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「草の上の朝食」

保坂和志「草の上の朝食」中公文庫

芥川賞作家の作品。
洋画のようなタイトルに惹かれて~これが初めて読んだ作品です。
この前作に当たる作品があると、後で気づきました。

転がり込んできた友人と、4人での共同生活。
のんびりだらだら、ちょっとした興味とこだわりを持ちつつも、寛容に暮らす心地よさ。
主人公が寝ていると声を掛けて起こし、しょうもない相談を持ちかける後輩のアキラ。
アキラのガールフレンドのよう子が、紅一点。
綺麗な子で、誰が見てもアキラにはもったいないのですが。
4月に連れてきたまま、一緒に住んでいるのでした。

よう子は、毎日、近所の猫に餌をやり続けています。
これがだんだん大変になりつつもすっかりはまっていて、恋愛もおろそかになっているのかも?ってぐらいなのでした。
人口密集地帯だったらご近所と揉める話になるけどねぇ。この場合は、農家も近くにあるような住宅なので。

会社勤めの島田も、6月から転がり込んでいます。
これは会社を辞めて小説を書きたいと社長に言ったら、何と「俺の伝記を書け」と言われて、給料を貰いつつ家にいるという。
これは、幸運ですねえ?!

主人公は、休日は競馬に行って、常連と半日を過ごしています。
儲からないけど、大損もしない。
行きつけの店で働くウエイトレスの工藤さんにそこはかとなく好意を落ち、ゆるゆると彼女になって貰えて…
顔立ちも派手で化粧も派手、ちょっとケバいところがエッチっぽくて好みなんだとか。
それほど草食系ではまだない?

フリーター文学といった評価もあったような。
93年の作品。
…バブルこそはじけた後だけど、阪神大震災も起きる前。
今思うと、平和な時代だったんですね…

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