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2011年11月

親子丼ぶりのセット

111108_160149あったかいものが食べたくなって~
親子丼ぶりのセットにしました。

111108_160200卵も、ちょうどよい柔らかさ!

とっても優しいお味です。

111108_160209小さいお丼のお蕎麦は、おつゆ代わりかな。

山菜蕎麦も懐かしい…

111108_160225サラダも付いているのが嬉しい~!
ヘルシーメニューです☆

「第九軍団のワシ」

ローズマリ・サトクリフ「第九軍団のワシ」岩波少年文庫

サトクリフの初期の名作です。ローマン・ブリテン三部作の一冊目。

ローマがブリテン島(イギリス)を支配していた時代のこと。
ブリテンに赴任した青年マーカス・アクイラ。
かって父親が所属した第九軍団が消息を絶っていた事も気にかかり、出来るなら謎を解明し、名誉を回復したいと願っていました。
が、暴動を鎮圧する際に脚に大けがをして、軍人としての生命を絶たれてしまいます。
叔父がやはり軍人としてブリテンに赴任し、そのままこの地に留まっていました。失意のマーカスは、叔父のもとで、療養生活を送ることに。

マーカスは闘技場で試合を見ていて、エスカという奴隷が殺されかかっていたときに目が合い、親指を上に上げます。
これは、闘技で負けた方の助命を主張するということ。つまり、それがなければそのまま殺せ、という荒っぽい競技というか命がけの見せ物なのです。
慈悲をかけられた後は、試合しても人気が出ないからと、奴隷として譲り受けることに決めるのでした。
エスカはブリトン人で、ローマに反乱を起こして一家を殺された身。
マーカスとはどことなく通じ合うものがあり、しだいに身分の壁を越えた友情が培われていくのでした。
奴隷身分から解放した後も、従者として留まります。

第九軍団の旗印であるワシが、北方の部族の神殿にまつられているという噂を聞きます。
マーカスは旅回りの目医者にばけることを思い立ち、エスカと共に旅立つことに。
ハドリアヌス防壁を越えたら、そこはローマの力の及ばぬ世界。
情報を集めながら、ゆっくり地方を回って、ついに‥

懐いた狼の子が待ちわびているのが、ずっと気になっていました。
再会できて、良かった~!
あ、お隣の家の女の子もね。

若々しさと共に、悠揚迫らざる風格。
自然の美しさと厳しさ。
みずみずしい友情。
ドラマチックな緊迫感だけでなく、詩情があり、すばらしい作品です。

「小夜しぐれ」

高田郁「小夜しぐれ(みをつくし料理帖)」角川春樹事務所

快調の時代小説シリーズ。
「つる家」の若い女料理人・澪の活躍を描きます。
文化十二年(1815年)と設定は、はっきりしているのですね。

大店・伊勢屋のお嬢さん・美緒の恋を応援してくれていた親が突然、縁談を決めてしまう…?
意外なことに、胸を痛める澪でしたが…

「迷い蟹  浅蜊の御神酒蒸し」
つる家の主・種市が風邪を引いていた頃。
藪入りで、ふきの弟がやって来ます。小豆がゆを食べる微笑ましい光景。
訪れた老婆は、お連。種市の元妻でした。
娘のつるが幼い頃に家を飛び出し、後に女親として教えたいこともあるからと一緒に暮らしていたのですが‥
つるの死の原因を作ったと憤る種市。
今になって、お連が来た理由とは‥

「夢宵桜 菜の花尽くし」
医師の源斉が伊勢屋で倒れ、寝込んでいるので、料理を作って欲しいと依頼される澪。
そのことから‥?

「小夜しぐれ 寿ぎ膳」 
「嘉祥 ひとくち宝珠」と美しい章タイトルが続きます。

吉原で料理を作って欲しいという依頼に、緊張する澪。
幼なじみがあさひ太夫という花魁となっているのですが、めったに姿を見せることもないという謎の花魁なのです。
会う機会はなかろうと思いつつも…
料理で人を喜ばせる、というヒントをくれる小松原。
小松原は澪の憧れの男性なのです。侍だから身分違い、しかも家柄が相当上のほうらしく、叶わぬ恋とわかってしまったのですが。
一瞬出てくる花魁のように、ひとときの大事さが静かに胸に残ります。

はつゆきふわりさんの細部

111125_135244momokoドールのはつゆきふわりさん、
細部、行きま~す!

まずは、後ろ姿です☆

髪は栗色、たっぷりめですね~。

111125_135810裾から足元☆

この色合いが好み。


111125_140427ブラウスっぽいけど~ワンピというか、あ、チュニック?

ペザント調というか
フォークロアというか…

111125_140338下は何て言うのかな~
パンタレットというか?

面白い組み合わせ~♪

111125_140314ちょっとめくると、こう~
裾が凝ってますね~。



111125_140523ボレロを脱ぐと…
これも良い感じですよね。

111125_141349顔のアップです☆

ピンクのリップで愛らしい。
けっこう、はっきりした顔立ちですね。

ロシア杯やってます

女子SPが放映されました。
ロシアから3人出ていたのかな。
レオノワ2位、ソトニコワ3位でした。
今井遥ちゃんが4位。

注目の真央ちゃんがSPトップで折り返し。
とても落ちついていましたね。
出来の良いダブルアクセルから始まり、すべて危なげなく。
NHK杯の時もナチュラルで綺麗でしたが、さらにアップしていました。
軽やかで、曲調に合わせて、こまやかに緩急をつけて。
ついに、ようやく、踊れるようになりましたね!
~金メダル級って意味で☆

[追記]夜には女子フリー!
真央ちゃん、優勝しましたよーっ☆
久しぶりだ…
綺麗なダブルアクセルで始まり、中盤には思わぬミスも2、3ありましたが、他は成功。全体の流れが良くて、こなれた演技。
すこやかに成長した姿を見せてくれて、しなやかに、音楽と一体化していました。
よかったねえ…

15歳のソトニコワ、3位。
本来ならシニア1年目にして悪くないんですが、ちょっと気の毒でした。
12歳でロシア女王になって人気を集め、期待が重圧になっていたんじゃないかしら。
他のロシア選手はその隙に力を発揮できたみたいなところも。

羽生君、2位スタート。
細っこい少年だけど、かっこいいよ~!

はつゆきふわりさん、お目見え

111125_134245momokoの新顔のご紹介です~
誰か、わかりますか?

111125_134323「はつゆきふわり」さん♪ 

111125_134553…窮屈そうですね。
何ヶ月も、箱の中だったしぃ。

111125_135037「ふぅ、やっと、出られたー!」
可愛いお洋服でしょ~~☆

111125_135915座ってみましょうか。
ハーフブーツも履きました。

ピンクで可愛いですよ!
素材も柔らかくて、履きやすいです♪

111125_140231…なんか写真がやけに暗いような・??
ライティング、いつもと違ってたかしら~
あ、小さめのせいもあるかな…
もう1枚!

この娘は、すごく好み☆
売り切れるといけないので~早めにゲットしておいたんです。
ちょっと前にお値段、下がったんですけどね。
そろそろ、品薄のようですよ~。
[写真は、クリックしていただくと、大きくなります]

「オリーヴ・キタリッジの生活」

エリザベス・トラウト「オリーヴ・キタリッジの生活」早川書房

メイン州の田舎町。
海沿いにあり、別荘に来る人もいる。
一見、地味で平和で、そこには濃い人間模様があるのでした。
大柄で変わり者のオリーヴ・キタリッッジは、数学教師。
強烈な存在感がありますね。
13の短編のどこかに登場し、しだいに老いていきながら、町の出来事にゆるく関わり、時に揺り動かしていく。

オリーヴは、何があっても自分が悪いとは思わない性格、と言われてしまいます。
確かにそういう面もあるのですが、じつは自信満々というのではないんですけどね。
夫ヘンリーは穏やかでいい人でしたが、いつしか心は離れがちに。
隣町にある薬局を経営する夫は、店員の若い女性に小さな救いを見いだすのでした。
オリーヴとヘンリーは、夫婦とも息子のクリストファーをとても愛しているのに、上手くいかないでいます。

足の医者になったそのクリストファーが結婚することに。
最初の妻スザンヌは小柄で身綺麗で、何もかもわかったような顔つきの女性。
オリーヴは、猛烈に反感を抱くのです。
ちょっととんでもないですけど~この正直さは笑えます。
息子夫婦は、束縛から逃れるように遠いカリフォルニアに引っ越してしまいますが、1年ほどで離婚に。

後に再婚した相手アニーはまた、正反対で‥?
オリーヴ以上に大柄で、性格はいいようだけれど、父親の違う幼い子供を二人連れ、今度はクリストファーの子を宿しています。ちょっと頭が弱そうなのでした。
クリストファーは最初の妻によっぽど懲りたのかという感じですが、家族を持って、少しだけは母親に対する態度が変わっていくようです。

夫のヘンリーが倒れ、病院へ通うオリーヴ。
ちょっとしたことを共にする相手がいないことに、しみじみと寂しくなるのでした。
別荘地に住む老人ジャック・ケニソンが、妻を亡くしたことを知えいます。
ウォーキングをする道でジャックが苦しんでいる所を助け、ほんの少しずつ接近していく。
不器用な老人同士のゆっくりしたつきあい。
それでも、ときめきはあるのだ‥

町で起きる事件も、なかなかすごいんです‥
ちょっとしたモチーフの面白さ。
率直で猛烈なオリーヴは、時には厳格な教師、時には頼りになる隣人、気さくな友達でもあります。
幾つかの別れに、胸に迫る哀歓。
年を取っていくことの悲哀と寂しさと、ささやかに訪れる静かな充実。
味わい深かったです。

作者は1956年、メイン州ポートランド生まれ。
2008年に発表した本作で翌年のピュリッツァー賞を受賞。
ニューヨーク在住。

「下町ロケット」

池井戸潤「下町ロケット」小学館

直木賞受賞作。
「がんばれ!」と迷わず言えて、「やったあ!」と素直に喜べる。
いまどき珍しい話?

佃航平が下町の工場を継いだのは、ロケット打ち上げ失敗の責任を取らされた後のことでした。
研究者だった人間が、6年を経て、大田区の町工場を技術と情熱で引っ張り、いつしか立派な経営者になっています。
ただ研究費が莫大で、一見したところは赤字だらけの中小企業なんですが。
大きな取引先からは切られ、銀行には渋い顔をされてしまいます。
しかし、銀行から出向してきた殿村は、意外にも次第に重要な戦力になっていくのでした。

大会社ナカシマ工業からは見下されて、吸収合併を狙っての訴訟を起こされます。
高性能小型エンジンのステラはもちろんオリジナルなのですが、特許のとり方しだいでは、隙をついて後追いで広範な特許を取ることも可能なんだそうで。
専門家でないと、どちらが先か、判別は難しいのです。
一般の弁護士では反論が難しく、裁判は暗礁に乗り上げかけます。
特許を買い取ろうという動きも。

危機にどう対処するべきか?
給料が決して高いわけではない社員達も、巨額の研究費に不満を覚える‥
しかし、いい仕事をしたいというプライドが誰にもある!
エンジン会社としては、部品を作ってこそ。
特許を売ることで儲けるのは、一見巨額をすぐ手に入れられるようだけれど、それで将来を閉ざしていいのか?
様々な人の力を借り、勇気と決断をもって、佃は回りを説得していくのです。
元気が出る快作ですね。

ダンボール箱と猫

110930_155959ダンボール箱を片づけようと、
ちょっとソファの上に置きました。
あれ?

110930_160029斜めに置いたので、入らないと思ってたんですけどね。
鋏を取りに行った隙に…

斜めで安定しないのがまた、たまらないらしく~
中でぐるぐる回っています。

110930_160140出てきました。

興奮して、飛び出していったけど~

110930_162323床に置いたら、また入っています。

110930_162513何だか精悍な顔つき。
ハンティング気分?

110930_162636遊び足りないようなので~
ちょっと、じゃらしてあげました♪

「氷姫」

カミラ・レックバリ「氷姫 エリカ&パトリック事件簿」集英社文庫

スウェーデンの女性作家が描くミステリ・シリーズ。
1作目。
エリカとパトリックという~カップルになっていく二人が探偵役です。
コンビ探偵というとコージー系みたいですが、ロマンスはあるものの、かなりリアルな筆致の作品。

エリカ・ファルクは、30代半ばの美女。
ストックホルムで仕事をし、伝記作家として名をあげていますが、他の作品を書くことにも興味が向きかけていました。
両親が事故で亡くなり、整理のために一時故郷フィエルバッカに戻り、育った家に滞在しています。
歴史ある古い屋敷…
うまくいっていない妹アンナの夫ルーカス・マックスウェルが、売ることを要求しています。この要求を逃れるには、屋敷の値打ちの半額を払わなければならないのです。
夫のいいなりの妹にも不満だけれど、そこにはもっと暗い現実があった…

エリカは幼なじみのアレクスの家で、凍り付いた彼女の遺体を発見してしまいます。
当初は、自殺と思われますが…?
アレクスは資産家と結婚し、自分はギャラリーを経営していました。美しく人には好かれるのに、人との間に距離を置いていたらしいアレクス。
子供の頃のアレクスとは、人が変わったよう…

アレクスの両親の家に、近在の富豪の未亡人ネッリーが訪れます。
親がそこの会社で働いていた時期もあるものの、普通なら付き合う階層が違う。
しかも、アレクスの妹に話しかけていたのを、不審に思うエリカ。

捜査に当たるのは、パトリック・へードストルム。
同い年だけれど、エリカにとってずっと弟のような存在だったパトリックは、警官になっていたのです。
警察署長は左遷されてきた自己中な男で、振り回される毎日なのですが。
エリカは成熟した男性になっているパトリックと再会して、ときめきます。
パトリックのほうは、子供の頃からエリカが好きだったのでした。
妻に出て行かれて1年。
互いに緊張してデートに臨む様子は、微笑ましい。

様々な要素が入っていて、ぐいぐい読ませます。
次作は、むしろパトリックが主役とか。

フランス杯

男子は、カナダのパトリック・チャン優勝。
フリーは赤いシャツで「アランフェス協奏曲」曲にあった振り付けが難しそう。ミスが3回もあったけど、成功したジャンプは素晴らしい出来。
優美で正確なスケーティングそのものに加点が貰える感じ。まだ20歳なのねえ。

2位は、中国のナン・ソン(宋楠)が躍進です。
フリーは紫のシャツに銀のベスト、右手だけ黒い上着風のデザイン。
高い4回転3回転!
雄々しくて、かっこよかった~。

3位はミハル・ブレジナ。
モダンな曲調に合う歯切れのいい演技。
SPは、和太鼓に黒地に龍の衣装。
フリーは、黄色のネクタイに変わった模様のベストみたいな衣装。
アメリカ杯で優勝だったかな?ファイナル進出を決めました。

4位、リッポン。くるくる巻き毛、SPは赤いルバシカで。
フリーは、茶系のぼかしで「G線上のアリア」他。柔らかい動きが綺麗で、チャーミング。

5位、フランスのアモディオ。
SPは紫系、フリーは虎模様の衣装。
けっこう良かったけどね。素晴らしいって感じでないとメダルは取れないんだな…

織田君は7位。ジャンプ不調は膝の故障がぶり返したためらしく、気の毒でした。
スピンは良かったですよ!

女子はトゥクタミシェワ優勝。14歳で二連勝の快進撃。
怖い物知らずですね~。くるくるジャンプの完成度の高さ。
表現力はさすがに、まだ線は細いけど、手の使い方なども達者、上手いプログラム。
ソトニコワには勝てない子だったのに?

2位、カロリーナ・コストナー。
ミスは一回だけかな?
長身を生かしたスケール感のある演技。
世界選手権メダリストの特典を生かして、グランプリシリーズに3回出場。ふつう、体力なくて3回なんて出ないんだけどね。

3位、アリッサ・シズニー。
衣装は紺と思ってたけど、紫かな。
世界一美しいスピン。ミスがあっても、別な所ではうっとりさせてくれる演技。他にない。

4位、村上佳菜子。
SPは前の時も情感はこもっていましたが、ジャンプミスが悔しかったのね。
今回の方がキッチリと仕上げてきた感じで、笑顔で終われました。自信に繋がったでしょう。
フリーも、中国杯では、テンポの速い曲に追いつこうと必死みたいな感じだったけど~今回はスピードに乗り、艶のある音の変化を腕の動きなどで表現していました。

5位、ビクトリア・ヘルゲソン。
北欧の美人姉妹のお姉さんの方。
手首にマフみたいなファーがついた黒い薄手の色っぽい衣装で「サンセット大通り」だったかな。

アイスダンスは、バーチュー&モイヤー組が順当に。
さぞかし素敵なんでしょうねえ…

「チア男子!!」

朝井リョウ「チア男子!!」集英社

デビュー2作目。

大学でチアを始めた男子の奮闘を描きます。
柔道を続けてきた幼なじみの二人~一馬と、ハルこと晴希。
命志院大学に入学して、3ヶ月。
ハルは怪我をして、練習に参加できなくなっていました。
二人とも小柄で身体はきくけれど、柔道には行き詰まりを感じていたのです。
一馬のほうは、早く両親を亡くしています。
祖母の見舞い中にテレビのチアを見ていて、両親がチアをやっていたことに改めて感銘を受けたのでした。

一馬が言い出したことに、変わったメンツが集まってきます。
料亭の息子の溝口。成績優秀だが、人つきあいは苦手で、ずっと孤独だったのです。ダンスのセンスはないのですが…
ヒマワリ食堂の大食い記録保持者の遠野は、体格はいいが、機敏な動きは苦手。
けれども、皆が根気よく付き合って、上手くなっていくのですよ~。

ハルのほうは柔道一家の子で、板東道場の長男。
姉の晴子を応援するのが何よりも楽しかったのですが、晴子のようには強くなれないことに気づいていました。
怪我をして休んだまま柔道をやめたハルに、納得のいかない晴子は口もきかなかったのですが…

さらに体育の授業に勝手に潜り込んで、素質のある学生を捜すという奇策に出ます。
群を抜いて体操が上手かった翔は、チアの混成チームの経験者。
ある理由があって、やめたのですが‥
じつはこの大学、女子のチアは非常に強いのでした。
女子との合同練習で馬鹿にしたような目で見られてしまい、萎縮したり。
OGの女性も手厳しいのですが、なんとコーチを買って出てくれます。

いささか無謀な展開だけど、いきいきしていて、とても楽しい。
作中にも出てきますが、タイプとしては「ウォーターボーイズ」に近いかな。
三浦しをんの駅伝ものとか、思い出しますね。

クリームと藤色のふくら雀

111101_004643うちの琴音さんこと、「オリオン座のソナタ」という名前のmomokoさん。
振り袖姿の続きです。
帯を替えました。

111101_004847藤色の地に、白とクリームと金と銀の柄。
この色合いは、わりと格が高いんじゃないかな。
大よそゆきですね~☆

帯の色が抑えめなので~
帯揚げはローズピンクで可愛くしてみましたよ。
帯締めはエンジと深緑で、着物の色に合うように。
結ばないで捻っただけです。
どうかしら…
111101_005341帯の後ろはこう~
この帯地の金襴は、
じつは赤茶の派手な部分があるんですけど、
そういう部分が見えないように配置して、まとめています。
寒色系の着物にも合いそうですね。
(赤茶の部分を使った帯は、前にスカーレットさんが締めて、登場してます)

この組み合わせ、どうでしょう~。
111101_005715琴音さんに似合うかしら?

「エドマンド・ゴドフリー卿殺害事件」

ディクスン・カー「エドマンド・ゴドフリー卿殺害事件」創元推理文庫

17世紀にイギリスで実際にあった事件を、ミステリの巨匠カーが推理したもの。
プロテスタント(英国国教会)とカトリックがせめぎ合う時代。
カトリックの陰謀が囁かれる中、廉潔で知られる高名な治安判事ゴドフリー卿が行方不明となり、数日後に死体で見つかったのです。

強引な捜査で、次々に容疑者が監獄にぶち込まれることに。
当時としては、珍しくないことだったらしいですが~。
なんとも癖のある登場人物が実在していたのが、面白い。

1678年。
時の王様は、チャールズ2世。
父のチャールズ1世は清教徒革命で処刑された王で、王子だった頃にはフランスに亡命していたほど。
チャールズ2世は見た目がよく、陽気で気どらず女好きで、人気があったそうです。
美人というほどではないが感じのいい王妃のことも、それなりに大事にしていて仲は良く、王妃がカトリックなので強硬な反カトリック派に攻撃された時だけは激怒したという。
王妃との間に子供がいなかったので、王弟ジェームズが後継者。
この王弟がカトリックに改宗していたために、王位継承を阻止しようとする策謀が激しくなったんですね。

反国王派のリーダー、シャフツベリー伯の強引さ。
カトリックの陰謀を暴くと名乗り出て、あることないこと喋りまくるタイタス・オーツ。
これが見るからに怪しい人物なのだが、妙なカリスマ性があり、世間を圧倒するのでした。
ジェズイット評議会で王の暗殺がもくろまれたという証言を元に、カトリック陣営の重要人物が捕まります。

そして、対立する陣営のどちらもが、敵国フランスのルイ14世から実はお金を貰っていたという妙な構造。
どう転んでもどこかで上手くいくように?裏工作が多い時代だったんですね。
17世紀の時代色がなんとも面白い。
強硬派を泳がせておいてやっつける王様に味方したくなります。

飛び交う噂、死体発見者の報、ゴドフリー卿の服装、届いた手紙、謎の発言、磨かれていた靴。
様々な証言が残っているために、縦横に推理を尽くした結論も・…ミステリとして楽しめます。
なるほど!と納得~。

「漱石と倫敦ミイラ殺人事件」

島田荘司「漱石と倫敦ミイラ殺人事件」光文社文庫

1900年、夏目漱石がロンドンに留学したとき、
あのシャーロック・ホームズと出会っていた?

漱石が下宿を転々と変えたのは事実。悶々としていて、帰りの船まですっぽかすという奇妙な行動を取ったんですね。
その理由とは?
新たな手記が発見され、ホームズとの関わりが明らかに!というお話。

漱石は、どこからともなく聞こえる「出て行け」という幽霊の声に悩まされ、脅えるように引っ越しを重ねていました。
ベイカー街のクレイグというシェイクスピア学者の元を毎週、訪れていたのですが。
問題があるならと紹介されて、ホームズを訪れると、もうそんなことは起こらないでしょうと言われ、事実ぱたっとやんだのです…

夏目漱石の視点で書かれた出来事と、ワトソンの筆になる未発表原稿との食い違いが面白い。
ホームズはコカインの影響か?しだいに奇矯さを増し、事件捜査の腕が鈍っていたという。
忍耐強く、じつは切れ者という評判のワトソンは、それをかばっていたということになっています。
ライヘンバッハで滝に落ちたというのも長期入院のための苦肉の策。そのために食い違いが多いのだとか。

変装したホームズのまるわかりの様子に驚愕する漱石がおかしい。
だがホームズは人々に愛され、信頼されていたために、誰も指摘しないのではと考えるのでした。

時を同じくして、ホームズにはメアリー・リンキイ夫人の依頼。
プライオリィ・ロードに立派な屋敷を構えています。
夫を亡くして、行方知れずだった弟キングスレイを捜し出したのですが…
共に暮らしだしたものの、キングスレイの部屋は東洋趣味の物でいっぱい。
ろくにものを食べず、暖炉もたかずに狭い部屋に閉じこもる弟。
部屋にあった古い箱を夫人が開けようとしたら激怒、呪いが解き放たれてしまったという。
そして弟はミイラとなって死んでいた‥内側から釘付けされた部屋で?

日本と中国の区別もつかない当時のイギリス人。
まあ、そうでしょうかね‥
漱石は、甲冑だけが日本のものと断言。
小さな紙切れに書かれていた文字は、日本語かも知れない?が意味は不明…

事件解決の後、漱石は自分の抱えた過去の苦悩(これは創作?)から、いまだ療養中の夫人に対して、ある思いつきを‥
そして感動のバイオリン!
帰国が遅れた理由まで。
面白かったです。

身繕いは大胆に

110927_213455うちの猫・みゅんです。
いつものソファの上で~
身体を舐めています。
足を大きく開いて、まず、ここを…
110927_213544こっちが終わったら…
こっちも念入りにね~。
110927_213530ふぅ~
ひと休み?

110927_213516脱力している後ろ足。

さぁてと。
110927_214447終わったらどうするのかな?
丸くなって寝てしまいましたとさ。

「検死審問」

パーシヴァル・ワイルド「検死審問」創元推理文庫

ユーモラスで捻りの利いた快作!
有名な劇作家だそうで、ミステリも数作書いているそう。
読む価値有りです。

検死審問とは、日本にはない制度。
裁判ではなく、陪審員が死因をとりあえず認定するもの。
一人または複数による謀殺、とかいうあれですね。

当時は、検死官の自由裁量になる部分が多かったんだそうで。
審問にかける時間で貰える金額が増えるとか、死体の数によって貰える金額が増えるとか!
金額の上限が決められていなかったそう。
もちろん普通は良心的に行われていたのですが、独断で出来る範囲を広げていくと、ここまで出来ちゃうといった発想から、ユーモラスに。
田舎町らしいテンポで、だらだらと、一見関係なさそうな証言が続くのですが…?!

とぼけた検死官リー・スローカムが真の探偵役。
ヒロインが売れっ子の老女流作家というのが~面白い展開につながります。
彼女の作品はいつも同じようなパターンなのですが、大衆はこれが好きでいつも大ヒットという。

オーレリア・ベネットは、普段はほとんど人付き合いをしない作家。
七十歳の誕生日に、親戚や親しい人を集めます。
長年共に仕事をしている出版業者ピーボディや、出版代理人のドワイト。
困窮している甥のチャーリー夫妻とその美しい娘アリス、金持ちだが感じの悪いその夫。
チャーリーの甥夫妻と可愛い女の子。
いつもオーレリアの作品をこきおろしている辛口の文芸批評家スティックニーまでも、招かれてやって来ます。

オーレリアの忠実な執事タムズがライフルを唯一の趣味にしていて、滞在客の男性らが試し撃ちをしようという話に。
しかもその日は、近所で爆竹をする子供らもいました。
そして、死体が…?!

嫌な奴も出てきますが、それがどうなるかというと~~
…安心して読めます。
1940年の作品。

男子SP

1位、高橋大輔。90.43点。
小塚君のいい演技の後に滑って、水際だった出来。
神経が全身に行き渡り、めりはりがあって、なめらかなのに力強く。
ISU世界ランキング2位だそう。

2位、小塚嵩彦。79.77点。
赤と黒の切り替えの衣装。
シャープで鋭く、かなりよかったですよ~。世界ランキング4位。

3位、ブランドン・ムロズ。74.83点。(アメリカ)
まだ20歳。フィギュア選手としては男っぽい方だけど、脚細~い。

4位、コンスタンティン・ミンショフ。(ロシア)
28歳のベテラン。ゆとりのあるユーモラスな演技。

5位、町田樹(たつき)
黒い瞳の曲で。赤の入った派手な衣装も似合ってました。
ジャンプは善かったけど、フライングシットスピンでミス。

6位、ロス・マイナー(アメリカ)
短い金髪、すらりとした身体で、しなやかな演技。

7位、サミュエル・コンテスティ(イタリア)
おなじみタキシードで指揮者風の演技。フランス人だけど、イタリアに移籍したのは、イタリア人のコーチと結婚したからだそう。
世界ランキング8位。

8位、アーミン・マバヌザーデ(アメリカ)
まだ男の子って感じ。この顔立ちと名前はフィギュアでは珍しい。
この中では世界ランキング39位は一番下。

9位、トマシュ・ベルネル(チェコ)
残念、ジャンプ不調の日でした。去年はよかったのにね。

女子結果から

NHK杯女子結果から。

1位、鈴木明子。185.98点。
SPが素晴らしかった!まずは三回転のコンビネーションを試合で初めて成功させ、加点のつく出来。
音楽を全身で表現しきっていて、彼女が指揮しているかのよう。
フリーは中盤でジャンプがすっぽ抜けましたが、それで演技が滞ることはなく、美しい世界をまとめていました。
世界ランキング3位だそうです。

2位、浅田真央。184.19点。
ショートでは3位スタート。
現代風アレンジのシェヘラザード。今の真央ちゃんに合う軽やかな曲。にこやかな演技で、見ている人をほっとさせてくれました。
フリーは昨年と同じ「愛の夢」
ジャンプの種類を増やし、一部振り付けを変えて、伸びやかな演技。
衣装は似たような物でも違う方がよかったけどね。(全然違うのは危険)
世界ランキング10位(昨シーズンまでの成績でしょう)

3位、アリョーナ・レオノワ。170.68点。(ロシア)
去年とはイメージの違うプログラム。
初戦よりもパワフルに練り上げてきました。SPは陽気に、フリーはインパクト強く。世界ランキング4位。

4位、アシュリー・ワグナー。(アメリカ)
SPは5位でしたが、フリーは3位の出来で、頑張って上げてきました。

5位、エレーネ・ゲデバニシビリ。(グルジア)
なかなかいい演技でしたよ。
金髪よりもこっちの方が綺麗。

6位、キーラ・コルピ。(フィンランド)
美し~い!
めりはりのある表現、腕の動きと全身で作り上げる演技が素敵。
SPは黄色い衣装、フリーは白と銀の縁取りのある黒いドレス。
怪我の影響もあってか、ジャンプは2回転が多い。
世界ランキング5位だそうです。

7位、マエベレニス・メイテ。(フランス)
全身がバネといったタイプ。
フリーの濃いピンクの衣装似合ってました。

8位、アグネス・ザワツキー。(アメリカ)
細身で上手いけど、後半バテる?
去年はカラフルな赤系の衣装だったような。
髪をまとめて、紫系で大人っぽく。17歳で、佳菜子ちゃんと同じ年頃なのね。

9位、シンシア・ファヌフ。(カナダ)
本来はパワフルなベテラン。ジャンプが不調でしたね。

10位、石川翔子。
良い物持ってる感じはします。日本は競争キビシイね~。

NHK杯アイスダンス結果とペア上位

アイスダンスは昨日がSDで、録画は出来ていると思うんですが~
見る暇がありません。
フリーは見ました!
でもその後、男子SPや女子フリーを見たので、ちょっと混乱しています。

結果をメモしておきますね。
1位、マイア・シブタニ&アレックス・シブタニ
同調性が素晴らしい日系の兄妹。
SDのラテンはやや不得意?
フリーは衣装も似合って~素晴らしかったです!世界ランキング5位。

2位、ケイトリン・ウィーバー&アンドルー・ポジェ (カナダ)
1位と2位は151点台の僅差でした。
どこかで長すぎるとかいうミスが。世界ランキング4位。

3位、エレーナ・イリニフ&ニキータ・カツァラポフ (ロシア)
ジュニア・チャンピオン。
フリーはアヴェマリアでしっとりと。ベテランに比べると、ちょっとした所でぐらつきが。世界ランキング12位。

4位、ネリー・ジガンシナ&アレクサンダー・ガシ (ドイツ)
なかなか良い感じでした。世界ランキング16位。

5位、ロレンツァ・アレサンドリーニ&シモーネ・バトゥリ (イタリア)
フリーはトスカ。
イタリアらしく情熱的な恋人を演じて、素敵でした。

6位、リン・クリンクライアット&ロガン・ジュレッティシュミット (アメリカ)
両親がタイ出身という彼女。

7位、キャシー・リード&クリス・リード
彼らだけを見ると、十分綺麗で、毎年よくやっていると思えるんですけどね。
上には上がいる~!
世界ランキングは20位。

ペアは川口悠子&スミルノフ組が5位からの逆転優勝。
うっとりさせてくれました。世界ランキング4位。

2位には、高橋成美&マーヴィン・トラン組が!
カプチーノみたいな衣装で、元気よく、可愛かった。世界ランキング9位。

3位にサフチェンコ&ゾルコビーは後半珍しいミスがあったから。
世界ランキングはもちろん1位です。

イカいくら丼

111004_160945ちょっと前ですが~
うまいもの市のイートインで食べたものです。

111004_161010イカとイクラの丼…
名前、何だったかなあ…
新鮮で~美味しかったですよ!

111004_161017海の香りがします。

丼の大会で、何だか賞とをったとお店の人が言ったので、これにしてみました。

111004_160208これはチラシ。
こちらのお店です。
111004_160313あれこれ迷ったんですけど。豪華な方はちょっとお値段がはりましたのでね。
中途半端な時間だったので~
お腹に優しいのにしました。

「アンダスタンド・メイビー」

島本理生「アンダスタンド・メイビー」中央公論社

十代の娘の遍歴を描きます。
一見普通のようでも、どこかダークな面があり、どう転ぶかわからない展開なので、はらはら。

藤枝黒江(クロエ)は、母子家庭の娘。
もともと勤めている母は忙しく、祖母と父に育てられていましたが、祖母の死後に両親が突然離婚。
小学生の時、母と二人で茨城県の筑波に移り住んできました。
研究者の母も、最初は娘を遊びに連れて行ったりと努力もしていたのですが。
家事は、主に娘が担当しています。

クロエは廃墟を写した写真集に目を惹かれ、生まれて初めてのファンレターを出します。
写真家の浦賀仁の方も喜んで返事をくれたので、いつか東京に行って弟子になるという夢を持つことに。
そんな話をする友達の怜ちゃんもいて、割合普通の中学生活だったのですが。

転校してきた男の子・酒井弥生君と友達に。
大柄で太めでオタクっぽい外見だけれど、いたって真面目な性格の彼。
クロエは彼に救いを感じるのです。
体育祭の長距離走の選手になったものの、脚を痛めて走れなくなったとき、助けに来てくれたのでした。他の子は見当違いの励ましをしたのですが。
彼の方は、積極的な女の子の態度をセーブするよう。
彼にはちょっと霊感があり、そのことをあっさり受け入れるクロエ。
まだお互いにつきあい方もわからないのは~無理もないのですが。

クロエはある出来事に取り乱して家を出て、ファミレスで男に声をかけられ、カラオケに誘われて断り切れず、襲われそうになります。
その事件の後、母とは決定的な亀裂が…

上下合わせて力が落ちなかったですね。
前半のほうがある意味では、未熟だけど真っ直ぐさがあって、好感持てたけど…
十代半ばにありがちな流され方もしていました。
下巻は二年半後。
今は憧れの写真家の助手に見事なって、家事や現像など何くれとなく世話をし、がんばって働いている20前後の女性。
もっとも、ほめられるのは料理だけ。
個人で撮った写真は評価されず、写真の指導はそれほどして貰っているわけではない。

おいおい、それはやめとけ、という所も。
男性遍歴の成り行きには、それなりの意味が。
過去の小さな出来事のようであったことも、本人もわからないでいたことを少しずつ確認していく…

旅立つ方向性があり、過去のこともただ放り捨てていくのではないあたりが良かったです。
事件性も含めて、広がりを持った作品でした。

「古書の来歴」

ジェラルディン・ブルックス「古書の来歴」武田ランダムハウスジャパン

サラエボ・ハガダーという実在する古書をモデルに、その来歴を創作したスリリングな物語。

ヒロインのハンナ・ヒースは、古書の保存修復家。
中世の美しい希少本サラエボ・ハガダーが発見されたという報を聞き、まだ若手のハンナが抜擢されて現地に向かいます。
ハガダーとはユダヤ教徒が家庭で使う写本で、絵が入っているのは異例でした。

ハンナは、発見者の学芸員オズレン・カラマンと惹かれ合います。
しかし、そこはボスニア。
戦乱は一時よりはだいぶおさまってはいましたが。
オズレンは数ヶ月前に銃撃で妻を亡くし、幼い息子は生死をさまよっているという状態でした。
気まずく別れることになってしまいますが…

折しも、ハンナにも運命の大きな転換が訪れます。
ハンナは、高名な外科医である母サラが、未婚で生んだ一人娘でした。
父親は利用されただけの男かと思っていたのに、愛し合った仲で、しかも絵も知っていた有名な画家シャランスキーだったとわかったのです。ハンナが生まれる前に亡くなっていたのですが‥
自分にそっくりな親戚がいるとわかり、血縁の暖かい人々に囲まれる経験をします。

6年後、ハンナは父の名字に変え、オーストラリアで働いていました。
そこへ、新たな知らせが?

ヒロイン達が追求していく過去の事実。
ボスニアは歴史的にも、現代でも、民族や文化がぶつかり合う地点なんですね。
そのいきさつと、現代の人たちは知らない当時のもっと詳しい事情が交互に物語られます。

チトーの時代、珍しい本を戦火から守ろうと逃げる人たち。
ユダヤ狩りから生き延びた娘は、イスラム教徒の夫婦に、赤子の子守りとして助けられますが…?
さらに、さかのぼって~画師の父を見習って助手となった子が、追いはぎに襲われて奴隷に売られ、数奇な運命に…
何といきいきとしていること!
こんな事があったのかも知れない‥
あったとしか思えなくなってきますねえ。

これはベストセラーでしょう。
日本語タイトルが、やや地味かなあ。
著者はオーストラリアのシドニー出身。新聞記者として世界を飛び回ったそうです。2001年小説を発表。
2006年、2作目「March」でピューリッツァー賞を受賞。
夫もピューリッツァー賞受賞者だとか。
本書は3作目、2008年の作品。
面白かったです!!

中途半端なポーズ

110918_221208まだ秋もはじめの頃の写真です。
いつものソファの上。
チラシを分類していたら~
さっそく乗ってきました。
新しい紙が好きなんですよ。

110918_221247お手々がM字のように半端な形に~
軽く曲げています。
夏のように、長々と伸びるほど~暑くはないんだけど…
きっちりたくし込んだり、ぎゅうっと丸くなるほど寒くもない~
過渡期のポーズ☆

110918_221315「それがどうかした?」
いえ、べつに…季節感あるな、と思ってね。

110918_221352「ふぅん…」
あ、ちょっとまた、ほどけましたよ♪

暑いような、寒いような…
ちょうど良い、とも言う? 

「ブレイズメス1990」

海堂尊「ブレイズメス1990」講談社

海堂尊の医療エンタテインメント。
世良の若き日の話で、これはかなり派手~なタイプです。

1990年、ニース。
世良雅志は、国際学会で発表する垣谷講師に付き添ってきました。
二人は東城大学医学部総合外科学教室、通称佐伯教室のメンバー。
今度入局する前に、学会を見学に来たという駒井とも、同行することになります。
量が多すぎるレストランの食事の残りを平らげる駒井は、さすがに若い。
ライバルの帝華大学は似たような発表をぶつけてきて、垣谷は精彩を欠く結果に。

世良は、外部研修を終えたばかり。
じつは、同じ学会で発表する天城雪彦に渡す書類を、佐伯教授に言付かっていて、そのほうが重要な役目。
ところが、天城は発表をドタキャン。
その地では、新術式で非常に有名らしい~天城ですが…

勤務先だというモナコの病院まで行くと、カジノで会えるだろうと言われます。
手術を懇願する患者に財産の半分を賭けさせ、運を試すという~仰天の行状!?
天城は長身で細身、日本人離れしています。しかも、カジノで大儲けしているという強烈なキャラクターは、ほら話っぽい要素だけど、小説としては面白い。

世良は下っ端なのですが、何とか天城に来て貰うことが出来たため、世話係を仰せつかります。
ジュノと呼ばれちゃったりして~ハーレーのタンデムシートに乗せられるわ、エメラルドグリーンのガウディを自慢されるわ。
板挟みの立場なので、何かと逃げ腰の世良ですが?

病院では、佐伯、黒崎、高階ら、いつもの教授陣の少し若い日のせめぎ合いが。
そこへ天城の唐突な登場!
皆の反感を買いますが、最初の手術は2ヶ月後と煙に巻きつつ、あちこちを見学して回るのでした。
じつは、公開手術のメンバーを選んでいたのです。
東京で公開手術を行う場面は、盛り上がります。

派手で、盛りだくさんな内容。
え~と、この話は…どれと、どうつながる?
あちこちに繋がっちゃうので、大変ですね~!
推理小説ではないですが、「このミステリがすごい」の出身だし…広範囲のミステリということで。

「紳士と月夜の晒し台」

ジョージェット・ヘイヤー「紳士と月夜の晒し台」創元推理文庫

イギリス黄金期のミステリ、今になっての発行です。
1935年の作品。

月夜の晩に、ロンドンから離れた村の広場で、紳士の死体が発見されました。
昔の晒し台に、足を突っ込んで状態で。
アントニア(トニー)というヒロインのイメージが強いので、最初はヒロインもののミステリ、コージー系と分類しましたが…いや?

探偵役は、シリーズ物(1作目)としては、ハナサイド警部。
今回のホームズ役は、アントニアの従兄で弁護士のジャイルズが活躍という。
警部とジャイルズが親しくなってしまうのは、現代ならアウトだろうな~。

恵まれた育ちだけれど、大金持ちというわけではない~兄ケネス・ヴェレカーと妹のアントニア。
腹違いの兄アーノルドが、ほとんどの財産を継いでいたのです。
ケネスは画家で才能もあるのですが、年中ふざけたことばかり言っていて、嫌っていた異母兄の殺人事件にも動じず、財産を継げることを喜び、仮定として様々な推理を繰り広げます。
浮世離れした態度に、周囲は呆れたり、戸惑ったり、煙に巻かれたり。

妹のアントニアもぶっ飛んでいますが、兄よりは無邪気で率直。
しかし婚約者に疑いがかかっても、「殺したとしても気にしない」と言い放つ始末。
アントニア自身、異母兄ジャイルズに婚約を反対されたために、怒って車で兄の別荘に駆けつけていました。誰もいなかったため、のんきに一人でくつろいでいたのです。
つまり、現場の田舎町にいたわけですが。

ほかにも次々に、怪しい人物が登場。容疑者には事欠かない事件。
果たして、真相は?
ミステリ読みなら難しくはないけど、本格物として十分楽しめます。

同時期のセイヤーズやクリスティにちょっと似た部分があり、古きよき時代を思わせ、ゆったりしていてユーモラス。
いかれた連中のお喋りで笑わせるあたりは、クレイグ・ライスも思わせます。
わかりやすくて、ロマンス物作家としても有名だというのも納得。
ヒストリカル・ロマンスの草分けだそうです。

[追記]マイリスト機能がどうかしているのか??
サイドバーに本の画像を出すことが出来なくなっています。
直ると良いけれど…???

追記の追記:翌日の夜、出来るようになりました!よかった~!

アメリカ杯、カナダ杯、中国杯

グランプリシリーズ、始まってます。
というか~2週間も前にアメリカ杯やってたんですけど。
初日は全く気づかず、次の日も録画に失敗…一部しか見てません。
小塚君が3位だったんですよね。
男子優勝はブレジナ。
2位、バンデルペレン。4位、ドーンブッシュ。

女子はアメリカのシズニー1位、イタリアのコストナー2位だったかな。
シズニーの紺の衣装は普通のパーティドレスのようですが、それが似合っていました。
コストナーも調子良かったんだけど、僅差で逃げ切られました。
3位、ビクトリア・ヘルゲソン。

今井遥ちゃんが4位。自己最高。
SPがすごく良かったです!
肩ひものないデザインのピンクの衣装がよく似合っていて、柔らかな演技。

アイスダンスは、順当にデイヴィス&ホワイトだったそうです。
2位、ペシャラ&ブルザ。

[カナダ]
スケート・カナダは、高橋君が3位。
黒い衣装も良いけど、どっちも遠目には真っ黒なのはちょっといただけない。肩の辺りが真っ黒だと、顔が大きく見えるよ。
パトリック・チャンが優勝。SPはまさかの不調でしたが、しっかり取り返し。
フリーの赤いシャツは昨年の高橋君SPと逆転したみたいでした。みんな、イメチェンして演技の幅を広げようと努力しているのよね。

男子2位はスペインのフェルナンデス。
SPが黄色いセーターに吊りズボンで、キュートでした。
4位がリッポン。

女子はトゥクタミシェワ優勝。
鈴木明子さんが2位は立派でした。
表現力があって、魅力のあるプログラム。フリーの白と水色の衣装も似合って、素敵でした。
3位はワグナー。
フリーは黒鳥で大人っぽく魅力的。

今シーズンの一番の話題は、ロシア女子の新星二人じゃないかしら。
エリザベータ・トゥクタミシェワでいいのかな?
14歳にして、シニア初戦で優勝という快挙。
可憐で優雅、なめらかで、過不足ない。
SPの黒の衣装はちょっと大人っぽすぎて、もったいなかったけど。
フリーの赤い衣装で、くるくる軽やかに踊るのは可愛かった。

4位、アリーナ・レオノワも新境地。
毎回、衣装が凝ってるのよね。
フリーは露骨にあんどうみきちゃん風なのが面白かったけど。
まあわからないでもない…

アイスダンスは、ヴァーチュー&モイヤー優勝。
2位もカナダ(英語サイトで確認しているので、読み方が…)、3位はイタリア。

[中国]
そして、トゥクタミシェワが勝てないでいる15歳アデリナ・ソトニコワ(だっけ?)が、中国杯に登場!
足元がしっかりしていて、緩急ある個性的な演技。
SPはブルーのタイツで、曲はボレロ。
フリーは「愛の夢」で、渋い紫の濃淡に造花を付けた衣装。
3位。さすがに若さも見えて、優勝は出来ませんでしたけど~ソチ五輪の金メダル有力候補ですね。
あ、今回不調のマカロワも出てくると思うけど。

女子優勝は、コストナー。
2位が長洲未来。カナダでふるわなかった所を挽回しました。
4位は中国で…なんて読むんだろ?…日本読みだとチョウ・カキンのことかな?シュ・シュウエイ、コウ・ヒョウワも出ていましたが。
5位がアメリカの中国系ガオ。長身でなかなか良かった。

村上佳菜子ちゃん、クラシックにイメージチェンジ。
SPは、シックな臙脂と淡い藤色のぐうっと大人っぽい衣装。
技も苦手な物を克服しようと、わざと入れてきました。
クラシック音楽に乗せた流れるような踊りは以前と違っていて、そのあたりが演技構成点では高く評価されていました。
素質はすべてにおいて十分なので、のびやかに滑って欲しい。
だんだん完成度が上がるのを待ってますよ~。
フリーは水色の衣装。
衣装はさわやかで綺麗、もうすぐ17歳らしい清楚さもあるんだけど、佳菜子ちゃんにはもう少しはっきりしていても良い。
メークや髪が大人しすぎじゃないかな。
顔の表情も、暗めの曲だからといってずっと不安そうなのはマイナスイメージに。
もっとはっきりした表情でめりはりつけて、後半は笑顔にした方が、演技としての印象も良いし、自分にとっても良いんじゃないかしら。
SP4位、フリー7位で、総合6位。

羽生君、4回転が成功してかっこよかった。
SPでは2位につけてましたが4位に。
フリーは他のジャンプで転倒があってコンビがとべず、残念だったけど。
仙台で震災にあてホームリンクで滑れなかったということもあって、頑張りが嬉しい。

ガチンスキーまで釣られたみたいに転倒したのにはビックリ。ライバル意識強いらしい?若さはちょっと微笑ましいけど。SP1位をふいにして5位に。
優勝はアボット。いい感じでした。
織田君はベテランの味で4位から2位に上がりました。プログラム、良かったですよ~。
3位が中国のナン・ソン。宋楠って書く人かな。SPのジャンプがすごく良かったのは覚えてる…

アイスダンスは、ボブロワ&ソロビエフ優勝。
2位に、シブタニ兄妹。
ペアは、川口悠子さん組が優勝だそうです!

とりあえず、メモ…
少し加筆しつつ。

白地にピンクのふくら雀

111031_231617琴音さんこと、オリオン座のソナタさんが締めている帯。
白地にピンクの濃淡で、細かい柄が入った金襴です。
新宿のオカダヤで入手。
ここまで細かい柄は珍しいので、嬉しくなりました。

111031_231525結び方は、ふくら雀です。
上の方に襞を寄せて、丸みを出しているのが、特徴です。
ちょうど、雀が身をふくらませているみたいにね。
上にポイントがあるのは、若さを強調している形。

あ、長いのを結んだわけじゃなく~
本を見て作った~作り帯ですけどね。

111031_231823帯揚げを黄色の縮緬に替えてみました。
より秋らしいかと…
こんなポーズも、着物姿らしいかしら?

111031_232047なかなかピントが合わないので、
ライトを強くしてみました。
栗色の髪も、陶器のような肌も~
とても綺麗なんですよ☆

「マリアビートル」

伊坂幸太郎「マリアビートル」角川グループパブリッシング

伊坂ワールド全開な~犯罪小説。
東北新幹線の中で次々に起こるとんでもない事件を、楽しげにテンポ良く描いた作品です。

木村雄一は、病院にいる息子の渉のために、新幹線に乗ります。
目的は、王子という名字の中学生。
坊っちゃん風で品はいいけれど、実は、6歳の渉をデパートの屋上から面白半分に突き落としたのがこの中学生。
王子を狙った木村は、逆に王子の罠に捕らえられて、脅迫を受け続ける羽目になってしまう…

もっとも不運な男・七尾も乗っています。
七尾は便利屋で、時には危険な仕事も引き受けるのですが、業界内では軽く見られて、「てんとう虫」というあだ名を付けられています。
仕事を取ってきて仲介するのは、真莉亜という女性。
今回の仕事は、あるスーツケースを持ってくるだけのはずでしたが?

一方、蜜柑と檸檬という二人組の殺し屋。
長身でたくましく、雰囲気が似ているために、双子と思われることもあるコンビ。
蜜柑は読書家で蘊蓄垂れ、檸檬は機関車トーマスのファンで、何かといえば例えに出します。
峰岸というボスの息子を連れ戻すだけのはずが、車中で息子が何者かに殺されてしまい、窮地に立ちます。
しかも、大金の詰まったスーツケースまでが、行方不明に?

それぞれのもくろみが錯綜する新幹線!
かなりブラックユーモアだけど、間が良くて、笑えます。
そして、ちゃんと一番生き残って欲しい人は生き残り、一番嫌な奴はそれなりに。
「グラスホッパー」を読んでいる方がわかりやすいかもだけど、逆でも差し支えはありません。
面白かったです!

えんじの振り袖のオリオンさん

111031_172732ちょっとお久しぶりの着物写真です。
モデルは~「オリオン座のソナタ」という名前のmomokoさん。

111031_172907着物は自作。
エンジ色に雪輪の振り袖です。
2010のお正月に、スカーレットさんが着た物。

バービー用なので、大きめ。
カット綿で補正してます。

秋らしい地色と古風な柄で~
クラシックな髪型に似合うかな?と。

111031_172957今度はこっち向き。
この髪型が可愛いですよね。
三つ編みを巻き付けた形。
崩れちゃうので、髪飾りは着けられませんけど。

111031_173949座りポーズも☆
淡いピンクのリップなので~
細かい柄に優しいピンクの入った帯にしてみました。
今年作った帯で、4月にご紹介してあります。

111031_173732作秋にうちのメンバーとなったオリオンさん。
ほんとは9月に単衣を着せる予定でした。
既に11月!
名前は琴音さんといいます。
バイオリンのイメージでした。
着物姿だと、お琴もいいですね~。

[追記]ちょっとインターネットかエクスプローラーの何かに異変が生じて、途中から書き込めなくなってました。次々妙な反応が…
再起動して、お気に入りからでなくブログ名をグーグル検索して入ったら、いちおう書けていますけど…??

「女王エリザベスと寵臣ウォルター・ロ-リー」

ローズマリ・サトクリフ「女王エリザベスと寵臣ウォルター・ローリー」原書房

サトクリフがこの時代を取り上げているのは、珍しいかな。
女性が主人公というのは、さらに珍しい。

ウォルター・ローリーの少年の日から始まり、幼いベス・スロックモートンとの出会い。
二人が出会う庭園の描写がありありと美しく、その時代に入り込むようです。
ベスの視点が多く、もう一人のエリザベスみたいな話です。
タイトルとはちょっと、イメージが違いますね。
原題はLady in Waitingだったかな。
侍女のことですが、夫を待つ女という意味もあるのじゃないかしら。

個性の強い男の子が海を渡ることに憧れ、長じて輝くような将となり、女王の信頼を得て、夢のままに生きようとする~勢いが感じられます。
若いエセックス伯という寵臣が同じ時期にいて、このほうが恋人だったと思われますが、ローリーも寵を張り合うように宮廷に詰めていたのですね。
本当は常に海へ出ていたい方だったのに、それはなかなか叶わない。
ローリーは、宮廷人のほとんどを全く気に留めない~傲慢な性格。
嫉妬もあって好かれてはいなかったそうですが、船乗り達には圧倒的な人気があったという。

女王の侍女であったベスとローリーが勝手に結婚したことで、二人ともいったんロンドン塔に入れられる羽目になるのですが。
貴族の結婚は君主の許可を得なければならない時代。女王はそもそも、侍女の結婚にはいい顔をしなかったそうで。
エセックス伯も結婚して不興を買い、こちらはすぐに妻を田舎に送って別居状態に。
ローリーの方は、妻と隠棲したまま5年。宮殿の出入りは禁じられていたけれど、必要な場合には使われるようになります。
やっと許されそうなときにも、勝手に妻を伴って伺候。それなりに愛妻家だったようです。

ベスの若い頃からの知り合いで友達でもあったロバート・セシルは、寵臣二人の均衡をあやつるようでもあったという。
エリザベスの没後、エセックスと連絡のあったスコットランドのジェームズが王位に就きます。
ジェームズに憎まれ、その後ローリーはほとんどをロンドン塔で過ごすことに。
待遇は途中から良くなり、海外からもローリーに会いに来る人が増えて、ちょっとしたサロンのようになるのでした。
海へ行きたいと焦がれるローリーは、やがて危険な航海に出ることに。

妻のベスの視点が多いので、心境は推測というか創作かな。
作中では触れられていませんが、未亡人になったベスは、夫の首を防腐処理して生涯持っていたという。
それほどの愛とは?という話なんですね。
このへんの時代に興味があれば、非常に面白いです。

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