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「何か文句があるかしら」

マーガレット・デュマス「何か文句があるかしら」創元推理文庫

コージー系の楽しいミステリ・シリーズ一作目。
おしゃれな表紙イラストがピッタリです。

セレブな30代のアメリカ女性チャーリー。
結婚とは縁遠いと自他共に認めていたのに~イギリス滞在中に、運命の人と出会って電撃結婚!
チャーリーは自前の劇場を持つ劇団を経営していますが、大富豪の家系なので、赤字は財産で補填できるというもの。

演劇研修に行ったロンドンで出会った彼は、ジャック・フェアファックス。
長身で、ちょっと若い頃のグレゴリー・ペックに似ている彼。チャーリーの方はヘプバーンというよりはイザベラ・ロッセリー二だとか。
アメリカに渡った新婚夫婦が、とりあえず泊まることにしたホテルの部屋に、なぜか死体が…!?
結婚したと知らない劇団関係者が階上を借り切って帰国歓迎のために集まっていたので、新婚気分はお預けに。

チャーリーの叔父ハリーは、元不良の大金持ちで、既に両親のいないチャーリーのことには何かと口を出してきます。
金持ち故の悩みで、恋人と思ったら手切れ金目当てだったという悲惨な経験もあったのでした。
叔父の娘シスは、薬物などの中毒の治療に出たり入ったりしています。
今は恋人が出来て安定している時期らしかったのが、突然誘拐され…?
しかも夫のジャックは何か隠しているらしい。ハリーはすぐに調べをつけて、あてこすってくるのです。
海軍の気象学者だったというジャックの経歴が、実は…?

事態は、連続殺人事件の様相を呈してきます。
有能なアイリーンや、人のいい親友のブレンダなど、周りを囲む人々も生き生きしています。
チャーリーを守ろうとするがゆえのジャックの行動で、隠し事をされたとケンカになりつつ、事件の解決へ。
後半は、冒険ものの要素も。

大金持ちという現実離れした設定のせいか、公演しようとしている戯曲の年代というせいか、いい意味でレトロ風味な楽しさもあります。
タイトルもいいですね。
原題のSPEAK NOWってこういうニュアンスなのかしら。「文句があるならさあ、言って!」みたいな。

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