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「チア男子!!」

朝井リョウ「チア男子!!」集英社

デビュー2作目。

大学でチアを始めた男子の奮闘を描きます。
柔道を続けてきた幼なじみの二人~一馬と、ハルこと晴希。
命志院大学に入学して、3ヶ月。
ハルは怪我をして、練習に参加できなくなっていました。
二人とも小柄で身体はきくけれど、柔道には行き詰まりを感じていたのです。
一馬のほうは、早く両親を亡くしています。
祖母の見舞い中にテレビのチアを見ていて、両親がチアをやっていたことに改めて感銘を受けたのでした。

一馬が言い出したことに、変わったメンツが集まってきます。
料亭の息子の溝口。成績優秀だが、人つきあいは苦手で、ずっと孤独だったのです。ダンスのセンスはないのですが…
ヒマワリ食堂の大食い記録保持者の遠野は、体格はいいが、機敏な動きは苦手。
けれども、皆が根気よく付き合って、上手くなっていくのですよ~。

ハルのほうは柔道一家の子で、板東道場の長男。
姉の晴子を応援するのが何よりも楽しかったのですが、晴子のようには強くなれないことに気づいていました。
怪我をして休んだまま柔道をやめたハルに、納得のいかない晴子は口もきかなかったのですが…

さらに体育の授業に勝手に潜り込んで、素質のある学生を捜すという奇策に出ます。
群を抜いて体操が上手かった翔は、チアの混成チームの経験者。
ある理由があって、やめたのですが‥
じつはこの大学、女子のチアは非常に強いのでした。
女子との合同練習で馬鹿にしたような目で見られてしまい、萎縮したり。
OGの女性も手厳しいのですが、なんとコーチを買って出てくれます。

いささか無謀な展開だけど、いきいきしていて、とても楽しい。
作中にも出てきますが、タイプとしては「ウォーターボーイズ」に近いかな。
三浦しをんの駅伝ものとか、思い出しますね。

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