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2010年8月

その裏には猫が

Vfsh0867リカちゃん達がいきなり倒れたとき、それは…
背景のカーテンが揺れたのです。
その裏には~

Vfsh0878「え、なあに?」
緑のお目々がいたずらっぽくキラッと。

Vfsh0874「まぶしいなあ。ボクは別にぃ。
は~眠」
おや、おとぼけですか?
Vfsh0870「ふふん、先にカーテンが揺れたから、ちょっとね、こっちからも、つついてみただけだよ」
おいたの自覚はあるようですbleah

「八朔の雪」

高田郁「八朔の雪 みをつくし料理帖」

読む順が逆になりましたが~みをつくし料理帖のこれが一作目、です。

縁あって、神田御台所町の蕎麦屋「つる屋」の手伝いをする澪が主人公。
上方から出てきて、女二人で長屋暮らしをしています。
通り道に、化け物稲荷と言われる荒れ果てた小さな社がありました。そこの草を一人で抜いてお参りできるように綺麗にしたのを、あるじの種市に見込まれたのでした。
「つる屋」は種市の蕎麦が売り物だったのですが、腰を痛めて仕事をするのが無理になり、澪に料理を任せると言い出します。
上方で料理を仕込まれてはいましたが、女の身で店を預かることになるとはと、戸惑ったのですが…

下がり眉で、感情が素直に顔に出る澪。
よく働くけなげさが自然で、いやみがない。
試行錯誤を繰り返しつつ、喜ばれる料理を工夫していきます。
常連の小松原や青年医師の永田源斉など、まわりを囲む人々もすごく感じがいいです。
出てくる料理もとても丁寧に作られていて、美味しそう~!
ぴりから鰹田麩、ひんやり心太、とろとろ茶碗蒸し、ほっこり酒粕汁。

洪水で両親を失った生い立ちや、その時に行方不明になった大店のお嬢さんだった幼なじみの消息なども、だんだん出てきます。
今は母子のように共に暮らす~恩ある女将さん・芳との関係も、しっとりした味わい。
本当に出会えて嬉しいシリーズです。

あやめリカちゃんとご対面

Vfsh08623人リカちゃんです。
「こんにちは~」
「わ~い、初めまして!」
あ、名前決めなくちゃ…
ミラ、さゆ、希恵、瑠梨と来て…かやちゃんにしようかな~。
字はねえ…香弥かな?
Vfsh0863「香弥です、よろしくね」
「香弥ちゃん、すごく大人っぽいのね~」
Vfsh0864「3人、並ぶのって嬉しいね」

と、その時、ぐらぐらっと…

Vfsh0866「うわっ?!」
べたーん!!

Vfsh0889「な、なに、今の?」
「あいたた…」
リカちゃんは手が短いので、立ち上がろうとするポーズが難しい…
Vfsh0890「だいじょうぶ~?」
「今の、地震?!」
「は~びっくりしたぁ」

一瞬目を離したら、ほんとは背景ごと倒れてたんです。
今回、ゆかたリカちゃん、何度も転んだんですよ…coldsweats01

Vfsh0881追記:
1枚写真忘れていました!
これで決まり!っていうシーンだったのにね~bearing

「エルサレムから来た悪魔」

アリアナ・フランクリン「エルサレムから来た悪魔」創元推理文庫

楽しみな歴史ミステリのシリーズが始まりました!
12世紀のイングランドを舞台に、検死のできる女性医師アデリアを主人公とした歴史もの。
CWAの歴史部門であるエリス・ピーターズ賞の受賞作です。

ケンブリッジで起きた、子供を狙った連続殺人。
磔のような姿だったために犯人はユダヤ人とされて、暴動が起きます。
当時、ユダヤ人が復活祭にキリスト教徒の子供を殺す?!という噂があったのだとか。
ユダヤ人すべてをケンブリッジ城内に匿ったまま1年、犯人はわからず…
シチリア王国に、事件の調査が依頼されます。

派遣されたのは、ナポリのシモンで通る調査官と、検死を専門とする女医のアデリアと、その従者のサラセン人マンスール。
三人は薬売りとして旅をし、アデリアは娼婦と誤解されたりする羽目に。
国際都市サレルノでは尊敬を受けていた若いアデリアは、仕事に身を捧げた飾り気のない女性。
サラセン人の従者を医者に仕立てて、通訳兼調剤助手として同行することに。居心地の悪さを感じつつ、腕を発揮していきます。
調査官のシモンは穏やかな人柄で、最初は女性の派遣に驚愕しつつもアデリアを認めるのでした。
バーンウェル修道院長のジェフリーも、治療を受けてから、アデリアを信頼するようになります。

マチルダ女王の時代18年間続いた内乱も治まり、その息子ヘンリー2世の元で、国が平和になりつつある時代。
容疑者を水に落として溺れなければ無罪、という審判法はなくなったとか!
つまり、ちょうど~修道士カドフェルのすぐ後に続く時代なのですね。
とはいえ、女性の医者など異端として殺されかねないという野蛮さ。

愛想はいいが謎のある王の税官吏ロウリー・ピコウ卿。
彼に不審を感じたアデリアですが、しだいに惹かれていき…?
十字軍で数年間、村を離れていた男たち数百人が、戻ってきている時期でもありました。
ヘンリー王もさっそうと登場します。
ヘンリー2世というと王妃はアリエノールですからね。次回登場?!

シチリア王国のサレルノには、1050年から医科大学があったのだそうです。
そこでは女性も学び、資格を取ることが出来た!
ちょっと修道女フィデルマのよう?

修道院長の紹介で、沼沢地の出身で料理のうまい老女ギルサに世話をして貰い、その孫で、みすぼらしいがじつは利発な少年ユルフとも、次第に仲良くなります。
このコンビがいいですねえ!
シリーズ化されるのが楽しみ。

「星間商事株式会社社史編纂室」

三浦しをん「星間商事株式会社社史編纂室」筑摩書房

どう転ぶかわからない~三浦しをん流の会社小説?
社史編纂という閑職に追いやられている社員達。
それぞれに訳あり。

主人公の川田幸代は、まあ一見したところは、ごく普通のOL。
本間課長は、退職間近でやる気がなく、今日も遅刻。
後輩のみっこちゃんは、いつも無駄に明るい。
2年先輩の矢田はゆる~いモテ男で、しょっちゅう席を外す。
室長に至っては…誰も顔を見たことがない?!

幸代には、彼氏もいるのですが~じつは10年も友達3人で「月間企画」というサークルをやっていて、同人誌を作ってイベントで発売することに命を賭けているんでした。
ほぼ同棲中の彼氏・洋平はもと山岳部で、時々ふらりと旅行に出てしまう。
互いの自由を尊重できる間柄なのですが、それが物足りなく不安に思えるときもあったりして。
突然、月間企画の仲間の一人が結婚することになり、サークルをやめるという危機も。

上司に幸代がオタクとばれて、その上なぜか編集室の面々で小説本を作ろうということに。
困惑しつつ、なんとかごまかそうとするのですが…
社史を作るためにインタビューをしていて、誰もあまり語らない穴があることに気づきます。

それは高度成長期に入ろうとする時期の、アジアの一国でのこと…
あやしげな方法で、仕事をとった時期があったらしい。
横やりが入り、このことを公には出来そうもないのですが…?

素人が書いたという設定の小説が時々挿入されてますが、派手でわかりやすいので、けっこう読みやすい。
コミケのリアルな描写も~知っていると笑える。
30部で、赤字だけど楽しいって。リアルすぎ~。
いまどきはニュースでも放映するから、そんなに驚く人もいないのか??

桃のデザート

夏は桃が美味しい季節heart04
100803_155355夏は食べるっしょ~ていう、新宿・高野の桃!
今回は「桃のデザート」です。
100803_155458生の桃も美味しいですが…
グラスに入ってるジェリーみたいなのも美味しいですが…
100803_160022層になっているケーキが凝っていていいかな~、やっぱり。
上からゼリー、パルフェ、ババロアだったかな。
そして一番下は胡麻のガレット。
次がベイクト・チーズケーキ。
この濃厚さが嬉しいですhappy01

「川は静かに流れ」

ジョン・ハート「川は静かに流れ」ハヤカワ・ミステリ文庫

海外ミステリの話題作です。
アダム・チェイスは、殺人罪で裁判にかけられて離れた故郷を、5年ぶりに訪れました。
親友だったダニーから電話で助けを求められ、断ったものの、気になって3週間後に戻ってきたのです。
ところが、ダニーは行方不明。

故郷は、ノース・カロライナのソールズベリの町。
原子力発電所を誘致するかどうかで、町は緊迫していました。
土地の価格が跳ね上がるのを期待する人も多い中、広大な土地を所有するアダムの父が売却を拒んでいるために、交渉は暗礁に乗り上げていたのです。

かって、父の所有するレッド・ウォーター農場の一角で起きた事件。
アダムは、確たる証拠もなんの動機もないと無罪になりましたが、義母には不利な証言をされ、厳格な父には勘当されたのです。
恋人ロビンは、何の連絡もしなかった彼を恨んでいましたが、まだ愛は…?

妹ミリアムは婚約中というのに何か問題を抱えていて、ダニーとつるんでいた弟ジェイミーは借金があるとわかってきます。
一方、農場内に住む監督ドルフの孫で、アダムにとっては幼い妹のような存在だったグレイスは美しく成長していました。が、会うなりアダムに反発。
頼りにしていたアダムを失って、孤独に苦しんでいたのでした。
しかも、なぜか、何者かに襲われ…?

事件が起こるたびに、疑われるアダム。
ロビンは、ソールズベリ警察の刑事なので、板挟みにもなります。
絶望的な状況から次第にはい上がる主人公がいいですね。
親しい人たちが皆、何か嘘をついている…
登場人物が個性的で、ぐいぐい引き込まれます。
どこが静かなんだという土地だけど…川だけは静か?

著者は1965年、ノース・カロライナ生まれ。
フランス文学、会計学、法学を学び、刑事弁護などでも活躍。
作家を志して職を辞し、2作目の本書でアメリカ探偵作家クラブ(MWA)最優秀長篇賞受賞。

「喋々喃々 」

小川糸「喋々喃々 」ポプラ社

下町情緒の残る町・谷中に、アンティーク着物の店を出している若い女性・栞。
雨の日は休みにするという商売で~食べては行けるのでした。
近所のユニークな老婦人・まどかさんなど、個性的な面々が出入りする、楽しげな生活ぶりで、心地良く読めます。

過去は甘くはないのですが~それぐらいはないと?
両親は母の不倫が原因で離婚。母は次女の花子とその時生まれた異父妹・楽子と3人で暮らしています。
長女の栞は離婚の際に父の方に行き、父が自力で建てたログハウスで数年を暮らしました。
妹の花子は、着物を着て外人観光客とデートする仕事をしていて、着物を借りに来ます。
恋人の雪道とは、妹の花子との件を許せずに別れてしまった過去がありましたが、彼が結婚した後も年賀状は心待ちにしていました。

顔なじみの老人・イッセイが入院したと知り、見舞いに行くと、退院後にデートする約束をするなりゆきに。
最初で最後のデートになるのですが、半日一緒に過ごすデートはおいしい物づくしでゴージャス。
この店は実在?どこにあるのっ?と聞きたくなります。
イッセイが若い頃好きだった女性と、栞は少し似ているらしいのでした。その女性は大空襲の日に、その近くの川で亡くなっていました…

習い始めた茶道のための着物を買いに来た春一郎と出会い、心惹かれ合います。
妻子有りなので、互いに自制しながらも…
淡い思慕と静かな幸福が、やがて盆や正月休みには会えない辛さに変わっていくのですが…
それでも、こんな恋ならしてみたい?!

食べ物が~~!作るものも出先で食べるものも、どれもこれも美味しそう。
祭りの風物、下町の情緒がたっぷり。
季節に合わせて次々に選ぶ着物も楽しげ。
花火の音を聞きながら、二人で鰻を食べたりね。
前に来たときよりも綺麗になった店で、鶏鍋を食べたりね…うっとり♪

お詫びと訂正:最初にアップしたときに、題名の漢字が間違ってました!失礼いたしました~。

ゆかたリカちゃん二人

去年の浴衣を、まだ着ていなかった子に着て貰いましょう。
Vfsh0853_2希恵ちゃんが着た金魚のゆかたは、ミラちゃんに。
瑠梨ちゃんが着た朝顔の浴衣は、さゆちゃんに。
「わあ、あたしたちも浴衣、着ちゃったね~」
「ここで待ってればいいの?」
Vfsh0856_2「待ってる間に記念撮影する?」
「するする~!」

Vfsh0858_2 「あ、落っことしちゃったぁ」
うちわは落っこちやすいんですよ。

Vfsh0859_2「今度はさゆね」
この色、似合いますね。
バッグは食玩の物です。
Vfsh0884_2「あ、さゆも、うちわ持ちた~い!」
うちわやバッグがついてなかったのかな、この浴衣は…見あたらないんだけど、イマイチ確信が…?

Vfsh0888_2「あれっ、うわっ…たっと」
慣れない浴衣に下駄だと、バランス崩しやすいんですよ、ほんとに。

「さゆちゃん、だいじょうぶ?」
駆けつけるのも、裸足だねbleah

「警視の孤独」

デボラ・クロンビー「警視の孤独」講談社文庫

2010年発行の最新作。
この作品からでも読めます。
スコットランドヤード(ロンドン警視庁)の警視ダンカン・キンケイドと、パートナーのジェマの二人が主人公のミステリです。
ハンサムで知的なダンカンと、明るく人の話を聞き出すのが得意なジェマ。
ジェマが部下だった頃は仕事でも一番の組み合わせでしたが、今はジェマが出世して警部補となり、ノティング・ヒル署へ移っています。

そろそろ次の出世を期待する回りの圧力を感じているダンカン。
サザーク地区の放火現場に死体があり、建物が有名な議員所有のもので騒ぎになりそうなため、出向を命じられます。
サザーク地区は再開発中で、そこも高級マンションに改築中のヴィクトリア朝の館でした。
ところが議員は再開発には反対のはず?
向かいのビルの監視カメラに、議員の娘クロエの姿が…?
彼女は行方が知れません。

一方、若い女性消防士ローズが、放火事件の共通性に気づきます。
消防士の世界がけっこう出てくるのが興味深い。
ジェマは友達(ダンカンの従弟の妻で司祭)に頼まれて、身体の不自由な女性ファニーの同居人エレインが行方不明になった件を調査することに。

ファニーの家は、サザークの放火現場から目と鼻の先。
ダンカンとジェマの捜査が交錯してきます。
同じ頃、少女ハリエットと、その母も行方がわからないと…
その母の勤め先もその近くなのです。
死体に該当するかも知れない女性が3人も出てきます。
しかも、第二、第三の放火が…!?

ダンカンが別れた妻の元から引き取った息子キットは、13歳になる所で、難しい年頃。
素直ないい子なんですが、母に死なれ、育ててくれた父(既に離婚、再婚してカナダへ)ではなくダンカンの方が実父だったらしいという状況。
ジェマの連れ子で5歳のトビーと一緒ではなく一人の部屋が欲しいというのも無理はないので、ジェマはあれこれ選んでやります。

一見明るいジェマも、心の傷を抱えています。
キットとトビーが仲良くて、髪と目の色が同じため実の兄弟に見える外見というのは~縁を感じさせて、一種の救い?
亡き妻の両親がもともとダンカンを悪く思っていて、キットの親権を主張、その審判も迫っています。

仕事が忙しくて、キットに十分つきあえなかったりするダンカンですが…
穏やかでやや優柔不断なダンカンですが、ここへ来て、ある決断を?
ほどほどにスリルと現実味があり、充実した読み応えです。

夏向きの和食

100713_155246夏向きのメニューです。
黒の二段重ねがいいでしょ?
鰻のセットです。
100713_155310上の段は煮物とか~
一つ一つ丁寧に作られています。
100713_155401下の段が~うなぎ散らし!
やっぱり夏はスタミナよね~。
釜飯屋さんなので、ご飯が美味しいです。
100713_15541200冷やし汁粉もついてます。
写真はちょっと赤っぽく写ってるし、ぼけてるので~美味しそうに見えないかも知れませんけど…
ガラスの器が涼しげでいいですね。
美味しかったです~happy01

「冥談」

京極夏彦「冥談」幽books

京極さんの短編集。
装丁も凝ってます。
様々な切り口で始まり、しまいに、ぞ~っと…

「庭のある家」
休職中の友人を訪れると、さびれた庭には、それだけ艶々とした椿が咲いていました。
友達は妹が死んだばかりだと言って、留守番を頼まれてしまう。
なすすべもなく座っている所へ、妹が現れ…

「冬」
豪農だった祖母の家。子供の頃訪れるたびに一人で過ごした小さな部屋がありましたが…あれは?

「風の橋」
かって不倫関係にあった師に声をかけられて、市史の編纂を手伝うことになった女性。
地図に見あたらない言い伝えに、子供の頃に祖母と歩いた土地の記憶がよみがえって来ますが…

「柿」
子供の頃に、裏庭の柿の木に黒い柿がなっていたという、怖い記憶。
家の裏に、祖父の妾が住んでいたらしいとわかってきますが…封印された記憶とは。

生と死の境界が曖昧になっているような、気づくとほんの薄布一枚隔てていただけ、いつの間にかそれも取り払われているような…
基本はまあ怪談ですが、冥という名を付けているだけあって、何やら妖しげでひたひたと静かに冥い~そういう雰囲気。
品がある描写。
季節感はピッタリです。

浴衣の帯を替えて

Vfsh0828春海ちゃんは赤い帯にしてみました。
柄で一番目立つ花の色に合わせて。
帯飾りを付けようかな?

Vfsh0831こんな感じで、どうでしょう~。
ぐっと華やか?
Vfsh0832さて、夏姫ちゃんは~
柔らかいオレンジの花模様に合わせて、オレンジの帯。
Vfsh0835というか、煉瓦色か柿色?
細かい柄が可憐ですが、やや素朴かな。
ビーズのかんざしは手作りです。
白い花の髪留めを帯飾りとして挿してみましたけど~ちょっと子供っぽい?
「春海さ~ん、こんなで…どうでしょう?」
「あ、かわいー! でも、そうねえ…」
「わ、春海さん、ゴージャス」
Vfsh0837「帯をサテンに替えてみたら、もっと可愛くなるかも」
「春海さんの髪飾りみたいなのを帯飾りに」
Vfsh0840「ぐっと美人姉妹ね」
「姉妹なんですか~」
「美人は姉妹と決まってるのよsuncoldsweats01

「死は万病を癒す薬」

レジナルド・ヒル「死は万病を癒す薬」ハヤカワ・ポケット・ミステリ

ダルジール警視のシリーズ、最新作。
爆発で生死の境をさまよった「ダルジールの死」から3ヶ月後という時期。
療養中でまだ身動きもままならぬアンディ・ダルジール警視です。
アヴァロンという高級な療養施設に入院することになり、勝手に抜け出して恋人のアマンダに怒られたりもしつつ、しだいに周囲の出来事に勘を張り巡らせていくのでした。

一方、今回のヒロインはチャーリーことシャーロット・ヘイウッド。心理学を学ぶ学生で、生きのいい女の子。
彼女が姉に出す饒舌なEメールと、ダルジールが録音したメモが交互に出てくるのが前半の趣向。互いを評する所も笑えます。

レディ・ダフネ・デナムは、地元の名士でかなり強引な年配の女性。
理想家のトム・パーカーと協力して、健康と保養を売り物に海辺の町サンディタウンを再開発、大がかりな施設を軌道に乗せようとしていました。
彼女は未亡人ですが、最初は裕福な養豚家ホリスと結婚、二度目は爵位のあるデナムと結婚して地位を得た、たくましい人。
今また、アヴァロンの院長フェルデンハマーとの結婚を望んでいました。
遺産を期待する亡夫の甥姪や貧しい親戚のコンパニオン、いがみあうホリス一族にも囲まれていたのです。

とんでもない事件が起きてからは、主任警部ピーター・パスコーや部長刑事ウィールド、女性刑事ノヴェロの視点もあり、さらに緊迫感を増していきます。
何しろ、この町にはかってパスコーを深く悩ませ、行方をくらませたフラニー・ルートが滞在していたのですから…
この事実をパスコーに告げるのをためらった、ダルジールの親心も微笑ましい。

大筋はいくらか予想も出来ましたが、すごい懲りようで細部まではとてもとても。巨匠の実力を堪能しました!
ジェイン・オースティンの「サンディトン」へのオマージュという面もあるそうで、え~っ、これだけは読んでないのよ。読まなくっちゃあ!

「片耳うさぎ」

大崎梢「片耳うさぎ」光文社文庫

成風堂書店シリーズが快調な大崎さんの、初のシリーズ外作品。
父が失職し、父の実家へ引っ越してきた小学六年生・奈都の視点から語られます。

昔は大地主だったと思われる蔵波家の屋敷は、広大で複雑。
クラスメートには、ほとんどお化け屋敷扱いでした。
家の中に住む親戚も初めて会う人が多く、緊張しまくりの日々を過ごしています。
祖父は口数が少なく、大伯母の雪子にはきついことを言われ、あまり歓迎されているようには思えないのでした。
しかも、父は職探しに行ったまま、母も祖母の元へ看病へ行って週末まで戻らないとわかり、心細さは頂点に。

隣席の男の子が見かねて、中学三年の姉のさゆりを紹介してくれて、首尾良く一緒の部屋にお泊まりして貰うことに。
古い屋敷に、かねて興味津々だったというさゆりは、冒険に乗り出します。
見た目は可愛らしくお行儀もいい美少女なのですが、中身は好奇心旺盛で冒険好きな少年みたい。

屋根裏を探検した後、忘れてきたカーディガンがいつの間にか部屋に届けられ、片耳を切られたウサギのヌイグルミが置かれていた‥?!
近所のおばあさんが告げた~片耳ウサギの不吉な伝説とは。
旧家の謎が今、明らかに…?

小学六年生、賢すぎる気もしますが~なかなか隅に置けない観察力。
恐がりな少女が、危機に際してがんばって成長する話かな。
ほどほどのスリルで、楽しく読めました。

きみと並んで・2

Vfsh0531どこにいるのかな?

ふと、隣室のドアを開けると~
うちの猫・みゅんは、ぬいぐるみのるるちゃんと一緒です。

Vfsh0532自分でくわえて連れて行ったんですよ。

Vfsh0534仲良く並んで~
なにをお話ししているんでしょうねえ。

Vfsh0541少したってから見ると…
今度はこっちにいました。
るるちゃん、枕にしちゃったの?枕なの?
と言うと~
Vfsh0546「違うもん。
愛してるの」
とか言ったみたいな。

Vfsh0545 はいはい、おじゃましました~coldsweats01

「女王フアナ」

ホセ・ルイス・オイソラ「女王フアナ」角川文庫

狂女王フアナ・ラ・ロカ、として名高い女性の伝記です。
いぜん青池さんの漫画で見かけたときから、もっと知りたいと思っていました。
スペインを統一した~イサベル女王とフェルナンド王の娘にあたります。

フアナは1496年に16歳で結婚します。
相手は、ハプスブルグ家の王子で、美男で知られたブルゴーニュ公フィリップ。数年は最高に幸せになったのですが…
フアナの兄姉とその子までが死んだために、スペインの相続権が回ってきます。

母はカスティーリャ女王のまま、父はアラゴン王のまま結婚しての共同統治だったので、カスティーリャの相続権は父ではなく娘にあったのでした。
フアナは相続を明らかにするために、夫婦でスペインを訪問します。
その後、夫だけが帰国。
敵国フランスに王位継承者が共に囚われる危険を避けるために、帰国を許されなかった辛い時期が1年半に及びました。

夫の女遊びへの嫉妬の苦しみ。
政治の実権を奪おうとする実父や夫や家臣達。
立場の不安定さからか感情を爆発させ、時にうつ状態になってゆきます。

1506年、スペインに入場して正式に女王となりますが、夫が疫病で急死。
棺を連れて2年も荒野をさまよったという伝説で有名ですが、これは主に疫病を避けての移動で、夫の蘇りを願った狂気の有様というのは作り話らしい。
夫が希望したグラナダの王家の墓には、すぐ向かえない状況だったのですね。
頼りの実父は、イタリアのナポリ攻略に夢中。
フアナは3歳の次男フェルディナンドと取り残され、翌年には末娘カタリーナを出産。
貴族達は私欲にかられて、カスティーリャは大混乱。権力争いの果てに、フアナはトルデシーリャス城に幽閉されたままになることに。
(このあたりまでが映画になっていてDVDで見ましたが、説得力のある美男美女カップル。感情の激しさがいかにもスペイン的?衣装が綺麗でした)

1516年には父が亡くなりますが、その事実も知らされなかったとは。
民衆は貴族よりも親王的で、フアナの狂気を嘘っぱちと思っていたそうです。
名目上は~フアナと息子カルロス1世の共同統治となっていました。
1520年、息子カルロスに対する反乱軍に担ぎ上げられる事態に。
信頼する女官長が、恋仲になったフランドル人を城主にしたいと願ったための混乱もあり、これは悲恋に終わるのですが。

当時どこの宮廷を見回しても類を見ないほどの美貌だったフアナ。
若い頃にはにこやかで明るく、夫と愛し合い、10年の間に6人の健康な子を産んだという、王妃には稀な幸福があったのに。
幽閉された城砦の管理人として、高潔さで有名な人物エルナン・ドゥーケが派遣された時期2年間はかなり落ち着いていたとか。
あ、これってビュジョルドのファンタジーのモデルですね。そのまんまじゃないけど、モチーフが。
なんともドラマチックな生涯です。
フアナの家族の中で、兄姉は若くして亡くなり、妹カタリーナはヘンリー8世に離婚されています。ポルトガルに嫁いだ妹と、フアナの末娘だけは幸福な結婚をしたらしいですよ。

8月15日なのに、終戦ともお盆とも関係のない記事…
前に幾つか下書きや予約投稿したときには、この日は開けてあったんです。
「敗北を抱きしめて」も読んだんだけど、すぐにはまとまらなくて。
こっちは6月末に読んだ本なので、そろそろアップしたくなって、入れました。
今も昔も大変なのね的感慨が…?!coldsweats01

二人の浴衣帯

Vfsh0811さて、新作浴衣に帯合わせです。
長い黒髪の春海ちゃんには、黒地に椿柄の帯を。
「下駄と小物はどうしようかしら~」
なんてね。
Vfsh0813縮緬地の風合いが優しい帯です。
この浴衣は、花にラメが使ってある布なので、もっとギャル風でもいいんですが、まずはシンプルに。
Vfsh0824後ろ姿を撮ってみました。
縮緬地が古風な帯。
momokoさんは自立するので、嬉しくなって。
鏡台を出したのも~久しぶりです。

Vfsh0815夏姫ちゃんには、白地に淡い柄の帯を。
ガーリッシュなリボン風です。
ホントはくっきりしたピンクの薔薇がメインの布なんですが、そこを脇へ回して、地紋の淡いピンクの薔薇を前面に。
Vfsh0817後ろ姿はけっこう華やかでしょ。
前にもお見せした帯ですが~
浴衣が違うとまた違う雰囲気に。

Vfsh0826ガールズトークが弾む二人。
「ねえねえ、夏姫ちゃん。着物を着ると、何だか回りたくならない?あーれーって感じで」
「春海さ~ん、それって、帯を解かれてくるくる、ってやつ?
この帯、作り帯でスナップ留めなんですけどぉcoldsweats01

「パパはマイナス50点」

小山明子「パパはマイナス50点 介護うつを越えて 夫大島渚を支えた十年」集英社

タイトル通り、介護体験記です。
介護の本で、自分がうつだったときの心境を語っている本って、意外に少ないかも。
ありありと書かれていて、わかりやすく読めました。

夫・大島渚、が突然倒れて闘病生活に。
最初は映画制作を公表したばかりの時期ということもあり、騒ぎになることを恐れて、妻なのに駆けつけることが出来ず、公然と出入りできない寂しさ。
身体に気をつけてあげることが出来なかった、今も役に立たないと自分を責めて、うつ状態になり、死まで考える状態に。
家族が心配して入院、それも閉鎖病棟だったそうです。
退院後も自分は病気ではないと感じていて、薬も飲まないでいたとか。

しだいに事実を受け入れ、友達も出来て、対応できるようになっていきますが‥
夫が話を聞いてくれる人で、何より大事な存在だったため、近所に友達が少ないのも孤独になった原因だったとは。
悪意のあるチラシが、郵便受けに投げ込まれるという、有名人の辛さ。
「夫が大変なときに妻がしっかりしないとはもってのほか」という批判もされてしまう。
昔はそういう教育だったんでしょう。

ちょっとした介助にも、いつも「ありがとう」と口に出してくれる夫だったとは、いいですねえ。
収入のない若い監督の夫を支え、映画作りの費用まで稼ぎ出していた妻ですからね。
妻はいつも、女性として何よりも欲しい「評価」と「信頼」をしてくれた、と夫が書いていたとは。後から読んで、遅れて届いたラブレターのように感じたそうです。
妻の方も、支えて育てて貰った気持ちが強い、というのは何よりですね。

三度目の入院で、もう歩けるようにはならないだろうと言われた大島がさすがに荒れる。
しかし1年後には、20歩、自分で歩けるようになったとは。
荒れているときも、ユーモアで「昨日のパパは百点満点だったけど今日はマイナス五十点よ」などと言って笑わせ、怒りを静めるとか。

自分の健康のために水泳教室に週に一度は通うようにしましたが、出かけるときには長年勤めてくれた家政婦さんに「夫をほうっておくなんて」と言われるそうです。が…もう気にしない。
夫に見える通路に季節の花を生けて、車椅子で家族旅行にも行き、おじいちゃんは凄いのよと孫にも教え、身体が不自由になったことは夫の尊厳を損なう物ではないと考える。
後半の明るさは、ビックリするぐらい。

「新参者」

東野圭吾「新参者」講談社

あべちゃん主演のドラマも、良かったですよね~。
最終回の日に、読みました。
設定の基本は、全く同じです。
各章のオチへ持って行くのを少し捻って、丁寧にねっちりやってましたね。

東京の下町の暮らしぶり、小さなお店を長年やっている人々。
所轄に赴任してきた加賀恭一郎警部補は、新参者といいつつ、穏やかに街に馴染んでいきます。
切れ者と噂の、だがそれにしては出世していないのでした。
丁寧に関係者の事情を追っていくやり方には、信念があるのですが。

マンションの一室で、三井峰子という四十代半ばの女性が殺された。
離婚して、翻訳の仕事を始めたばかり。
誰に聞いても、人に嫌われるような人柄ではなかったのに。
息子の弘毅は、俳優になると言って父と決裂して家を出て、母とも音信不通だった…

「煎餅屋の娘」「料亭の小僧」「瀬戸物屋の嫁」「時計屋の犬」といった章立て。
事件には一見関係ないかも知れないことだけど、少しずつ何かを知っている人々の小さな隠し事が、しだいにはっきりしてゆくのです。
民芸品やはさみの専門店など、日本橋を歩くのは楽しそう。行列の出来る鯛焼き屋さんもね。

小さな謎を解くのにいつも人情のからむ、あったかい筋立てなので、家族でテレビを見ていても大丈夫でした。
ドラマでは、被害者の息子の恋人・青山亜美が雑誌記者で、加賀の知り合いという設定も加え、比重が大きくなっていました。

急がなくちゃ、浴衣娘

Vfsh0794今年初の手作り浴衣、やっとmomokoさんに着せました。
まずは、春海ちゃんです。
赤い花が目立つ所を前面に出して。
Vfsh0796「まだかなぁ?」
誰かを待っている様子…

Vfsh0797「新しい浴衣で~す」
こちらは夏姫ちゃん、まだ袖を通した所。
淡いピンクの地色や、オレンジや藤色の柔らかい色目が目立つように裁ってみました。
Vfsh0798浴衣を着せるのも久しぶりで…
「え~と、前を重ねて、脇を合わせて…きゃあ、急がなくっちゃ」
なんか、すごいことになってます?
Vfsh0799「たるみを脇で寄せて、腰ひもを結んで~」
浴衣なら本当はもっと裾は上でいいんですが、お人形だと足首の関節が見えるとあまり綺麗じゃないので、長めにしてます。
Vfsh0801「ええとぉ~これで…脇を伸ばせば、いいのかな」
少し様になってきたかましたかね。
Vfsh0809「春海さん、お待たせ~!」
「あ、着られたのね。そっちも素敵~」
「もうやっとですよ。なんか、がばがばしちゃって」
「大丈夫! あちこち、引っ張ればいいんだから~bleah

「あたしはメトロガール」

ジャネット・イヴァノヴィッチ「あたしはメトロガール」ソフトバンククリエイティブ

イヴァノヴィッチの新シリーズ1作目。
ヒロインのバーニーは、ボルチモアで育った30歳。
仕事は真面目な保険会社主任ですが、もともと父親の整備工場で仕込まれたので、メカに強く特にエンジンが大好き、レース出場の経験もあるという。
身長体重は標準、ピンクのミニスカートの似合う長い脚をしているそうで、健康美人かな。
意外な一面?婚約歴3回!と途中で弟に暴露されたり。

困った弟ビルからの電話で、救援のためにマイアミに駆けつけます。
思慮深い姉で通ってきたのは、この弟との比較から。
ワイルド・ビル(というあだ名)はいつも笑顔で気はいいが、いささか単細胞で困った羽目にはまりがち。

港で、ストックカー・レースのレーサーで、ハンサムなサム・フッカーに出会います!
ストックカーとは特注車ではない市販車の意味で、中身が市販部品で改造されていて、スピードは出るそう。
弟のビルは、このフッカーの豪華ヨットの船長で、勝手に運転して行方をくらませたとわかるのでした。

葉巻工場に勤めていた若いキューバ美女マリアが行方知れずになっていて、彼女を追う強面の男達も登場。
バーニーは、セレブでモテモテのフッカーに口説かれつつ惹かれつつ距離を置きつつ、珍道中を繰り広げることに。
捜査途中で知り合った強気のおばちゃんとおばあちゃんが出てきたり、ステファニーのシリーズとかなり共通性もありますが、どことなく初々しく?笑いとロマンス度が高め。
事件の後半はキューバを巡る陰謀で、かなり大がかり。

メトロガールとは、メトロセクシャルという都会のカッコイイ男性を指す言葉から来た造語で、男前な女っていう雰囲気なのだとか。
メカに強いのがカッコイイ。
毎度カーチェイスが出てくる話みたいですね。
2004年の作品。

あやめの浴衣のリカちゃん

今年のVfsh0841ゆかたリカちゃんです。
こんな箱に入ってました。
なぜか、うなだれてる?
Vfsh0842首の留め金をすぐ外して~
すらっとしてますね。
髪型が大人っぽい?
Vfsh0844小物もついてます。
共布のバッグと、うちわが可愛い。

大人っぽい柄の浴衣ですねえ。
Vfsh0847襟がきつそうなのと、前あわせが気になって、ちょっと着付けを手直し…してみたけど~なかなかムズカシイ!
微妙な手直しにとどまりました。
Vfsh0849でも顔はとっても可愛いですsun

バーゲンでゲット。
店頭ではあまり見かけないけど、ネットではいろいろ種類が出てましたwink

「真鶴」

川上弘美「真鶴」文春文庫

朝日新聞のなんだったか…投票によるベスト50冊に選ばれていたので、読んでみました。

京(けい)の夫・柳本礼は、13年前に失踪しました。
娘の百は思春期になり、大抵むっつりしています。
京は、出先からふいに思い立って真鶴まで来て、母と息子がやっている小さな旅館に泊まります。
娘を持つ母親にしては唐突な行動…京の母が、百の面倒は見てくれるのでしたが。

何かが付いてくる気配を感じながら、海辺を歩く京。
仕事で知り合った青滋(う~ん、漢字が変換できない…ホントはさんずいがないんです)とは、愛人関係。妻子ある男性だが、そろそろ終わりかける気配もしていました。
日頃はとてもおだやかな青滋ですが、夫を忘れない京に嫉妬することも…

なぜ真鶴なのか?
家族にもわからない、それは秘密があった…
夫の残した手帳に一言、真鶴とあったのです。
失踪した理由は全く知らないと人には言っていましたが、実は愛人がいたことは知っていたのです…

行きつ戻りつする心。
時には自分が殺したと思う。
死の世界から、こちらへ何かが近づいてくるような…たゆたうようなイメージ。
濃厚な空気感と、はかなさが、同時に感じられます。
これまでの作品を総合したような味わい。

バービーさん4人でポーズ

Vfsh0664_2バービーさん達4人のボディ比較、続いてます。
「さあ、行くわよ~」
Vfsh0661右端のリディアさんの号令です。
「まず、前屈~」
これが意外に苦手なんですよ。
Vfsh0665「はいっ、次、後ろ、行くわよ~」
「せぇの~」
「…えぇ?」
カリさん、ちょっと出遅れましたぁ。

Vfsh0666「みんな、どこまでやるの?こう?」
「うわ、すごい!」
「やるぅ!~でも無理しないで~」

Vfsh0669「この場で、ここまでやるとは思わなかったわ」
「でもカリ、すごいじゃな~い」
「ちょっと腰に来るけどね」
仲良くポーズ出来ましたbleah

夏カレーと鰻のおにぎり

ちょっと珍しい~季節限定のおにぎり2種です。
100629_154132小さいサラダと、みそ汁に、冷たいお茶も添えて。
100629_154212こちらが鰻のおにぎり。
100629_154319割るとこうです。
甘辛い味。

こちらは夏カレー。
見た目も不思議ですよね?
100629_154243確かこれは…トルティーヤ?が巻いてあります。
最初はナンかと思いましたけど~ナンじゃ、厚いですよね。
100629_154706割るとこうです~。
ご飯にまんべんなく混ざっているのが、加減が良くて、美味しかったですhappy01

「ファミリーツリー」

小川糸「ファミリー・ツリー」ポプラ社

「食堂かたつむり」に続いて読んだ~私にとっては小川糸さん2作目。2009年11月の作品。

安曇野の中心地・穂高で育った男の子・リュウ(流星)。
曾祖母の菊さんが料理の腕をふるう~古びた旅館の名は、恋路というのでした。
両親を早く亡くした父にとって、祖母の菊さんは親代わり。
父母とリュウは、旅館の一角に住んでいました。

従姉というか~もう少し遠いややこしい関係の親戚だけど、年が一つ違いのリリー(凛々)は毎年、夏にやって来ます。
スペイン人の血が少し入ったリリーは背が高く、子供の頃からエキゾチックな魅力がありました。
空を見上げて放心状態になる癖があり、どこか孤独な陰を背負っていたのです。

流星と姉の蔦子は、リリーと3人で仲良く小学生時代を過ごします。
「ドリーム」と書かれた旅館の一室の大きなベッドで、3人で寝たり。
スバルおじさんのハーレーダビッドソンのサイドカーに乗ったり。
遠出したときに見つけた捨て犬を海と名付け、みんなで可愛がりますが…

思春期を迎え、親と気まずくなったリュウは、菊さんのペンションの手伝いをしていました。
そんな頃、リリーの複雑な家庭の事情を知ります。
中学生でリリーと付き合い出しますが、親の反対を受けて2年半会うのをやめることに。
大学で東京に出て、再会します。

リュウには大学で沖縄出身の友達が出来ますが、人妻に恋して大学をやめ、なんとホストになってしまう。
一方、ちゃくちゃくと自分の進路を見つけたリリー。
進路を決められずに置いて行かれた気分になるリュウでした。

大学生になる頃には、かわいがってくれた菊さんともちょっと距離を置くようになっていました。やがて…?
穂高の風景描写が綺麗で、幼い頃の思い出が美しい。
十代後半の話には時々イライラするが、確かにそういう時期だよね。
いろんなことにぶつかり、やる気がなくなることも、苦しみあがくこともある。
カタルシスもあり、わかるところもあり。
感動的な結末へ。

「石が流す血」

フランセス・ファイフィールド「石が流す血」ランダムハウス講談社文庫

まいったなあ!
と思いながら、読みました。
CWA最優秀長篇賞を受賞しただけのことはありますよ。
イギリス女流でも実力派のファイフィールド。翻訳は久しぶり?
最後の頃に訳されていたのが暗い作品なんで、わかるような気もするけど…

女性の辣腕弁護士マリアン・シアラーが、ロンドンの高級ホテルから両手を広げて投身自殺。美しいドレスを着て…
裁判には勝ったのに、なぜ?
遺書も持ち物も、なかなか行方がわからない。

検死審問のために、調べだした若い弁護士ピーター・フリエル。
じつはマリアンの友人だった遺言執行者に死後に手紙が来て、フリエルが担当するようにと指定されていたのでした。
下っ端でうろうろしていただけの自分になぜ?といぶかるピーター。
個性の強い登場人物の中で、このピーターは一番平凡だけど、いいヤツです。

裁判の被告リック・ボイドは異常性格で、次々につきあう女性を精神的に支配し暴力もふるっていました。
マリアンは、依頼者が無実かどうかは気にかけない方針の弁護士。
証言者をいたぶって揺らがせ、嘘をついているように陪審員に思わせたのです。
証言者は恐れをなして出てこなくなり、中でもこの被害者エンジェル・ジョイスは自殺してしまうという結果になり、結審。
エンジェルを救い出し、ボイドを訴えた姉ヘンリエッタは納得できない思いですが…

このヘンリエッタが服の修復を仕事にしていて、美しい古着に埋まったアトリエに住んでいるのが面白い。
いきさつを調べていくピーターは、マリアンの意外な人間像を知ります。
海外ミステリを読み慣れている人には、ぜひお勧め。
でないと、濃すぎるかも…
嫌な人物が多くて、かなり辛辣な筆致だけど、実に鮮やかな描き分け。
思いがけないイントロ、ひどい事件、異常性格者、運命の皮肉、惹かれ合う若いピーターとヘンリエッタ、終盤の危機と乱闘、意外にエンタメ要素も加えて。
救いもあります。

作者は事務弁護士で、公訴局でおもに殺人事件の訴追を担当。
経験を生かして、1988年に「愛されない女」でデビュー。
2作目でCWAランポール賞、「目覚めない女」でCWAシルヴァー・ダガー賞を得ています。
別名義を含めて20冊以上の著作があり、ミステリの新女王と評されているそうです。
ミネット・ウォルターズより少しデビューが早いようですね。

読んだのはけっこう前なのに、いろいろ大変なことがあってご紹介できないでおりました。
なんとかかんとか…アップできました~coldsweats01

その時の猫

Vfsh0620お人形の撮影中のことでした。

ふと、背景になっているカーテンをめくると~
「んにゃ?」
うちの猫・みゅんが、寄り添うにゆったりと寝ていました。
Vfsh0629なぜか真剣な表情~
「お姉ちゃんは一体なにを熱心に撮影しているのかにゃ?」
な~んてね、いつものことだけどね。
Vfsh0623おや、お腹の毛並みが割れてますね!
ミルクティー色のお腹です。
短毛種の割にはけっこうフサフサ。
腹筋が割れて…るわけはないので、
暑いから足を開き加減だからでしょうか。
Vfsh0626「んにゃっ?今、なにを…」
おや、失礼~
お腹はプライバシーの侵害だったかしら。
まあ、いいじゃないですか~coldsweats01

バービーさんのボディ比較

Vfsh06434タイプのバービーさんを並べてみましょう。
身長は29cmです。
まずは正面を向いて、足先を揃えた所。
肌の色も、脚の材質も、少しずつ違いがあります。
Vfsh0644では、横に足を開いてみます。
これが出来るのは二人だけ。誰でしょう~?
珠里さんとリディアさんです。
他は縦に開いて、ごまかしています。
次に、Vfsh0645 腕を上に上げています。
これはみんな、出来ますね!
右端のリディアさん以外は肘が動かないので、角度は少しずつ違ってます。

Vfsh0646腕を横に開いてみます。

お人形は、向かって左から~
一番古いヒップトゥビースクエアというタイプ。
2003年頃に買ったかと思いますが…
体型は昔からあるバービーとほとんど同じです。
一番肩幅があり、なんとゆうか~ダイナマイトバディ?!
我が家での名前は、サンドラさん。

次が、ファッションフィーバーというタイプ。
少し細身になって、なぜか顔は大きめ。
うちでの名前は珠里さん。

3人目が、一番新しいベーシックさん。
うちでの名前は、カリさん。
頭が小さく、一番脚が細いです。
彼女だけ、膝が変化つけられません。
かっこいいモデルポーズですけどね~そのまんま。

右端が、ファッショニスタというタイプ。
画期的に可動範囲が広いです。
体型は珠里さんに近いかな…
うちでの名前はリディアさん。
肘が動くのは彼女だけ。
Vfsh0648新入りのカリさんを囲んで。
リディアさんはフレンドリー。
珠里さんは肌の色も質も日本人に近いので、何となく、生々しい?

Vfsh0651_2最後に、新入り二人のハグシーンです。

Vfsh0659_2頬が当たるように組むのがなかなか難しいの~
やっと、出来ました!

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