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2010年12月

師走の鴨せいろセット

101214_155527お蕎麦屋さんの師走メニューです。
鴨せいろと天丼のセット。
101214_155536温かいお汁に、蕎麦をつけて食べるんですね。
101214_155555寒い季節にこれは良いですよ。

101214_155543器は小さめですが~
甘辛い天丼もしっかりと~ツボをつかれました。
スタミナつきますね。
美味しかったですdelicious

今年の記事は、ここまでになります。
読みに来て下さった皆さま、ありがとうございました!
本当に嬉しかったですsun
よいお年を!

全日本フィギュアスケート女子結果

12月23~26日にかけて行われた全日本の結果をメモしておきます。

女子
1位、安藤美姫   SP64点台 フリー137点台 計202
途中で変えたSPプログラムを仕上げてきました。今の彼女に合ってますね!エレガントで美しい演技がとても素敵で、うっとり。
今シーズン安定しているフリーは、さすがの出来。えらいよ~!

2位、浅田真央   SP66    フリー127          193
ここに来てさすが、だいぶ良くなりましたねー!
笑顔が見られて~日本国民ほっとしていると思います。

3位、村上佳菜子  SP61       フリー126          187
のびやかで素敵なパフォーマンス。

4位、鈴木明子 SP56 フリー119        計175
つややかで人を引きこむ演技。いい所いっぱいあるんだけど、ちょっとした所が惜しい。

5位、庄司里沙 SP58     107            165
6位、西野友毬 SP57     100            157

7位、村主章枝 SP57  97  計154
8位、大庭雅   SP51   98   150
9位、石川翔子 SP49  100     149

10位、村元哉中 SP46 94     140
11位、後藤亜由美 46    93     139
12位、今井遥   SP45 97     139

13位、毛間内かれん  SP46  92 139
14位、鈴木春菜  SP46  88     135
15位、友滝佳子  SP46  86     133
16位、河野有香  SP46  82     128
17位、押川ロアンナ紗璃 41 85 128
18位、鈴木真梨  SP51 70    121
19位、国分紫苑
20位、中村愛音
21位、望月梨早
22位、澤田亜紀
23位、瀬藤愛里

佳菜子ちゃん以下にも有望な子が目白押し。
この後誰が抜けてくるかわからないので、名前だけでも挙げておきました。
後で印象を加筆するかも…?

「終の住処」

磯崎憲一郎「終の住処」新潮社

第141回(2009年e)芥川賞受賞作。
現役の商社マンという作家さん。
「肝心の子供」をいぜんにご紹介してあります。

見合い結婚で、互いに年齢的な焦りから結婚を決めた夫婦。
妻は何かと急に機嫌が悪くなり、夫は理由がわからずにおろおろするばかり。
妻と姑とは、奇跡的に仲がいいのに。

夫の浮気がばれていたからなのか?
いや、浮気をする前からなのです…
赤ちゃんを育てるときに、夜中もむっくり起きあがる妻の様子はリアル。
2歳の娘と遊園地に行った日を最後に、妻は口をきかなくなり、11年間口をきかないまま。
観覧車が悪かったのかなどと、悩む夫でした。

家で過ごす時間を短くするために、腐心するのです。
その間に、夫は8人と浮気。
美女が目の前に現れるから困るので避けようとしたのにという~妙に受け身な感覚がおかしい。
夫婦は娘を仲立ちに、何とか用事は済ませることが出来たのでした。

ある時、思い立って調べ、帰宅するなり「家を建てるぞ」と叫ぶと「そうね、頃合いね」と返事がありました。
それでも、しっくり行くようになったわけではないのですが。
いずれ浮気する男と見抜かれていたのかも知れない…と、思い至る夫。
アメリカに単身赴任、帰国した日に、家に娘の姿がないことに気づくきます。
昨年からアメリカに行っている、と聞かされて~驚愕。
この結末は、有名ですね。
辛口だけど、ユーモラスでもあります。

意外にシュールな要素を多く含んだ話でした。
奥さんの存在感が、強烈。
我が家はここまでひどくない~と胸をなで下ろす夫婦も?

忘年会のイタリアン

101201_123444ちょっと前のことなんですが~
友達との忘年会のメニューです。
101201_123436まずは前菜の盛り合わせ。
美味しかったです~。
101201_130139お手軽で美味しいコース。
101201_130149トマトソースが美味しい魚介のパスタ。
101201_130201ローストビーフも柔らかくて良いお味でした。
あ、ケーキと飲み物を撮るのを忘れました。
お喋りに夢中だったかな?
確かシードケーキだったような…??

中学の時の友達との忘年会だったんですよ。
仲いいでしょ~なんてね。
卒業後しばらくは会ってなかったし~
ここ数年も、年に一度会えるか会えないかなんですけどね。
楽しみにしてるんですよ。
最近は家族や自分の病気の話が多くなりましたけどね…[あせあせ(飛び散る汗)]
よし、今年は会えた!って思うと今も元気が出ますhappy02

「待ちに待った個展の夜に」

ジェイニー・ボライソー「待ちに待った個展の夜に」創元推理文庫

シリーズ4作目。
コーンウォールに住む女性画家ローズは、未亡人。
40代後半だが若く見え、永遠の画学生と亡き夫には言われていました。
個展を間近に控え、画家としていよいよ本格的に出発しようとしています。

ある日、未亡人という共通点のある友人エッタから、相談の電話がかかってきます。
漁師をしている息子ジョーは素直で頼りになるのですが、娘サラが10代の反抗期で、何を考えているのかわからない。ひょっとしたら、悩みがあるのではないかと。
ローズもサラとは気が合うからと、いつもの親切心で今度、話を聞いておいてあげると言うのでしたが‥

個展の内覧会のために、ローズの両親もやってきます。
もとは農業をやっていましたが今は悠々自適の身で、仲のよい初老の夫婦が魅力的。
ローズの生き方を尊重してくれていますが、綺麗な娘がなぜあまり身なりにかまわないのか理解できなかったり、ジャックとお似合いなのにと思ったりしているのが微笑ましい。

家族や友人に囲まれた幸せな個展の夜に、思いがけない事態が進行していました。
ジャック・ピアース警部とは別れたのですが、友人として付き合っています。
ジャックとは気まずさもあるけれど、友達が深く関わっている事件とあってはローズも見過ごせない。

口が悪いジャックですが、風邪をひきつつ、ふられた相手のローズのために命がけで奮闘とは、けなげ‥?!
これが後々報いられるのかどうか?というあたりも~シリーズのお楽しみのようですね。

[追記]シリーズ3作目と間違えて先にアップしてしまいました! 
飜訳は2年開いてるんですが、どちらもこの秋に立て続けに読んだの。
「クリスマスに死体が二つ」のほうが3冊目。クリスマスでちょうど良かったのになぁ…coldsweats01

クリスマスに勢揃い

Vfsh0006「お料理も揃ったわね~」
と朋香さん。
「パンはどこへ置けばいいかな」
一実ちゃんが持っているパンは、シルバニア・ファミリーのサンドイッチ・セットです。
Vfsh0001セッティングを手伝った夏姫ちゃんも一緒に。
「美味しそ~」
「すっご~い。朋香さん、やるぅ」
「ほとんどホテルのお取り寄せだけどね。ケーキは持ち寄りだし」
Vfsh0003そろそろ、みんな、こちらの部屋に来たいようですよ。
「どうぞ、ぞうぞ」
「きゃあ、すごいご馳走ね」
「こんなに人数揃ったのも初めてじゃない?」と美冬さん。

Vfsh0605では~
記念撮影いたしましょう。

Vfsh0607もう一枚!

あ、これでも~全員じゃなかった…
入りきらないしぃ~そ、そのうちねcoldsweats01

「アラミスと呼ばれた女」

宇江佐真理「アラミスと呼ばれた女」講談社文庫

幕末に、長崎で育った女性・田所柳が主人公。
通詞の娘で子供の頃から語学に興味を持ち、のちにフランス人にアラミスと呼ばれるようになるのです。

父はもとは職人でしたが、オランダのカピタンがみやげにする櫛や簪などを買いに来る店だったため、オランダ語を覚えたのが評判となります。
通詞として認められ、幕府から長崎に派遣されることに。
安政三年、お柳が10歳の時から始まります。
お柳は特にフランス語に堪能で、女だてらに通詞になるのが夢。出島に出入りできる女性は遊女のみなので、当面は無理だったのですが。

父を認めてくれていた榎本の御前の息子・榎本釜次郎(のちの武揚)と幼なじみだったという。
釜次郎が海軍伝習所に2年学んでいた間、休みには家に来る関係でした。
父を亡くしたお柳は江戸に戻り、母親と二人で生きていくために18で芸者に出ることに。
三味線が出来たので、宴会の助っ人芸者になれたのです。

宴席で釜次郎と再会し、男装で通詞となります。女性は役人にはなれなかったためですが、通詞は大いに必要とされていました。
髪を切り、父親の着物を着て、横浜の異人宿舎の一室に住み、夜となく昼となくフランス人の世話を焼く生活に。

国全体が大きくうねる時代の~波乱の運命と、一筋の恋。
海軍副総裁だった榎本が蝦夷地下賜を願い出て、開陽丸で船出するのに同行。
何と蝦夷地にまで男装で通詞として渡り、五稜郭にいた?!?
史実には残っていないそうですが…
軍事指導の教官として来日していたフランス軍人のブリュネは、本国の命に背いて釜次郎らと行動を共にするのでした。

ちらっと出てくる土方歳三を思うとちょっと、切ない。
榎本‥というと大変!ではありますが、まあ~明治まで生き延びるからいいか~などと思いながら読みました。
榎本とお柳の性格がどちらもなかなか好感持てる描き方になっているので、気分よく読めます。
五稜郭で敗れ、獄中にありながらも、次々に次代のための研究を重ねる榎本。
死罪でも当然の所を、明治政府に必要な人材として黒田清隆に味方されて救われるのでした。
そして、北海道開拓に向かう榎本武揚。

時代は変わって、お柳も家で女学校の生徒に英語を教える仕事もしたりするのでした。
血を引いてか語学に興味を持つ一人娘のお勝を育てつつ。
榎本とはほとんど会うこともなく過ぎますが、お勝の父親代わりを榎本に頼まれた側近の男性・大塚が傍にはいたのでした。
彰義隊の頭取で生き残り、五稜郭でも生き残った大塚も、何という人生でしょうか。
表紙絵は、鹿鳴館での舞踏会で。
幕臣の正装で現れた武揚と、芸者姿の仮装で踊るラストシーンですね。

momokoさんのパーティー準備

Vfsh0589_2「だいぶ出来たわね~そろそろ、片づけて並べましょ」
お料理担当は朋香さんのようです。
「え~と、紅茶のカップ、足りるかしら…?」
配膳担当は夏姫ちゃん。
美冬さんは味見担当?
Vfsh0592_2「これ、美味しそう~舐めてもいい?」
「あーっ、美冬ねえさん、舐めちゃダメですよ」
Vfsh0593「じゃあ、記念撮影しましょ」
夏姫ちゃんの赤の上下は、毎年誰かが着ているクリスマス・カラー。
美冬さんのは去年、リカちゃんが着た物。
ぜんぜんイメージ違ってきますね。
Vfsh0597春海ちゃんと秋桜さんも記念撮影。
春海ちゃんは新しい服と~この靴が履きたかったんじゃないかな。

Vfsh0600一実ちゃんもかろうじて上だけ着替えました!
リカちゃんのです~ちょっと、きついかな?
朋香さんも、去年は春海ちゃんが着たリカちゃんのセットで。
これ、似合うような…ゆったりしてるしね。
イメチェンにもなってる?
「私たち、頑張ったよね」「功労者だよね~」

クリスマスにご挨拶

Vfsh0573ツリーの飾り付けを担当している一実ちゃん。
ちょうど活動的な格好だったので…
「こんにちは~」
ミルクティーパーティーさんの登場です。
「有紗(ありさ)です。早く来すぎたかしら」
「わあ、有紗さん?初めまして!ちょっと待っててね」
Vfsh0576ご対面は初めての有紗さん。
せっかくなので記念撮影です。
ピンクのオーナメントが似合うでしょ。

Vfsh0578「だいぶ支度も出来たようね」
秋桜さんも登場。
Vfsh0581ちょうどミラクルティーパーティーさんが来訪。
「こんばんは、文那です。よろしく~」
「文那さん!初めまして~」
着物姿でのご対面はあったんですけどね。

Vfsh0583「こんな格好で良かったのかしら?」
「あ、もちろん!とっても綺麗なドレス~パーティーにピッタリね」
Vfsh0585「やっほ~新顔さん、お揃いね」
「あ、春海ちゃん!」
「有紗です~初めまして」「文那です~よろしく」
Vfsh0586「ホントはね、デフォで集まろうって話も出てたのよ」
「ちょっと、わけが…」
「春海ちゃんのデフォは着物だから、あまりクリスマスっぽくないしね」
「それに、この靴、はきたかったんだも~ん」
続きますwine

「妖精の丘にふたたび」

ダイアナ・ガバルドン「妖精の丘にふたたび」ヴィレッジ・ブックス

アウトランダー・シリーズ。
「時の旅人クレア」「ジェイミーの墓標」「時の彼方の再会」がそれぞれ3冊ずつあるので、これはシリーズ10~12冊目に当たります。
世界20ヵ国以上で出版され、1500万部突破のベストセラー。

クレアは、20世紀の女医。
ジェイミー・フレイザーは、18世紀スコットランドのハイランド出身の戦士。
クレアがハイランドを旅行中に妖精の丘でタイムスリップして、二人は出会いました。

1767年、アメリカに渡った二人は新天地に定住の地を見つけ、フレイザーズ・リッジと名付けて住み着くことにします。
ジェイミーの伯母ジョカスタは、歓迎してくれるのでしたが‥

20世紀では、クレアの娘ブリアナが、ロジャーとの恋をしだいに自覚しつつも、二人の父のことで悩んでいました。
育ててくれた父のフランクが亡くなり、実の父ジェイミーには会ったこともなく18世紀の人間、ブリアナはクレアの時空を超えた大恋愛の結実なのだから‥

ブリアナが過去へ行ったと知ったロジャーは、すぐに後を追います。
当時、スコットランドからアメリカへ渡るには、ただでさえ危険な航海。
ロマンチックですが~それだけでは終わらない?!

クレアは、ジェイミーの甥イアンと3人で、開墾に追われていました。
知り合ったインディアンはフランス語を話すことができ、ジェイミーが熊をしとめたお礼にと贈り物を持ってきてくれます。
クレアは次第に治療師として知られるようになり、あちこちに馬で出向くようになりました。
危険な冒険もありつつ、続いていく暮らし。
そこへブリアナがたどり着き、父娘の対面!

ロジャーとは会えないまま、憂いがちなブリアナを案ずる両親。
ジェイミーの誤解から、ロジャーは恐ろしい窮地に。
伯母の家で待つことになったブリアナはジョン・グレイと出会い…そして、思いがけない運命が…?!
起こりそうな危機はすべて起こりつつ、さらにスリル満点な展開。
えらい目に遭う話もリアルな描写でガンガン進み、まとめ上げていくのは、あっぱれ。
長いシリーズなので、ここまで来たらどうだろうと思いましたが、だれることなく、上手く展開させていきます。
五感を刺激するような臨場感溢れる描写が実になめらか。これは飜訳もとてもいいですね。
過去へ旅してみたくなります。

「ねずみ石」

大崎梢「ねずみ石」光文社

書店シリーズで知られる大崎さん。児童向けのも書いているんですね。
「片耳うさぎ」は小学生の女の子が主人公でしたが~こちらは、中学1年の男の子。

祭りの夜に、子供が一人でねずみ石を探すという~伝統行事のある神支村。
見つけた子はたった一つだけ、願いが叶うというのです。
今年も、祭りの季節がやってきました。
サトこと土井諭大は、中学になって出来た親友セイこと山田誠也に、お祭りのことを調べる手伝いを頼まれます。
折しも、警察がなぜか再び動き出した…?

4年前に、殺人事件があったのです。
問題の夜、幼なじみの修とねずみ石を探していてはぐれ、迷子になったサト。実は、その夜の記憶を失っていたのですが…
二つ上の修ちゃんを大好きなサト。
かって修ちゃんの兄が、殺された女子高校生と付き合っていたため、第一容疑者とされてしまいましたが、アリバイがあったのです。
ところが今になって、そのときのアリバイが崩され、兄は逃亡。
さらに殺人事件が?!
幼なじみの関わりや、親友の思惑を知って驚くサト。

中学生が主人公なので、ヤングアダルト系の雰囲気もありますが、子供向きというには怖いです。
どぎつい描写があるわけではないですが、じわじわ~と。
自分が記憶を失っていて、それなのに刑事にそのことを何度も聞かれ、反抗的な気分でいたサト。
だが、もしかして事件を目撃していた?と本人も思うようになって、苦しむことに。
仲のいい男の子達の活躍は、なかなか楽しく、少年が好きな女性向けなのかなっていう雰囲気もほのかに加味されてます。

ジェニーフレンドあやの

Vfsh0475博品館でのお買い物です。
リカちゃんのお姉さん格で、日本版バービーでもあるジェニー。
しばらく発売されていなかったんです。
今回どっと発売になりましたが、普通のデパートなどには出回っていませんね。
ネットが手軽になったせいもあるでしょうけど~顔を見て選びたかったんです。
Vfsh0480迷ったあげくに「あやの」をお迎え。
脚はスラーっとしていて、丸みもあり、綺麗です。

Vfsh0488思いっきりチャーミングなアイドル系衣裳。
キラカワデコとかいうんですよ。
ピンクで甘く可愛いのがこのシリーズらしいかな、と。

Vfsh0484お目々は昔の少女漫画って感じです。

Vfsh0503イヤリングはリボン型。
さらにキラキラしたシールを貼り付けられるらしいです。

「夢の蛇」

ヴォンダ・N.マッキンタイア「夢の蛇」ハヤカワ文庫SF

ファンタジックSF。
だいぶ前の作品ですが、とても魅力的です。
前に読んだのですが、ご紹介してなかったので。

果敢な女性の愛と冒険の物語で、砂漠や山間を旅する情景描写がとても美しい。
核戦争後の世界。
人々は少しずつ集まって中世的な集落を作り、孤立がちに暮らしています。
「治療師」の女性スネークは、砂漠へと単身、治療に訪れました。

3匹の蛇「草」「砂」「霧」を連れ、蛇の毒や血清を利用してする治療は、村人の恐怖を呼び、一番大事な夢の蛇が殺されてしまいます。
もとは異星のものだったとされる夢の蛇が、とくに重要な存在だったのですが。

その部族の青年アレヴィンと、好意を抱き合うスネーク。
次に出会った怪我人は、「都市」の出身者でした。
よそ者を受け入れない「都市」の知識か、都市を通じて異星の力を借りることが出来ればと、スネークは接触を試みますが…
何者かに襲われて大事な日記を盗まれながらも、勇敢に旅を続けます。

山間の町では、町長の治療に当たり、馬の世話をしてくれた少女メリッサを虐待から救うことに。
一方、スネークのために村を出て、治療師の住む美しい谷間の里までたどりつくアレヴィンは…。

ヒューゴー賞ネビュラ賞をダブル受賞しただけのことはある読み応え。
1970年代後半の収穫の一つといえるでしょう。

ブクログ「sanaの本棚」のほうでは、前にご紹介してあったんです。
それで読んで下さった方があったので、すっかり嬉しくなって。
古い作品なので、アマゾンの書影が出ないんですけどね~。
この作者のは1作、前に紹介してあったし~と名前で検索したら、な、ない?
ヴォンダ・N・だったり、ヴォンダ・N.だったりと点の打ち方が表記いろいろだからかな?と名字だけにしてみたら、それもない…
マッキンタイヤと書いてしまったためでした。ありゃりゃっとcoldsweats01

帰りのティータイム

101123_150450銀座三越の中のツリーです。
ここではサティのチョコレートを。

101123_152751地下鉄丸ノ内線銀座のそばの店。
輸入雑貨が多くて、このシーズンは楽しいんですよ。

101123_161227銀座帰りに伊勢丹に寄って、まずは一息。
エディアールの喫茶が出来ていたのを見つけて、入ってみました。
キッシュとケーキを選べるセットです。
101123_161234キッシュは久しぶり~
ハムが入ってます。
小さいので、そんなに重くはないです。
101123_161245ミルフィーユは層は細かくないんですが~
上に乗っているのがさくさく☆
クリームが美味しいsun

101123_161730紅茶のお店だけあって~
紅茶も美味しかったです。
赤と黒でまとめたインテリアも素敵☆

Vfsh0472おみやげです~♪
左手前は銀座三越のサティのチョコレートですheart04

「勝手にふるえてろ」

綿矢りさ「勝手にふるえてろ」文藝春秋

26歳のOLの揺れる心の内をずばずばと書いた作品。

中学の時からずっと好きだったイチ彼。
同じ会社のニ彼には、交際を申し込まれて何度か会ってはいるが、好きでも何でもないので、付き合うと承諾はしていない。

中学の時にも、ほとんど話しかけたこともない片恋だったのです。
みんなに何かとかまわれがちな、可愛い彼でした。
少年ぽくて、憧れるとかもてるというのとは少し違う、みんなでちょっかいを出したくなるような。
一目で彼だと思ったのですが、自分だけはなるべく見ないようにしました。
違う方向を見ながら斜めに目を使って気づかれないように見るだけで、すごく消極的なやり方で気を惹いたのです。

思い切って、同窓会を画策します。
小人数でまた集まることにも成功!という画期的なことに。
片思いし続けた彼は、本質的には変わっていないようでしたが…

やがて、イチ彼をもう好きじゃなくなりかけていることに気づいて、賞味期限切れの恋に一人で泣くことに。これが冒頭のシーン。
かといって…
ニ彼に釣りに連れて行かれ、全然面白くなかったエピソードや、内心つっこみを入れながらのデートに笑える。
社内で親友と思っていた来留美には打ち明けた話をしていたのですが、どうやら裏切られ…?

「勝手にふるえてろ」というやや乱暴なタイトルの意味が何なのか、どこで出てくるのかと思っていたら、なるほどねえ。
ややオタクで内気な目立たない女性のこだわりを、面白おかしく、ちょっと切なく。
立脚点はわりと現実的。
初恋を引きずってる人は~読んでみる?

グランプリ・ファイナル結果

男子はパトリック・チャン優勝。259.75
昨年回避の4回転も入れ、トリプルアクセルも成功、得意のステップでも魅せ、文句のつけられない出来でした。端正なイメージでしたが、大喜びで19歳の若さが感じられたわ。

2位織田信成。242.81
今シーズンは調子が良くて、特に今回のSPは男前!
フリーで緊張して少しミスが出るのが惜しい。

3位、小塚崇彦。237.79
りっぱな成績。前よりも腕が力強く、全身の表現が上手くなりましたね~。

4位、高橋大輔。219.77
踊りは上手くなってます。
ぶつかった影響があったのか?ちょっと残念だったけど~不調でも4位はけっこうすごい?

5位、トマシュ・ベルネル。213.64
絶好調で来ていたのに、ファイナルでミス。4回転を回避している点では弱かったかな。

6位、フローラン・アモディオ。201.90
フランス。ちょっと松岡に似ている…

女子
アリッサ・シズニー。180.75
美しい演技が見られて満足。
デビューの頃に期待されていたのに、怪我でジャンプが低迷。グランプリも5年ぶりとか。

2位、カロリーナ・コストナー。178.60
表彰台は常連さん。でもこの2位は嬉しいよね。
オリンピックは2度とも不本意だったでしょう。苦手を回避した変わったプログラムだけど、良さが生かせていて、これもありね。

3位、村上佳菜子。178.59
やりました~!
さすがの若さでスピード感があり、3回転3回転が安定している。
曲に乗るのも上手くて、腕が長く見えるような表現がいいですね。

4位、鈴木明子さん。173.72
ややミスの出るフリーを力強くこなしてみせました。内側からわき出るパワーに感服。

5位、安藤美姫。173.15
フリーだけなら最高得点だったそうです。元世界女王はさすが?
SPの曲と内容をすっかり変えてきたのは危険な賭でしたね。でもファイナルも6度目ともなると、何でもあり?

6位、レイチェル・フラット。127.57
女子は皆好演の中で、彼女だけは不調~体調でも崩してたかな?

アイスダンスはデイヴィス&ホワイトが順当に優勝。
しかし、オリンピックの金メダリストはグランプリシリーズほとんど欠場なんですね。
それも正しいかも…日本人にとっては世界選手権のこともあるから、休んでもいられないんだろうけど。

久しぶりの銀座

101123_150353ちょっと頑張って~銀座まで脚を伸ばしました。
久しぶりの銀座の空には…
何かがうかんでる~?

101123_152414地下鉄の通路の広告もピンク~
何だかお人形ぽい?
101123_150000途中のウィンドウ~
赤と黒でゴージャス!(内側から撮ったので後ろ姿です)

101123_145722ジュエリー店のウィンドウ。
ピンクとシルバーで可愛い。

101123_144957
お目当てはこちら、博品館です。
歓迎光臨みたいなことが書いてありました~中国人向け?

101123_140856地下の入り口。

101123_140924入り口左側の巨大リカちゃん。
等身大よりちょっと大きいかな。

101123_140957店先の売り場。
手前や中央にたっぷりとリカちゃん。
右がジェニー。
左奥には意外にたくさん、バービー、momoko、プーリップもありました!
これでジェイドールがあれば完璧だわwink

「ガサガサ・ガール」

ナオミ ヒラハラ「ガサガサ・ガール」小学館文庫

日系2世の庭師マス・アライが探偵役のシリーズ。
マスはマサオの略称。
娘のマリは幼い頃からあまり落ち着きがないので、妻は「ガサガサ・ガール」と呼んで笑っていたのでした。

妻の死後、マスは娘のマリとはほとんど行き来が無くなっていました。
突然、助けを求められ、はるばるニューヨークまで出かけてくることに。
まだ赤ちゃんの孫タクオが病気で、憔悴した様子のマリにマスは驚きます。
娘の夫ロイド・ジェンセンは白人ですが、彼が担当していた再建中の日本庭園が何度も荒らされるという事件が起きていました。

近所に住む反対派の仕業か?
住宅街の真只中に、一般公開される庭園を造ることに反対があったのです。
場所は、かってのワックスリー邸。
シルクで億万長者になったカジー(カズヒロ)・オーウチが、もとはワックスリー邸の庭師の息子で、この家で育ったのでした。
ゴミだらけになった庭を片づけていたマスは、カジーの死体を発見します。

なかなか強烈な性格だったらしい富豪。敵はいくらでもいそうですが…
疑いはロイドに、ついでマリにかかってしまい…
娘夫婦を守るために、人脈を駆使して老人は闘う!

目立たないことが一番と心得て、時には追い出され、時には無視される日系の庭師。無口で、言わなくてもいいことは言わない性格。
マスはアメリカ生まれですが、一時日本に戻って育ち、終戦時には広島にいたという。
凄惨な光景を見たためか、家に落ち着かず、ギャンブルに溺れ、何かあると逃げ出してしまうことがありました。
そのために娘との間に溝が出来ていたのですが、これで少し埋まるという展開に。
タイトルや表紙イラストの印象よりは~重い内容でした。

著者は、南カリフォルニア在住。
ガサガサ・ガールだったのかな?
父は広島で育ち、戦後カリフォルニアで庭師をしていたそうです。

フランス杯結果

フィギュアスケートの記事をチェックしたら、フランス杯(エリック・ボンパール杯っていうんですけど)の記事がないみたいなので、結果だけメモしておきます。
グランプリシリーズの最終戦で、ファイナルの2週間前でした。
確か、録画に失敗してたかな…SP半分ぐらい?

女子
優勝はキーラ・コルピ。
フィンランドの美人選手。SPがとても美しく、うっとりした記憶が。
2位、長洲未来。がんばりました!
3位、アリッサ・シズニー。アメリカ。スピンの美しさは別格。
4位、シンシア・ファヌフ。カナダ。フリーの衣裳は白から変えて、この方がいいかな。

5位、浅田真央。
トリプルアクセルがすっぽ抜けて、見ているこちらも呆然。
でもいいジャンプもあったし、振り付けの流れは綺麗。
前回の8位に比べればまとまっていました。トップ争いをする選手でも5位ぐらいは良くある事よ~。

6位、今井遥。いい感じでしたよ~着々と経験重ねてますね。
7位、ソフィア・ラフエンテ。スペイン。情熱的。
8位、村主章枝。もう少し元気があれば~表現力はあるんです。
9位、マエ・ベレニス・メイテ。フランス。焦げ茶の肌のフランス人。筋肉質で誰かを思い出す。
10位、サラ・ヘッケン。ドイツ。オリンピックにも出てましたね。
11位、キャンディス・ディディエ。フランス。けっこう美人ですよ。
12位、レナ・マロッコ。フランスの若手。丸顔でキュート。
15歳で全仏チャンピオンだったかな?

男子
優勝、小塚くん!
風格が出てきましたね。

2位、フローラン・アモディオ。フランス。東洋系みたいにも見える容貌。
3位、ブランドン・ムロズ。アメリカ。
4位、ケヴィン・レイノルズ。カナダ。
5位、シャフィク・ベセリエ。フランス。
6位、ナン・ソン。え~と宋楠って書く人かな。
7位、ピーター・リーバース。ドイツ。
8位、アントン・コバレフスキー。ウクライナ。ベテランです。
9位、ゾルタン・ケレメン。ルーマニア。
WDって何?怪我かしら~ブライアン・ジュベール。フランス。

アイスダンスはペシャラ&ブルザ優勝。
リアザノワ&カシェンコ?2位。

「介護うつ」

清水良子「介護うつ」ブックマン社

「お姉ちゃん なんで死んじゃったの」が副題。
清水由貴子の妹さんが書いた本です。
親の介護をしている身には、人ごとではない事件。
愚痴もこぼさずに笑顔で頑張っていたら清水由貴子になってしまう!と彼女の自殺報道を知ったときに思いました。
今後もっと辛くなっていくことを見せられるようで、すぐにはとても読めませんでしたが…
今はもう超えたぐらい大変になってきてるから?(母は胃ろうのために入院中)ある意味では意外に大丈夫。
由貴子さんが描いたカラフルな絵手紙などもたくさん収録されていて、めんめんと暗いことが書かれているわけではなく、妹さんもしっかりしている印象です。

清水家は父が早く亡くなり、母は長いこと病身。
子供の頃から介護していたようなものだったというのは特殊ケースかも。
女三人で肩を寄せ合うような~仲のよい暮らしぶりだったのですね。
長女の由貴子さんは年の離れた妹の面倒もずっと見てきて、相当、責任感が強かったようです。
真面目で頑固な人は要注意ですよ~。

デイケアを週5日利用していたんですね。それはいいと思うけど…
胃ろうは拒否し、階段に手すりをつけることも姉が断ったのだそうです。
そういうことが後に追いつめることになったのかな。自分で出来ると思いたかったんでしょうね…
これ以上は無理と心が折れる瞬間がどこで来たのか。
お母さんと別れることも悲しかったんだろうな。
この時期がスゴク辛いことはよくわかるんですよ。
これしかないと思い詰めてしまい、「うつ」だとは自分では気づかなかったんでしょうね。
残された人がどれほど辛いかが見えなくなっている、それは「うつ」だと思うんですよ。

時々悲しそうにしていることが増えては来ていましたが、日常は明るく、当日も笑顔で出かけたのだとは。
だから~介護うつと報道されたけれど、うつというのが妹さんには実感としてわかりにくかったそうです。
何かきっかけがあったら思いとどまったのでは、と思うのが哀しい。思いとどまったという手記だったら良かったのにね。

介護する人間を見守る目が必要だったとだんだん理解した、自分はその目になれなかった、という痛切な後悔。
妹さんも同居で、仕事時間を姉とずらして夜間勤務にするなど、介護をしていないわけじゃなかったんですよねえ。
お母さんのことは自分がちゃんと見るからねと妹さん。お母さんは今は病院にいるそうです。
由貴子さんの場合は子供の頃から介護していたので、ある意味、もう生ききったということだったのかも知れません。

まるくなって熟睡

Vfsh0152熟睡中~寒い季節の定番寝姿です。
丸くなって、寝ています。
Vfsh0150ブラックタイガーっていう海老に似ている…

そりゃそうだ、タイガーってことは~虎縞っていう意味だもんね。
虎というより~黒っぽい猫に似てますよねwink
雉猫というか、鯖猫?
ん?鯖海老じゃあ、意味がわからなくなっちゃうか~
黒雉猫海老…‥長いsweat01

Vfsh0142ちょっと、ほどけました。
今日は、独りなのかな?

Vfsh0144いえいえ、
ちゃ~んと、るるちゃんは傍にいますよ~heart04

「幻の声」

宇江佐真理「幻の声」文藝春秋

選考委員満場一致でオール読み物新人賞を受賞したという~絶賛のデビュー作。
満を持しての登場だったのでしょう。単行本は1997年の発行。

髪結いの伊三次は、親の死後に姉の嫁ぎ先で仕込まれましたが、きつく当たられて飛び出し、廻り髪結いとなります。
ご法度の忍び髪結いをしていたときに捕まったのですが、町方同心の不破友之進に救われます。
その出会いから、不破の手先も務めるようになっていました。
毎朝、不破が奉行所に行く前に組屋敷に上がり、ひげを当たり、髪を結い、ついでに用事を頼まれるようになったのです。

深川芸者の文吉ことお文とは、恋人同士。
金にもならない同心の手伝いには、やや批判的。
深川芸者は男名を名乗り、独特な意気地と張りがありました。
お文の場合は幸い、いぜんにいた旦那が借金を払って家を持たせてくれ、今は自前となっています。
伊三次は腕はいいのですが、自分が食べるのがやっとなので、お文に芸者をやめさせることも出来ません。
かといって、お文の家に身を寄せることは男の矜恃が許さない。頼りにはならない間夫として3年になっていました。
金を貯めて、床を持ちたいと思っているのですが‥

25歳といえば、江戸時代には立派な大人。
同い年の美女も大年増とは、なんだか気の毒だけれど。
色っぽくて、江戸言葉がしっくり。
眼前に現れるかのようです。
不破の妻・いなみも意外な過去を持ち、騙されて郭に売られたのを知り合いの不破に見いだされたという。さらに壮絶なエピソードが。

「幻の声」「暁の雲」「赤い闇」「備後表」「星の降る夜」5編収録。
庶民や芸者仲間、たまに覗き見るような侍の世界。
小さな謎や大きな罪。
江戸情緒と人情あふれる~珠玉の連作です。

「夜の試写会」

S・J・ローザン「夜の試写会」創元推理文庫

日本で編纂された~リディア&ビル短編集。
中国系で小柄だが勝ち気なリディア・チンと、白人の大男ビル・スミス。
シリーズは一作ごとにどちらかの視点で、交互に書かれているのが特徴。
これは一捻りされた短編で、それぞれに、また時には丁々発止と言い合いながらも協力しつつ~活躍する二人を描いています。

表題作は、中国系の女性が殺された事件を気にしていたリディア。
釈放された容疑者を犯人に違いないと睨み、公民権法に基づいて起訴するために罠に掛けたいという依頼に乗って、一芝居打つことに。

2作目「熱き想い」は、ビルが、歌手のマリッサからボディガードに戻るよう依頼されます。
破滅的なマリッサの行状に懲りて3ヶ月前に辞めていたのです。
ビルは断りますが、マリッサが銃撃される事件が起き・…?

「ペテン師ディランシー」は、リディア編。
移民が入り乱れる街で、あやしげな取り引きをしようともくろむ人間と、儲けをすくい取ろうとする人間、食い止めようとする人間の騙し合い。
取り引きの対象が、ライチや熊胆(くまのい)というのが面白い。

「ただ一度のチャンス」はビル編。
高校のバスケットボール選手の心中事件。
バスケットボールで才能を発揮し、注目されかけている少年のいる街。
それが、街を抜け出して絶望的な人生から脱出する~ただ一度のチャンスなのですが、それも確実ではない‥

「人でなし」は強姦事件に偶然、出くわしたリディア。
地下鉄で襲われ、脅えて隠れている女性を見つけ出します。
いきのいい女性警官クレアとの出会いと連携が嬉しい。

甘、辛、酸、苦みもあり。
にやにやしたり、しみじみしながら、違う味わいをたっぷり楽しめます。

二人で着せ替え

Vfsh0429シンプルな上下のナチュラルデイズさん、うちでの名前は一実ちゃんです。
半袖ではちょっと寒そう?
お洒落なハッピーサマーこと夏姫ちゃんに~
「そっちの上、貸してよ」と、重ね着。
ボーイッシュに見えますね。
男の子役が出来そう。
ちょっと色が白すぎるけど…coldsweats01

Vfsh0433「あ、じゃあ、あたしはこっち、着ようっと」
長袖を着込む夏姫ちゃん。

Vfsh0438「わ、それもいいねえ~」
ホントに似合う?!

momoko展を見て以来、背景や小物に工夫したい気持ちは高まっているのですが~
Vfsh0447シンプルな服に似合う物って難しい。
チョコエッグの動物たちを並べてみました。
何となく…
Vfsh0444しゅたっ!
なぜ駆けつけるかは謎~ wink

「球体の蛇」

道尾秀介「球体の蛇」角川グループパブリッシング

ミステリというより緻密な描写の普通の小説~謎はありますが。
暗いトーンで描かれていますが、熱っぽくて引きこまれます。
両親と縁の薄かった主人公・友彦。
10代にあった、因縁めいた2件の火事のいきさつ。

友彦の父はエリートでしたが、家族を愛することだけが出来なかったのでした。
母が家を出て離婚。
父も転勤になって引っ越すというときに、「行きたくない」と叫んだ友彦を見かねて、隣家の乙太郎さんが引き取ろうと申し出てくれます。
ほっとした様子の父は、愛人と暮らすつもりだと知ります。
白蟻駆除の仕事をしている乙太郎は、職人肌で気どらない性格。
サヨとナオという娘が二人いて、年上のサヨに友彦は魅せられます。はかなげだが、どこか毒がある少女でした。

キャンプ場での思いがけない火事で、乙太郎の妻は亡くなり、サヨは火傷を負います。やがて自殺。
キャンプになど行かなければよかったと嘆く乙太郎。
友彦は、幼い考えで、さらにサヨを追いつめたという罪悪感を抱えて生きることに。

17歳になったとき、白蟻駆除の助手に出かけた屋敷で、いぜんから自転車で通るのを見かけていた女性がそこに通っていると知ります。
ちょっとサヨに似た美しい女性は、屋敷に住む年上の男性の愛人らしい。
友彦は夜中に縁の下に入り込んで、畳の上で男女がたてる苦しげでもある声を聞くように。
あるとき、その屋敷も火事になります。
あの女性・智子に気が付いていたと言われ、あなたが火をつけたのねと言われてしまう。
驚きのあまり、あいまいな態度を取りながら、会い続けるのですが‥

幼なじみとして仲のよかったナオは、受験勉強もしていなそうな友彦の様子を心配していました。
そして、ある日、あの人に会わないでと強く忠告してきた理由は‥?
思いがけない展開へ。

幼なじみとの何気ない生活ぶりが、丁寧に描かれていて、リアル。
ひたひたと迫る不安や、暗い過去が深淵を開けているような様も、鋭く鮮やかに描かれています。
最後の方はゆるやかに、気持ちがほどけていくような終わらせ方になっています。

「ダージリンは死を招く」

ローラ・チャイルズ「ダージリンは死を招く」ランダムハウス講談社

紅茶が毎回絡んでくるコージー・ミステリです。
紅茶好きなので~前から興味ありました。
豆知識も付いてますよ。

14年間の広告会社勤めの後、紅茶専門店を開いたセオドシア。
巻き毛の美女で体格もよく、なかなかしっかり者のようです。
アメリカ屈指の茶葉鑑定人で初老のドレイトンと、腕の良い若いパティシエールのヘイリーと3人で切り回しています。
ヘイリーの同居人の綺麗な娘ベサミーも、時々手伝いに来ていました。

地元の催しの出張ティーサロンで、最後に残った客が座席で死んでいるのを発見。
発見者のベサミーが疑われます。
不動産開発業者で、嫌われ者だった被害者。
敵はいくらでもいそうなのですが…

サウス・カロライナのチャールストンを舞台に展開するコージー・ミステリの1作目。
書きっぷりにやや素人っぽさもありますが、まずまずの出だし。
地域の雰囲気も何となくのんびりしているし、ちょっと行けば自然がいっぱいという土地柄。
なかなか感じのいい人物設定です。
元キャリアウーマンのヒロインは珍しいかな?
どうしてもお節介なのか?忍び込んだりし始めちゃうのは、どのシリーズにもありますね。

新しい服のハッピーサマーさん

Vfsh0412momoko展でゲットしたお洋服セットを着て貰いましょう。
お約束ハッピーサマーという名前のmomokoさん。
うちでの名前は、夏姫ちゃんです。

Vfsh0419ネクタイ付きの黒のワンピです。
本来はハニーワイルドさんの着ている服。
(ただ、このセットは靴が付いてないのよね~)

黒でまとめてオシャレです。
帽子の裏はローズピンク。


Vfsh0418帽子の形がいいですよ。
しましまのネクタイが可愛い!

Vfsh0425セットのグレーのも重ねて着たらどうかな?
あ、似合う~!
顔が影になるのも、意外に~ニュアンス出ますね。

Vfsh0420「夏姫ちゃん、私もこっちの、着てみたよ~」
「あ、一実ちゃん!」

「ブギウギ」

板東眞砂子「ブギウギ」角川グループパブリッシング

変わった題材を扱かった力作です。
ホラー的なイメージのあった作家さんですが、こちらでご紹介は初めてかな。

1945年8月。
法城恭輔は、大学の心理学教室で、兵士の適性検査や戦争神経症の治療に当たっていました。
ドイツ語の通訳をするために車で迎えが来て、海軍軍人の夜須と箱根へ向かうことに。

芦ノ湖付近のいくつかの旅館に、ドイツの捕虜がまとまって暮らしている場所。これが意外に大勢いたんですね。
「大黒屋」に宿泊していたドイツ軍人で、沈没した潜水艦のネッツバント艦長が不慮の死を遂げ、殺人の疑いもあったのです。
戦争終結間近に起こる出来事と、その後の事件をじっくり描いていきます。

死体を発見したのは安西リツという~大黒屋で働いている呑気な女中さん。
歌が好きで、これが後々ブギウギになるのかな?とすぐ思わせますが、それはずーっと後の話。
結婚直後に夫は出征し、舅姑と無事を祈りながら暮らすのに飽き飽きしていたという。
ドイツ人の若い潜水艦乗りパウルに口説かれて、すっかりその気になるのですが…

戦争に倦み疲れた人々。とはいえ、すぐに終わるとはもちろんまだ知らない。
終戦で、一気に細かいことなど吹っ飛んでしまう。
確かに衝撃でしょうね。
戦時中の意外な様子や、戦後の大きな転換が、じっくりリアルに描かれています。
ドイツ人と一口に言っても~責務も性格も立場も違う。
ドイツ本国は既に降伏していたのですが、アルゼンチンに渡ろうとしていた人間らはナチスだった‥?
法城は、旧知の外国人ジャーナリストの女性オルガに、事件のことを聞かれ、共に調べ始めます。
ところが…
各国の組織が関わってきて、難問を突きつけられる法城。
怒濤の展開になります。

大黒屋の女将さんは、戦前はアメリカに行っていたこともあるという経験豊富なおばあさん。
戦後は英語を教え始めるたくましさで、リツの生んだ子を引き取ります。
ハードな読み応えですが、読後感はいいですね。

「天国からの案内人」

ギヨーム・ミュッソ「天国からの案内人」

ロマンチックSFとでもいうか~ベストセラー作家の、映画的なスピード感のある小説。
運命の恋に落ちたとき、死すべき運命といかに闘うかというテーマ?

ニューヨ-クで俳優を目指した夢やぶれて、フランスへ帰国しようとしているジュリエット。
冒険心があり、いきいきとした女性です。
一方、1年前に妻に自殺された小児科医サム。
荒れた街で育った幼なじみの妻は、過去の苦しみから脱しきれなかったのでした…

偶然の出会いから、思いがけなく恋に落ちた二人。
しかし、小さな嘘から、すぐに離ればなれになりそうになります。
ところが…
サムの前には、謎めいた女性グレース・コステロが現れ、ジュリエットは飛行機事故で死ぬはずだったので迎えに来たという…
サムが調べると、その女性は10年前に死んだはずの警官だった?

当時の写真が全く出会ったときの姿そのままで、実は生きていて10年たったとも思えない。
グレースのパートナーだったルテッリ巡査が、グレースを愛していたのに告白も出来ないまま死なれて後悔していると話しますが…
グレース自身、死ぬ直前から記憶はなく、ただ使命があることを理解しているだけだという。
頭がおかしい女だと最初は思うサムですが…?

グレースの娘ジョディは、母の死後、一人になってしまい、15になった今では麻薬中毒になっていました。
偶然にジョディに出会うグレース。一瞬の出会いなのですが…
これには意味があるのか?
グレース自身がこの世に戻った理由があるとしたら?
奇想天外だけれど、筆致はリアル。
スリリングな展開で、読ませます。
ロマンスものと言っていいかなあ。
「時空を超えて」よりも軽め。

やさしい味の親子丼

101012_155343消化が良くて栄養があって暖まるもの…
と考えていて、これにしました。
親子丼のセットです。
101012_155350卵の柔らかさもちょうど良くて~
昔、母が作ってくれたのに似たお味。
101012_155359山菜蕎麦はお椀が小さめで、汁物感覚。
山菜も優しい味です。
101012_155407ミニサラダも付いていて、ヘルシー!

「薬指の標本」

小川洋子「薬指の標本」新潮文庫

しっとりした雰囲気の不思議な短編集。2本収録。
やや暗めなトーンだが、静かで、毒はかすかに…透明感のある独特な世界。
短いので、すぐに読めます。
ひっそりと~一人こもっていたい気分の時には、最適?

サイダー工場の事故で、薬指の先が少し欠けてしまった主人公の女性。
サイダーが飲めなくなって退職後、歩いていてたまたま、標本を集めているという館の事務員募集に気づいて、応募します。
古い4階建てのアパートを買い取って、標本室を経営している標本技術士の男性・弟子丸にだんだん惹かれていくのでした。

ふしぎな標本が魅力的。
自分の家には持っていたくないが、保存はしておきたい物が持ち込まれるのです。
気持ちの区切りをつけるような物かも知れませんね。
品物相応の金額を受け取り、誠意を持って保存する。
依頼者は、いつでも自分の標本と対面することが出来るというシステム。
もっとも、対面を希望する人はほとんどいないのでした。

「わたし」の仕事は一人で事務室に勤務し、電話を掛けてきた人に標本室の趣旨を説明して、持ち込まれたら書類を作るだけの仕事でした。
持ち込まれる品物の種類は数限りないので、退屈するということがありません。
楽譜だけでなく、音を保存して欲しいという依頼など。
火傷で頬に残っている傷跡を標本にしたいと言ってきた少女がいつ帰ったのか、姿を見ないことが気になってきます。
やがて、自分の薬指を標本にして貰おうと考え…

「六角形の小部屋」は、カタリコベヤの話。
一人でこもって言いたいことを言うという、防音らしいが狭い、それだけの部屋。
ふしぎな母ミドリと息子ユズルが、それを持ち歩いているという。
仕事というには儲かりそうもないが?
なぜか必要な人は吸い寄せられるように集まってくるのだと。
穏和で礼儀正しい親子との会話が日常的でもあるような、人間じゃないものとの交流でもあるような。
主人公は、結婚直前で相手を嫌いになってしまい、それを上手く説明できないまま、別れてしまっていました。
以来、背中が痛むのですが…
カタリコベヤで一人で喋ることで、癒されていくようでした。

著者は1962年、岡山生まれ。88年、海燕新人文学賞を受賞。
91年、「妊娠カレンダー」で芥川賞。
2004年、「博士の愛した数式」で本屋大賞を受賞。
この作品は94年発表。

「しっかりものの老女の死」

ジェイニー・ボライソー「しっかりものの老女の死」創元推理文庫

コーンウォールの女性画家ローズが主人公のライトミステリ。
シリーズ2作目。
ローズは、未亡人になって5年の~40代半ばの女性。
年よりはだいぶ若く見え、気どらない人柄の良さでも周囲から信頼されています。
1作目で知り合ったジャック・ピアース警部と恋愛関係になりましたが、何かとケンカばかりで、最近はやや距離を置こうとしているという出だし。

ローズと、近所に住む年上のドロシー・ペンジェリーとは、良い友達という以上にぴったり気の合う間柄でした。
ドロシーは古い屋敷で質素に暮らしつつ、実は絵や骨董はいい物を持っていました。
ドロシーの長男は街へ出て勤め、遺産を待ちこがれている嫁グウェンの言うままになって、あまり実家には寄りつかない。
ドロシーの次男マーティンは、やや頭の回転が鈍いのですが、とても気だてのいい青年。
ドロシーが突然亡くなり、薬の過剰摂取で自殺か事故と思われます。

納得のいかないローズは、持ち前の好奇心と、嘆き悲しむマーティンへの親切心から事情を調べ始めるのです。
マーティンは自分のせいだと口走ったので、下手をすると犯人に仕立て上げられかねない。
ドロシーが生前、自分へ何か伝えようとヒントを出していたような気もするのでしたが…?
止めようとするジャックとは、またケンカになってしまいます。

確かにしっかりしたドロシーの個性。
それよりは若く迷いもあるけれど、これからまた画家として花開こうとする、さわやかなローズの生き方、どちらも魅力的です。
コーンウォールの風景も美しく、いきいきと描写され、こんな所に住んでみたいと思わせます。
1998年の作品。

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