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「悪の教典」

貴志祐介「悪の教典」文藝春秋

人気のある教師が、実は…
とんでもない話だけど、妙にわかりやすく、さくさく読めてしまいます。
学校という舞台で、あり得そうな問題が多いから?

とある市立の町田高校で、2年4組を担任する蓮実聖司。
学校ではハスミンと呼ばれる人気者。
生徒の掌握や問題解決に実績を上げて、先生方の信頼も得つつありました。
しかし‥
家では、出窓にやってきて威嚇するかのような巨大なカラスを罠に掛けています。
大家のうるさい犬には、ハンバーグを投げて手名付けたり。
クラスは自分の王国にするべく、顧問をしているESSのメンバーや親衛隊のような存在の可愛い女の子を集めてあるのでした。
その代わりに、問題児も引き受けているのですが…
結果できあがった妙なクラスを、さらに理想に近づけるべく…?

同僚の先生も癖があり、一筋縄ではいかないのです。
武闘派の体育教師は、体罰で問題になります。
生物の教師は、標本を作るのに夢中で、ちょっと不気味。
ちんぴらが間違えて教師になったような男は、生徒にセクハラ?
とくに不人気な教諭には、大変な過去が…!
ここまで揃っている高校も怖いけど。
生徒のほうにも、いじめをする奴、弱みのある奴、カンニングを組織的に行おうとする奴と色々‥
このオンパレードが教典てこと?

そして、うすうす勘づいている生徒達も‥
妙な出来事が続くのは、学校を動かしているモンスターがいる?
片桐怜花ら、勘のいい生徒たちは、4人の教師のうちの誰かだと見当を付けるのですが‥

ここまでやったら。ばれるよねえ…
この主人公は殺人までやってのけますが、何というのか…
何かが欠けていて、何かが過剰。
心がないともいえるけど‥
クラスを思うように運営したいとか、力を発揮したいとか、余分なお金が欲しいとか、綺麗な女子生徒をものにしたいとか?
その欲望は~けっこう誰でも抱きがちなものだというのが、何とも。

自分の好きなようにやっていくために、ひそかに人を陥れていたのが、次第にエスカレート。
ついには大量殺人へとなだれ込む。
後半読むには体力いるかな。

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