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「マクダフ医師のまちがった葬式」

ケイト・キングズバリー「マクダフ医師のまちがった葬式」創元推理文庫

ペニーフット・ホテルのシリーズ3作目。
ホテルを経営する未亡人セシリー・シンクレアが探偵役。

村の老医師マクダフ医師が亡くなり、教会で葬式が行われます。
セシリーは何しろ生まれたときからのつきあいで、頼りにしていました。
1年前の夫の葬儀も思い出してしまい、哀しい気持ちに。
ところが、葬儀の最中、警官が現れて突然、中止に。
なんと、死体が入れ替わっていた…?

教会の牧師は、セシリーの友達フィービの息子。彼の拾った紙のメモには、ホテルのシェフ秘蔵の献立表が。
ホテルが巻き込まれては大変と、ひそかに捜査を始めるセシリー。
謹厳な支配人バクスターは、セシリーより二つ年下。セシリーの身を心配し、立場上からも神経質なほど女主人を守ろうと苦労するのでした。
元はお転婆娘で大らかなセシリーは、犯人を突き止めるために突進。
バクスターはセシリーのアイデアに振り回されて、出来ないポーカーに参加する羽目になってしまうのは気の毒だけど~お笑いの一幕。

時は1907年2月のこと。
池の氷が割れて、子供が落ち、とっさに助けた農夫ジョーは村の英雄に。
ホテルのメイドのエセルは、ジョーに恋をするのです。

もう一人のメイドのガーティは、恋人で厩番のイアンとの結婚を控えていました。
従業員を家族のように思うセシリーが、ホテルで式を挙げるように準備しているのです。
結婚後は仕事を辞めるように言うイアンに、反発するガーティ。
大げんかになり、結婚をやめると言い出します。

マクダフ医師の代わりとして、一時派遣されてきた医師ケヴィン・プレストウィックは中年のやもめ。
これが魅力的で、何となくセシリーの女心を騒がせることに。
手袋をしているセシリーの手にキスをして、何気なく握ったままでいるという色男ぶりにも時代色が。手袋をしていないときには礼儀上、手には触れないのだそうです。
感情を見せないバクスターが、ちょっと嫉妬するのも楽しい。

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