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「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」

万城目学「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」筑摩書房

かのこちゃんは小学1年生。
名前の由来は、お父さんが鹿に「かのこという名前がいい」と言われたからだとか。
つまり~鹿男の娘ってことかしら。

親指しゃぶりをずっとやめられなかったのですが、ある日、ふとやめることに。
「親指を離したらどんないいことがあるの」と聞いたら、お父さんが「きっと世界がグンと広くなるんじゃないかな」と言っていたように。
そのときから知恵の栓が抜けたように「これ、なあに?」と質問を始めます。

そして、すずちゃんという友達も出来ます。
転校してきたすずちゃんとは、すぐには親しくなれず、ついに親しくなるきっかけが面白い。
お祭りでの出来事の不思議さが、この作家らしい。

マドレーヌ夫人は、猫。
どこからともなく現れ、雷の日にかのこちゃんの家の犬小屋に入って震えていたのでした。
その犬小屋の主、年とった犬の玄三郎と夫婦になっているのです。
名前はかのこちゃんがつけました。
お母さんの焼く自慢のお菓子マドレーヌと色が似ているから。
綺麗な猫なんですね。

玄三郎と仲がいいのは知っていたかのこちゃんですが、ある日ふと本当に夫婦なのだと実感することに。
普通は外国語のようにわからないはず?の犬と会話が出来るマドレーヌ夫人。
猫の集会で、信じられないと話題になり‥
もっとも二人の間だけの会話で、他の犬とは話せないのです。
「それは愛の話ということ?」と言われて「まあ!そういうことになるかしら」とマドレーヌ夫人。

ファンタジックで可愛らしく、子供のやることには大笑い。素直な気持ちを思い出すよう。
出会いと別れがちょっとだけ哀しく切ない。
ほのぼのとした展開。装丁やイラストもいいですね。

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