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「ブレイズメス1990」

海堂尊「ブレイズメス1990」講談社

海堂尊の医療エンタテインメント。
世良の若き日の話で、これはかなり派手~なタイプです。

1990年、ニース。
世良雅志は、国際学会で発表する垣谷講師に付き添ってきました。
二人は東城大学医学部総合外科学教室、通称佐伯教室のメンバー。
今度入局する前に、学会を見学に来たという駒井とも、同行することになります。
量が多すぎるレストランの食事の残りを平らげる駒井は、さすがに若い。
ライバルの帝華大学は似たような発表をぶつけてきて、垣谷は精彩を欠く結果に。

世良は、外部研修を終えたばかり。
じつは、同じ学会で発表する天城雪彦に渡す書類を、佐伯教授に言付かっていて、そのほうが重要な役目。
ところが、天城は発表をドタキャン。
その地では、新術式で非常に有名らしい~天城ですが…

勤務先だというモナコの病院まで行くと、カジノで会えるだろうと言われます。
手術を懇願する患者に財産の半分を賭けさせ、運を試すという~仰天の行状!?
天城は長身で細身、日本人離れしています。しかも、カジノで大儲けしているという強烈なキャラクターは、ほら話っぽい要素だけど、小説としては面白い。

世良は下っ端なのですが、何とか天城に来て貰うことが出来たため、世話係を仰せつかります。
ジュノと呼ばれちゃったりして~ハーレーのタンデムシートに乗せられるわ、エメラルドグリーンのガウディを自慢されるわ。
板挟みの立場なので、何かと逃げ腰の世良ですが?

病院では、佐伯、黒崎、高階ら、いつもの教授陣の少し若い日のせめぎ合いが。
そこへ天城の唐突な登場!
皆の反感を買いますが、最初の手術は2ヶ月後と煙に巻きつつ、あちこちを見学して回るのでした。
じつは、公開手術のメンバーを選んでいたのです。
東京で公開手術を行う場面は、盛り上がります。

派手で、盛りだくさんな内容。
え~と、この話は…どれと、どうつながる?
あちこちに繋がっちゃうので、大変ですね~!
推理小説ではないですが、「このミステリがすごい」の出身だし…広範囲のミステリということで。

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