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「夏至の森」

パトリシア・A・マキリップ「夏至の森」創元推理文庫

「冬の薔薇」の続編。
現代に生きる子孫のシルヴィア・リン(シル)が、祖父リアムの葬儀のために、7年ぶりに村に帰ってきます。
曾曾曾曾祖母?のロイズ・メリオールの手記を、祖母アイリスに渡されて読むのです。これが「冬の薔薇」の内容ですね。

鬱蒼とした森に棲むのは、恐ろしい妖精の女王とその眷属たち。
シルは、由緒あるリン屋敷を継ぐように言われますが…?
都会で暮らしていたシルは、ある不安を抱えていました。
シルの父の名前を、誰にも告げずに亡くなった母。

幼なじみのドリアンは、リン家を手助けする家柄。
ところが、ドリアンの父オーウェンは長年、妖精の世界のルーと恋仲で、いつ会えるともわからないまま逢瀬を続けている状態だったのでした。
祖母アイリス達がお裁縫の会でやっていたことが、妖精のいる森を縛っている本物の魔法だったと、初めて知るシル。

屋敷をテーマパークにしようという妙な業者も、闖入してきます。
しかし、業者の幼い娘は、すべてを見ていたのです。
シルの従弟のタイラーは、親の再婚で、しばらくリン屋敷に滞在していました。
タイラーが、妖精との取りかえ子となってしまい…?

多彩な登場人物が、くっきりと描き分けられています。
村や森の自然も、自然を超越した情景も、何とも麗しい。
似たような環境に、作者は住んでいるそうです。
ファンタジックで、スウィートで、とても魅力的でした。

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