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「ザ・ホスト」

ステファニー・メイヤー「ザ・ホスト」ソフトバンククリエイティブ

「トワイライト」でヒットを飛ばしたステファニー・メイヤーの新作。
よりSF的に構成がハードな雰囲気になっていますが、読みやすい語り口。
特殊な設定での葛藤や恋心を描くのが上手いですね~!

近未来の世界。
宇宙からの侵略者ソウルが人間の身体に入り込み、見た目はそのまま人間として暮らしています。
ソウルは銀色のリボンのような小さな発光する体で、人間の首の後ろを手術して脳に絡めるように入れて、結合するのです。
宇宙を旅するように、いろいろな惑星の生き物に寄生して生き延びる種族。
協調性が高く知性的なため、皮肉にも世界はぐっと平和になり、貧困もなくなっているのでした。

ソウルに入り込まれないまま生きている人間も、抵抗者として、ごく少数だけれど存在していました。
その中の一人メラニーが捕らえられ、ワンダラーの名を持つソウルが入れられます。
ワンダラーは、9つもの世界を遍歴したという~ソウルでも珍しい経歴を持っていました。普通は心地良い所を見つければ、そこに慣れてとどまるのです。

メラニーは弟を守りながら数年間、各地を点々として生き延びてきた女性で、若いが強烈な個性を持っています。移植直前には自殺を図っていたせいか、なかなかワンダラーを受け入れない。
大人に移植するのは危険だという話になり、メラニーの身体を廃棄してやり直す可能性も出てきます。
メラニーの鮮烈な記憶をわがことのように感じるワンダラーは、残してきた弟と恋人の元へと行きたくなり…

苛酷な砂漠の旅を経て、ようやく抵抗者の集落にたどり着きます。
しかし、侵略者ソウルに乗っ取られた銀色の目をしたメラニーの身体は歓迎されず、敵意と不信を向けられ、命も危うくなります。
メラニーの恋人だったジャレドに「それ」と呼ばれて苦しむワンダラー。ジャレドを求めて奥深くで泣き叫ぶメラニーの心。
コロニーを築いたリーダーのジェブは、ワンダラーに興味を持ち、話を聞きたがります。

ワンダラーは、メラニーの弟ジェイミーを心から愛するようになります。
ワンダと呼ばれるようになり、しだいにコロニーの住人も警戒を解いていくのでした。
ジャレドは、ワンダの中に、メラニーの意識がまだ生きていることに気づきます。
仲間の中でも不信感の強いカイルはワンダを殺そうと襲いかかりますが、カイルの弟イアンは、ワンダを愛し初めていました。

ワンダは愛する弟と恋人のために、メラニーのボディを返そうとします。
ということは、ワンダ自身は死をも覚悟するということなのですが…?
弱りつつあるメラニーは、ワンダの方がコロニーの役に立つと考えます。
どちらにしても切り離し手術は非常に危険なので、何か他にいい方法がないかと模索する人々ですが…
切なく、盛り上がります。
満足の読み応え。

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