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「古書店めぐりは夫婦で」

ローレンス・ゴールドストーン、ナンシー・ゴールドストーン「古書店めぐりは夫婦で」ハヤカワ文庫NF

作家のゴールドストーン夫妻が古書店めぐりにはまっていくいきさつを書いた物。
エッセイというよりノンフィクションかな。
マサチューセッツ州に住むおしどり作家。二人とも、もとはウォール街で働いていたという経歴。その頃知り合ったのかな。

夫のラリーに、装丁のいい「戦争と平和」をプレゼントしようと思い立ったナンシー。
ラリーは戦争物が好きなのに、家にあるナンシーの本は字が小さくて読む気がしないと手つかずだったのです。近所の本屋にあった本も、ペーパーバックで大差がない。
古書店に電話したら初版などの高価な稀覯本を扱う所で、けんもほろろな対応。
イエローページで古書店を探して電話し、地図や美しい挿絵もついて~たったの10ドルの本を手に入れます。これで、はまるんですね!

その本の出所のバークシャー古書商会に行ってみると、普通のコロニアル式の住宅に、壁面はどこも本がビッシリ。
妻が読書家で4階建ての家中に本が溢れていたため、夫が早期引退して二人で古書店を始めたという。
次々に、すばらしい本や好感の持てる店に出会い、古書店のオーナーと次第にお馴染みになって、オークションにまで参加。
店の個性や土地柄の違いも、面白い。

最初は、夫婦のプレゼントに無駄に高額なのを買わないようにしようと、古書の値段の安さを競っていたんですね。
しだいに、コレクションを作るようにまでなっていくんですが。
魅力的な作家や作品が愛をこめて取り上げられ、19世紀の小説が好きなら共感できること請け合い。
アメリカでの人気作家の動向も。
一般の書店はどこも平積みになっているのが同じようなのばかりで、それが次々に変わってしまうという嘆きは日本と同じ?

オークションも、本格的なものは、ものすごい値段になるんですね。
映画スターなどの大金持ちの代理人が金に糸目を付けずに買うために、法外な額になるのだとか。
感じのわるかった店や途中のレストランでのエピソードもユーモラスに描かれ、すべてが楽しそう。
豪華な本は欲しいとは思わないけど、歴史を感じるエピソードが面白い。見てみたいですね。
1997年発行。続編も出ているそうです。

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