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「時空を超えて」

ギヨーム・ミュッソ「時空を超えて」小学館文庫

30年前に失った女性、ずっと忘れられずにいる彼女にもう一度会うことが出来たら…?
タイムトラベル物で、すごく面白かった!

2006年、カンボジアで、ボランティアの医療活動をしていた~60歳の医師エリオット。
子供を救ったお礼に「望みを叶えよう」と、老人から謎の錠剤を渡されます。
癌で余命幾ばくもないと知り、半信半疑で飲んでみると、30年前にタイムスリップしていました。

この時点では、彼女イレナ・クルスは、まだ生きているのです。
海洋動物専門の獣医で、輝くばかりに美しいイレナ。
結婚を考えてもいい仲なのに、ただエリオットが子供を欲しい気持ちになれないために、二人の間にはヒビが入りかけていました。
一目見ることが出来ればとだけ願ったエリオットでしたが、命を助けられないかと思い始めます。

すぐに時間切れになってしまうようですが、錠剤は10個あるのです。
だが、彼女を救えば、その後の人生も変わってくるかもしれない。
のちに他の女性との間に出来た~20歳になる娘のアンジー。最愛の彼女を失うわけにはいかないのです。
30年前の自分に接触するエリオット。
当然すぐには信じない若いエリオットですが、イレナの命が自分のために失われると知り、それを避けようと‥

イレナを救うための行動で、陽気な親友のマットとの間柄も、変わってくることに。
60歳まで親しく付き合ったはずなのに?
30年後に戻ったエリオットは、起きている変化に愕然としますが‥

若い方のというか過去のエリオットが、未来のエリオットに連絡を取ろうと仕掛けてきたり、この時とばかりマットが動いたり、予想外の反応が面白い。
リズミカルにいきいきと描かれていて、ノンストップで読んでしまいました。
苦しみも多い展開ですが、救いのある結末が鮮やか。

作者は、1974年、フランス生まれ。
19歳でアメリカ旅行をしたときから、構想があったとか。
2004年からヒットを飛ばし続けているベストセラー作家です。

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