「骨と歌う女」
キャシー・ライクス「骨と歌う女」講談社文庫
女性検死官ものの一つですね。
テンペランス・ブレナンは、アメリカ人の法人類学者。
ノース・カロライナの検死官事務所のコンサルタントであり、カナダのモントリオールにある法医学研究所でも働いています。
通称テンペ。
愛想のないクローデル刑事の要請で、遺体の検査に当たることになります。
暴走族同士の抗争に巻き込まれて、罪もない少女が命を落としたのです。
テンペは、クズリ作戦班に自ら加わることを志願します。
一緒に仕事をすることになったクイックウォーターという刑事は、クローデル以上に愛想がなく、ろくに口もきかないのが謎。
女性の参加を好まない警察官の態度に苛立ちつつも、これぐらいのことでは負けないんですね。
テンペは、離婚して数年。
アンドリュー・ライアンというハンサムな刑事に何年も申し込まれて、やっと付き合いだしたところです。
ところが、彼が逮捕されてしまい、連絡が付かなくなる。
信じたいと思いつつも、明らかな証拠が報道されて、胸を痛めるのでした。
一方、甥のキットが訪ねてきて、泊まり込みます。
テンペの妹の息子で、父親と釣り旅行中だったのですが、何かあって父親から逃げ出してきた様子。
妹はもともと母親らしいタイプではなく、再婚相手と旅行中。
テンペはいぜんから時々母親代わりをしていたため、甥に甘い伯母なのですが…
バイク好きなキットは、土地の暴走族と接点が出来て、事件の捜査に関わってくることに。
作家自身が、アメリカ法人類学協会で50人しか正式に認定されていないという法人類学者という~プロ中のプロなので、描写がすごく詳しい。
ヒロインと同じく、カナダとアメリカの両方で仕事をしているそうです。
シカゴ生まれ。
デビュー作からヒット。これは2000年発表の3作目。邦訳は2冊目。
一人暮らしの女性の食べるものに共感してしまった…
テレビ・ディナーは食べないけど…近いかも?
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