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「三人姉妹」

トニー・パーソンズ「三人姉妹」河出書房新社

キャット、ジェシカ、メーガンのジュエル姉妹。
長女キャットが11歳の時に、美人女優だった母は唐突に家を出ました。
父は優しいけれど留守がちで、急に母親代わりなんて、とても無理。
雇い人が出入りして世話をすることになりましたが、大活躍したのは長女でした。

そして、三姉妹はどんな大人になったか?
キャットは36歳に。
「ママサン」というアジア系の料理を出すレストランの店長という職に就き、家事はもうたくさんと自由を謳歌していました。
恋人ロリーには離婚した妻との間に息子ジェイクがいて、結婚も迫らないし子供も作りたがらない関係が合うと感じていたキャット。
しかしロリーは、問題を抱えたジェイクのことを誰よりも大事にしている様子。
キャットの心に、しだいに変化が訪れます。

次女のジェシカは、小柄で一番美人。
32歳の専業主婦です。
夫パウロとは愛し合っていましたが、なかなか子供が出来ずに苦悩することに。
夫の弟マイケルの子に、パウロも弟夫婦も夢中なのに内心傷つきます。実際には男達は喜んでいるだけではなかったのですが。
子供が出来てから妻(日本人だったりします)が変わってしまい、ないがしろにされていると感じたマイケルは浮気してしまうのです。
いろいろあって、子供を諦めたジェシカ夫婦は、郊外の綺麗な家に引っ越すのですが…

三女のメーガンは、研修医。
ロンドンのあまり治安の良くない地域の病院で、良心的な医療を行おうと苦闘していました。
恋人と別れた後に出会ったオーストラリア人のダイヴィング教師カークとの一夜で、赤ちゃんが出来てしまう。
最初は当然のように中絶を考えますが、思い直してシングルマザーになろうとしていたら、彼にも再会。
未熟児で生まれたポピーを姉たちも可愛がります。が、挫折感を抱えたメーガンはなかなか心が晴れない…

子育ての大変さも、かなり強烈に描かれます。
出産は決して当たり前の事じゃないんですね。
ある意味、妊娠小説?
個性的な三姉妹の怒濤の人生。
「三姉妹」つながりで~ふと目にとまって読んでみました。
アメリカの方がにぎにぎしく、濃いなあ…
姉妹がいつまでも仲がいいのがいいですね。

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