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「三人姉妹」

大島真寿美「三人姉妹」新潮社

どこにでもいそうな三姉妹。
と思ったけど…いや、今は3人きょうだいというだけで、少ないかな‥

リアルで共感しやすい設定。
長女の亜矢は見合い結婚して子供も一人いるが、離婚すると息巻いて実家に戻ってきます。
裕福な家に嫁いだのですが、向こうの両親や小姑に息が詰まることもあるらしい。

とばっちりが来るのでは?とはらはらする三女・水絵は大学卒業後フリーター。映画が好きで、映画研究会に今でも関わりながら、映画館でバイトしています。
翌月、友達と免許を取るために、長女の嫁ぎ先が経営する自動車学校に行くことにします。
穏やかな旦那さんは歓迎してくれ、長女も気晴らしになる様子。
先月あれほど揉めたのに、と内心呆れる妹。
旦那の妹の雪子は学校を手伝っていて、徹底的に地味なんですが、実は意外な面を持っていることも知ります。

次女の真矢は、さっそうと働いていてキャリアウーマン志向、もともと要領が良い。
真矢が行きつけのバーのマスターのグンジさんは、映研のOBでもあります。
グンジさんのほうは真矢をゆっくり口説いているつもりなのですが、真矢はゲイだと思いこんだままという。

水絵は映研の後輩の右京君と付き合っているのですが、恋人と言い切れるほど盛り上がっていないのでした。
次第に連絡が減ってきて落ち込んでいたら、年上の女性と歩いていたという報告が。美人で評判の大学院生の澤さん。
思いがけなくその澤さんが会いに来て、水絵に謝ってきます。恋人と別れた直後で甘えてしまって誤解させたが愛しているわけではないというのです。謝られても‥
澤さんが映画研究会の映画に出てくれるなら、そのメイキングを自分に撮らせてくれるなら許すと条件を出す水絵。
妙なことをすると周りに呆れられますが…?

ほのかに笑えて、情けなくても深刻すぎない~けっこうありそうだけど、自分は体験していない、友達の話を聞くような感覚。
「ピエタ」が話題になっているようなので、ちょっとその前に他の作品も読んでみました。
1992年に劇団解散後、作家デビューとのこと。

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