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2012年2月

ジャック・スパロウのドール

120219_000159うちでは珍しい男性のドール。

これ、バービーの映画の役を元にしたラインの一つなんです。

120219_000412ジャック・スパロウといえば~
「パイレーツ・オブ・カリビアン」のジョニー・デップの役。
良く出来てます!

120219_001123このまま飾っておこうかと思いましたが…
ちゃんと腕が動くんですよ!
これはポーズをとらせないわけにはheart02

120219_001402立ち姿。
宝物が入っていそうな箱を置いてみました。
インド製の小物入れです。
剣を持つ手に掛かっている紐は一度外してしまいましたが、外さない方が良かったな。
適当に絡めたら持っていられます。
海賊ごっこが出来そう?

120219_001521座りポーズ。
左脚は何か留めてあってが曲がりにくいです…外して良いのかどうか悩み中。

120219_001822バービーの場合、BFドールのケンは昔からいるんだけど、ちょっとねえ…
俳優のドールは似せようとするのが仇となって、微妙に変だったりとかもありがちで。
その点、このドールはカッコイイ☆
ジョニー・デップへの愛が感じられます!
ジョニデは昔から好きでしたが~
ここまで一般的に有名になるとは思ってなかったかも。

「動物園の鳥」

坂木司「動物園の鳥」創元推理文庫

ひきこもり探偵シリーズ完結編。
鳥井真一はひきこもり気味で、一人では外出しないし、遠出することも出来ない状態。
コンピュータ・プログラマとして、自活はしています。
人付き合いが苦手で、ふだんはクールともいえますが、動揺すると、子供のような態度になってしまう。口の利き方を知らない高校生レベルから、小学生のようになってしまうのでした。
親友の坂木司は、ほぼ毎日鳥井に会って支えながら、理由を付けて外に引っ張り出したり、友達を増やそうとしたりしています。

坂木が鳥井と友達になったいきさつが、前よりも詳しく語られます。
相互依存的な状態から、少し成長するんですね。
別にきっぱり別れることもないだろうし、さてどんな風に?

動物園付近で、妙な怪我をした猫が増えてきたという相談に乗る鳥井と坂木。
動物病院の前に置かれていたり、付近で発見されたり。
その状態も、いろいろ違っていました。
動物園のボランティアをしている老人・高田さんは、やはりボランティアに来ている女の子の悩みの解決を買って出たのでした。
みんなで動物園に出向くと、この松谷明子が23歳で綺麗な子。老人にも親切というだけあって優しそうですが、何かずれている所もあるような。

パンダのいる動物園は、鳥井がぎりぎり出かけられる範囲内。
パンダは国外に出ている時期だったという設定ですが。
あたりを探りながら、ホームレスの集まっている所へも入り込みます。
動物園に出入りする人は、意外に多いんですね。
その中での人間関係も、様々。
鳥井と坂木は、そこで意外な人物に出会います。
中学の時に鳥井をいじめた張本人の谷越だったのです。
クラスの中心になりたがっていた谷越は、孤立しつつも目立つ鳥井に反感を持ったのでした…

元同級生の警官・滝本の妹・美月も登場。
見た目は非常に可愛らしくお人形のようなのに、兄に対してはわがまま放題。苦笑しつつも言いなりの過保護な兄さんぶり。
この妹が一人の時には意外にクールで、そんな子供っぽいキャラでもないのです。

過去の因縁や友達の家庭、知り合ったばかりの女性のことまで、するすると優しく解きほぐされていきます。
鳥井が料理名人で、各地の名産を取り寄せるのも趣味なので、いろいろおいしそうな物も登場。
ほっこりと和ませてくれます。
鳥井家の食卓・レシピつき。
2004年、発表の作品。

「ジンクス」

メグ・キャボット「ジンクス」理論社

ベストセラー作家キャボット。2007年の作品。
元気よく書かれていて、スリリング。
楽しく読めます。

生まれ落ちた日から不運だった?
ジンクスというあだ名の付いている女子高校生ジーン・ハニーチャーチ。
赤毛で生まれつきの巻き毛。
母が牧師をしているので、真面目に育ちました。
ある出来事から、アイオワの田舎にある実家を離れて、マンハッタンのおば夫婦の家へ住むことになります。
そこはビックリするような豪邸でした。

従姉妹のいる有名私立高校へ、高校2年の学期途中に転校することに。
ぽっちゃりしていた同い年の従姉妹トーリー・ガーディナー。
5年ぶりに会うともはや面影もなく、モデル体型で綺麗になっていました。
が、すらっとしているというよりガリガリで、髪は真っ黒。
性格に問題ありそうで、しかも、ボーイフレンドは麻薬をやっているらしい?

ドイツからオーペアに来て一緒に住んでいる留学生の女の子ペトラは気が良くて、親切なのですが。
隣の家のザックはハンサムで、ジンクスはすぐに胸をときめかせます。
けれども、ペトラが好きでそのために入り浸っているとトーリーに聞かされて、すぐに納得してしまうのでした。

ジンクスの家系には、ひいひいひいひいおばあちゃんが魔女だったという血が流れていて、この世代に本物の魔女が生まれると、トーリーは信じていました。
ジンクスにとっては、避けて通りたかったことなのに…
わがままな従姉妹の嫉妬をかわそうと苦心するジンクス。
トーリーの呪文を避けるために、不本意ながら自分も魔法を頼ることになり…?
魔法グッズの店の女性は、味方をしてくれるのか…?
そして、恋の行方は!
どんどん読ませます。

2月の花

玄関に生けてあるお花です。
120217_154353常には無理だけど~
月に一度ぐらいは生けようかな、と。

120217_154451外が寒々としているので、中はピンク中心で可愛く。

120217_153352実はこのお花、最初はこんな感じでした。
小さなピンクのお花でちょこっと生けたの。

120217_153605_2それから、固い蕾だった百合を入れて~

百合の花が開いて~

そこへさらに、雪柳とストックを足して~
だんだんにぎやかになりました。
普段なら、最初に生けたののどれかを捨てて
取り替えながら足していくんですが~
この季節だと持ちがいいので、足して行くのみtulipconfident

「フェロモン」

神田茜「フェロモン」ポプラ社

短編連作。
色々な立場で働いている女性が、奇妙な状況で、ふと出会い…
現実味とユーモア感覚が程よく混じっていて~読みやすい。

「奥様」
学生寮の賄いを始めた美佐恵。
中年の女性をその家の奥様と思いこんでいました。
じつは新興宗教の寮で、彼女は管理担当者だったのですが。
美佐恵は7年付き合った恋人を裏切って、ふとした気の迷いからその友達の誘いに乗ってしまったのです。
一生忘れられないと思い、仕事を辞めて逃げてきたのでした。
ジュード・ロウ日記というブログをやっているほどのファンでもあり…

「結婚指輪」
二十年もダンサーとして生きてきた亜矢。
結婚して10年になりますが、いまだに主婦の立場には慣れていないところがあります。
娘の小学校で、初めてPTAの役員をやることになり…

「依頼人」
晶子は、引っ越し荷物の荷造り作業員。
35歳になってふと、自分の女性性に自信をなくしています。
ベテランの粕屋と関口と3人で担当した家。
夫婦が上手くいっていないと見抜くベテランの言葉に…?

「ペンダント」
人をひどく傷つけては離れてしまう自分の性格に問題を感じた美香。
カウンセリングで人格障害といわれ、催眠術を受けることに。
川端という老人のインチキくさい催眠術が、何とも妙で、おかしい。
それでも、一家で、美香のことを案じてくれたのでした!?

「マリオン」
女優を目指して上京した小百合。
東京に来てから、話すのが下手になってしまいます。
バイトで紹介されたバーの仕事でも、ろくな座持ちが出来ないのでした。
安っぽい夜の蝶だなと自分でも思う日々。
ある日…

みんなジュード・ロウのファンで、彼を見てやっとフェロモンを増やしているような状況?
フェロモン…というほど、色っぽい話でもないかなあ?
まあフェロモンって、恋愛そのものとは違いますよね。
生身の人間がそこにいて。
ちょっとおかしくて、ちょっと切ない。
フェロモンは、どっかで働いているのよね~。
どうなったのか気になる人物が、後で出てくる所が良いです。

作者は1965年生まれ、北海道出身。女性講談師。

和食のお店

120113_204312八王子そごうが閉店になるから行ってみようということで、
1月末に入りました。
居酒屋風のお店です。
120113_204319ヘルシーで変化のあるものが食べたいな、っと。
ほうとうに惹かれて。

こちらは、120113_204326ぶりだったよね。
え~と、づけ丼?
120113_204333これがほうとう!
あったかくて~美味しい。

120113_204343サラダもついていて。

なかなか良いお店なのに、惜しいねと話していたら~
この階はそのまま残るらしいです!
な、なるほどねcoldsweats01

「仮面舞踏会」

ウォルター・サタスウェイト「仮面舞踏会」創元推理文庫

「名探偵登場」に続く2作目。
1923年、フランスでの事件。

フィル・ボーモントは、ピンカートン探偵社に勤める大柄なアメリカ人。
アメリカ人の変死事件の調査のために、パリへ赴きます。
第一次大戦後、女性のスカートが短くなり始めた頃。
出版者で恵まれていたはずのリチャード・フォーサイスが、愛人とホテルの一室で心中した模様。
納得できない母親の依頼で調査に当たることに。
妻ローズの話では、じつは自殺願望はあった(太宰みたい?ただ才能だけがなかったらしい…)のですが。
愛人ザビーネは、ドイツ人で貴族とか。
盲目的に慕っていた若い女性ということでしたが、意外な背景が…?

ボーモントに協力するのは、パリの調査員アンリ・ルドック。
これが洒落者でグルメ。ちょっとポワロを若くしたような。
警察にも行きますが、当時のパリは何と、警視総監ラ・グランドの意のままだったのです。
警察はなぜか動きが鈍く、おそらくは総監の命を受けた何者かがしつこく尾行までしてくるのでした。

やはりピンカートンで働くイギリス人女性ジェーン・ターナーは、フォーサイスの叔父の子供達の家庭教師として潜入。
ボーモントと同じ仕事ですが、別々な指令で動きます。
ジェーンの捜査は、一作目同様、友達に書き送った手紙の形で、挿入されます。
前の事件で出会っていた二人は、互いに意識している様子。
パーティ会場で、ばったり出会いますが‥

脇役も華やか!
サロンの女主人、仮面舞踏会を開く貴族、小舟にご馳走を乗せて遊覧する退役大佐夫妻。
若きヘミングウェイ、ガートルード・スタイン、エリック・サティ、はてはピカソまでちらっと登場して、いきいきと描かれます。
新聞記者で駆け出しの作家ヘミングウェイの、回りじゅうの物をなぎ倒す不器用さにはビックリ。
ちょっとアガサ・クリスティを思わせる女性作家シビル・ノートンも登場。
これは人物像を少しずらしてあって、事件の容疑者の一人に。
時代色たっぷりで楽しめました。

岩のような物体

111124_142535これは何でしょう?
…黒い塊!

111124_142605見ていても動きません。

よく見ると、縞が…


数分後、111124_142621ちょっと動きがありました。

でも眠っていますね。
ひだまりの中、爆睡中☆

さらに数分後。

111124_153557_2…あ。

111124_153604起きました♪

「伏 贋作・里見八犬伝」

桜庭一樹「伏 贋作・里見八犬伝」文藝春秋

時代物ファンタジーというか。
もとの「南総里見八犬伝」も和風ファンタジーですが、その翻案というか…
一捻りもふた捻りもしてある構造です。

浜路(はまじ)は、女ながら銃を抱えた山育ちの漁師という設定。
(もとの「八犬伝」の浜路は、普通に女らしい子でした)
江戸の兄を頼って出てきましたが、男の子のような姿で、ずだ袋と銃を放さない。銃は十四、五とは思えぬ腕前なのです。
兄の道節は20歳ほどで、大柄。
浜路と組んで噂の「犬人間」を捕獲しようとしていると、あちこちで出くわし、何度か銃でしとめることに成功します。
それが瓦版で絵入りで報道されてしまい、大いに迷惑するのでしたが。

犬人間とは、一見普通の人間のように暮らしているのですが、凶暴な性格で、何をするかわからないという設定。
実は、寿命は短い。
吸血鬼か?レプリカントみたい~な存在!かな。

大人気の「八犬伝」を、馬琴がまだ書き続けている時代。
いささか出来の良くないその息子は、「贋作八犬伝」を書きつづっていました。
それが謎の瓦版屋だったのです。
かって伏姫という実在の人物がいた?といういきさつを調べつつ。

里見の地に、呪いを受けた姫が生まれました。
父親の里見義実は「すべてに伏せて生きろ」と名付けます。
伏姫は父親似の外見で、はっきりした顔立ちは綺麗なのですが、男の子同然のお転婆娘に育ちます。
弟の里見鈍色は待望の跡継ぎだが、妙に頭が大きく、身体はひ弱。
大輔は鈍色のお供で、美しい姫に憧れつつ、一部始終を見て育つのでした。

わがままな姉の伏は、弟が拾った犬を自分の物にしてしまう。
目が青く、尾が長い、白い犬。
八房と名付けます。
その犬が…

伏姫は隣国の安西へ嫁に行く話もようやく決まっていたのに、突然裏切られ、里見の地を囲まれることに。
八房に戯れの言葉をかけた義実。(これは「里見八犬伝」のままですね)

八房の妻となった伏姫は、重い衣装を捨てて犬にまたがり、銀の歯の森の奥深く入り込みます。
里見の領地には、誰も入ってはいけないと言われる不思議な森があったのです。
入れば、気が狂ってしまうと…

八犬伝にも似つかわしいイメージの奔流。
ドラマチックなストーリーが動き、こってり艶々した雰囲気で磨いて。
妙な勢いと、破綻したキャラクターが桜庭さんならでは。
なかなか面白かったです。

「口は災い」

リース・ボウエン「口は災い」講談社文庫

20世紀初頭が舞台の歴史ミステリ。
アイルランドで生まれ育った小作人の娘モリー・マーフィーは、23歳。故郷から逃亡する羽目になります。
(イギリス人領主の息子に強姦されそうになって突き飛ばしたら、死んでしまったのです)
ロンドンにたどり着きましたが、仕事はない。
逃げ込んだ先で知り合った女性キャスリーン・オコナーの身代わりで、子供二人を連れてアメリカに渡ることとなります。キャスリーンは肺病で、船に乗る許可がおりないのでした。

三等船室は環境が悪かった様子が描かれます。
やっとアメリカに到着して、自由の女神を見た移民達の感動が鮮やか。
入国直前のエリス島で、たちのよくない男オマリーが殺されます。
モリーの嘘を見破っていたオマリーをひっぱたいたことのあるモリーにも、一時は疑いが。
親切にしてくれていた若者マイケルが、拘留されてしまいます。
マイケルがアイルランドに送り返されれば、ろくな裁判もなく死刑になってしまう…
真相を探ろうとするモリー。

共に旅行した子供達は、モリーに懐いていました。
モリーはキャスリーンの夫が暮らす従姉夫婦の家に転がり込みますが、従姉に冷たくされて、住み込みで働ける場所を探し歩くことに。
イタリア人、中国人、ユダヤ人など、それぞれの出身の人間が集まって暮らし、そこの仕事は他の国の人間には出来ないと知ります。
ニューヨークにアイルランド人は多いので、有利な方なのでしたが。
警察の保護施設で一夜を明かした後、エリス島での事件の目撃者を捜します。
やっと聖書教会の宿泊所に泊まることが出来ましたが…

モリーのさまようニューヨークが、刺激的で面白い。
何かと出くわす警部のダニエル・サリヴァンとは、次第に好感を持つように。
ニューヨークの事情を知らずに、危険地帯に踏み込んでしまうモリー。
自分も逃亡の身で、職もないまま、果敢に行動する元気さが良いですね。

作者はイギリス生まれ。
BBCでラジオ、テレビドラマの脚本家を経て、オーストラリアの放送局勤務。サンフランシスコへ。
2001年の今作で、2002年アガサ賞最優秀長篇賞受賞。

アガサ賞とは、アガサ・クリスティに敬意を表して、推理小説愛好家の会マリス・ドメスティックが主催するミステリの賞。
1989年に創設され、伝統的なミステリが対象で、大会出席者すべての投票によって選ばれる。
伝統的なミステリとは、過剰な暴力描写がなく、警察官が主役ではない方が中心で、主に地域社会で起きる事件を扱った物といったあたり。
いつも女性作家が受賞しているようです。
毎年春にワシントンで授賞式が行われているそうです。

日本にもアガサ・クリスティ賞ができたのかな?
それとは別物です。

はつゆき服のプーリップさん

120206_223303お洋服のとっかえっこです。
プーリップもmomokoも、ボディはどちらも、六分の一サイズなんですよ…
ロマンティック・アリスさんに、
momokoの「はつゆきふわり」さんの服を着て貰いましょう~。
着られました! 

ていうか~プーリップさんのほうがボディは細めなんです。
当然、入ります。
あ、まだ靴下はデフォのままでした。
これでも色が合いますね♪

120206_224017momokoさんの靴も履けます。

ピンクのブーツが可愛いですね☆

頭があまりにも大きいので、下からあおりめに撮ったほうがいいかな?

120206_224726膝の可動範囲はmomokoさんより広いです。

こぉんなポーズも☆

このお洋服も凝ってるし~
雰囲気、合わないことないですよね?

120206_231416
じゃあ、ご対面です~☆

120218_171007 momokoさんがちょっと前に出れば~
頭の大きさも同じぐらいに?

…かなり前に出てますけどね…
120218_171118
……ほんとは、こうだもん?!

「ロマンス」

柳広司「ロマンス」文藝春秋

昭和8年、華族の若者たちが巻き込まれた事件とは。
戦前、時代の空気が変わりつつある危機感を味わいつつ、それぞれの心のままに生きる若者達。

麻倉清彬は子爵ですが、祖父がロシアの没落貴族の娘と結婚したため、父親はハーフ。
血筋を重んじる華族の中では異端で、孤立していました。
唯一の友人・多岐川嘉人は伯爵家の長男で、軍人。まっすぐな気性ですが、真っ直ぐすぎて変わり者。
その妹・万里子との3人が子供の頃からの仲良しでした。

清彬はフランス滞在中に両親を早く亡くし、迎えに来た大伯父の周防が何かと面倒を見てくれました。
周防は天皇からの信頼も篤く、たびたび召し出されているほど。
御猟場に連れて行ってくれて、銃を撃つことも清彬の遊びの一つとなっていました。

ある日、嘉人から身元引受人として呼び出されて上野のカフェに行って見ると、一室に死体が。
予約した部屋に入ってみたら、あったのだという。
清彬が口先で切り抜けて二人でその場を去りますが、この件以来、清彬はなぜか特高に目を付けられてしまいます。

スパイのような仕事をしろと、あちこちから持ちかけられるようになるのでした。
華族ではあるけれど異国の血が入った~微妙な立場のせいか。
華族は、六十余年前に公家や諸侯に変わって出来た呼び名ですが、日清日露の戦争で勲功のあった軍人が華族に叙せられたため、今では倍増しているという時期。
小善大善などといって、軍部は独断的な行動が増えていました。
大伯父の周防老人も、しだいに政局から取り残されていきます。
時代の流れは、どこへ行くのか?

多岐川万里子が、思いがけなく逮捕されます。
学習院および女子学習院の卒業生らが、共産党にカンパしたとして、治安維持法で検挙されたのです。赤化華族と揶揄された事件。
心情的に貧しい人に同情しただけで、政治的な意図は深くなかったのですが。
なぜか万里子だけが黙秘して転向を拒み、事態はこじれていきます。
一体何故…?

万里子が会いたいと言っているというので、出かけていった麻倉。
階級社会をなくさなければという万里子の言葉に「確信を持っているのですか」と問い返す。
「確信を持っているとしたら、それは幻想。人が何かを完全に確信しているとき、それは真実ではない。古今東西の歴史が証明してきた信仰の致命的な欠陥。同時にロマンスの教訓なのです」
この意味は…

時代色に興味をそそられます。
不安な時代相と、華族の微妙な立場、行き場を見失う鬱屈した青春。
汚くも描けそうだけど、主人公たちの若々しさが漂い、端正な印象があります。
すっきり解決というのではないけれど、余韻が残りました。

アリス服のはつゆきさん

120206_225743では、momokoの「はつゆきふわり」さんに、
ロマンティック・アリスさんのお洋服を着て貰いましょう~☆

「これで、いいのかしら~?」
ちゃんと後ろ、留まってますよ!
うちの毬花さん、ちょっと自信なさげ?
プーリップさんの靴は入りません。

120206_230739横から見た所も、可愛いですよ~shine

テラスでお茶会?みたいな。

120206_230814後ろから見た所。

このドレス、茶色の髪の子でも良いですね。

120206_231002momoko用の茶色の靴を履いてみました。

この靴なら~
アリスっぽい?

それにしても、すごいボリュームのドレス!
いかにも19世紀ヴィクトリア朝的…
いえ、それ以上かな?
120206_231056プーリップさんだと頭が大きいから負けないんですね。
momokoさんだと~
首のバランスが違うから、ちょっと雰囲気が違いますね。
パールやメダルが大きく見えますnote

「今をたよりに」

ジル・チャーチル「今をたよりに」創元推理文庫

1930年代のアメリカの田舎町ヴォールブルグが舞台のミステリ・シリーズ。
妹のリリーと兄のロバートの兄妹二人が主人公。
今から見れば、古きよき時代でもありますが~大恐慌の後の不況の時代。
シリーズ第六弾。

ナチスが政権をとった年になりました。
住んでいたドイツから急ぎ娘が連れ帰って帰国したクルツが、家に悪質なイタズラ書きをされます。赤いペンキで鉤十字…敵国人扱いということですね。
腕の良い仕立屋の老人で、アメリカ人なのですが。
憤慨するリリー。

大伯父から遺産として「グレイス&フェイヴァー・コテージ」という大邸宅を受け継いでいるロバートとリリー。
ただし、この家に10年間住んで、維持費などは遺産から出るものの、それ以外は自活する事という条件付き。条件をクリアすれば全財産を貰えるのですけどね。
数人の下宿人を置いて収入にし、他にも一時的な仕事を常に探しています。
贅沢に育った若者が大恐慌で違う環境に放り出され、悪戦苦闘しながら、色々なことを身につけ、地元に溶け込んでいく話…かな。

邸宅の植え込みの下から、人骨が発見されます。
殺人事件かと思ったら、これはとても古い物で先住民の娘らしい。
人類学に興味を持つリリー。

ロバートは街の郵便事情に問題を感じ、あるアイデアを思いつきます。
局留めになっている郵便物は、積まれているのを自分でより分けるので、他人当ての手紙を勝手に見ようと思えば見ることが出来たんですね。
ハンサムで優雅だけれど、働くことには向いていなかったロバートの頑張りが微笑ましい。
個別の棚に郵便を仕分けするようにしたら、仕事が少ない駅のポーターの収入にもなりうるなどと考えていたら、ポーターの彼が死体となって発見されるという驚愕の事態に。
人に恨まれるような人物ではなかったのに?

警察署長のハワード・ウォーカーは、事件の捜査に難儀します。
もともとは平和な田舎町。警察の仕事をほとんど一手に担っていたウォーカー。
無能な部下ラルフが辞職することを内心喜び、いぜんの事件で気に入ったロン・パーカーをよそから引き抜きます。
ウォーカー署長を尊敬する内気なロンは、この幸運が信じられない思いでいるのでした。
最初は仕事が少なかったロンが、大活躍。
インディアンとオランダ系の血を引くウォーカーの生い立ちなども触れられています。

幾つかの出来事がどう関連していくのか?
当時の人の話し方なども再現して書かれているらしく、訳文もオーソドックス。
のんびりした気分で読めます。
刺激やテンポの速さを求めたら、それはないけど。
時代色を出しながら、時の流れるままに全体を描写していくんですね。
登場人物の中でいい人悪い人がはっきり分かれるのも、あるいはレトロな感覚なのかしら?

表紙イラストもキュート。
リリーは雰囲気出ているけど~髪型は、当時の流行とは違うと思うけどね?

今年のチョコレート

120214_214111チョコレートが楽しみな季節。
まずは伊勢丹の特集から~
兄嫁が買ってきてくれたんです!
が…
写真を撮る気力が出ないうちに、食べきってしまいました。
まあバレンタインまではちょっと間がある頃だったので。

120214_214023伊勢丹では、こんなカタログまであって、すごいんですよ。
特設会場に、ヨーロッパの有名ショコラティエ本人が来日して、
並んでいる人がサインを求める状態だったそうです。
「バレンタイン時期に日本に来ちゃっていいの?」って
一瞬思ったけど~
バレンタインにチョコレートでこれほど盛り上がるのって、
世界でも日本だけなのよね…coldsweats01

私が買った120214_214323今年のメインは~レオニダス!
こちらは京王です。
ギリシャ人のお菓子職人レオニダスがベルギーで出したお店で、
マークは古代スパルタ王なんだそうです。

120214_214350トリュフを試食したらとろ~っとしていて、美味しかったので。

120214_214507これから渡すので、まだこの内容の味はわからないんですけどね。
ま、家族用ですから~
写真を撮るためにリボンをほどいたので、きちゃなくなってしまいましたbleah

「黒く塗れ」

宇江佐真理「黒く塗れ―髪結い伊三次捕物余話」文春文庫

人気シリーズです。
やっと所帯を持った伊三次とお文は惚れ合った仲。
かっては深川芸者の文吉という名で売れっこだったお文。
一度は隠退したのですが、今は桃太郎という名で、時々お座敷に出ています。

妊娠を隠していましたが、そろそろ隠しきれなくなり…
店に出るのもこれが最後という日に、やっかいな客に出くわします。
上司に因果を含められている様子でうつむいていた、格好も乱れた様子の侍。
絡む男という評判は立っていて、実は伊三次も知っていたのですが…
姐御肌のお文の気丈さが光ります。

天啓寺での事件。
それほど大きな寺ではないのですが、境内に金箔を施した大蓮華を備えていました。
極楽往生を願う人々に深く信心され、特にある老人が黄金の蓮華の上に座って死にたいと再三願い出て、それも結縁かと許した所、2時間後に息絶えたという。
その評判から同じことを願う人が増えていった…
何人も必ず死ぬのは妙だと噂が立ち始めます。

町奉行の永田備後守が、隠密廻り同心の緑川平八郎に探索を命じました。
本来なら寺社奉行の取り扱いなのですが、緑川の妻てやが実はこの寺に熱心に通っていました。
すぐに動くことになり、伊三次にも声がかかります。
緑川は、お文の深川芸者仲間の喜久壽と古い縁がある仲という男。
女房の寺通いはそのためと、不破は言うのです。

父親になるという実感が、すぐにはもてないでいる伊三次。
北町奉行所の同心の不破友之進と、息子の龍之介の様子を眺めたり。
お文のお腹に子が出来たことをすぐ不破には知らせず、深く考えてはいなかったのですが、他の人間が皆先に知っているのに気づいた不破は不機嫌に。
あらま。ちょっとお坊ちゃんな所があるのね。
名付け親になってくれと何気なく伊三次が言ったことで、機嫌を直したり。

関わる事件はかなり妙で、悪質ですが…
伊三次の家庭はゆったり築かれていきます。
お文には想像以上に大変な日々が続くうちに、伊三次にも父親の実感も出てくるのですね。

「殺しのパレード」

ローレンス・ブロック「殺しのパレード」二見文庫

名手が軽快なブラックユーモアでつづる連作短編。
面白いです。
殺し屋ケラーが主人公。
切手収集が趣味。
おそらく体格はかなりいいが、目立つ外見ではなさそう。

「ケラーの指名打者」は、記録達成目前の野球選手を殺すことを依頼され、ためらうケラー。
「鼻差のケラー」は競馬を巡る依頼で、競馬場で慣れない賭けを試みるケラー。
どっちに転んでも損はしないように、賭けだけでなく殺しの計画も組むのです。

共同経営している事業家が、互いに依頼してくる話なども。
殺される側にも、たいがいにしろっていうような大きな問題が得して有るんですね。
着々と仕事を進めているようでいても、手はず通りには行かなかったりしますが、そこはそれで何とかするのもおかしい。
ケラーは、こういう仕事をしている故の悩みは、ある心理操作で小さくしていました。
それでも、やはり長くは続けられないと、思う時期も来ます。
ところが、隠退するにはまとまった金額が必要と考え始め、余計に仕事をするようになったりして。

仲介役の女性ドットの依頼で、ケラーが動くというコンビ。
依頼人には直接には会わないのが方針でした。
ただ、ドットとは、公然と食事をしたりもしています。
こんなやり方で続くんだろうか…?
事故に見せかけた死が多いのですが、いったん疑いをかけられた場合にはどうやって生計を立てているのか言い訳も用意してないみたいだし…でも切手の売買で既にかなりの財産家ってことなのかな…?

伊坂幸太郎さんがエッセイで取り上げていたので、読みました。
軽口のやりとりや、ちょっとしたこだわりなど、共通点も。
伊坂幸太郎が好きなら、似たテイストで読めますよ。

はつゆきさんとプーリップさん

120206_215846momokoさんとプーリップさんのご対面です。
はつゆきふわりさんがロマンティック・アリスさんのもとを訪れました。
「こんにちは~」
「わあっ、嬉しい」
「初めまして、毬花です。え~と、momokoのはつゆきふわりっていう…」
うちでの名前は、毬花(まりか)に決まりました。
120206_220551「毬花さん! わたしはメリッサ」
こちらはメリッサと命名。
ロマンティック・アリスじゃ長いですからね~。
「よろしくね~」
ちゃんと手を揃えて~ご挨拶できるんですね!
120206_220824momoko仲間でなく、いきなり
頭の大きいプーリップさんとのご対面ですが~
「わ、可愛い手」
「ねえ、手の長さは意外と同じぐらい?」
おや、もう仲良くなったようです☆

120206_221423「足なんか、ほら!」
長さもほとんど同じ~
「靴のサイズはむしろ、小さいみたいね」
プーリップさんにはmomokoの靴が履けます。
ボディはどうなのかな?

「ピエタ」

大島真寿美「ピエタ」ポプラ社

作曲家のアントニオ・ヴィヴァルディを題材に、海外を舞台にした小説。
主人公は、ヴェネツィアのピエタ慈善院で育った娘エミーリア。
捨て子だったのです。

ピエタには、塀の一部に捨て子を受け入れるための木製のスカフェータがあり、そこに育てられない事情のある赤ちゃんが置かれるのです。
数年間はそれぞれの乳母の元で育ち、その後ピエタに戻るという制度でした。
ピエタでは孤児達への音楽教育に熱心で、合奏合唱の部がありました。
ヴィヴァルディは、そこへ指導に来ていました。
「赤毛の司祭」というあだ名があるように、音楽一筋に生きることは父親に反対されて、司祭の資格を取っていたヴィヴァルディ。

ピエタで一緒に育ったアンナ・マリーアは、群を抜いて才能があり、エミーリアは仲良くしつつも、音楽に全力を注ぐ気にはなれなくなっていきます。
子供達の中で一番賢いと言われたエミーリアは、会計や事務能力を発揮していくのでした。
アンナ・マリーアは、長じて「合奏・合唱副長」という院長に次ぐ地位に昇ります。
ウィーンへ行ったヴィヴァルディの突然の死に衝撃を受けるヴェネツィアの人々。

孤児ではないのだが子供の頃ピエタに音楽を習いに来ていたヴェロニカという貴族の女性が、「昔見た楽譜を知らないか」とエミーリアに問い合わせてきます。
ヴェロニカはピエタの後援者であるドウォド家の娘で、恵まれた育ちだったのですが、未亡人となって実家の館に一人暮らしていました。
ヴィヴァルディの妹たちを訪ねたエミーリアは、「楽譜は何もない」と言われ驚きますが、「コルティジャーナのクラウディアが何か知っているかも知れない」と教えられます。
じつは、ヴィヴァルディの秘密の恋人だったのでした…

エミーリアは若い頃の記憶をたどり、つてを見つけて、運河からロドヴィーゴのあやつるゴンドラで、クラウディアの屋敷に向かいます。
高級娼婦との奇妙な巡り会い。
なかなか素人が会える存在ではありません。
ピエタで育った世間知らずのエミーリアが、そこまでたどり着けた理由には、秘密が…
若き日の恋の冒険がありました。

ヴィヴァルディの死後何年たってもアンナ・マリーアが彼の曲にこだわり続けるあまり、ピエタの音楽会の評判は次第に落ちていきますが…
思いがけないところで、楽譜の謎が?
絡み合う幾人かの運命の不思議さ。
ヴェネツィアの夜の光景と、運河を渡るゴンドラ、流れる歌声やリュートの響き、儚い恋、女達の絆、切なくよどむ滅びの気配、年月の果てに訪れるささやかな暖かみ。
心地良く世界に浸れます。

作者は1962年愛知県生まれ。92年新人賞受賞、著書多数。
何気ない日常を透明感ある筆致で描いてきました。
歴史上の人物に題材をとったのは初めての意欲作。

カレー南蛮うどん

美味しいお蕎麦屋さん、うどんもいけるのでは?
と…
どっちかというと蕎麦党ですが。
111119_210308カレーなら蕎麦じゃなくて~うどんだよね?
ほら~♪

111119_210330ちょうどいい柔らかさ。
麺もつるっと…
お、美味しい~☆

111119_210255同行の兄嫁は、たぬきうどん。
こちらも行けますっ!
シンプルな醤油味に、
わかめがたっぷり。
(これは毎回わかめとは限らないらしく、次の時は青菜でした。ほとんど最終の客のせいもあるかも…?)

「バレンタインは雪遊び」

レスリー・メイヤー「バレンタインは雪遊び」創元推理文庫

アメリカ発のコージー・ミステリ。快調です。
「メールオーダーは出来ません」「トウシューズはピンクだけ」「ハロウィーンに完璧なカボチャ」「授業の開始に爆弾予告」に続く作品。
読んだのは夏でしたか~季節に合わせて、2月までとっておきました。
この後の「史上最悪のクリスマスクッキー交換会」を先にご紹介してあります。

図書館の理事に選ばれたルーシー。
名誉職みたいなものですが、何人もいる理事の一人になったのです。
理事の会議が行われる、あわただしい日。
初日だけど、子供達の世話で忙しく、遅刻してしまうルーシー。
末娘のゾーイも一緒に連れての移動で、子供のための本の読み聞かせも同じ日にあるのです。
司書のビッツィを呼びにいったルーシーは、またまた死体を発見してしまいます。

理事達に次々降りかかる不運。
長年、司書を務めてきた名物女のミス・ティリーも、今では理事の一人。
今の司書に不満があった様子でした。
理事の一人、骨董店を営むヘイデンはゲイで、反感を持っている理事もいました。
大学を隠退したばかりで、いかにも紳士的な理事にも~何やら問題が?!

ミス・ティリーと口げんかになってしまったルーシーは、お詫びの印にと、図書館の象徴的な存在に似たものを探します。
ピューター(しろめ)という合金の蓋付きのジョッキが街の歴史に関わる物で、図書館に寄贈されて飾ってあったのです。
ルーシーは骨董店で似たような小さなジョッキを手に入れ、掘り出し物ではないかと、値打ちについて調べるうちに、ある疑惑に突き当たります。

バレンタインは、夫ビルからの素敵なプレゼントが!
欧米では別に女性が男性に告白する日ではなく、カップルが愛を確認する日という雰囲気なんですよね。
ルーシーは、家族みんなで食べる甘いカップケーキを作ります。これが一番普通の習慣みたいな。
そして、夜は夫と二人で出かけるのを楽しみに、ドレスを買って待っていましたが…
吹雪で、それは流れてしまいましたけどね。

成長した長男のトビーも、活躍しますよ~。
生き生きしていて明るいルーシーが、子育てに悩みつつも~奮闘。
程よい現実味と、着実な展開で読ませます。

ソファに埋もれて

うちの猫・みゅんです。
111212_215710いつものソファにいます。

111212_215612何だか…
位置が低い?
顎を乗せている様子。
111212_215543じつは~
座布団がずれて前に出ている狭間に、すっぽりはまっているんです。
111212_215654ソファが低くて母が立ちにくかったので~
クッション代わりに座布団を入れて高くしてあったんで…
111212_215500暖かいのでしょう。
ゴキゲンですね~☆

ちゃんと
るるちゃんも一緒ですよ♪

「ひまつぶしの殺人」

赤川次郎「ひまつぶしの殺人」光文社文庫

伊坂幸太郎のエッセイで取り上げられていたので、読みました。
一家の中に、殺し屋、詐欺師、泥棒、警官などがいるという~軽快なユーモア・ミステリ。
デビュー3年目の作品だそうです。

「早川家の秋」「予期された出来事」「秋の夜は四度狙わる」「かくも遠き犯罪」愛とダイヤモンド」という映画をもじったタイトルがついています。

早川圭介は、若手の弁護士。
母の香代子は、なんと泥棒。
兄の克己は、じつは殺し屋。
弟の正実は、まじめな警官。
綺麗な妹の美香は、詐欺師だったり。
この事実に気づいているのは、圭介だけ。

幻の石油王と異名を取る橘源一郎が、来日します。
朝食のテーブルで珍しく顔を揃えた一家は、それぞれの思惑で、ニュースに大注目。
世界有数のダイヤ・コレクションが展示されるとの報道に、色めき立つのでした。

弟の正実がその警護に当たることになり、圭介は頭を痛めます。
それというのも、母が宝石を狙っていそうだから!
もしも、どこかで鉢合わせでもしたら?
圭介はホテルに乗り込み、変装して、あちこちで奮闘するのでしたが…?
文章はシンプルでわかりやすく、とんとん進む映画的な展開で、気軽に面白く読めます。

「マーチ家の父」

ジェラルディン・ブルックス「マーチ家の父 もうひとつの若草物語」武田ランダムハウスジャパン

「若草物語」のもう一つの面。
ほとんど不在だったマーチ家のお父さんは、どうしていたのか?という。
史実に基づくドキュメンタリー的な要素もある小説です。
ピューリッツァ賞受賞作。

「若草物語」の作者ルイザ・メイ・オルコットの父は、ブロンソン・オルコットといって高名な哲学者でした。
この小説では、「若草物語」の父親ミスター・マーチとして登場するのも、理想主義的で夢想家。
南北戦争に従軍牧師として参加し、大変な経験を共にしながらも…
時に兵士を叱りつけ、色々な信仰の持ち方の人がいる前で、理想のままの説教をして、軍の中で浮き上がってしまう。
この時期の手記や手紙を交えながら、描かれています。
「若草物語」の4姉妹は父の無事を祈り、手紙を心待ちにし、帰りを待ちわびていましたね。

妻エリザベスは「若草物語」ではよく出来た良妻賢母だったけど、じつは次女のジョーにもっとも似た気性。
(…そういえば、そういう指摘もあったような気が)
この物語では生き生きしたエリザベスに、若き日のマーチがほとんど一目惚れするいきさつから。
ただ、かんしゃくがひどいので、結婚を危ぶむ気持ちになったほど。
夫の説得で次第に落ちついていく様子も描かれています。

家が貧乏になったいきさつも衝撃的。
もともと金銭感覚があまり無かったせいもあるけど、黒人解放のために、どんどんお金を出してしまったとは…

黒人奴隷は、家庭の中に馴染んで、一見すると家族同様に遇されている場合もありました。
それでも、差別は苛酷で、教育を与えることは法律で禁じられるようになっていたのです。これは、反乱や逃亡を押さえるため。
マーチが若い頃に最初に南部に行ったときに、印象的な女性グレイスに出会っていました。
(このあたりが創作の肝でしょう)
本の行商をしていたマーチは、裕福な家にしばらく滞在していたのです。
グレイスは奴隷ですが、法律が出来る前に良い教育を前に受けて、奥様の話し相手になっていました。グレイスに頼まれて、幼い少女にこっそり字を教えるマーチ。
ところが、それが発覚して…

南北戦争の頃の時代相が、ありありと描かれています。
マーチは、妻や娘達には、戦争がどれほど悲惨かは知らせませんでした。
病院へ駆けつけた妻は、実態を知ることに。
マーチの妻から見た視点が最後に挿入されて、さらに辛辣かつ重層的に。
このあたりが痛みを伴いつつも、感動的です。
病床にありつつも、多くの人を目の前に見ながら救えなかった罪悪感に苦しむマーチ。
やがて、帰宅した家庭に、灯がともる…

ムーンストーンさんの細部

120202_212558CCS12NYHomeムーンストーンさんのご紹介。
続きです。

まずは立ち姿~
横から。

120202_213233上から~
髪の量が多くて、分け目も綺麗。

シンプルな衣装だけど、襟あきが素敵です。


120202_213520座り姿☆

髪の毛が見事でしょう。

120202_212641後ろから。

これはやはり安価なラインでは出来ませんね。

 

120202_213702服の後ろはこうなってます。

嵌めにくく外れやすいボタン…

120202_213115リップはピンクで優しい雰囲気です。

アップが難しい…sweat01

「雛の鮨」

和田はつ子「雛の鮨―料理人季蔵捕物控」角川春樹事務所(時代小説文庫)

時代小説の人気シリーズの一つです。
男前な料理人が主人公。

季蔵はもとは武士でしたが、「塩梅屋」の料理人になって5年になります。
28歳の長身、引き締まった体つきのかなりいい男。
銀杏長屋に住み、今日も棒手振りの三吉が売りに来た納豆を買います。
朝飯のためではなく、料理の研究のためでした。
平和な朝を過ごしていたのですが…

店主で仕込んでくれた恩人でもある長次郎が、亡くなります。
大川端でおろくが上がったという騒ぎに駆けつけると、自身番屋に運ばれていたのです。首の後ろに小さな刺し傷がありました。
ところが同心はやる気のない様子で、覚悟の自殺と決めつけます。
殺されたのに、川で落ちたとして、すまされてしまう…

納得がいかない季蔵と、長次郎の娘・おき玖。
おき玖は、真っ黒に輝く目をした可愛い娘。
少し前に千代乃屋の若主人が急死する事件も起きていて、やはり首の後ろに傷があったという?!
捜査がされない理由には、意外な背景が‥

塩梅屋には別棟があり、特別な客の接待をする場所になっていました。
これは主人の長次郎だけがしていて、季蔵は手を出したことがなかったのです。
別棟のご贔屓客とは…
北町奉行の烏谷椋十郎(からすだにりょうじゅうろう)に関わりがあったとわかります。

季蔵が侍をやめるについては、無念ないきさつがありました。
堀田季之助と名乗っていた頃、鷲尾家用人の娘・瑠璃が許嫁だったのですが、鷲尾家嫡男・影守に奪われたのです。
その過去がまた、動き出す…?
長く続いているシリーズだけあって、過不足無く書き込まれ、先の広がりも感じさせる仕上がりです。

三美神のドール

120202_211616
昨年の展覧会で、見そめたmomokoさんです。
CCSNYHomeのムーンストーンさん。
うちでは初めてのCCS。

120202_211648セキグチじゃなくて
ペットワークスのデザイナー物…
簡単にいうと高級なライン。

予約が基本で、数が少ないので~
ネットではあまり出回りません。

120202_2118503タイプ同時の発売で、
展覧会では先行発売。

←写真が入っていました!
ガーネット、アメジスト、そしてムーンストーン。
この3人です~☆

120202_213028
同じポーズで♪

髪が綺麗ですよね~!

120202_213833じつは
公式写真で一番欲しかったことは違うんですが~
この子しか売ってなかった…のと、
間近に見たら、いいんですよね~。
思わず、お持ち帰り!

「骨と歌う女」

キャシー・ライクス「骨と歌う女」講談社文庫

女性検死官ものの一つですね。
テンペランス・ブレナンは、アメリカ人の法人類学者。
ノース・カロライナの検死官事務所のコンサルタントであり、カナダのモントリオールにある法医学研究所でも働いています。
通称テンペ。

愛想のないクローデル刑事の要請で、遺体の検査に当たることになります。
暴走族同士の抗争に巻き込まれて、罪もない少女が命を落としたのです。
テンペは、クズリ作戦班に自ら加わることを志願します。
一緒に仕事をすることになったクイックウォーターという刑事は、クローデル以上に愛想がなく、ろくに口もきかないのが謎。
女性の参加を好まない警察官の態度に苛立ちつつも、これぐらいのことでは負けないんですね。

テンペは、離婚して数年。
アンドリュー・ライアンというハンサムな刑事に何年も申し込まれて、やっと付き合いだしたところです。
ところが、彼が逮捕されてしまい、連絡が付かなくなる。
信じたいと思いつつも、明らかな証拠が報道されて、胸を痛めるのでした。

一方、甥のキットが訪ねてきて、泊まり込みます。
テンペの妹の息子で、父親と釣り旅行中だったのですが、何かあって父親から逃げ出してきた様子。
妹はもともと母親らしいタイプではなく、再婚相手と旅行中。
テンペはいぜんから時々母親代わりをしていたため、甥に甘い伯母なのですが…
バイク好きなキットは、土地の暴走族と接点が出来て、事件の捜査に関わってくることに。

作家自身が、アメリカ法人類学協会で50人しか正式に認定されていないという法人類学者という~プロ中のプロなので、描写がすごく詳しい。
ヒロインと同じく、カナダとアメリカの両方で仕事をしているそうです。
シカゴ生まれ。
デビュー作からヒット。これは2000年発表の3作目。邦訳は2冊目。

一人暮らしの女性の食べるものに共感してしまった…
テレビ・ディナーは食べないけど…近いかも?

サラダバー付きチキンソテー

120104_204304「元気な食卓」という八王子のファミレスで。
(新宿にもあるようです)

和風味のチキンに、サラダバー1回分をつけました。

120104_205051チキンはこちら~
名前を忘れました…
おろし醤油とかかな?

120104_204314サラダバーでとったのがこれ。
奥はバーニャカウダ。
スパゲティのサラダもあったりします。

隣に野菜市場が併設されているだけあって、お野菜が新鮮で美味しいの。
120104_204327サラダバーには、スープも付いています。
暖かいのが嬉しい。

料理に足して、お代わりし放題だと~500円。
料理に足して一皿限りだと300円なのです。一皿で十分とれますよ。
元々お代わりし放題になっているセットだと、お得ですけど。
サラダバーのみだと、800円だったかな。

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