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「氷姫」

カミラ・レックバリ「氷姫 エリカ&パトリック事件簿」集英社文庫

スウェーデンの女性作家が描くミステリ・シリーズ。
1作目。
エリカとパトリックという~カップルになっていく二人が探偵役です。
コンビ探偵というとコージー系みたいですが、ロマンスはあるものの、かなりリアルな筆致の作品。

エリカ・ファルクは、30代半ばの美女。
ストックホルムで仕事をし、伝記作家として名をあげていますが、他の作品を書くことにも興味が向きかけていました。
両親が事故で亡くなり、整理のために一時故郷フィエルバッカに戻り、育った家に滞在しています。
歴史ある古い屋敷…
うまくいっていない妹アンナの夫ルーカス・マックスウェルが、売ることを要求しています。この要求を逃れるには、屋敷の値打ちの半額を払わなければならないのです。
夫のいいなりの妹にも不満だけれど、そこにはもっと暗い現実があった…

エリカは幼なじみのアレクスの家で、凍り付いた彼女の遺体を発見してしまいます。
当初は、自殺と思われますが…?
アレクスは資産家と結婚し、自分はギャラリーを経営していました。美しく人には好かれるのに、人との間に距離を置いていたらしいアレクス。
子供の頃のアレクスとは、人が変わったよう…

アレクスの両親の家に、近在の富豪の未亡人ネッリーが訪れます。
親がそこの会社で働いていた時期もあるものの、普通なら付き合う階層が違う。
しかも、アレクスの妹に話しかけていたのを、不審に思うエリカ。

捜査に当たるのは、パトリック・へードストルム。
同い年だけれど、エリカにとってずっと弟のような存在だったパトリックは、警官になっていたのです。
警察署長は左遷されてきた自己中な男で、振り回される毎日なのですが。
エリカは成熟した男性になっているパトリックと再会して、ときめきます。
パトリックのほうは、子供の頃からエリカが好きだったのでした。
妻に出て行かれて1年。
互いに緊張してデートに臨む様子は、微笑ましい。

様々な要素が入っていて、ぐいぐい読ませます。
次作は、むしろパトリックが主役とか。

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