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「喋々喃々 」

小川糸「喋々喃々 」ポプラ社

下町情緒の残る町・谷中に、アンティーク着物の店を出している若い女性・栞。
雨の日は休みにするという商売で~食べては行けるのでした。
近所のユニークな老婦人・まどかさんなど、個性的な面々が出入りする、楽しげな生活ぶりで、心地良く読めます。

過去は甘くはないのですが~それぐらいはないと?
両親は母の不倫が原因で離婚。母は次女の花子とその時生まれた異父妹・楽子と3人で暮らしています。
長女の栞は離婚の際に父の方に行き、父が自力で建てたログハウスで数年を暮らしました。
妹の花子は、着物を着て外人観光客とデートする仕事をしていて、着物を借りに来ます。
恋人の雪道とは、妹の花子との件を許せずに別れてしまった過去がありましたが、彼が結婚した後も年賀状は心待ちにしていました。

顔なじみの老人・イッセイが入院したと知り、見舞いに行くと、退院後にデートする約束をするなりゆきに。
最初で最後のデートになるのですが、半日一緒に過ごすデートはおいしい物づくしでゴージャス。
この店は実在?どこにあるのっ?と聞きたくなります。
イッセイが若い頃好きだった女性と、栞は少し似ているらしいのでした。その女性は大空襲の日に、その近くの川で亡くなっていました…

習い始めた茶道のための着物を買いに来た春一郎と出会い、心惹かれ合います。
妻子有りなので、互いに自制しながらも…
淡い思慕と静かな幸福が、やがて盆や正月休みには会えない辛さに変わっていくのですが…
それでも、こんな恋ならしてみたい?!

食べ物が~~!作るものも出先で食べるものも、どれもこれも美味しそう。
祭りの風物、下町の情緒がたっぷり。
季節に合わせて次々に選ぶ着物も楽しげ。
花火の音を聞きながら、二人で鰻を食べたりね。
前に来たときよりも綺麗になった店で、鶏鍋を食べたりね…うっとり♪

お詫びと訂正:最初にアップしたときに、題名の漢字が間違ってました!失礼いたしました~。

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