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2011年8月

ペーズリー浴衣のミラクルさん

110829_124103momokoさんに浴衣、やっと着せました~!
「今年の浴衣、一番乗り~!」
ミラクルパーティーガールさんです。
うちでの名前は文那さん。
かなり外人ぽいですけど。
110829_124224ペーズリー柄の薄手木綿です。
大人っぽい雰囲気や淡い色の髪に似合うかなあ、と。
110829_124532帯は~古布を使って作った物。
紫系が流行なので、紫系で艶があって花柄のを合わせたかったの。
これが手持ちのでなかなかちょうどいいのがなくて…
ちょっと地味ですかね。
110829_124653お顔のアップ…
リップの色が合うと思って着せたんだけど~
リップだけでなく、アイメークも色が合いますね。
ペーズリー柄はシルクロードから渡ってきた柄で、お着物にもあります。
この布はしゃきっとしていて、着せやすいです。
前に、浴衣としても、夏着物としても、登場したことがあります。
だいぶ前なので…
すでに新鮮?

「キケン!」

有川浩「キケン!」新潮社

大学のサークルの話。
理科系の男子が奮闘するのが楽しい。

某県某都市、成南電気工科大学。
機械制御研究部、だから~通称キケン。
2回生ながら部長の上野直也は、成南のユナ・ボマーの異名を取る爆発好き。つまり、これが最大のキケンですね。
副部長の大神宏明は通称大魔神。目つきが鋭すぎて、新入生勧誘時には目を閉じていろと言われるほど。大柄で接近戦が得意です。

そこへ入ってきた一回生・元山高彦。
家が喫茶店の「お店の子」~常識的で、何かと気がつくんです。
先輩の行動に慌てますが、いざとなれば有能。
一緒に入ったのが、池谷悟。
大らかで、何があっても動じず、けっこう大器かも?

工具が揃った部室で、課題が溜まったときには泊まり込みで作業が出来るという環境。
それを当てにした3回生が、幽霊部員ばかりになったための~2回生部長。
以下、精鋭?メンバーが加わって黄金時代が築かれていくのでありました。
上野の家に行った1回生は、部屋が別棟になっていて、母屋立ち入り禁止になっているのに驚きます。
上野の部屋には、「かやく」とひらがなで書いてある容器に驚く。ひらがなでしか書けない頃から扱っていた…?という。
ハーゲンダッツのスプーンで、火薬を掬い‥

数日続く学園祭で、キケンの伝統あるラーメンは、たまに「奇跡の味」が出るという評判がたっていました。
目の前にラーメン店が出店というライバル登場に、確実に奇跡の味を出せるように工夫しようと、燃えるメンバー。

女子大生に交際を申し込まれた副部長の顛末。
ロボット相撲大会など。
学生時代の武勇伝を色々取材して聞いた上で、構成したようです。
元気が出る作風で、青春物にノリはピッタリですよね。

「ハローサマー、グッバイ」

マイクル・コーニイ「ハローサマー、グッバイ」河出文庫

SFらしいスケール感とスリル、奇妙な味わいがありますが、10代の子達が成長する一夏の青春物としても読めます。

太陽フューを回って楕円形に軌道を描く惑星に住む少年達。
地球とは違うけれど、かなり似たような人間の世界が展開します。
エルトという国の中心地アリカから、避暑地のような別荘のあるパラークシにやってきた一家は、父親が役人。上流階級と両親は思っているのですが、大多数の人からは嫌われる結果に。
少年ドローヴは、去年好きになった女の子ブラウンアイズと会えるのを楽しみにしていました。
去年の夏の終わりに、ちょっと口をきくことが出来ただけの仲。
このブラウンアイズが、すごく良い子なんです。
酒場もやっている旅館の娘で、いわば下層階級。ドローヴの親はいい顔をしません。

何が起こるか?わからない世界。
身近な人が突然狂気にとらわれたり、道ばたに生えているアネモネの木に取り込まれてしまったり。
なぜかアネモネという名前の植物がここでは木で、人の服を食べてしまうという…
ロックスというのが使役動物で、馬や牛やロバを合わせたような存在。ロックスがひくロックス車というのが走っています。
ほかにスチーム車や、自動車(モーターカート)というのも。
ロリンという毛がふさふさしていて身軽な猿のような?生き物(猿とは一言も書かれてないけど)が半ば野生だけど、そこらにいます。
ロックスと共生関係になるのか?寒さで立ち往生したロックスにまたがり感応力を使って誘導したりします。
時には、ロックスのように感じてか?苦しんでいる人を助けに来てくれたりする…?!

隣国というのか隣の大陸?アスタとの戦争が起きているという状態ですが、子供にはそんな実感はないままでした。
親同士が認めた友人であるウルフという少年と、彼が連れてきたリボンという少女。ウルフは問題の多い性格で、リボンはお人形のように綺麗なんだけど~やや傲慢な所がある子。
最初は、彼らの強引さに押され気味のドローヴでしたが。
ブラウンアイズも含めた4人で小型スキマーに乗って赤い海へ乗り出し、冒険を楽しみます。
しかし、謎の事件が起こり、次第に町の人々の争いに巻き込まれていくのです。
そこには、恐ろしい秘密が…

少年の冒険がいつしか、一人前に現実的な対応を迫られることに。
SFならではの奇想天外な危機が訪れます。
かなり無惨だけど、一筋の希望も。
少年の成長と共に、少女ブラウンアイズとの初恋が貫かれていくので、その辺に注目すれば心地よさは感じられます。

1975年の作品。
この世界は1875年ぐらいの段階で進化している途中という設定だとか。もう少し後の感じだけど…?

007バービーの細部

110816_231428ベーシックスのコレクション2のモデル007さんの細部です。

髪の色はブラウン…ですよね。
金茶といってもいいような明るめのブラウン。

肌は濃いめの健康色。
メークはナチュラルな色。

110816_231230後ろ姿です~。

縫製はちょっと難アリですが~
まあ着るに困ることはありません。

110816_231324足元。

白いミュールです。
ちっちゃな爪にペディキュアしてます。

110817_004516脚、長…っ!!

左右にもけこう開きます。

110817_003943膝は曲がらないけど~
脚の付け根が角度つくので、
けっこうニュアンスはつけられます。
こんなポーズも☆

我が家での名前は…ジョアンかな。

うちには~ヘレン、ヴィクトリア、スカーレット、ジーナ、サンドラ、エリザベス、クリスタ、珠里、リディア、カリ、アマンダ…が在籍しております。
あ、名前が付いてないのも…(汗)

「折れた竜骨」

米澤穂信「折れた竜骨」東京創元社

ファンタジー的と言っても良い~
ミステリでもあるし、歴史物でもある…
どれも好きな私には好みに合っていました。
こんなのも書けるんだねーっ!
ていうか、カドフェルのファン?(にっこり)

12世紀のイングランド。
リチャード(獅子心)王の時代。
かって王女モードと王の甥が争った戦乱の傷もまだ癒えきっていない頃のこと。
ヒロインのアミーナは、ソロン諸島の領主エイルウィン一家の娘です。
「呪われたデーン人」が襲ってくる!と、父ローレントが突然、傭兵を集め始めます。
平和が続いていたソロンの民に軍備らしい物はなく、騎士も数えるほどしかいないのです。
もともとデーン人の土地を戦いで奪い取ったのが、領主一家の祖先。
「呪われたデーン人」とは不死の存在。古い塔には捕虜となっているデーン人トーステンもいました。
いつかはソロンを奪いに来るという言い伝えもあり、教会の鐘で封印されていたのですが…

傭兵が集まった日の翌朝、父が剣で刺された死体で発見されます。
元気なアミーナですが、最愛の父亡き後の人生は厳しくなるかも知れないという不安に襲われます。
娘は政略結婚に出されるのが普通で、姉は父が年齢や人柄も見てお似合いの相手に嫁ぎました。
跡を継ぐ兄アダムには父ほどの度量や心配りがありそうもないからです。
しかし、それどころではなく…

デーン人の襲撃を警戒しながらも、父を殺した犯人を突き止めるために、アミーナは騎士ファルクを案内しつつ行動することに。
聖アンブロジウス病院兄弟団の騎士ファルク・フィッツジョンは、暗殺騎士のエドリックを追って、従士のニコラと共にこの地に来たばかり。
領主の死は、暗殺騎士の魔法に操られた人間が行ったものと断言します。
本人さえもしらないうちに実行しているという‥
集められた傭兵は、ウェールズ人の弓名人イテルとその弟。
マジャル人の女性戦士ハール。
サラセン人の魔術師ナズィ-ル。
ザクセン人の遍歴騎士コンラートとその仲間。
ほかに館にいたのは信頼できるはずの領主の身内や家令、吟遊詩人‥
その中の誰かが、操られていた?!

後半、唐突に霧の中から船が現れて、ろくな備えをしていなかった町民達が襲撃され、アダム達の兵はとても間に合わない!?
撃破するのは無理に思えますが、なかなか手際よく、戦闘シーンも展開していきます。
設定が変わっているから推理しにくいけど、ヒントはちゃんとそこかしこに出ていて、ファルクが一同を集めてのシーンになる推理物のお約束な展開に。
勇敢な少女は、感じが良いです。
ドラマチックで、盛り上がりますよ。

白いTシャツのバービー

110816_225454ベーシックスさんの第2弾シリーズから。
新入りバービーさんの登場です。

ジーンズに白いTシャツなんですよ。
(第1弾は黒いワンピでした)

110816_225858うちでお迎えしたのは彼女。

コレクション2のモデル007さんです!

110816_230028_2例によって~
髪はこのように、ミシン縫いされてます。

110816_231028笑顔がチャーミングでしょ?

この前は妖艶なタイプにしたので~
穏やかな顔立ちで、普通な所がいいかなあ、と。
110816_232041ベーシックスさんは膝が曲がらないので~
座るポーズはちょっと苦手ですcoldsweats01

「サイズ14でもでぶじゃない」

メグ・キャボット「サイズ14でもでぶじゃない」創元推理文庫

いきのいいヒロインで、楽しいミステリ。
2作目です。
ニューヨーク大学の学生寮の寮母になっているヘザー・ウェルズは、20代の末。
じつは元アイドル歌手。

もっと大人びた歌を歌いたいといった所、首になってしまいます。
しかも~母親は、マネージャーと駆け落ち。
所属事務所の社長の息子でもあるスターのジョーダンと婚約していたのですが、浮気を目撃して別れました。

そして、1年。
彼の方は、何かと未練がましく接してくるのですが。
ヘザーはもう、大家でもあるジョーダンの兄クーパーの方にぞっこんですが、クーパーは冷静な態度のまま。
クーパーは私立探偵で、芸能一家からは孤立している変わり者でした。

今回は、横領で服役していたヘザーの父親が出所、連絡を取ってきます。子供の頃以来、会っていないので、戸惑うヘザー。
大家のクーパーに、何と説明したものか…?

1作目は、エレベーターからの墜死という事件でした。
あれから上司は替わって、感じの良いトムになっています。
今回は、カフェテリアのキッチンで、リンジーの遺体が…!
リンジーは、人気のあるチアリーダーだった美人。
ヘザーは、捜査に関わるなとみんなに言われますが、親友のマグダだけは、リンジーの汚名を晴らして欲しいと望むのでした。
大学生の本音を突き止められるかと、リンジーが付き合っていたという男子学生達の居場所に乗り込みます。
果たして…?

冬の間に5キロ増えてしまったという~ダイジョブなのか、ヘザー?(笑)
案内役を頼んだ学生のギャビンには、けっこう気にいられている様子。
ずっと年下なので意識していなかったら、交際を考えてくれと言われます。
舞台にゲストで出て1曲歌う話も来て、じょじょに復活の見込みも見えてきてるようです。

「プラチナ・データ」

東野圭吾「プラチナ・データ」幻冬舎

東野さんの…何作目になるんでしょうか?
最近読んだものの中では印象が強かった作品です。

渋谷のホテルで、女性の遺体が発見されます。
警視庁捜査一課の警部補・浅間玲司は、那須課長の指示で、証拠品を届けることに。
そこは、有明の警視庁東京倉庫…
倉庫が建ち並ぶ場所にわざと目立たない看板を掲げ、最先端の科学捜査が行われていたのです。
中にあったのは、特殊解析研究所。
DNAプロファイリングというもので、背格好、顔立ち、病歴、性格までも推理できるという。

主任解析員の神楽龍一が描き出したリアルなモンタージュに、浅間は驚きます。
そればかりか、ある主婦のデータとの共通性から、その三親等内にいる人物だというのです。
犯人は無事逮捕されますが、浅間は不審を抱くのでした。
前科者でもない女性のその情報は、どこから得たのか?
逆に、神楽には、警察の捜査にDNAの情報を利用できるという法案がもうすぐ通るだろうと言われます。

浅間は、そんなことは国民が許さないと言うのですが、これまでも当初は反対があっても、どんな法案だって通ってきたと言われてしまいます。
た、確かに…ほとんど…
この場合、数ヶ月後には、それが実現するのです。

一方、新世紀大学病院の最上階には、蓼科耕作と早樹という兄妹が入院し、人と関わらずに暮らしていました。
そこはVIPルームで、DNA捜査システムを作り上げたのは天才のこの二人だったのです。
ところが、何者かに撃ち殺され‥?
病院にいた神楽は容疑を掛けられて、逃げ回ることに。

神楽には、自分が犯人でないという確信が持てない理由があった…
リュウという人格が時折現れる~二重人格だったのです。
リュウの恋人だというスズランという少女が、神楽の前に現れ‥?
神楽の父親の過去や、逃走中の出会いなど、予想外の展開。
近未来物のような無機質な冒頭から、どんどん話が転がっていきます。
いろいろな要素があり、刺激的で、面白かったです。
切ない結末。

ミルクティー服のマリーナさん

110725_001037ミルクティーパーティーさんのワンピを着せてみましたよ。
モデルは早春のマリーナさんです。

110725_001113元は黒いタイツにチェックのコートで
冬スタイルですが~

こうすると、夏服っぽいでしょ?

なんか華奢…
妖精みたい?

110725_001513お花と一緒に☆

座りポーズも何だかユニーク?

110725_001416ドレスのレースをアップ目に♪


110725_001711かわいいとは思っていたけれど…
また雰囲気が…

いろんな表情を見せてくれるmomokoさんです。

「海のカテドラル」

イルデフォンソ・ファルコネス「海のカテドラル」武田ランダムハウスジャパン

スペイン版「大聖堂」といった趣き。
スペインはやはり情熱的で激しい…言葉にするとベタだけど~他にない迫力!

14世紀のカタルーニャが舞台。
バルナットは土地に縛られた農奴ですが、あたりで一番豊かな農夫でした。
農奴といっても~4代前は自由民。支配者が勝手な法律を作って農奴にしたのです。
バルナットがめでたく結婚する日に、強欲な領主が現れて、祝いの席は一変、初夜権を要求されて無惨なことになります。
豊かなバルナットは妬まれていたのでした。美しい花嫁フランセスカは以来、夫に口もきかない…
しかも領主の子の乳母として召し出されてしまいます。

城へ出向いたバルナットは自分の子が放置されていたのを見つけて連れ出し、バルセロナに逃亡。
妹の嫁ぎ先に身を潜め、バルセロナに1年と1日住めば市民権を貰えるという希望に賭けます。
幼い息子のアルナウは、当初は従姉達と一緒に可愛がられて育ちます。が、またしても悲運が…
バルナットの妹が亡くなり、夫のプッチが貴族と再婚。
プライドだけは高い貴族の新妻に、逃亡農奴だったバルナット親子は疎まれることになってしまいます。
もっと悲運な育ちをしている男の子ジュアンがアルナウと仲良くなり、ジュアンにもわが子同様に接するバルナットでしたが。
バルセロナで蜂起が起き…

海辺に市民のためのカテドラルが建築中というのが美しく、希望を感じさせます。
尊敬されている建築家が、大勢の市民が入れるようにと、広くするために高さはそれほど高くないカテドラルを設計したのです。
地中海の光を取り入れた大きな窓とステンドグラスが特徴。現存するカテドラルです。
石切場から「海の仲仕」と呼ばれる力持ちの男達が、無償で重い石を運んだのだそう。
アルナウは少年ながら、これに挑戦するのです。
一番小さな石を運ぶのにも一歩ずつよろけそうになって、背中が傷だらけになった少年。何年かするうちに、たくましく成長します。

スペインはまだ一つの国として統一されておらず、四つの王国の王の権力も安定していない。
ローマ教皇庁も絡んできたり、ユダヤ人差別の問題も大きい。
ややこしいですが、それも新鮮。
恋愛も豊富というか~全く違うパターンの男女関係がいくつも出てきます。
アルナウは初恋の娘アレディスへの結婚を申し込んでもかなわず、アレディスが老いた親方に嫁がされた後に、彼女から迫られて関係を結んでしまうのですが…
当時は不倫が発覚したら組合を辞めさせられて男性は職がなくなり、女性は生涯幽閉の可能性もあったという。
とんでもない法律がたくさんあったのです。

ペストはユダヤ人の謀略という説が出て、ヨーロッパ各地でユダヤ人が虐殺される事態に。
幼い子供が襲われているのを見過ごせずに助けたアルナウは、ユダヤ人に信頼されるようになります。
アルナウは両替商となり、片腕となった元イスラム教徒ギジェムの力で、成功します。
沖の仲仕の忘れ形見マールを養女として育てながら、平和な家庭を築きます。

カタルーニャ王ペラ三世に取り立てられたアルナウは、初夜権などの悪法をすべて撤廃。
それが憎まれてアルナウは、異端審問の場に引き出されることに。
幼なじみのジュアンは、異端審問官となっていた…
これまでの登場人物すべてが大きく絡み合い、危機につぐ危機の後、大団円に。

何とも強烈な時代のうねり。
圧政や疫病という抗いがたい苦難に遭いながら、知恵と愛情の限りを尽くし、自らの尊厳をかけて団結する人々。
次が知りたくて、読むのをやめられない!
ドラマチックでした!

夏の釜飯

110712_161216ちょっと前に食したものですが~
久しぶりの釜飯屋さんでした。
夏釜飯~というネーミングだったかな?

110712_161250いろいろ~楽しげに並んでます。

蓋を取った所!

110712_161340釜飯は夏野菜に~海老に~
味がしみていて…
しみじみ美味しかったです☆

110712_161351小さな甘いものがついているのも嬉しいですね。
110712_162817さらに、レディースデイのサービスで
落とし文という和菓子が付いています。
中は黄味餡。
まわりがもろもろっと崩れるのが美味しいの~happy01

「ななつのこ」

加納朋子「ななつのこ」創元推理文庫

ずいぶん前から読むつもりでいて、読んだような気になっていたのに、まだでした!
読んでみたら~かなり好印象。
続編も迷わず読むつもり。

短大1年の入江駒子は、「ななつのこ」という本を、表紙に惹かれて手にしました。
すっかり気に入って作者の佐伯綾乃にファンレターを書こうと思い立ち、身近にあった謎の事件もついでに書き送ります。
思いがけず返事が来て、しかも想像としてですが、謎は見事に解かれていたのです。
その後、表紙イラストを描いていた女性・麻生美也子と偶然の出会いもあり‥?

「スイカジュースの涙」は、当時売り出されていたスイカジュースというちょっと怪しげな飲み物の話から。
友達の愛ちゃんはお金持ちのお嬢様。特にそんな風にも見えないけれど、金離れはやはりいい。珍しい物は試して見たがるので、スイカジュースも買って、味見させてくれました。何となくそんな味もする‥じつは無果汁なのですが。

駒子が買った作中の本「ななつのこ」の本の最初の話が「すいかお化け」で、主人公の少年の名は、<はやて>。
表紙絵の麦わら帽子の男の子と思われます。
<はやて>は田舎に住む男の子。
すいか畑の泥棒を見張っていたら、居眠りしたはずはないのに、また盗まれてしまいました。
山の中を走っていって白い建物を見つけ、そこに暮らしているお姉さんと親しくなった<はやて>。
<あやめさん>と仮りに名付けて心の中で呼んでいます。
その<あやめさん>が謎を解いてくれるのです‥

「モヤイの鼠」は、画廊での事件。
「一枚の写真」は、子供の頃の同級生が、写真を一枚盗んで持って行ってしまったらしいこと。一体、なぜ?
「バス・ストップで」は、自動車教習所に通うバス停で。老婦人と孫らしい小さな女の子の不審な行動の理由は?

「一万二千年後のヴェガ」は、プラネタリウムで。
「白いタンポポ」は、低学年を対象とするサマーキャンプに、ボランティアとして参加した駒子。
真雪ちゃんという女の子が描いた絵の花は白く塗られていて、白いタンポポなどないと先生には叱られてしまいます。心の傷のせいかとも案じられるのでしたが‥?
最終話「ななつのこ」と続く短編集。

すべて二重構造になっているんですね。
1992年の作品。
夢のある内容で、楽しく読める短編集です。
ほのかにラブロマンスの気配も。
第三回鮎川哲也賞受賞作。

「授業の開始に爆弾予告」

レスリー・メイヤー「授業の開始に爆弾予告」創元推理文庫

好調のルーシー・ストーンのシリーズ。
主婦で4人の子持ち。
末っ子の赤ちゃんも、早くも2歳に。
上の二人は思春期に突入して、難しい年頃なんですが。
7歳のセアラは、可愛い盛り。

ルーシーは、地元の週間新聞社で、臨時の仕事に就きます。
子供達の長い夏休みが終わった所!というタイミング。
仕事場がすっかり気に入り、楽しく働くのですが、家事はやや混乱しがちのスタートで夫ビルには不評。それが不満にもなるルーシー。
愛し合っている夫婦なんだけど、結婚は生活なのよね。

小学校で爆破予告があり、子供達は校庭に退避。
逃げ遅れた子一人を新任の副校長キャロルが助け、英雄扱いに。
まだ若い美人がピンクのスーツを着て子供を助ける姿を写真に撮られ、スクープされたのです。出来すぎな様子に、どこか、うさんくさいものを感じるルーシー。
ところが、その副校長が殺され、なんと容疑は子供達が信頼しているコーチに?!

新聞社のインタビューをかねつつ、捜査を試みるルーシー。
子供の教育にも何かと口を出す聖書会衆派教会が、キャロルを強力に支援していたこともわかってきます。
校長のミズ・アップルバウムは、変革の勢いに困惑している様子。

ルーシーは教師の資格を取る可能性なども考えて、大学の夜間講座で好きな文学を聴講したり。
ちょっとカッコイイ講師に愛想良く褒められて、ぽーっとなるルーシー。
女として扱われるのが久しぶりだったのです。
しかし‥?
主婦の生きる道を元気よく、リアルに、楽しく。
2009年発行。

「火怨」

高橋克彦「火怨 北の耀星アテルイ」講談社文庫

東北の蝦夷の戦いを、英雄アテルイ(阿弖流為)の若き日から描いて、ひじょうにカッコイイです。

東北は、蝦夷の土地。
724年に多賀城が築かれ、鎮守府将軍が置かれましたが、領土の境界線が引かれたまでのことでした。
ところが多賀城付近で黄金が発掘され、ちょうど東大寺で大仏建立にむかうところだったので、大きな魅力となってきます。
陸の奥に棲む蛮族と蔑んでいる蝦夷を、朝廷は威信をかけて征服しようとするのでした。
が、自分たちの土地を守ろうとする蝦夷の熱意と知恵に翻弄され、ほとんど負け続け…

もともと一つにまとまってはいなかった蝦夷。
胆沢の長の息子でまだ18歳だったアテルイが、朝廷深く入り込んだ人物・伊治公鮮麻呂(これはるのきみあざまろ)に将来を見込まれ、反乱を起こす契機となります。
頭の良い黒石の母礼(もれ)など、戦友との信頼が築かれていく様子に心温まります。

物部が蘇我に敗れて以来、奥地に暮らしていて、協力を申し出てきます。
物部氏は予想外に文明的な生活を営み、訪れたアテルイらも驚くことに。
もともとアラハバキの神を信仰しているという共通点があったとは。鉄床の神さまなのだとか。
山奥に青年を集めて兵士を選び、弓や乗馬の訓練を重ね、向いている役を選ぶのです。
戦いの行方も、勇壮。
この時代だと山川の自然を生かした騎馬と歩兵による戦いなので、一般人にもわかりやすいです。

大負けした朝廷側がいったん平和策に転じ、大伴家持を送り込みます。
既に高齢で穏和な性格で、彼が赴任中は大きな争いは起こらないのでしたが…

平和な数年が過ぎたが、またしても戦いが始まります。
この間にアテルイは、親友で参謀役の母礼(もれ)の妹・佳奈と結婚し、子供ももうけていました。
いよいよ坂上田村麻呂も、登場。
若い頃から天皇の信頼篤い近衛で、いずれは相手になろうと見込んで、京の都で店を構えている物部の天鈴が、アテルイら主立った若手を京都に招きます。
大胆にも敵のお膝元で、田村麻呂にも顔合わせしようというのです。
互いに好敵手と認め合う田村麻呂とアテルイ。
すぐには戦にはなるまいと知り、これは休戦期間同様と堅固な砦を築くのです。
遷都をめぐって、民の心を一つにするために蝦夷の脅威が語られ、政治的に利用されることになってしまいます。
蝦夷は元々は出雲の出で、後に入ってきた朝廷の祖先に追われ、東北へ移ったという由来も。それで追っても当たり前の獣同然と言い伝えられるのだそう。

時がたち、ついに田村麻呂が全権を握った上での戦いの時が。
対峙する両軍。
予想された戦いが行われず、アテルイの見込みが外れたため、離反する者が出たという噂が立ちます。
数年ごとの戦いで村は焼かれ、土地は荒れることの繰り返し…
闘う意味も知らない子供達に平和な暮らしをさせてやりたいと、アテルイは策を巡らすのです。
蝦夷の生き残りのために、自ら孤立していくとは…!
最後に、アテルイの意図に気づいた田村麻呂。
重厚な作品でした。

白いワンピのたまき

110804_001843ジェイドールの白いワンピ110804_002058 を着て貰いました。
ジェニーフレンドのたまきです。

夏らしいでしょ?
上着なしで、シンプルに…

110804_002044まきちゃんは、上から撮ると可愛いかな?
お花を豪華に~

ライトを強くすると、顔がてかりやすいので、
ほどほどの所を探すのが難しいの。
110804_002318座りポーズ☆
襞が可愛いペチコートが見えるように♪

110804_002832顔と上半身をアップ目に~

momokoさんほどポーズの変化を付けられないのよね。
ジェニーは6分の1サイズのドールの中では意外にバストが大きめな方なので~うんと細身のジェイドールの服は、ちょっとギリギリ?
自分で作った服だと、これぐらいの誤差はよくあるんで、何でもありませんけどね(汗)

「死をもちて赦されん」

ピーター・トレメイン「死をもちて赦されん」創元推理文庫

7世紀アイルランドの修道女フィデルマのシリーズ。
第一長篇がついに登場!
フィデルマは若々しく、さわやかな美人で、鋭い知性に恵まれています。
修道女にして、高位の法律家。
中世のアイルランドでは、意外にも開明的な法律が整っていて、女性に教育の機会が与えられ、男性と同等の資格も得られたんだそうです。
高位の法律家は、王の前で自分から話すことも出来ました。

サクソン人の国ノーサンバランドを訪れるフィデルマ。
ノーサンバランド王国の王は、オズウィー。
現王妃とその息子、前妻の子である長子アルフリスとの間の勢力争いも影を落とし、その地には緊迫した空気が渦巻いていました。

有名らしい?ウィトビアの教会会議(シノド)が行われた時期。
キリスト教の儀式などのやり方について、各国で違いがあり、どちらを取るかが論争になったのです。
ウィトビア修道院の院長はヒルダ。男女の修道士が共に暮らす修道院でした。当時は修道士が結婚することも、子供を育てることも可能だったのですね。
ただ院長だけは結婚しなかったらしい。

アイルランド派は、アイオナ派ともいうそうです。
フィデルマはこのアイオナ派ですが、尼僧として意見を言うわけではなく、法律家として助言が必要な場合のために呼ばれていました。
会議初日、アイオナ派として弁論に立つはずだった女性修道院長エイターンが殺されているのが発見されます。
反対派の謀略か、それとも…?
エイターンとは旧知のフィデルマは、前日に、院長を辞めることを聞かされていた…

修道士エイダルフとも、この作品で初対面。
ローマ派のカンタベリー大司教に随行してきたのです。
公平さを期すため、王の命令で、フィデルマと共に調査に当たることになります。
全く違う育ちと経験をしているサクソン人ですが、どこか通じ合う物を感じる二人。
横暴なサクソン人らに嫌悪を感じていた勝ち気なフィデルマも、ためらいながら心を開き始めます。

1994年の作品。
舞台がアイルランドではなく、異郷に若い女性が訪れた状況。
宗教会議というのがややこしいけど~修道士が次々に危険な目に合うのは「薔薇の名前」っぽくて意外にイメージしやすい?
この作品ではまだフィデルマの兄が王ではなく、確実な後継者でもないので、王の妹であるという「この印籠が目に入らぬか~」状態は起きません。

ぷち快気祝いも三重

110801_191837自宅で久しぶりのお食事会。
兄夫婦と私と4人で食事したいという父の希望で。
久しぶりのお寿司です。

110801_191917久しぶりなので、アップ☆
美味しそうでしょう~♪

110801_191933太巻きも頼みました。
ここの、美味しいんですよ!

110801_192533手元に取り分けた所。
お味噌汁はなめこです。
親戚が送ってくれた缶詰で。
ジュースは近所のかたがお見舞いにくれたもの。

110801_192613私が作ったサラダ。
くたびれていて、あんまり料理できないので…
パストラミビーフを入れて、簡単に味が決まるように。
バルサミコ酢を少量入れた味付け。

5月半ばに退院した兄は、再検査でも無事!
ということで、その快気祝いもかねて。

最近、父は腰痛で、母のお見舞いにも行けなくなっていました。
座っていても痛いので、タクシーにすら2週間ほどは乗れませんでした。
一昨年までは、毎日1万歩、歩いていた人なのに。
痛み止めを強くして貰って、ようやく一度タクシーで見舞いに。
それもこれも~ぷち快気祝い?

前日の夜中に、母の状態が急変して、病院へ駆けつけるという事態に。
でも私が着いて話しかけたら、すぐに血圧が上がり始めたそうで…
兄夫婦が来て1時間ほどしたら、110まで上がったので、
家族の力はすごいですねと感心されました。
もう帰ってもいいと言われましたが。
夜中に置いて帰る気にはなれずに、3交代で仮眠。
朝になってから帰宅しました。

その夜の食事会は、お流れにならずに済んだのです。
何かすごいでしょ。
ここまでの状況になるとは、言い出したときには予想できませんでしたが。
なんともリアルなスリルの後…?
楽しく食事できました!
夜中には全く笑顔になれる自分が思い浮かばなかったけど…
楽しかったです~happy01

「恋忘れ草」

北原亞以子「恋忘れ草」文春文庫

ちょっと前の直木賞受賞作。
江戸時代に、仕事を持って生きた女性達の恋を描きます。
しなやかな文章で、日本情緒たっぷり。
苦労しつつも生きの良い女性達に、好感度高いです。

手跡指南という稽古場を開いている萩乃。
亡き父・山中帯刀が開いた稽古場です。
父は敵と狙っていた相手に巡り会った所、病重き身なのを見かねて、治ったら試合するという建前で看病したのですが、まもなく相手はみまかったという。
その話が評判となって生徒を集めていたのでした。
しかし、この話には裏が‥
女の師匠もなくはない時代でしたが、評判は総じてあまりよくない。父亡き後はがたっと減ったのですが、実用的な算術を教える工夫で評判が良くなります。生徒のほとんどは読み書きを3年習うと、奉公に上がる事を考えて。
独り身の心細さもあるのですが、けなげに頑張っていきます。

次に登場するのは萩乃の友達で、長谷川里香の名前で、地本問屋である鶴屋の筆耕をしている香奈江。
戯作者の書いた原稿を版下用に書き直すのです。
天保三年、鶴屋は「偽紫田舎源氏」であたりをとった所。
当時、物まねでないかどうか行事が判断して許可が出ないと開板は出来ないという制度がありました。
ある日、別れた夫とは逆のような生き方をしている戯作者・井口東夷に出会います。
一部他と似ているために作品出版できないことになりそうなので、書き直せばいいと進言したら、作者は取材の旅に出ていて間に合わないとわかり、思わず香奈江は自分で書き直してしまいますが…

娘浄瑠璃の竹本七之介は、本名をおえん。
捨て子でした。
養父母に言われるままに浄瑠璃を習い、最初はあてがわれた老人が旦那でしたが、淡路屋長右衛門への浮気が本気になります。
しかし、これは、浮気者。泣いたり怒ったりしているうちに、おえんの芸は艶が出る結果に。

「恋知らず」は、簪屋の娘・お紺が父と兄を亡くして、商売の中心に。
上等な物だけを扱う店でしたが、お紺簪の名前で、安価な使いやすいタイプを売り出します。
手代らに任せっきりにも出来るのですが、自分が考えた意匠であたりをとりたいと頑張ります。
蝋燭の店の婿になった幼なじみの男の子と再会、くどかれますが‥?

「恋忘れ草」は、女絵師の歌川芳花。
彫り師の才次郎と恋仲になりますが、別れたはずの女に子が出来ていて、才次郎はそちらと結婚。
なかなか思い切れずに、悩むことに。
歌花が名をあげた絵は「竹林七美人」、江戸で評判になっている女性を竹林の七賢に見立てた物。取り上げたのは、娘浄瑠璃の竹本小扇、竹本七之介、筆耕の長谷川里香、小間物問屋の女主人・三々お紺‥という。
こんなの、あったんですかね?

平成5年、1993年上半期の受賞作です。
そうでしたかねえ…いつか読もうと思っていた本。早いわぁ。

お昼寝の後は

110630_002529どこにいるのかな?

カーテンの陰にいます。

110630_002558いつもの出窓です。
この季節は~
冷房の風が直接当たらないのが~
いい感じ?

110630_002542起こしちゃったかな…

110630_002642 さぁて。

お昼寝の後は~そろそろ始動?

110630_002652_2しゅたっと~
飛び降りましたー!

「首なし騎士と五月祭」

ケイト・キングズバリー「首なし騎士と五月祭」創元推理文庫

シリーズ4作目。
舞台は1907年4月のイギリス。
セシリー・シンクレアは、40代初めの魅力的な未亡人。
(外見の説明はないんですけど、穏やかな自信を持っているのと、回りの男性の反応からしてそうでしょう)
夫が遺したホテルを経営しています。
ロンドンから数時間の閑静な村にあるペニーフット・ホテルは、隠れ処的な人気を博していました。

ダウンズ(丘陵)にある森に、ジプシー達が現れて、住み着きます。
いずれは出て行くとわかっているものの、落ち着かない村人達。
そんなとき、セシリーには、長男から手紙が。
息子は二人とも軍に入っているのですが、長男マイケルが退役して帰ってくるというのです。
セシリーは素直に期待して喜びますが、なぜか支配人のバクスターは複雑な顔‥?

ホテルに長く滞在している大佐が、ある夜、ダウンズで死体を見たという。
しかも、首のない騎士と?!
ぼけかかっている上に酔っぱらったせいかと思われましたが、翌日、滞在客の妻が行方不明とわかり‥
ジプシー達が疑われます。
ホテルには、美しい妻達のいる貴族の三人兄弟が滞在しているのですが、なぜか皆、嘘をついている?

ホテルの泊まり客には、食事はいらないと言い張る不審な客もいたり。
ホテルの従業員を探しにやって来た女性も。
堅物のバクスターが心配して牽制するのをはねのけつつ、セシリーの調査は続きます。
バクスターとほんの少し接近?
相変わらず、メイドのガーティも一騒動。

五月祭を前にした時期。
五月祭というのは夏の到来を祝う古いもので、放牧がこの日から始まり、ハロウィンまで続くのだそう。へえぇ…
セシリーの友人フィービは、メイポールの周囲を踊る娘達の指導に必死。
メイポールというのは森から新しく切り出した高い木を立てるもの。それにリボンをたくさん結びつけ、リボンの端を持って娘達が踊り、リボンをきっちり巻き付け、踊りながら綺麗にほどいていくのだそうです。
それは確かに難しそうですね~!

「三匹のおっさん」

有川浩「三匹のおっさん」文藝春秋

還暦になる幼なじみの男3人。
決して、おじいちゃんとは呼ばれたくない、頼りになるおっさん達の活躍を描きます。
どこの町内にもいてくれたら!?
腕が立つのが二人もいるというのは、現実にはなかなかいないだろうなあ…

真面目に勤め上げて、3月に定年を迎える清田清一。
父親から継いだ剣道の道場もやっていましたが、だんだん弟子が減り、ついに中学からは部活でという子供達が卒業するので、時を同じくして終わりを告げるのです。
近所のゲーセンに、再就職。
2世帯住宅の上には、できちゃった婚の一人息子夫婦と今では17歳の孫・祐希が暮らしています。
髪を茶色にした反抗期の孫は、愛想がない。だが、息子夫婦よりも実はちょっと出来が良いかも?

友達の立花重雄は、柔道の黒帯。
居酒屋「酔いどれ鯨」を経営してきました。
商売は息子夫婦に譲りましたが、表に出ない所で手伝っています。

もう一人、有村則夫は工場経営者。
がたいの良い二人に比べると、小柄で目立たないけれど、機械をいじらせたら無類の頭脳派という。
自分で電気製品の改造などが出来るので、けっこう危険。
町内の巡回に、スタンガンなどを隠し持って歩くようになるのです。
有村の遅くできた一人娘・早苗は、父一人子一人の暮らしで、主婦代わり。
真面目で感じの良い子なんですね~。
事件現場で清一の孫・祐希と出くわし、少しずつ良い関係に。

町でいかにも起こりそうな問題が次々に登場。
カツアゲ、痴漢、悪徳商法、学校の動物虐待など、気の弱い一般人なら非常に困りそうな問題を解決していきます。
カジュアルなオシャレを知らないジイサン達に、祐希が服を選んでやって、だいぶマシになったりする楽しさも。

イラストもスゴク面白くて可愛い。
いまどきの60歳はもっと若い気もするけど~17歳から見れば皺だらけでグレーばかり着ているジイサンだろうなー。

チェックワンピのおてんばさん

110803_220421先日まきちゃんが着たチェックワンピ、
おてんばさんにも似合いそうですね。

うちの春海ちゃんにも着て貰いましょう。

長い黒髪なので、黒いブーツで。
ちょっとタイミングが…暑さの戻った所で何ですけど。

110803_220251「やったぁ」
春海ちゃんなら、こんな元気なポーズも。

…あれ、今年、出番少なかった?

110803_220906細身で、
裾フリルがかわいいワンピです。

袖は長いのね~
一番腕が長いくらいなmomokoさんが着ても。

襟とカフスは大きめなのもデザインポイント?

110803_220555

ブーツを強調した座りポーズ☆

モデルさんの個性を引き出そうと、
あれこれ変えてみてます♪

110803_220744ちょっと変わったポーズで~
~考えてる~?

この後、もっと変わったポーズでも撮りましたが、ピントが合わなかった…

「黄金の狩人」

ロビン・ホブ「黄金の狩人」創元推理文庫

ファーシーアの一族3部作の続編。
王家の庶子という生まれのフィッツも、30代半ばになっています。
トム・バジャロックと名乗り、田舎の農場で静かに隠遁生活を送っていました。
狼のナイトアイズのことはよく狼に間違えられるが飼い犬と説明しています。
が…恩師シェイドが訪ねてきて?

六公国を襲った外島人の「赤い船団」が撃退されて、15年。
国王ヴェリティが世を去った後、王妃が一粒種の王子を育てながら、六公国を統治していました。
ヴェリティの兄の庶子であるフィッツは、陰の存在としてシェイドに教育され、時には暗殺者として働いた過去が。
シェイドは今や王妃ケトリッケンの顧問として、表に出ている立場。
王子デューティフルの教育をフィッツに依頼に来ます。

しかし、フィッツは表向きは処刑されているのです。<気>をあやつった咎で。
この15年の間に、<気>はいちだんと疎まれ、リンチで八つ裂きにされるという事件さえ起きていました。
動物と絆を結ぶことは、一歩間違えば獣同然になってしまう可能性もあったのです。
フィッツは狼のナイトアイズと絆を結び、時には共に狩りをし、共感する部分を持っています。

そんなとき、かって王の道化だった不思議な人物が訪ねてきます。
白の道化と知られていたのですが、なぜか肌の色が濃くなり髪も金髪に。
異国の貴族ゴールデン卿と名を変えて、華やかな宮廷人となっていました。
ゴールデン卿の従僕兼用心棒としてバックキープ城に戻ることにしたフィッツ。
ゴールデン卿とフィッツの友情も楽しい。

デューティフル王子には、仇敵と和平を結ぶための婚約が持ち上がっていました。ところが王子が行方不明になってしまったという。
誘拐か、家出か?
婚約までに戻らなければ、和平も破綻する‥
ゴールデン卿とフィッツは怪しいと思われる貴族の領地を訪ねますが‥?!

フィッツは行方不明の王子を追って、山を行くことに。
王子は<気>を持つ古き血族の狩猟猫に取り込まれ、反乱の徒パイボルドに利用されている様子。
王家ファーシーア一族は遠視能力で国を守ってきましたが、古き血族の<気>とは全く別ものとされていました。
実際にはこの世界の超能力のたぐいは皆どこかで繋がっていた物なのだろうが、記録も不完全で、すべてを知る者はもはやいない。

意識を絡め取られている王子に説明する暇もなく、強引に奪い返すフィッツ。
王子は当然ながら、見も知らぬ従僕に過ぎないフィッツの無礼な態度に反発しますが…
次第に心を開いていくのですね。

半端でない危機を通り抜け、哀しみと衝撃をこらえつつ、いずれは前に進もうと思い定める人々。
バックキープの都に住む<俗>のまじない師の女性ジンナも、孤独がちなフィッツの良き理解者になりそう。
面白かったです。

「「吾輩は猫である」の謎」

長山靖生「「吾輩は猫である」の謎」文春新書

ブログで夏目漱石を一度も紹介してないなあ、でもずいぶん読んでないから、そろそろ読み返そうかしら…?
でも、けっこうハードルが高くて。
ウォーミングアップに。
小説ではありませんが、小説についての本なので、国内小説もカテゴリーに入れました。

著者は1962年生まれ。歯学博士。
大衆小説や科学小説、思想史についての著作多数。
96年「偽史冒険世界」で大衆文学研究賞を受賞したそうです。

「吾が猫」
確か読みやすそうなのに~これが、意外に読みにくいんですよ。
当時の雰囲気が良く出ているんですが、その意味がつかみ取れてるのか取れてないのか自分じゃわからなくて。
この本は、当時の現実と、漱石が作り上げた部分が指摘されているので、ああでもないこうでもないと楽しめます。
漱石や知人、家族の人柄、モデル探しなども面白いです。

寒月先生は寺田寅彦で、本人は東京生まれですが、もとは長州の家柄。袴の紐にも、その由来が出ているとか。

苦沙弥先生は、胃弱の健康オタク。
これは漱石のままのよう。餅が好きで汁粉が大好き。学生時代に汁粉や芋を食い過ぎたのが病気の原因などと言っているのですが、あくまで食べ物が原因で自分の大食らいのせいとは全く思っていないのがすごい所だとか。

苦沙弥先生の机がすごく大きいのだが、漱石は実際にはそんな机は使っていませんでした。
けれども義父から一枚板の机を譲って貰えそうな話が出たことがあり、買い取る金がなくて~手に入らなかった、その机ではないか、など。
漱石は謡曲が好きだったが、上手いとは言えなかったそうです。
奥さんに、ユーモラスな作品のような手紙を書いて、わざわざ謡う許可を求めているなんて!
「坊ちゃん」は漱石自身に実はあまり似ていなくて、むしろ悪役の赤シャツに似ているとか。

漱石は神経衰弱で、被害妄想の気味もあり、近所の家にスパイがいると大声で怒鳴ったりしていたそう。
同居の家族にとっては、たまらなかっただろうと思いやっています。
そして、その隣家の二階に住むスパイとは、漱石のファンだった学生で、憧れの作家の書斎を何かとつい見下ろしていたのではないか。
漱石からすれば妙に感じられたのも無理はないと、意外な事実を指摘。

悪妻と言われがちな鏡子夫人が子供の目には良い母親で、あまり子供の面倒は見ない夫の悪口を言うでもなく、そう仲が悪いわけでもなかったらしい。
漱石の弟子達は漱石を尊敬するあまり、鏡子夫人が悪者に見えたのではないかという指摘ももっともですね。
大らかで芯が強い鏡子夫人でないと、神経を病む漱石の妻はつとまらなかったかもね。

黒ゴマとエリンギのパスタ

110531_155808アフタヌーンティールームでのランチです。
黒ゴマとエリンギのパスタ。

110531_155831豚肉も入ってました!
風味があって、美味しいの~♪
胡麻もエリンギも大好き☆
パスタが食べたいとき、大抵はトマトソースにしてしまいますが~
たまには、こんなのもいいですねnotes
110531_155838パンも付いています。
シンプルだけど~
ちゃんと温めてあって、ほっとするお味。
110531_161353食後にはもちろん、紅茶も。
ハーフサイズのデザートを。

110531_161430ベイクド・チーズケーキにしました。
レモンの酸味が利いて、サッパリした後味。
美味しかったです~delicious

「青チョークの男」

フレッド・ヴァルガス「青チョークの男」創元推理文庫

フランス・ミステリの女王と称されるヴァルガスの作品。
森の妖精?とあだ名されていた刑事が、パリへ!
というユニークなシリーズの始まり。
ジャン=バチスト・アダムスベルグは、ピレネー出身。岩山を走り回って育ったのでした。
突然、パリ第5区警察署長に赴任することになります。

妖精!というのは~日本人がイメージするのとはちょっと違うかも知れませんが。
がっちりしているけど小柄で、山歩きが好きで、どこか人慣れしないような、風変わりな空気感のある…
顔立ちは整ってはいないけれど、個性的。
あたたかい声でのんびり喋るんですって。シャツがはみ出ていたりして、服装はだらしない。
もてる方らしいけど、カミーユというかっての恋人のことが頭を離れず、今も恋い焦がれています。さすがフランス人?
そして何より、警官としての勘の冴えは、すごいのです。
人の言うことがほぼ予想でき、犯罪の臭いをかぎ取るので、自分はそれが苦痛なほどという。

もっと風変わりな~女性海洋学者も登場。
マチルド・フォレスチエは、ふだんは仕事で海の底にいる物ばかり見つめているので、時には人間観察に繰り出したくなるという。見知らぬ人の跡を付けてまで観察し、手帳にメモをするのでした。
カフェで会話を交わした盲目の美青年に部屋を貸したりと、行動も変わっています。

夜の間に、パリのどこかの歩道に青いチョークで大きな円が描かれるという奇妙な出来事が起きます。
朝、人々が見つけたときには、その円の中にちょっとした物がある。
クリップ、羊肉の骨、人形の頭、本、ろうそく‥
<ヴィクトール、悪運の道、夜の道>という文字も。
罪のないイタズラか?どういう選択なのか?
新聞で話題にはなりつつも、当初は本気には受け取られない。
アダムスベルグはどこか残酷な匂いを感じ、危険な奉公にエスカレートする可能性を感じるのです。

部下のダングラール刑事は、新しい上司に戸惑いつつも、次第に信頼を深めていきます。
ダングラールは署長とは対照的で、知性派で長身、教養あるきちんとした服装の男性。
妻に出て行かれたために、疲れがちですが、子供達を可愛がっています。双子が二組に、妻が外で産んだ子まで育てているのでした。
夕方から飲んだくれるので、大事な仕事は昼前にしてくれと言います。

マチルドは警察に来て、青チョークの男を知っていると話します。
アダムスベルグは、彼女の身辺を探らせることに。
やがて、青チョークの円の中には、死体が‥?!
一体、何が起きているのか‥?

風変わりで知的な、様々な要素を含んだ~いかにもフランス的なミステリ。
1990年の作品。
ヴァルガスは1957年パリ生まれ。双子なんだそうで。
中世考古学の専門家の仕事をしながら、小説も書き始める。
シングルマザーになったそうですが、息子の父親は漫画家で、良い関係を保っているのだとか。

[追記]この記事になぜか妙なトラックバックが多いので、トラックバックを受け付けない設定にいたしました。
無作為なんですかねえ…何かのワードが関係あるのかしら??

「ガーデン・ロスト」

紅玉いづき「ガーデンロスト」メディアワークス文庫

女子高生4人の話。
何となく放課後集まるようになって放送部を始め、新人も入れないまま、続いていくのです。
それが何より失いたくない居場所に。

エカは、誰にでも優しくしたい真面目なお人好し。
厳しい母の目を盗んで、文通に心を注いでいます。

漫画のキャラをダーリンと呼ぶ可愛らしいマル。
次々に彼氏を取り替えてもいるのですが。父子家庭で、父の帰りは遅く、お昼はお菓子だけという生活。

ショートヘアで細身長身で、演劇部にも入っているオズ。
かわいい自分の名前が嫌いなので、名字で呼ばれたがる。
隣家に住む兄のような人に、スカートが似合わないと笑われてから、女っぽい格好をしなくなったのでした。

しょっちゅう体調を崩しているが、知的で大人びたシバ。
他の人の内面を鋭く見抜き、毒舌ながらほぼ正しい指摘をしてくるのです。
しかし本人は、受験を強要する母の期待に押しつぶされそうになっていました。

性格の違うそれぞれの思い。
外からはわからない家庭内での出来事には、重さもあります。
ちょっとずつ動いていく恋心…
恋まで行かない微妙なあたりが、この年代らしい。
ちょっとだけ苦くてしょっぱい~時には危険に揺れて、痛々しい。でも、ゆるゆると時は過ぎ、若さがほのかに甘い。
卒業までの時期。

作者にとっては初の現代、普通小説?とのこと。

シティさんの細部

110725_002816新入りmomokoさん~
シティさんの細部です。

後ろ姿~
セーラー襟が可愛い☆

髪の色も良いですよね~。

110725_002727横から見た全身…
細っ!

110725_002904足元~
オシャレ度高いです。

110725_004009短パンのステッチ~
ざっくりした作りが涼しげ。

110725_003423顔のアップ。
オーバーリップが華やか~♪

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