ロッドの催した派手なパーティーで、赤いドレスで着飾ったケイティは、慣れない酒のためか、途中で意識を失う。
ひどいことになったと翌日ルームメイトに聞かされ、オーウェンの態度も冷たい。
フェランの捜査のために一時的に体質を変えた隙を利用されたのでした。
そして、波乱の展開へ?
面白かったです~!

ふわふわする足元

111208_015929うちの猫・みゅんです~。
どこにいるのかな?

111208_015848タオルケットの上に仲良く~
るるちゃんも一緒!
るるちゃんは、みゅんが自分で乗っけたんですよ~。
111208_015906姿勢を変えようとしてるんですが~
下がフワフワして~
足元が定まらないので、上手くいかない様子。
実は~
111208_015918布団乾燥機を掛けている上なのです。
ほらね。
左端に乾燥機が。

111208_015946動くと、下の空気も移動するから~

足を踏ん張ってるのが、
何だか可愛い☆

「将軍の料理番」

小早川涼「将軍の料理番―庖丁人侍事件帖」学研M文庫

文化3年(1820)十一代将軍家斉の世。
江戸城の料理人・鮎川惣介は、丸顔で人がよい。
夫婦になって十五年、二人の子供がいる妻とは他愛もない夫婦げんかをする日々。

惣介は、天性の鋭い嗅覚を持っていました。
四十人いる料理番の一人だったのですが、将軍・家斉に気に入られ、直で会うことが出来る稀な立場になります。
「台所人に身をやつしたお庭番」などと嫉妬混じりに囁かれますが…

あたたかいお汁や、煎り立ての黒豆、その場で淹れる宇治の青茶など。
お毒味の後の冷め切った料理ばかりではさぞつまらないでしょうから、こっそり、こんな差し入れが貰えたとしたら楽しかったでしょうね。
当時、将軍はあまり評判の良くなかったような。
しかも、家斉は、跡継ぎの息子と上手くいっていないんですね。
跡継ぎは「西の丸様」と呼ばれています。
老中になろうという野心を抱く水野が、27歳という時期。

大奥で小袖の盗難事件が起きます。
難事件かと思われたのに意外に早く白状した娘があって、里に帰されることになりました。
江戸城を出た父娘の跡を付けたが見失い、後に父娘とも遺体で発見されます。心中とされましたが、疑いを持つ惣介と隼人。

幼なじみの親友・片桐隼人は、御広敷の添番という~近い役職にある御家人仲間。
長身で美形で引き締まった身体、腕が立つという憎らしいような男。
名コンビを組んで、事件に関わっていきます。

曲亭馬琴が登場、時には相談役ともなります。当てになるとは限らないけど。
馬琴の仕事もしている北斎を慕う安藤広重が、安藤重右衛門ともいい、定火消同心で、町火消しの役もしていたとは。
広重がまたのんびりした人柄で微笑ましい。
江戸では火事騒ぎが続き、付け火が上様のやったことという流言まで。
自首して出たのは、う組の火消しの息子で、腕の良い櫛職人の竜吉。はたして?

京都から来た謎の人物・桜井雪之丞も加わり…
跡継ぎ・家慶の正室が、京都出身なのですね。
展開の予想が出来ないので、新鮮でした。
惣介の人の良さが、救いになっています。

リセ登場

120202_214842_2この子は誰でしょう~?

リセ初登場!

120202_215129包装が良いですよ。
成形したプラスチックでうまく囲んであるだけで~
よくあるように針金でぐるぐる巻きでもないし、
バービーみたいに無神経に留めてなくて。

120206_142333帽子とベルトとブーツ付き。

帽子がちょっと、入りませんが~
のっけるだけなのかな?

120202_215731お手々は紅葉のよう!

ちょっと、うちのまきちゃん(ジェニーフレンドのたまき)
に似た顔立ちかな。
髪の色も似てます。
120206_143240膝を開いた可愛い形に座れます。

ピュアニーモという人形のラインがあるのです。
メーカーはアゾンインターナショナル。
ピュアニーモには身長が27センチ、25センチ、23センチとあるようです。
これはそのMサイズつまり25センチのタイプで、
サアラというシリーズの中の~リセという子。
のようです…
ネットで人形のことを調べたことのある人なら、
サアラズ・ア・ラ・モードという謎のドールに気づかれたことがあるのでは?
中に入っていたパンフによると、サアラの仲間は4人いるみたい。
人間の6分の1なのはmomokoさん達と同じ。
背もちょっと低いし、身体つきが何となくむっちりしています。
その分、脚のラインが綺麗ですよね。
どっちかというと、男性向けのドールだと思いますが。
たまにすっごく可愛い服のが出るんですが~
情報に疎くて見逃してしまいがち。
発売期間も短めのような気がします。
人気のあるのはネットでプレミア付きで動いていますけどね。
リセなら、顔も服もわりとあっさりしていてファッショナブルで~
女性でも抵抗ないんじゃないかしら?
アゾンは服も色々あって、面白いんですよ。
縫製がいいんです~!

「500年の恋人」

スーザン・プライス「500年の恋人」創元推理文庫

2010年9月22日にご紹介した「500年のトンネル」の続編。
下書きのまま、アップしていなかったのを発見しまして。
タイムトラベル物です。
失意のアンドリアのバイト先に現れた、恋人そっくりな青年は…?

タイムチューブで、21世紀と16世紀と行き来する~極秘プロジェクト。
イングランドとスコットランドの国境地帯に住む荒くれ者の一家スターカームを手なづけて、いずれは貴重な天然資源を運ぼうというものでした。
前作の無惨な失敗も何のその、懲りないFUPの上司ウィンザーは、新たな企画を…

まだ自分と出会っていない、別な次元のピーア。
まっさらなピーアとやり直せる?とアンドリアは賭けたのですが…
それは、新たな悲劇の幕開けになってしまいます。

見た目は同じ人物でも、状況がかなり違い、スターカームは宿敵グラナムの氏族と和平が成立し、そのために跡継ぎ同士の婚礼が決まっていたのです。
エルフと呼ばれている21世紀側の仲介で。
アンドリアは騙されたと気づきますが、ピーアとはすぐに惹かれ合い、離れがたくなるのでした。

新たな視点で見えてくる問題。
ピーアたち一族とはアンドリアも初対面となり、前作では1年かけて培った信頼もないのです。
グラナム側の登場人物も、ありありと描かれます。
厳しく育てられた跡継ぎの娘が宿敵に嫁がされる哀れな立場、中世的な荒々しさのある闘いも圧巻。

やがて、アンドリアは、愛したピーアの危機を知り…?
いかがなものかと思われる行動も、怒濤の展開のうちにまた大回転していきます。
なかなか読み応えがありました。

「心理検死官ジョー・ベケット」

メグ・ガーディナー「心理検死官ジョー・ベケット」集英社文庫

児玉清さんが推薦していたので、読みました。
なるほど~ジェフリー・ディーヴァーをこよなく愛する児玉さんらしいかも。

ジョー(ジョアナ)・ベケットは、法精神科医。
警察の依頼を受けて、死者が生前どういう精神状態にあったかを調査して心理を分析、死因の判断に寄与するのが仕事。

連邦検事補のキャリー・ハーデイングが、謎の交通事故死。
自殺のように見えるが、その理由は見あたらない。
美人でやり手で、出世の階段を上っていたのに。

彼女の脚には、口紅でdirtyの文字が…?!
精神科医が急に現場にまで呼び出されるのは異例のことでした。
ジョーを呼び出した市警察警部補のエイミー・タングは、小柄な中国系。
「セレブの謎の死が相次いでいるので、食い止めたい」とジョーに告げます。
警部補のとっつきはよくないのですが、仕事熱心な女性同士、しだいに信頼関係が出来ていきます。

「ダーティ・シークレット・クラブ」という謎めいた組織の存在が浮かび上がってきますが、その正体はなかなかわからない。
この妙な設定の強烈さが、ユニーク。
ストーリー展開は、かっ飛ばし気味にスリリングです。
さらに、ジョー自身の過去にまつわることも起きてきて…?

ジョーは、アイルランドにエジプトと日本が混じっているという、血筋がわかりにくいエキゾチックな外見。
祖母が日本人という設定で、祖母に教わったという日本趣味が時々ちらっと出てくるのはご愛敬。

登場人物は、派手で多彩。
ジョーには救急の現場で、夫を亡くした過去がありました。
夫の同僚で、空軍州兵の降下救難隊だったというカッコイイ男性も登場。
マッチョというか?ものすごく理想的な~気はやさしくて力持ちな男性が好きなようです。

作者は、1957年カリフォルニア州生まれ。元弁護士。
イギリス人と結婚して、イギリス在住。
イギリス人がアメリカを舞台に書いたと思われて、アメリカでの発行は遅れたそうです。
この本とは別シリーズの「チャイナ・レイク」で、スティーブン・キングに絶賛され、2009年エドガー賞最優秀ペーパーバック賞受賞。

エドガー賞とはMWA賞(アメリカ推理小説作家クラブ賞)のことです。エドガー・アラン・ポーへの敬意を込めての通称。

3月の花

120312_170228玄関に、彼岸桜を生けました。
梅もまだ咲かない時期でしたので~
桜は遠い気分…
彼岸桜は、年の初めからよく使いますけどね。
120312_170309ひっそりしたお花なので、他も色は抑えめに。
エンジと白の菊と、その中間のような薄紫の菊を添えて。
120312_170422雪柳もこの時期のお花ですね!
小さいお花は可愛くて大好きなんですが~

120312_170500しかし、小さいお花なので、写真がちゃんと撮れません。
いつもこうだったかなあ…
コツを忘れているかも?

「夜明けの街で」

東野圭吾「夜明けの街で」角川グループパブリッシング

流れが自然で読みやすく、普通の会社員が巻き込まれていく様子に現実味もあり、ちょっとだけ怖いのもスリリング。

派遣社員の若い女性・仲西秋葉と、ふとしたことから付き合いだした男・渡部。
建設会社に勤める渡部は、不倫する奴なんて馬鹿だと思っていたのに…
妻は、息子のことに夢中。
家庭のことはよくやってくれるし、大きな不満があるわけでもない。完全なセックスレスでもないんですが、ときめきが全くない。
もはや男ではない、ただのおじさんなのだと仲間内で慰め合いつつ、男だけのカラオケで飲む日々でした。

妻をごまかすのに知恵を総動員、友人にも嘘の電話を頼みます。
最初は離婚は全く考えていなかったのに、次第に本気になってしまう。
どこか謎めいた所もある秋葉。
過去にあった事件とは…?
15年前に大邸宅で、父親の秘書が殺されていたのです。
秋葉が3月31日を待つ意味とは?!
思いがけない過去の深層がしだいに明らかに…?!
そのあたりには、謎解きの面白さがあります。

不倫願望がある人には、中盤は夢のようかも。
理想的な不倫?かと思いきや~不倫について警告する友人の体験もまじえて。
願望はこれ読むだけにして、やめておくとか?

2007年に発表された作品。

穴子の柳川御膳

120124_154846釜飯屋さんでの遅いランチ。
あなごの柳川鍋です。
120124_154914何か最近食べてないお魚が食べたかったんですけど~
意外にお魚ってメニューに少ないんですよね。
120124_154937あったまりそうで~いいでしょ。
こういう和のおかずも嬉しい。
ちゃんとした和食の気分♪
120124_154950小さなデザートもポイント高し。
女心をわかってるわね~。
美味しゅうございました~confident

「マンハッタン物語」

ローレンス・ブロック「マンハッタン物語」二見文庫ザ・ミステリ・コレクション

マンハッタンは、ニューヨークの中心部。
ザ・シティと呼び慣わされているそうです。
マンハッタンをこよなく愛するローレンス・ブロックが、マンハッタンに縁の深い作家に依頼して、まとめた短編集。
ニューヨークを舞台にしている、どこかダークなミステリというテーマ。
地図が載っていて、なるほど~と興味をそそられます。
位置関係をけっこう勘違いしていたわ~。

「見物するにはいいところ」ジェフリー・ディーヴァー。
ヘルズ・キッチンという名は、次第に使われなくなってきた地区で。
ペテン師のリッキーと組んでいる人間、悪徳刑事の三つ巴の混戦。

「雨」トマス・H・クック
雨の夜、バッテリー・パークで、人々の運命が交錯していく…

「次善の策」ジム・フジッリ
売れないピアノ弾きのマクシーと暮らしてきたミッツィ。
ろくでなしの正体に気づいた頃、同じアパートのマリアと親しくなります。
マクシーが銀行強盗の片棒を担ぐ計画を知って…

「怒り」S.J.ローザン
ハーレムを舞台に。
レックスは恋人を寝取った男ともみ合い、殺人罪で10年、仮出所で8年の保護観察中。
犯罪に関わるつもりは全くなかったのですが…
近所に住む少年達の動向が気になっていると、事件が起きてしまい、その捜査で、刑事がしつこく絡んでくるようになり…

「ニューヨークで一番美しいアパートメント」「男と同じ給料をもらっているからには」など、タイトルも面白い。
「住むにはいいところ」ローレンス・ブロックで締め。

全部で15本の珠玉の作品集といっていいでしょう。
暗めでしゃれた味わいのものが読みたいときに。
作品ごとに地図がつき、巻頭のブロックによる序文、巻末の著者紹介も充実。
面白かったです。

リカちゃんドレスのアリスさん

120225_172500では、ロマンティック・アリスさんに~
リカちゃんのウェディングドレスを着て貰いましょう~☆

ボリュームのある服のほうが似合うと思うので…
どうでしょう?

120225_173136手袋はちょっと小さめ。

スカート丈は短めだけど、座れば、わかりません。

120225_173525ベールを乗っけてみましたよ。

大きめの白い花でブ-ケらしくして…

花嫁さんのできあがり~!



120225_174232並んでみましょう。

…そんなに、おかしくない?
プーリップさんだけ実は座っております。

120225_180230ホントは、こうだもんね!

プーリップさんは31センチなので~
身長差10センチ。
人間でいえば60センチ差ってことに。
大人と子供?
…ちょっと違うような…bleah

「撫子が斬る」

宮部みゆき 宇江佐真理 北原亞以子「撫子が斬る」光文社文庫

女性作家による時代小説アンソロジー。
傑作揃い!
読みやすいのもポイントです。

作家は~宇江佐真理、小笠原京、北原亞以子、澤田ふじ子、杉本章子、杉本苑子、築山桂、畠中恵、平岩弓枝、藤水名子、藤原緋沙子、松井今朝子、宮部みゆき、諸田玲子、山崎洋子。
セレクトは宮部みゆきによるもの。自作は編集者による?

人気シリーズの紹介としても、有効ですね。
宇江佐さんは「髪結い伊三次」だし、畠中さんは「しゃばけ」からなので、既に読んでいましたが。
まだまだ全然知らない作家さんがいるわ~。
これを参考に、読んでないシリーズや作家さんへ行けそう。

次々に違う設定の人物が出てくることになるから、ゆっくり読み進んだ方が良いかも。
え~と、この人らはどの辺に住んでるのかしら?とかちょっと気になったり。
時代もちょっとずつ違うし、たとえ同じ時代でも、作者の違うパラレルワールドだから、出合うわけもないんですけどね。

アリス服のリカちゃん

120225_171033ウエディングドレスのリカちゃんの登場です。
プーリップのロマンティック・アリスさんとご対面~☆

「こんにちは、リカです」
「わあ、いらっしゃーい」

120225_175010さっそく、とっかえっこですよ。
どうでしょう~?
リカちゃんだと、裾がくるぶし近くまで来るロングドレスになります。
身頃も、意外と~余る感じありません。
120225_175317
横から見た所。
小さい椅子をすっぽり下に入れています。

毬花さんと同じ髪の色だけど~
もう少し長めの巻き毛。
愛らしいです。

120225_175655レースをベール風に頭に乗せてみました。
リカちゃんだったら、こんな着こなしも?
これも花嫁さんみたいですね。

120225_175856ウエディングドレスが白じゃない時代もありましたから~
こんなのもあり得たかしら?

120225_180103このレース、元々は
スカートの後ろに付ける飾りというデザインだったみたいなので~

こんな感じかな?

「時の地図」

フェリックス J.パルマ「時の地図」ハヤカワ文庫NV

歴史物というかタイムトラベル物。
スペイン発のベストセラー。

時は1896年。
名家の子息アンドリューは、自殺を考えていました。
かって愛した女性は娼婦でしたが、結婚を決心した矢先に切り裂きジャックに殺されてしまったのです。
8年たっても、アンドリューは立ち直れないでいました。
遊び仲間の従兄のチャールズが、アンドリューの異変に気がついて食い止めようと駆けつけます。
マリー時間旅行社のタイムトラベルのチラシを持って!
彼女を救うために、過去を変えることが出来ないかと思い立つのですが…

当時、奇想天外なタイムトラベル物が流行っていたそうで。
科学的というよりは、まやかしを含めて途方もないのですが~
そういう傾向を加味して、捻った構成になっています。
エピソードはけっこうロマンチック。
上流階級の娘クレアが未来世界の将軍に恋する話も。

2000年に自動人形に人類が滅ぼされそうになり、人類を率いて闘い、最後の決戦に臨んだという。
デレク・シャクルトン将軍は長身で筋骨たくましく、美しい緑の目が暗く鋭く品がある表情で、まさしく人類を救済するように見える頼もしい男。ところが…?

タイムマシンを扱った小説を発表して1年の新進作家H.G.ウェルズ。
貧しい生い立ち、作家となってからの苦闘が語られます。
最初の妻だった従妹と別居して、若い恋人の所に転がり込んでいたとは?
ウエルズとエレファントマンとの出会いはシリアスに。

時間旅行社を主催するギリアム・マリーは、かってウエルズに憧れ、自分が書いたへたくそな小説を読んで貰いに来た男でした。
ウエルズに冷たくあしらわれて憤慨し、ある思いつきを実行に移す…
誰も興味を持たないだろうと酷評された内容を、もし人々が信じたら?
因縁ある展開に悩むウエルズ。

ウエルズに加えて、ヘンリー・ジェイムズにブラム・ストーカーまで、タイムトラベルに関わってくるのが面白い。
上流階級で気むずかしい紳士ジェイムズ、感情的なアイルランド人のストーカー。
まだ大ヒット作を発表する前の時点で、未来からの使者が、本当に連絡を取ってくるのだ…はたして?!

めくるめくタイムパラドックス。
かいま見える未来と、未来からの手紙。
結構とぼけた展開だけど、意外な深みも見せて、面白かったですよ!

作者は1968年生まれ。
スペインの新人作家登竜門であるセビリア学芸協会文学賞をこの作品で受賞、ベストセラーに。

「スコーレNo.4」

宮下奈都「スコーレNo.4」光文社文庫

骨董店の三姉妹の長女・津川麻子の成長を丁寧に描いていきます。
スコーレとは学校時代のことのような~スクールの原義で、この場合は修行の段階?みたいな。
大人になってからが一番大事なのかも。
中学から4段階に分けて、それぞれの年代の悩みや、出来事。
誰でもどこかしら~共感を覚えることもありそう。

麻子が13歳、中学に入って三ヶ月の所から。
年子の妹の七葉(なのは)とはいつも一緒にいて仲が良いのですが。
七葉がとても可愛くて明るいので、妹に皆の注目が集まるため、比べると地味な自分が人に好かれるはずがないと思いこんでしまいます。
十代前半に身近な誰かに対して、こういった思いを抱く子は多いのじゃないかしら。
末の妹・紗英は小学校に入ったばかり。
無邪気で、幼い可愛らしさいっぱい。

子供の頃は七葉と二人して、父の店の物を眺めるのが楽しみでしたが、いつしか麻子が一人で父に色々見せて貰うようになっていました。
従兄の愼ちゃんも訪れるときには何か見せようと父が楽しみにしていたので、二人は何気なく仲の良い従兄妹同士として近づいていく。
ところが、ある日…?

派手になっていく妹とは、だんだん口を利かなくなります。
仲が悪いという程でもなかったのですが…
語学に力を入れていて、家から遠い、公立の大学。そういう条件で探し、確実に家を出たかったのでした。
申し込まれて彼氏が出来たこともあるけれど、長続きはしない。
これといってやりたい仕事もなくて困るのですが…

卒業して会社勤めをする日々。
輸入貿易会社を選んだのでしたが、最初の研修先が輸入物の高級靴店で、ファッションに興味のない麻子は戸惑います。
靴を熱烈に愛する店員と客の中で、出来ることのない状態。勧められて、べらぼうに高い靴を履いてみて、心地よさに驚きます。
そこに何故か2年もいることに。
初めての出張先イタリアで、美しい靴に吸い寄せられていきます。
それは骨董店で気に入った物を見つけた喜びにも似ていた…

麻子は真面目な性格で、ほとんど人に悩みを打ち明けることがないんですね。
出張に共に行った男性・茅野と、次第に良い感じに。
ゆっくりと進む恋の描写が心地良い。
妹も少し距離がありながら、それぞれにちゃんと成長していたようなのがうかがわれる所もほっとしますね。

「たったひとつの扉からいろいろなものが取り出せることを私は知っていた。
どうしても忘れられないもの、拘ってしまうもの、深く愛してしまうもの。そういうものこそが扉になる」
印象に残った言葉です。

著者は1967年、福井県生まれ。上智大学文学部哲学科卒業。2004年「静かな雨」でデビュー。
「日常の描写を繊細かつ丹念に積み重ねることで立ち上がる瑞々しさと、人物の真摯さとが魅力」と著者紹介にありますが、その通りですね。
本書は初めての書きおろし長篇。

アンモニャイトな夜

111110_190554寒い夜は、ぎゅうっとね…
見事なアンモニャイト。

111118_214542ほとんどこの格好のまま、何時間も寝ていることがありますね。

お鼻の先が冷たいのかしら~?

おや?
突然、動きました。
111107_224957丸い後ろ姿…
ヒーターの方を向いて、風に当たっています。

111107_225024…後頭部って、可愛い。

「あのね」
111110_190819え?

「設定温度、上げてくれない?」
はいはい~coldsweats01

あれから1年たちましたね。
(この後はちょっと辛い話ですので、今は無理という方は遠慮なくスルーしてね)
被災者の皆さまの苦しみが少しでも癒されますように。
普通の生活をしていけますように。
復旧が進むことをお祈りいたします。
安心がよみがえりますように。
新しく希望が生まれますように。

私も東日本という意味では被災者側ですが、東北の被害の大きさには言葉もありません。
両親とも福島の出身で、郷里は震災では無事な方でしたが、その後の台風によって思わぬ被害を受けました。

3月には生きていた母も、秋に人生を終えました。
数年前から続いた母の介護、昨年前半は兄のがん治療(幸い回復しました)、そして母の葬儀、父の世話と入院と続いて、個人的にも激闘の1年でした。
震災の報道はあまり見ることが出来ませんでした。
家族の心配をする人の気持ちは他人事ではありません。

介護は大変でしたが、充実感や感動、色々な発見もあります。
天寿を全うしたと思えますので、若くして急になくなった方のことを思えば、母も家族も幸せだったと思います。
それでも死別の悲嘆は、これまでにない重さがありました。
父も後を追いかねない勢いで悪化しましたので…

父も治らない病気ですが、今は痛み止めが効いて、病院で落ちついて暮らしております。
兄夫婦と週に3回ぐらいはお見舞いに行っています。
私もヨレヨレですが…ようやく自分の治療にも通い、小さな気晴らしを見つけて、少しずつ健康を回復しようとしております。
ある程度、病人が暮らせるような家になっていますし、お人形の服作りなども、介護をしながらでも出来る趣味として始めたものでした。

辛いときに暖かい言葉をかけていただいて、身にしみて嬉しく思ったことも何度もありました。
本当にありがとうございました。

こういう話だけだと辛すぎますので~
猫の日常風景の記事を先にしました。
猫が変わらずに元気いっぱいで愛嬌振りまいているのが、救いです。

何も出来ませんが~ネットで、クリック募金はずっとやっております。
バナーの貼り方とか?コンディションが良くないため、新しいことが出来ないんですが…
「クリックで救える命がある。」というサイトです。

「二流小説家」

デイヴィッド・ゴードン「二流小説家」ハヤカワ・ポケット・ミステリ

主人公は、いくつものペンネームを使い分けてきた二流小説家ハリー・ブロック。
温暖な気候の惑星で肌もあらわな女達が登場するSFシリーズで人気があったなどと、笑わせてくれます。

今は母親の名前を美化したペンネームを使って、ヴァンパイアものを書いています。
吸血鬼物は皆女性の一人称で書かれ、作家はそこそこ綺麗だが年齢はいっていて痩せすぎでない女性に限るなどと、皮肉混じりの面白おかしい書き方で、ぐいぐい読ませます。

収入を補うためにやっていた家庭教師の仕事で、大金持ちの女子高生クレアと知り合い、退屈していたクレアの意外な才能に助けられて、変わった仕事を増やしていきます。
ある日、連続殺人犯から手紙が届くという事件が。
すべてを話しても良いというのです。
12年前に4人を殺したダリアン・クレイ。死刑執行まで3ヶ月。
これまで黙秘していた犯人だけに、大ベストセラーが生まれるかも?

不安を覚えつつも刑務所に会いに行くと、真実を話すのには条件があると。
熱烈なファンレターを寄越した女達に会って、それぞれを相手とするポルノ小説を書いて欲しいというのが条件。
会いに行った女性らも、ユニークで奇天烈。
それどころか、ダリアンと同じ手口の殺人が起きて、ハリーは第一容疑者に?

かっての事件で、双子の姉を失ったストリッパーのダニエラも、真相を知りたいと、参加してきます。
クレアと微妙に反目しつつも、珍道中は続く?
好きな探偵について喋ったり。
かなりのミステリマニアなのでしょう。
ダリアンの担当弁護士の助手テレサが、ハリーが書いているヴァンパイア小説のファンとわかって、どぎまぎしたり。
ハリーの作家としての悩みも描かれ、それでも書き続ける心境が語られています。
作家として発表しているという小説も織り込まれ、これがパロディ的で達者なものです。
警官や弁護士もにぎやかに絡んできます。
予想外の展開で、洒落のめした筆致で勢いよく。

作者は、ニューヨーク市クイーンズ地区生まれ。
文学で修士号を得た後、映画、ファッション、ポルノ産業など多様な職業に。
2010年のこれがデビューながら好評で新人賞候補に。
日本でも2011年発行の本のベストとして、「このミステリーがすごい!2012版」など、あちこちのベストテンで1位に輝いています。

ジャック・スパロウのスタイル

120222_164634ジャック・スパロウのドールの周りに
宝物らしき物をもっといっぱい並べてみました。
嬉しそう?

120222_165433横から見た所です。
派手な柄のベストは~
前の部分だけ、長くなってるんですね。
…後頭部の真ん中へんには、プラスチックが縫い込まれたまま…
これカットすると、どうしても髪が少し一緒に切れちゃうんでsweat01
今回は、頭をぶち抜いているピンを外すときに、既に少し切っちゃったもんでねcrying

120222_165322後ろ姿。
意外とオーソドックス?

120222_165525今度は、左側から見た所。

左脚の上に縞のサッシュが。
何というか、
仮面?みたいのが留めてあります。

120222_165842やや上からのアップ☆

これもハンサム♪

120222_165909横顔。

凛々しいですね~!

フィギュアスケート四大陸ほか

3月という事はもうすぐ世界選手権!
四大陸のことも何も書いてないことに気づいたので~最近の結果を出来るだけ、メモしておきます。

[ジュニア]
ジュニアもやってたんですねえ。
あ、放映がある…と思ったきり予約もしなかった大ぼけ。
女子優勝はロシアの13歳。ユリア・リプニツカヤ。187.05とは。
ソチに間に合う年齢だそうですよ。
2位はグレイシー・ゴールド。アメリカ。
3位はアデリナ・ソトニコワ。ロシア。

4位に宮原知子(さとこ)。初出場だそうです。157.78。1998年3月26日生まれ。13歳?!
(全日本に出てましたよね。フリー3位。総合6位でした。)

5位、ジジュン・リー。中国。
12位、佐藤未生。
20位、庄司理紗。

男子は1位、ハン・ヤン。中国。
2位、ジョシュア・ファリス。アメリカ。
3位、ジェイソン・ブラウン。アメリカ。
4位、デニス・テン。カザフスタン。まだジュニアにも出てたんだ?!
7位に田中刑事。
9位に日野龍樹。10位に宇野昌磨。

[ヨーロッパ選手権]
も見てませんが~結果だけ。
男子は復帰のプルシェンコがかるがる優勝です!261.23。
ヨーロッパ選手権は7度目の優勝。
1982年11月3日生まれの29歳。ソルトレイク銀、トリノ金、バンクーバー銀。

2位はガチンスキー。246.27点。18歳。
3位はアモディオ。フランス。
4位、ミハル・ブレジナ。チェコ。
5位、トマシュ・ベルネル。チェコ。
6位、ハビエル・フェルナンデス。スペイン。

女子はコストナーが優勝。183.55で2シーズンぶり、4度目。
2位、キーラ・コルピ。フィンランド。
3位、ゲデバニシビリ。グルジア。
4位、ポリーナ・コロベイニコワ。ロシアはどんどん新星登場しますね。国内のデッドヒートが凄そう…
5位、ヴィクトリア・ヘルゲソン。スウェーデン。
6位、クセニヤ・マカロワ。
7位、アレーナ・レオノワ。

アイスダンス優勝はペシャラ&ブルザ。

[全米]
女子はアシュリー・ワグナー優勝。187.02。
2位、アリッサ・シズニー。
3位、アグネス・ザワツキー。
4位、キャロライン・ジャン。
5位、クリスチナ・ガオ。
6位、レイチャル・フラット。
7位、長洲未来。

男子はジェレミー・アボット優勝。おお、佐藤コーチの~席巻してますねえ。
2位、アダム・リッポン。これも弟子。
3位、ロス・マイナー。
4位、アーミン・マーバヌーザデー。
5位、ダグラス・ラザーノ。
6位、ステファン・キャリエール。
7位、キーガン・メッシング。

[四大陸選手権]
ヨーロッパ以外って事ですね。
世界選手権などに比べれば小さな大会でしたが、最近は有力選手が出ますね。
年明けての調子を見て調整に入る重要な機会でもありました。

女子は、アメリカのアシュリー・ワグナー優勝。
四大陸の表彰台は初めて。192.41。
ジャンプも安定して、素晴らしい出来でした。
もともと身体が柔らかくて腕の表現は良かったけど、いぜんは元気は良くても大味な所がありました。
化けましたね~!
あれほど達者な踊りをされると、他がかすむわ…

真央ちゃんが銀メダル。188.62。
衣装を替えて、今の真央ちゃんに似合っていました。
全体に安定してきて、トリプルアクセルが入れられるようになってきたのが良いニュース。回転不足はとられてましたが。
表現も滑らかでこの2年でずいぶん成長した様子がうかがえますだけど、完璧ではなかったのはやむを得ないでしょう。
真央ちゃんは5年連続3位以内のどこかに入ってます。1位3位1位2位2位ですね。

3位はやはりアメリカのキャロライン・ジャン。2010年にも3位に入ってました。
4位に村上佳菜子。169.32。
5位、ケシン・ザン。中国。
6位、アグネス・ザワツキー。アメリカ。
7位、アメリ・ラコステ。カナダ。
8位、シンシア・ファヌフ。
9位、今井遥。
10位、カク・ミンジョン。韓国。

男子はパトリック・チャン優勝。273.94は凄すぎますが。
立派な出来でした。
高地に向けての体力作りをしてきたんじゃないかしら。
2009年にも優勝しています。他は見あたらない…あまり出てないのかも知れません。
1990年12月31日生まれの21歳。17歳の時にカナダ選手権で初優勝。
今年の世界選手権で280.98を出しています。
カナダ選手権で300の大台突破。国内なので、世界の記録にはなりませんが。

2位、高橋大輔。244.33点。
2005年3位、2008年1位、2011年1位ですね。
良い所もあったんだけど、惜しい所も!
2010年3月に世界で優勝したとき、257.7。
これまでの最高得点は2008年の264.41。もう採点法が少し違うかもね。

3位、ロス・マイナー。
四大陸の表彰台は初めてでしょう。
昨年は羽生君が2位、その前は町田君が2位だったのね。

4位、アダム・リッポン。
5位、無良崇人。
6位、デニス・テン。
7位、町田樹。
8位、ケヴィン・レイノルズ。カナダ。
9位、ミシャー・ジー。ウズベキスタン。
10位、ジンリン・グァン。中国。

アイスダンスはカナダのヴァーチュー&モイヤーが優勝。
オリンピック・チャンピオンです。

世界ランキングを少々。
途中の時点だから非公式のようですが。
2位、鈴木明子
4位、安藤美姫
7位、村上佳菜子
8位、浅田真央
13位、今井遥
31位、庄司理紗
男子
2位、高橋大輔
5位、小塚崇彦
6位、織田信成
10位、羽生結弦
18位、町田樹
29位、無良崇人

昨年2月ではキムヨナが1位。
5月の段階では安藤美姫1位、コストナー2位、明子さん3位。
男子は高橋君1位、織田君3位、小塚君4位だったんですよ。
ランキングの点数は公式の世界大会の順位によるポイントで、細かい規則のある計算になります。大会に出ていないとカウントされないので、けがなどで欠場があると不利になります。

「切れない糸」

坂木司「切れない糸」創元推理文庫

坂木司の新シリーズ1作目。
家業のクリーニング店を継ぐことになった男の子の話。
ミステリというよりは若い子向けの読み物といった雰囲気だけど~まあ日常の謎系。

新井和也は、大学4年生。
就職活動もままならないうちに、突然の父の死。
呆然としたまま、一ヶ月が過ぎ…
和也が集荷を担当することにして店を再開しますが、当初は何かと苦情も来てしまう。
集荷も難しい仕事なんですね。
預かった衣類からは、様々な謎も生まれるのでした。

和也の友人の沢田直之は、同じ商店街の喫茶店ロッキーでバイトをしています。
和也とは違う視点で、謎を解いてくれるのが彼。
人との間にやや距離がありますが、彼はひきこもりというわけではなくて、むしろどこにでも行っちゃう風来坊?的キャラクターらしい。

和也は小さい頃から動物を拾ってくるたちで、生まれついての生き物係。
捨てられたり怪我をしていたりするのに、出会ってしまうのです。
犬のコロだけは家にいますが、他はたいてい獣医さんに頼んで保護して貰っていました。
和也のこの性格が、全体をあたたかなムードにしていますね。

ベテランのアイロン職人のシゲさんは、家族同様で頼りになる存在。
パートのにぎやかなおばさん3人組など、商店街の仲間たちに支えられ、少しずつ仕事の面白さもわかっていきます。

不動産屋の娘で元同級生の糸村麻由子が一人暮らしを始め、様子が変わったのを心配して、父親がクリーニングのご用聞きに行って欲しいと依頼してきたり。
前からの客の河野さんに頼まれる服の種類がバラバラで、普通はクリーニングに頼まないような服もあり、奥さんに何かあったと思われたり。
派手な女性用の舞台衣装を頼んでくる男性・渡辺さんは、時によって態度も全然違う。彼の職業は一体…?

クリーニング屋さんの生活ぶりは詳しい描写でなかなか臨場感があり、服が汚れたときの注意点など豆知識も。
2005年の作品の文庫化。

はつゆきさんの帯を替えて

120229_183528淡いピンクに花柄の振り袖のはつゆきさん。
帯はまず~濃いめのピンクでした。

帯揚げは迷いましたが~
白地に紫や黄色の入った物に。
帯締めは黄色と濃い緑のグラデで。

120229_184800後ろ姿です。

小さく見える部分を黄色系でまとめてあります。
八掛けは薄い黄色、伊達襟は黄色のサテン、
襦袢も黄色と白の小花プリントにしてます。

120304_194102さて、帯を替えてみましょう~。
薄いピンクだと、ちょっとぼやけちゃうので…
白地に赤なら、どうかしら?
帯揚げはベージュで抑えめに。
帯締めは水色のグラデで春の先取り。

120304_194009結び方は…流行のを目指したんですけど~
~適当ですbleah

120304_194241_2帯結びは変わり文庫です。
二枚羽文庫よりも大きめで、
片方が斜めに上がっていて、背中に添う形。

120304_194507後ろ姿です。
ほんわりした柔らかい柄のお着物ですが~
ちょっとずつ入っている赤と白が生きるかも?
華やかだけど、そんなにフォーマルではない雰囲気が合うかな、と。
あ、帯締めはホントは内側に通すので、見えないはず。
これも通すことは可能になってるんですけど~
狭い所を何度も通すとすれてしまうので、簡略にしてますcoldsweats01

「探偵は犬を連れて」

イヴリン・デイヴィッド「探偵は犬を連れて」創元推理文庫

私立探偵マーク・サリヴァンは、元警官。
50代で独り身、ぼろい事務所に、車は友達のジェフからいつも何か借りている有様でした。
ジェフは葬儀社の主人で副業もあるため、さまざまな種類の車を持っているのです。
アイリッシュ・ウルフハウンドのウィスキーという名前の犬が、よきパートナー。小さな熊ほどの巨体ですが、穏やかで愛想が良いのです。

保険会社からの依頼で、監視していたのがレイチェルという40代の女性の家。
レイチェルの弟が、大学の経費を横領したという疑いがあったのです。
何も知らなかったレイチェルでしたが、殺人事件に巻き込まれます。
レイチェルの息子と親友レイ、そのGFの三人組も探偵に乗りだし、事態はややこしくなるばかり。
レイチェルとの間には~大人の恋が?

盛りだくさんで楽しい仕上がり。微妙に盛りだくさんすぎるかなあ??
膨らませていった描写がそのまんまで~必ずしも後で生きないというか。
女性二人の合作だそうです。
しかも、メールだけのやりとりで会ったこともないというのが異色~時代ですねえ。

鍋焼きうどん

120117_155753寒い季節には~

これですよね!
120117_155805
あつあつの~鍋焼きうどん☆
エビ天も入って、ご馳走~!

120117_155944麺に味が良くしみて…
具が沢山入ってるのが嬉しい~!

120117_160011小皿に取り分けて、いただきま~す☆

美味しかったですhappy01

「スノーフレーク」

大崎梢「スノーフレーク」角川グループパブリッシング

ミステリというか~YA限定というほどでもないけど、やや若向きの作品。

函館の冬。
高校三年生の真乃は、東京の大学へ進学が決まっていました。
8年前に死んだ幼なじみの速人。
ずっと、忘れられないでいます。
速人は一家で車ごと海に飛び込んで、心中したと思われました。ただ、速人の遺体は見つからなかったのです。
速人に似た人を見かけ、生きているのではと思い、真剣に探し始める…

3人で仲の良かった亨は、今も傍にいます。
綺麗な顔立ちだけど、軽いのりで、やんちゃな雰囲気の亨。真乃を特別扱いしているようなのですが、ガールフレンドは次々に他に作っていました。
速人のことを忘れない真乃の気持ちを喜びながらも、複雑な思いだったらしい?

速人の従兄の勇麻が現れ、真乃に近づいてきます。
一緒に速人のことを調べようと、思い出の場所を巡って出かけますが…
子供の頃に速人としていた交換日記のノートが、突然出現し?
速人の一家に、何があったのか。
過去の出来事を再構築していく真乃。
展開が読めるような読めないような、怖い話になりそうでならないような…
微妙な領域を行き来します。
青春物として読めますね。

「亨くんとは今ここですれちがったら、たぶんそれきりよ」という言葉が印象的でした。

ピンクの振り袖のはつゆきさん

120229_182831momokoの「はつゆきふわり」さん、初着物です。
ジャック・スパロウの記事がまだあるんですが~
お雛祭りだと気づいて、慌てて着せました。
今年は何の用意もしてなかったので、
せめて春らしいお着物で♪

120229_183024うちでの名前は毬花さん。
ちょうど1年ぐらい前の発売だったかな…

ピンクの振り袖、似合うかな?
momokoさんのために、細めに仕立ててみた振り袖なんですよ。
うちのはジェニーとバービー共用で大きめに作ってたので。
淡いピンク地に、赤や白や薄黄色で、桜や菊の模様が入った女の子らしい柄。
生地は木綿ですが~
柄だけじゃなく風合いが何となく着物っぽいのが気に入ってます。
柔らかめで実はあまり扱いやすくはないんですけど。

120229_183802横向き。
大振り袖ではなく、コンパクトな感じに。
八掛け(裏地)は明るい黄色にしました。

120229_184259こんな幼げなポーズも似合う?

柔らかい緑色の柄の入り具合も好きです。

120229_185511アップで☆
襟の赤がちょっと効いてる?
髪が多いのが可愛いので~
あえて、まとめずに。

帯はサーモンピンクの二枚羽文庫。
顔色が悪くなりがちなので~あちこちからライトを当てています。

マリーナ服のミルクティーさん

120227_224108早春のマリーナさんのお洋服セット☆
ちょうど季節ですから、誰かに着て貰いましょう。

イメージが変わりそうな~
ミルクティーパーティさんがモデルです。
うちでの名前は有紗さん。

力の抜けた~くつろいだ雰囲気で。

120227_224640ミルクティーさんだと髪が豪華なので~
こんなシンプルな格好も素敵に見えます?

120227_225015そうそう、ダッフルコートも忘れちゃいけません。
ポイント高し!
短めで可愛いです。

120227_225849黒の対比で、地味目のお洋服もあざやかになって綺麗。

こぉんなポージングも☆
120227_230011
いい感じでしょ?

「聖書の絵師」

ブレンダ・リックマン・ヴァントリース「聖書の絵師」新潮社

1379年、宗教対立が激しい時代。
まだ中世といってもいいイングランド。
王が亡くなり、少年王リチャードの摂政ジョン・オブ・ゴーントの重税に、人々はあえいでいました。

高名な絵師フィンは、大修道院のための聖書の彩飾に来て、近くにあるブラッキンガムの館に滞在して仕事をすることに。
ヒロインは、ブラッキンガムの女領主キャスリン。
(ブラッキンガムはロンドンの北東に位置する設定~架空の地名)
未亡人となって、父から受け継いだ領地を守るキャスリンは、まだ美しく、気丈で魅力的。
双子の息子は15歳。長男のアルフレッドは亡き父親に似て陽気で猛々しく、弟のコリンは大人しく繊細でした。
庶民に比べれば裕福でも、教会への寄進を何度も強要されていて、ゆとりはないのです。
態度の悪い荘園執事シンプソンに手こずるキャスリンは、アルフレッドに仕事を見習いつつ、監視するように命じます。

館に、聖書の絵師フィンが滞在することになったのは、ふとしたことから。
若いノリッジ司教でやり手のデスペンサーはフィンに絵を依頼しようとしますが、最初は断るフィン。
宗教的信条はむしろ、改革派のウィクリフに近いからでした。

フィンは才能豊かで、気さくで、心が寛い魅力的な男性。キャスリンは心動かされ、しだいに愛し合うようになります。
美しい娘ローズを連れて点々と移動して暮らす男フィンには、ある秘密が?
ローズは、ユダヤ人との間の娘。当時それは大変なことだったのでした。

州長官のサー・ガイは、フィンが滞在し始めた日に起きたらしい司祭の殺人事件の調査に訪れて、ブラッキンガムの財産と美しいキャスリンに目を付けます。
危機に次ぐ危機。
はたして…
フィンに助けられた小人のトムや、館で働く貧しい少女マグダの不思議な能力。
隠修女のジュリアン(「神の愛の啓示」という著作が残っている実在の人物)など、変わったタイプの人間が登場、珍しく興味をそそります。

ワット・タイラーの乱に至る時期。
生やさしいハッピーエンドにはならないだろうと、ハラハラ。
悲劇も訪れますが、救いもあります。

著者は1945年、アメリカのテネシー州生まれ。
英語学博士。25年間英語教師として勤務しながら、何度も英国を旅行。
2005年の本書がデビュー作だが、世界14ヵ国での出版が決まっていたそう。

« 2012年2月 | トップページ | 2012年4月 »

2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

カテゴリー

無料ブログはココログ

最近のトラックバック