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「花宵道中」

宮木あや子「花宵道中」新潮文庫

江戸時代、吉原の遊郭に暮らす花魁達を描いたもの。
短編連作で、哀しみだけでなく、女同士の助け合いも。
登場人物どうしの因縁も、かなり~どろどろ。
艶っぽい文章で、こういうのが読みたい気分なら、満喫できます。

「花宵道中」は山田屋の朝霧が、主人公。
天保8年秋、火事で吉原が焼け、女達はあちこちの仮宅に住んでいました。
山田屋は、深川八幡前に仮宅を構えます。
もともと山田屋は、座敷持ちが6人しかいない小見世。
朝霧は母親も遊女だったので、生まれたときから吉原にいる女です。
正月の八幡に出かけたところ、人混みの中で草履を片方落とし、困っている時に助けてくれた男・阿部屋半次郎。
草履の鼻緒は半次郎が京都で職人だった頃に染めた物だったのです。見よう見まねで染めた青い牡丹。むらがあるので、着物には出来なかったものがこんな所にと縁を感じます。
吉田屋という金持ちの座敷で、二人は再会するのですが…

「青花牡丹」は、その半次郎の子供の頃からの話。
美しかった母は父と駆け落ちして一緒になったものの、しだいに不仲になってしまいます。
母の死後、弟の自分をかばって京都の島原に身を売った姉は、霧里と名乗っていました。
職人となり、自分の染めた着物で花魁道中をさせてやりたいと願う弟。
半次郎に思いがけない結婚話が起き、幸運と羨まれるのですが、腕を折られてしまい‥

霧里は美しいけれど愛想がなく、他からの嫉妬もあって、江戸の吉原の山田屋に所替えとなります。
半次郎は遠くへ去る姉をやむなく見送ります。
霧里は、妹女郎として、地味な少女だった朝霧を育てます。
その朝霧は、やがて八津と三津の面倒を見るようになるのです。
彼女たちの運命は…

女性のための女性によるR-18という企画の受賞作。
そういえば~濃厚な描写だけど、時代色が濃いので、途中は忘れてました。

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コメント

え?これ、マンガじゃないんですか?
いつも美容院で読んでましたが、多少美容師さんの前で読みにくい場面が…(笑)

marieさん、
あはは、そうそう~その漫画の原作です!
漫画も読んでみたいわぁ

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