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「プラチナ・データ」

東野圭吾「プラチナ・データ」幻冬舎

東野さんの…何作目になるんでしょうか?
最近読んだものの中では印象が強かった作品です。

渋谷のホテルで、女性の遺体が発見されます。
警視庁捜査一課の警部補・浅間玲司は、那須課長の指示で、証拠品を届けることに。
そこは、有明の警視庁東京倉庫…
倉庫が建ち並ぶ場所にわざと目立たない看板を掲げ、最先端の科学捜査が行われていたのです。
中にあったのは、特殊解析研究所。
DNAプロファイリングというもので、背格好、顔立ち、病歴、性格までも推理できるという。

主任解析員の神楽龍一が描き出したリアルなモンタージュに、浅間は驚きます。
そればかりか、ある主婦のデータとの共通性から、その三親等内にいる人物だというのです。
犯人は無事逮捕されますが、浅間は不審を抱くのでした。
前科者でもない女性のその情報は、どこから得たのか?
逆に、神楽には、警察の捜査にDNAの情報を利用できるという法案がもうすぐ通るだろうと言われます。

浅間は、そんなことは国民が許さないと言うのですが、これまでも当初は反対があっても、どんな法案だって通ってきたと言われてしまいます。
た、確かに…ほとんど…
この場合、数ヶ月後には、それが実現するのです。

一方、新世紀大学病院の最上階には、蓼科耕作と早樹という兄妹が入院し、人と関わらずに暮らしていました。
そこはVIPルームで、DNA捜査システムを作り上げたのは天才のこの二人だったのです。
ところが、何者かに撃ち殺され‥?
病院にいた神楽は容疑を掛けられて、逃げ回ることに。

神楽には、自分が犯人でないという確信が持てない理由があった…
リュウという人格が時折現れる~二重人格だったのです。
リュウの恋人だというスズランという少女が、神楽の前に現れ‥?
神楽の父親の過去や、逃走中の出会いなど、予想外の展開。
近未来物のような無機質な冒頭から、どんどん話が転がっていきます。
いろいろな要素があり、刺激的で、面白かったです。
切ない結末。

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