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「片耳うさぎ」

大崎梢「片耳うさぎ」光文社文庫

成風堂書店シリーズが快調な大崎さんの、初のシリーズ外作品。
父が失職し、父の実家へ引っ越してきた小学六年生・奈都の視点から語られます。

昔は大地主だったと思われる蔵波家の屋敷は、広大で複雑。
クラスメートには、ほとんどお化け屋敷扱いでした。
家の中に住む親戚も初めて会う人が多く、緊張しまくりの日々を過ごしています。
祖父は口数が少なく、大伯母の雪子にはきついことを言われ、あまり歓迎されているようには思えないのでした。
しかも、父は職探しに行ったまま、母も祖母の元へ看病へ行って週末まで戻らないとわかり、心細さは頂点に。

隣席の男の子が見かねて、中学三年の姉のさゆりを紹介してくれて、首尾良く一緒の部屋にお泊まりして貰うことに。
古い屋敷に、かねて興味津々だったというさゆりは、冒険に乗り出します。
見た目は可愛らしくお行儀もいい美少女なのですが、中身は好奇心旺盛で冒険好きな少年みたい。

屋根裏を探検した後、忘れてきたカーディガンがいつの間にか部屋に届けられ、片耳を切られたウサギのヌイグルミが置かれていた‥?!
近所のおばあさんが告げた~片耳ウサギの不吉な伝説とは。
旧家の謎が今、明らかに…?

小学六年生、賢すぎる気もしますが~なかなか隅に置けない観察力。
恐がりな少女が、危機に際してがんばって成長する話かな。
ほどほどのスリルで、楽しく読めました。

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