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「小夜しぐれ」

高田郁「小夜しぐれ(みをつくし料理帖)」角川春樹事務所

快調の時代小説シリーズ。
「つる家」の若い女料理人・澪の活躍を描きます。
文化十二年(1815年)と設定は、はっきりしているのですね。

大店・伊勢屋のお嬢さん・美緒の恋を応援してくれていた親が突然、縁談を決めてしまう…?
意外なことに、胸を痛める澪でしたが…

「迷い蟹  浅蜊の御神酒蒸し」
つる家の主・種市が風邪を引いていた頃。
藪入りで、ふきの弟がやって来ます。小豆がゆを食べる微笑ましい光景。
訪れた老婆は、お連。種市の元妻でした。
娘のつるが幼い頃に家を飛び出し、後に女親として教えたいこともあるからと一緒に暮らしていたのですが‥
つるの死の原因を作ったと憤る種市。
今になって、お連が来た理由とは‥

「夢宵桜 菜の花尽くし」
医師の源斉が伊勢屋で倒れ、寝込んでいるので、料理を作って欲しいと依頼される澪。
そのことから‥?

「小夜しぐれ 寿ぎ膳」 
「嘉祥 ひとくち宝珠」と美しい章タイトルが続きます。

吉原で料理を作って欲しいという依頼に、緊張する澪。
幼なじみがあさひ太夫という花魁となっているのですが、めったに姿を見せることもないという謎の花魁なのです。
会う機会はなかろうと思いつつも…
料理で人を喜ばせる、というヒントをくれる小松原。
小松原は澪の憧れの男性なのです。侍だから身分違い、しかも家柄が相当上のほうらしく、叶わぬ恋とわかってしまったのですが。
一瞬出てくる花魁のように、ひとときの大事さが静かに胸に残ります。

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