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「検死審問」

パーシヴァル・ワイルド「検死審問」創元推理文庫

ユーモラスで捻りの利いた快作!
有名な劇作家だそうで、ミステリも数作書いているそう。
読む価値有りです。

検死審問とは、日本にはない制度。
裁判ではなく、陪審員が死因をとりあえず認定するもの。
一人または複数による謀殺、とかいうあれですね。

当時は、検死官の自由裁量になる部分が多かったんだそうで。
審問にかける時間で貰える金額が増えるとか、死体の数によって貰える金額が増えるとか!
金額の上限が決められていなかったそう。
もちろん普通は良心的に行われていたのですが、独断で出来る範囲を広げていくと、ここまで出来ちゃうといった発想から、ユーモラスに。
田舎町らしいテンポで、だらだらと、一見関係なさそうな証言が続くのですが…?!

とぼけた検死官リー・スローカムが真の探偵役。
ヒロインが売れっ子の老女流作家というのが~面白い展開につながります。
彼女の作品はいつも同じようなパターンなのですが、大衆はこれが好きでいつも大ヒットという。

オーレリア・ベネットは、普段はほとんど人付き合いをしない作家。
七十歳の誕生日に、親戚や親しい人を集めます。
長年共に仕事をしている出版業者ピーボディや、出版代理人のドワイト。
困窮している甥のチャーリー夫妻とその美しい娘アリス、金持ちだが感じの悪いその夫。
チャーリーの甥夫妻と可愛い女の子。
いつもオーレリアの作品をこきおろしている辛口の文芸批評家スティックニーまでも、招かれてやって来ます。

オーレリアの忠実な執事タムズがライフルを唯一の趣味にしていて、滞在客の男性らが試し撃ちをしようという話に。
しかもその日は、近所で爆竹をする子供らもいました。
そして、死体が…?!

嫌な奴も出てきますが、それがどうなるかというと~~
…安心して読めます。
1940年の作品。

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