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「透明人間の告白」

H.F.セイント「透明人間の告白」新潮文庫

思いがけない爆発に巻き込まれて、なんと透明になってしまった男。
面白おかしく語られます。

証券アナリストのニック・ハロウェイは、取り立てて特徴のない31歳。
遊ぶ友人は多いけれど、親友も恋人もいない~お気楽な暮らしぶりでした。
ある日、投資のための調査と称して、マイクロ・マグネティックス社の実験的な施設へ向かいます。
口説いている最中の美人記者アンを、郊外へ連れ出すのが目的でした。

ところが、核に関わる施設だとして、反対のデモに学生たちが集まっていました。
責任者のインタビューがとりたいアンは、果敢に博士に近づきますが…
博士がデモ隊と揉めるうちに、奇怪な現象が?

警報を訓練と勘違いして、その間一人で休んでいようと決め込んだニックは屋内に取り残され…
意識を取り戻したニックは、自分が虚空に浮かんでいると驚愕!
じつは、爆心地が透明になっていたのでした。
調査に来た面々の物々しい様子に、実験動物にされるのはごめんだとニックは逃走。

出社するわけにも行かず、どうやって生きていくか‥?
最初のうちは、電話だけで仕事。ある程度までは出来るんですよね。
その時着ていた服や持ち物は一緒に透明になっているので、洗濯しつつ着ることに。
食べたものは丸見えになるので、出来るだけ透明なものを食べる工夫をしたり。
ニューヨークには留守宅もけっこうあるので、そこを探して入り込んだり。
だが、追っ手が迫ってくる…

追いつ追われつ、想像力を刺激する展開。
映画化されるのはよくわかる~テンポの良さ。
おかしなシーンも満載です。
工夫に富んだ生活をするニックが、恋愛までしちゃうんですから。
本の雑誌のオールタイムベストで、4位に選ばれていました。

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