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「パイは小さな秘密を運ぶ」

アラン・ブラッドリー「パイは小さな秘密を運ぶ」創元推理文庫

11歳の少女が主人公のミステリ。
各賞総なめの好評な作品で、確かにテンポ良く、いろんな要素が入っていて面白いです。

時は1950年、イギリス。
田舎の大きな屋敷に住む少女フレーヴィア・ド・ルースは、三姉妹の末娘。
一人で化学の実験に熱中していました。
先祖に化学に凝った人がいて、立派な実験室があるのです。
母は旅行中に行方不明になった後に亡くなったそうで、顔も覚えていません。
父は、趣味の切手にしか関心を示さない人。
姉のオフィーリアとダフネとはタイプが違い、仲が良いとはいえず、二人に閉じこめられた所から脱出したりしているありさま。

ある日、父が書斎で何者かと口論していたのをのぞき見てしまいます。
庭師兼何でも屋のドガーもそれを見ていました。
ドガーは戦争神経症で時々様子がおかしくなるのですが、フレーヴィアにとっては一番の友達でもあります。
翌朝、フレーヴィアは庭の菜園で、死体を発見。
昨夜のことは警察には言えないまま、一人で事情を調べ始める…

図書館で過去のことを調べに行くと、父の学校時代に、恩師が自殺した事件があったと知ります。
しかも、学生達が自殺に追い込んだという噂が…?
父が逮捕されてしまい、姉たちは泣き崩れるばかり。
自転車で警察署に乗り込み、警部補に頼み込んで、父に話を聞くフレーヴィア。
怪しい人物が泊まっていただろう近くの旅館へも潜り込み、旅館の娘メアリに頼んで部屋を捜索します。

グラディスと名付けている自転車で、思い立ったらすぐにどこへでも行く。
警部補に神出鬼没とまでいわれる~早熟で果敢な少女の大冒険です。

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