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「介護うつ」

清水良子「介護うつ」ブックマン社

「お姉ちゃん なんで死んじゃったの」が副題。
清水由貴子の妹さんが書いた本です。
親の介護をしている身には、人ごとではない事件。
愚痴もこぼさずに笑顔で頑張っていたら清水由貴子になってしまう!と彼女の自殺報道を知ったときに思いました。
今後もっと辛くなっていくことを見せられるようで、すぐにはとても読めませんでしたが…
今はもう超えたぐらい大変になってきてるから?(母は胃ろうのために入院中)ある意味では意外に大丈夫。
由貴子さんが描いたカラフルな絵手紙などもたくさん収録されていて、めんめんと暗いことが書かれているわけではなく、妹さんもしっかりしている印象です。

清水家は父が早く亡くなり、母は長いこと病身。
子供の頃から介護していたようなものだったというのは特殊ケースかも。
女三人で肩を寄せ合うような~仲のよい暮らしぶりだったのですね。
長女の由貴子さんは年の離れた妹の面倒もずっと見てきて、相当、責任感が強かったようです。
真面目で頑固な人は要注意ですよ~。

デイケアを週5日利用していたんですね。それはいいと思うけど…
胃ろうは拒否し、階段に手すりをつけることも姉が断ったのだそうです。
そういうことが後に追いつめることになったのかな。自分で出来ると思いたかったんでしょうね…
これ以上は無理と心が折れる瞬間がどこで来たのか。
お母さんと別れることも悲しかったんだろうな。
この時期がスゴク辛いことはよくわかるんですよ。
これしかないと思い詰めてしまい、「うつ」だとは自分では気づかなかったんでしょうね。
残された人がどれほど辛いかが見えなくなっている、それは「うつ」だと思うんですよ。

時々悲しそうにしていることが増えては来ていましたが、日常は明るく、当日も笑顔で出かけたのだとは。
だから~介護うつと報道されたけれど、うつというのが妹さんには実感としてわかりにくかったそうです。
何かきっかけがあったら思いとどまったのでは、と思うのが哀しい。思いとどまったという手記だったら良かったのにね。

介護する人間を見守る目が必要だったとだんだん理解した、自分はその目になれなかった、という痛切な後悔。
妹さんも同居で、仕事時間を姉とずらして夜間勤務にするなど、介護をしていないわけじゃなかったんですよねえ。
お母さんのことは自分がちゃんと見るからねと妹さん。お母さんは今は病院にいるそうです。
由貴子さんの場合は子供の頃から介護していたので、ある意味、もう生ききったということだったのかも知れません。

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