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「勝手にふるえてろ」

綿矢りさ「勝手にふるえてろ」文藝春秋

26歳のOLの揺れる心の内をずばずばと書いた作品。

中学の時からずっと好きだったイチ彼。
同じ会社のニ彼には、交際を申し込まれて何度か会ってはいるが、好きでも何でもないので、付き合うと承諾はしていない。

中学の時にも、ほとんど話しかけたこともない片恋だったのです。
みんなに何かとかまわれがちな、可愛い彼でした。
少年ぽくて、憧れるとかもてるというのとは少し違う、みんなでちょっかいを出したくなるような。
一目で彼だと思ったのですが、自分だけはなるべく見ないようにしました。
違う方向を見ながら斜めに目を使って気づかれないように見るだけで、すごく消極的なやり方で気を惹いたのです。

思い切って、同窓会を画策します。
小人数でまた集まることにも成功!という画期的なことに。
片思いし続けた彼は、本質的には変わっていないようでしたが…

やがて、イチ彼をもう好きじゃなくなりかけていることに気づいて、賞味期限切れの恋に一人で泣くことに。これが冒頭のシーン。
かといって…
ニ彼に釣りに連れて行かれ、全然面白くなかったエピソードや、内心つっこみを入れながらのデートに笑える。
社内で親友と思っていた来留美には打ち明けた話をしていたのですが、どうやら裏切られ…?

「勝手にふるえてろ」というやや乱暴なタイトルの意味が何なのか、どこで出てくるのかと思っていたら、なるほどねえ。
ややオタクで内気な目立たない女性のこだわりを、面白おかしく、ちょっと切なく。
立脚点はわりと現実的。
初恋を引きずってる人は~読んでみる?

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