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おすすめ本

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2010年7月

「出世花」

高田郁「出世花」祥伝社文庫

時代物です。
みをつくし料理帖の高田さんの別シリーズ。

6年前に駆け落ちした母を「妻敵(めがたき)討ち」のために追う父と、幼い娘。
江戸近郊(といっても下落合あたり)で行き倒れ同然で寺に運び込まれます。
9歳の娘・艶は、父を看取ってくれた僧らに救いを見るのでした。
「艶」から、仏縁の「お縁」と名を変えて、身の振り方が決まるまで寺で育てられることに。

江戸時代には、墓寺という存在があったとか。
青泉寺は、広い境内に湯灌場と火屋と墓所を備えていて、火葬場を持たない寺の用も引き受けていました。幕府の認める制度からははじかれた存在だったが、当時はそういう寺もあったんだそうで。
まだ、墓をしっかり作ることも出来ずに裏山に浅く埋める人も多い時代。
父を清めて送り出してくれた人に恩を感じながら育ち、若い娘の身で、お縁はしだいに手伝うようになります。

お縁の身の振り方を考えていた僧らは、大店の桜花堂からかかった養女の口を歓迎するのですが、お縁は優しい主人夫婦を慕いつつも、2年後になってある決意を。
女性の手で綺麗にして貰える~としだいに評判が広まっていくのでした。
うら若い娘の身を案じた住職の計らいで、まだ正式に尼僧とは認められませんが、「正縁」という名を貰います。

ある時頼まれて、青年僧・正念に付き添われ、四谷大木戸を越えて市中へ入ります。
女郎のてまりのたっての願いで、姉のような存在だという~おみのを看取るためでしたが…

いちずな娘のすがすがしさが、人々の苦しみ、重い部分を救います。
お江戸探偵物としても、新鮮な構成。

「名画で読み解くハプスブルグ家12の物語」

中野京子「名画で読み解くハプスブルグ家12の物語」光文社新書

名画で有名な人物を追っていくので、わかりやすい。
画家はデューラー、ティツィアーノ、エル・グレコ、ベラスケス、マネなど。
ハプスブルグ家って何?
神聖ローマ帝国って…??とわからなくなってきたために読んでみました。
かいつまんで整理されているので、助かりました。

そもそもはスイスの小豪族。伯爵と名乗っていたのが、13世紀にルドルフが神聖ローマ帝国皇帝に。
皇帝とは、合議制で決まるものなので、大物が牽制しあったために、御しやすいと思われたのか、称号が転がり込んできたのです。
古代ローマ帝国の再興を目指して、ロ-マ教皇の公認を得る名誉職。
帝国領土がついて来るという地位ではなく、そちらは年代によってかなり違うというか、実力次第というわけ。
ドイツ神聖ローマ帝国と名乗った時期があるように、ドイツとオーストリア、それと北イタリアが主だったんですね。

スペインのフェリペ2世も、ハプスブルグ家の一員。
これは、スペインの継承権を持つ祖母のフアナが、ハプスブルグ家のフィリップ美公と結婚したから。
フアナの息子でフェリペの父・カール5世が、スペイン王カルロス1世でもある。これは覚えがありますよね。
このあたりで世界史が嫌いになった人もいるのでは、というのがおかしい。

カルロス1世は敬虔な人で、狂女王として幽閉されたままだった母のフアナに思いがあったのか?母が75歳で死んだ翌年に自分が引退、後の始末もキッチリつけるのです。
ここで、オーストリアとスペインがまた分かれるのですね。
スペインは、広大な植民地を要していた時代。
陰険なイメージのフェリペ、実は、美男美女の孫だったのね~。しかし、この家系は近親婚を繰り返しすぎて、滅んでしまいます。伯父姪婚は、ちょっとなあ‥

王妃マリー・アントワネットも、実家のオーストリアがハプスブルグ家、そう考えると‥
皇妃エリザベートは、嫁ぎ先がハプスブルグ家。
19世紀ドイツのフリードリヒ王の変わりものっぷりも凄い。

ナポレオンの正妃となったマリー・ルイーズも、ハプスブルグ家出身。マリー・アントワネットが大叔母に当たるのね。
マリー・ルイーズも数奇な人生だったんですね。
エリザベートの姑ゾフィが、マリー・ルイーズの生んだナポレオンの息子ローマ王と親しく、ゾフィの次男は出生が疑われていたとは。
その次男マクシミリアンは、メキシコ皇帝に担ぎ出されて悲運を見るわけですが、ナポレオン3世に利用されたんですね。
奇しき因縁‥

「退出ゲーム」

初野晴「退出ゲーム」角川グループパブリッシング

学園物の日常の謎系。
いきいきしていて、楽しく読めます。ちょっとだけ、頭を捻りながら。

高校生の穂村チカは、吹奏楽部。
といっても、中学時代はバレーボール部に明け暮れていた子。
優雅なクラブに憧れて文化系を探し、廃部寸前のところへ入部して、部員集めに奔走中です。
フルートもまだちゃんと吹けないのですが。

高校で再会した幼なじみの上条ハルタは、女の子が欲しい特徴(色白で睫毛が長い…など)を全部持っているような美少年。
ホルン奏者でしかも頭もいいが、性格は…う~ん、オタクだけど、性格悪いわけじゃないのよ。チカとは恋敵だから。
どっちも片思いだけど、顧問の草壁先生を巡るライバルなのだ!?
軽めのノリですが、人の命に関わる話もあり、切ないです。

「結晶泥棒」は、文化祭前に、硫酸銅の決勝が紛失…
表沙汰になれば、文化祭中止になりかねない危機に。
さて、犯人は?
「クロスキューブ」は、同級生の成島さんが才能のあるオーボエ奏者と知り、勧誘しようとすると、病気で弟を失った苦しみから音楽を捨てたというのです。
弟の遺したパズルとは…?

「退出ゲーム」は、中国系アメリカ人のマレンの勧誘をめぐって。
演劇部にいるもののやる気がない彼、じつはサックス奏者。
成島さんと共に、ハルタとチカが、退出ゲームに対戦させられることに。
舞台の上の設定から、何か言って自分が退場するように工夫するというわけなんですよ。

「エレファンツブレス」は、妙な発明をする困った兄弟の発明品を回収することに、生徒会長の日野原から協力を求められたチカ。
監視カメラに写っていた画像を見ると、そこに写っていたのは…
名前だけで色がわかっていないエレファンツ・ブレスとはどんな色?また、複雑な謎を考えたものですねえ。
生徒の祖父の行方がわからなかった年月。失われた記憶とは‥
高校生活にとどまらない~長い苦しみを解き明かす中編で、締め。

「ユダヤ警官同盟」

マイケル・シェイボン「ユダヤ警官同盟」新潮文庫

舞台はアラスカ。
1940年に移民法で作られたユダヤ移民の暮らす地域、シトカ特別区があったという設定。(そういう計画は実際にあったのだそうです)
イスラエル建国に失敗して流れ込んで住民も含め、独特なユダヤ人社会を形成していったという。
アメリカに返還されるのを2ヶ月後に控えて、移住先を希望したり、とどまることを選んだりと、人々は揺れ動きます。

主人公のマイヤー・ランツマンは、殺人課刑事としては有能ですが、他の点ではもはや抜け殻。
2年前に離婚し、妹を事故で失って、今となっては、移住先を考える気にもなれないでいました。

ランツマンの住む安アパートで麻薬中毒の男が殺されていました。
じつはチェスの天才だったばかりか、正統派ユダヤ教徒のリーダー(実はロシア・マフィアでもある)一家の一人息子メンデル・シュピルマンとわかります。
少年の頃にいくつかの奇跡を起こして見せており、ユダヤの救世主と期待された存在だったのです。
結婚の日に失踪し、親には勘当された状態でしたが。
(ユダヤの救世主と目された人物は1990年代に実在したそうで、なんと同じ名前メンデル。もちろんマフィアではないんですが)

ランツマンは事件捜査の過程で、事故死した妹に関連があったことを知ります。
居留地の中にあるアヤシイ療養所に乗り込み、縛り付けられたベッドごと逃走のアクションシーンに。うつ状態から回復していきます。
別れた妻ビーナとは結婚前に5年同棲したという長い仲で、離婚はしたものの、何かと縁は切れないまま。上司として戻ってくるのです。

ランツマンの伯父ヘルツは、かっては敏腕の警察官でした。もっとも汚職とも縁が切れず、新聞報道されて失職しました。
その息子でつまり従弟のベルコは熊のような大男で、ランツマンの良き相棒。母親は熊を名乗る家系の先住民でした。
何か知っているのではと、伯父の暮らす居留地を訪ねると…

映画にもなりそうな波乱の展開で、エンタテインメント性も高いです。
ユダヤ人の独特な風習や、この地区での立場から来る~濃厚な空気。
作者はユダヤ系だがアメリカ人として生まれ育ち、何の差別も受けたことはないという。
こういう濃い世界は自分の物ではないらしいが、親戚として興味はあったのでしょうか。

作者は1963年、ワシントン生まれ。ピューリッツァー賞受賞作家。
この作品で、ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞のトリプル・クラウンを果たしたという。
つまり歴史改変SF‥展開はミステリ的ですけどね。

バルーンワンピの美女

Vfsh0670うちのカリ嬢ことベーシックスNo.09さん。
他にどんな服が似合うかなあと考えて。
Vfsh0675細身なので、バルーンワンピはどうでしょう。
肩のデザインがシンプルなのが映える感じ。
リボンのかかった箱は、チョコレートが入っていた物。
花のついたピンクのクッションは、ポプリ入りのサシェです。
Vfsh0673マテリアルガールなイメージで。
「この世は私のためにある」?!

Vfsh0677ひたすら長い脚…
ちょっとツイッギーぽい?
珠里さんとは違う印象になりますよね。

カニの胡麻酢そば

蟹の胡麻酢そばです。
100706_155528冷やし蕎麦が美味しい季節ですよね。
ざる蕎麦は年中食べるけど~
こちらは季節限定。
100706_155541右の方に、蟹が!
薬味がたくさんあって、嬉しい。
100706_155550アスパラガスのたいたん、(京風?)てのも夏らしい。
100706_155557冷たい~わらび餅も、柔らかくて美味しかったですdelicious

「プリンセス・トヨトミ」

万城目学「プリンセス・トヨトミ」文藝春秋

2009年10月発行の作品。
今回は、大阪が舞台。
5月末のある日、大阪ではすべてが停止しました。
それは公には報道もされず、なかったことにされるのですが…?!

その出来事は、会計検査院の3人が、大阪出張で数カ所を回る調査に出向く所から始まります。
会計検査院って何なんだか?と思いますよね。
でも表紙にあるとおり、凄腕の松平元(はじめ)と、出向してきたハーフの美女、旭・ゲーンズブール、太めで三枚目の鳥居というこの3人のキャラが立っていて、楽しく読み進められます。

おりしも、お好み焼き屋の息子・真田大輔は、セーラー服を着て登校すると決意していました。
子供の頃から、女の子になりたくて仕方なかったのです。
大輔の幼なじみの橋場茶子は、小柄だが気が強い女の子。隣の家に住み、お好み焼きを夕食に食べて育ちました。
孤立する大輔を心配し、ひどいイジメには報復を決意する勇ましい子なのです。

担任にはせめてジャージにしろと言われる大輔。理解ある担任が「…それで好きになるのは男の子なのか」と気を遣いながら聞くのですが、大輔はまだその辺は意識していないのもおかしい。
クラスメートには驚かれるだけですが、先輩にあたる蜂須賀組の息子にはひどく嫌われて殴られ、脅される羽目に。

一方、謎めいた組織OJOの調査に向かった会計検査院のメンバーは、長屋に面した2階屋に驚くのですが、正面に回ると立派な4階建て。
なんと、そこは…?!
壮大なスケールと庶民感覚が理屈抜きの楽しさ。

ひそかに連絡が回され、2百万が結集するとは。
難癖をつけて豊臣を滅ぼした徳川のやり口にいきどおり、ちょっとした意地を長年かけて通す人々。
しかも父子相伝の秘密ということで、親子の絆で泣かせます。
さりげなく、男達がなんかやってる~のを知らんぷりして実は支えている女達の存在もいいですね。

「バッド・モンキーズ」

マット・ラフ「バッド・モンキーズ」文藝春秋

テンポ良く描かれる~SF的設定の犯罪物。
「あたしは悪を殲滅する組織の一員なのさ」と、取調室で精神科医に話し始める女性、ジェイン・シャーロット。
時期は9.11後。
不良少女のようなぶっとんだ喋りで、8ヶ月前に組織にスカウトされたと。

最初は、14歳の頃に用務員が連続殺人犯だと見抜いたと話し始めたのでした。
証拠を探して車に乗り込み、それらしいものを発見します。
訴え出たが信じて貰えず、用務員は行方をくらましてしまう。
光線中のような物が用意されていたので、襲ってきた用務員をそれで撃ったのですが…?!
その時から不思議なやり方で連絡が入り、後にそれが、救いようのない悪人を始末するためにある組織だとわかったというのです。

バッド・モンキーズという部門で、仲間の指示と協力のもとに、犯罪者を心臓発作などの病気と見せかけられる銃で、処理してきたという。
彼女の告白は妄想か?真実があるのか?
仲良しだという弟フィルとの関係は…
フィルと再会するために動き出すジェインなのですが。
事実と食い違いがあると指摘する捜査官の言葉は真実か?
反組織とは?
すべてを監視する眼、雑誌に隠された暗号、斧を持つピエロ‥

映画的な盛り上がり。リーダビリティがあり、ぐいぐい読ませます。
ハイパーアクションという裏表紙の言葉、意味は正確に知らないけど、イメージはいかにもそんな感じ?

著者は1969年、ニューヨーク生まれ。
スリップストリーム系のSFで評価を受け、これが4作目。

ベーシックスさんのご対面

「ハ~イ!」
ベーシックスNo.09さんの登場です。
Vfsh0632片腕は肘が曲がったままなのですが、それを生かしてこんなポーズも出来るんですよ♪

「わあ、初めまして!珠里です~」
Vfsh0635「私はカリ。珠里さん、よろしくね」
きっとハスキーな声ですね。
女スパイみたい…?

「カリさん、名前もカッコイイ~一番新しいタイプですよね」
Vfsh0634「は~い、カリ! 私はリディア。
ちょっと前に来たばかりデス」

Vfsh0636「カリさん、脚長~い!」
じつは宙に浮いてます…カリ嬢、筋力ある?
「座るのはちょっと苦手なのよ」
Vfsh0638「あぁ、それなら、斜めに伸ばした状態で、浅く重ねたら?」
ポーズ番長?のリディアさんのアドバイスです。
「いい感じ~」
Vfsh0642「じゃあ、スイーツをいただきましょうか」
「ジュエリースイーツ、お口に合うかしら」
「カリさんのイメージ~」
テーブルの上にあるのは、リーメントの「愛しのうっとりスイーツ」から、ジュエリースィーツというのです。
手が込んでるでしょ?happy01

ところでじつは、母が入院しましたので、ちょっとレスや巡回は遅れがちになるかも知れません。
今朝は熱が出て水も咳き込んで飲み込めず、救急車を呼んで、どこも満床で搬送先がまたなかなか見つからないという大騒動でしたが、経過はいいので案外早く退院できるかも知れません。
熱中症で運び込まれたと報道される人数に入ってるのね~きっと。

記事は幾つか予約投稿してあります。
落ち着きましたらまたゆっくり回らせていただきます。
楽しみにしております。

2010年前半に読んだ小説以外の本

今年の前半にご紹介した~小説以外の本のタイトルと作者名をあげておきます。

2010年1月
「世界一簡単に目標がかなう成功脳の作り方」 苫米地英人
「ビカミング・ジェイン・オースティン」ジョン・スペンス

2月
「世界一の美女になるシークレット・レッスン」 イネス・リグロン

3月
「しがみつかない生き方」 香山リカ
「エリザベス-華麗なる孤独」 石井美樹子

4月
「アン・ブリンの生涯」 キャロリー・エリクソン

5月
「あなたの苦手な彼女について」 橋本治
「スペイン フェリペ2世の生涯」 西川和子

6月
なし…
読んではいるんですけどね。ご紹介のペースが落ちているので。

8冊って、少ないような…
自己啓発本に限っては、半年で2、3冊読めば十分かなという気もするけれど。
「しがみつかない生き方」は何かしろという本じゃないけどね。
あ、勝間さんの本も読んだのありますけど、アップしてない~。

AXNでヘンリー8世とアン・ブーリンを描いたドラマを見ていたので、その関連を読んでいますね。
いやぁ、あの辺は飽きないですhappy01

少ない中でのベスト本?
う~~ん、どれも面白いですよぉ、やっぱり。
ジェイン・オースティンの生涯は、小説世界にかなり近いですよね。去年から、かなり作品読んだ後に読む~新事実!というのもあって、タイムスリップしそうな面白いさ。

美人を目指す本もけっこう参考になるし。というか~あそこまでは出来ないけどさ…気持ちは大事だなあ、と。
健康の本も何か読んでるはず…
忙しくてアップできないでいると、タイミングを逃してしまったのもあって。

苫米地さんの本は、あまり簡単じゃない気もしたけど、なかなか強力で、効果ありそうでした。
逆に「しがみつかない生き方」も、今年らしい!から、これかな?
今以上を目指さなければならないとがんばり続けなくてもいい!っていう内容が心に響きました。
…あ、去年の発行かも?coldsweats01

2010年前半に読んだ国内小説

今年の前半にご紹介した本のうち、国内小説のみのタイトルと作者名をまとめておきます。

2010年1月
「極北クレイマー」 海堂尊
「アイスクリン強し」 畠中恵
「カラスの親指」 道尾秀介
「田村はまだか」 朝倉かすみ
「完全恋愛」 牧薩次
「チルドレン」 伊坂幸太郎
「矢上教授の午後」 森谷明子
「秋期限定栗きんとん事件」 米澤穂信

2月
「ころこころ」 畠中恵
「エンジェル・エンジェル・エンジェル」 梨木香歩
「疑心」 今野敏

3月
「深山に棲む声」 森谷明子
「笑う警官」 佐々木譲
「こいしり」 畠中恵
「配達赤ずきん」 大崎梢
「相棒」 五十嵐貴久
「暴雪圏」 佐々木譲
「贖罪」 湊かなえ
「食堂かたつむり」 小川糸

4月
「空の中」 有川浩
「天使はモップを持って」 近藤史恵
「レッドデータガール2」 荻原規子
「花や散るらん」 葉室麟
「ポトスライムの舟」 津村記久子
「ジョーカー・ゲーム」 柳広司
「警察庁から来た男」 佐々木譲
「平台がお待ちかね」 大崎梢
「追想五断章」 米澤穂信
「魔王」 伊坂幸太郎
「花散らしの雨」 高田郁

5月
「猫を抱いて象と泳ぐ」 小川洋子
「龍神の雨」 道尾秀介
「学問」 山田詠美
「Another」 綾辻行人
「サイン会はいかが」 大崎梢
「図書館戦争」 有川浩

6月
「人間失格」 太宰治
「宵山万華鏡」 森見登美彦
「武士道セブンティ-ン」 誉田哲也
「警官の紋章」 佐々木譲
「1Q84 book1」 村上春樹

計41冊。
海外物より多いんだわ。
今年は佐々木譲、多いですね。
直木賞も受賞したことだし、シリーズの勢いもあるので~まあ当然?
伊坂さん2作、米澤さんも2作。
伊坂さんは「チルドレン」好きだな。
新作が図書館から回ってこないので、前の作品。「あるキング」も前半に読んだのを7月にアップしました。

海堂さん、1作だったかなぁ…?
道尾さん、2作上がってますが~もっと読んでます。多作なので、紹介しきれないかも?
高田郁さん、7月までに4作読みましたが、前半にご紹介したのは最初に読んだ「花散らしの雨」このシリーズ、すっかりお気に入りです~。

畠中恵さん3作、快調ですね。
森谷明子さんの違うタイプの作品2作読めたのも嬉しい。
近藤史恵さんも、相変わらず読んでいます。
大崎梢さんを読み始めたのが自分としては目に付くような気も…この後も読んでいるので、7月まで入れたら4作ぐらいかな?
感じのいい日常の謎系で。
有川浩も、今年初めて読んだ作家さんです。「空の中」がすっごく面白かった!

映画化と知って読んだ「食堂かたつむり」も、面白かったですね。続けて他のも行ってます。
高校生の剣道部物「武士道セブンティーン」は映画化されたのかな、シックスティーンの方かな?

さて、前半の最後にご紹介した「1Q84」~よかったです。
読んだのはもっと前です。どのぐらい内容を紹介したものか、迷って…
いっそ遅めの方がいいかな?と。

太宰治はブームだというので、おすすめもあって再読してみました。
昔読んだ時とは印象が違うのが、面白いもんですね。
読者に自分だけはこの人の苦しみを理解していると錯覚させる作家だと、誰かが書いていたけど、わかる気がします。

2010年前半に読んだ海外小説

今年の前半にご紹介した本のうち、海外小説のタイトルと作者名をあげておきます。

2010年1月
「ラビリンス」 ケイト・モス
「たたり」 シャーリィ・ジャクスン
「トワイライト2」 ステファニー・メイヤー
「ミレニアム2」 スティーグ・ラーソン

2月
「修道女フィデルマの叡智」 ピーター・トレメイン
「アルケミスト」 パウロ・コエーリョ

3月
「リンカーン弁護士」 マイクル・コナリー
「ルイザと女相続人の謎」 アンナ・マクリーン
「シェイクスピア・シークレット」 ジェニファー・リー・キャレル
「ずっとお城で暮らしてる」 シャーリィ・ジャクスン
「悪魔の調べ」 ケイト・モス
「蛇、もっとも禍し」 ピーター・トレメイン
「ルイザと不穏な休暇」 アンナ・マクリーン
「ミレニアム3」 スティーグ・ラーソン

4月
「トワイライト3」 ステファニー・メイヤー
「夜想曲集」 カズオ・イシグロ
「王と最後の魔術師」 エレン・カシュナー
「ホアズブレスの龍追い人」 パトリシア・A.マキリップ
「ザッカリー・ビーヴァーが町に来た日」 キンバリー・ウィリス・ホルト
「巡礼者たち」 エリザベス・ギルバート

5月
「拮抗」 ディック・フランシス
「蛇の形」 ミネット・ウォルターズ
「剣の名誉」 エレン・カシュナー
「ウィークエンド」 ピーター・キャメロン
「ラウィーニア」 アーシュラ・K・ル=グウィン
「ソウル・コレクター」 ジェフリー・ディーヴァー

6月
「冬の薔薇」 パトリシア・A.マキリップ
「犬の力」 ドン・ウィンズロウ
「ゼルプの裁き」 ベルンハルト・シュリンク
「白夜に惑う夏」 アン・クリーヴス
「翡翠の家」 ジャニータ・シェリダン
「彫刻家の娘」 トーベ・ヤンソン

海外小説は計32冊。
常連のジェフリー・ディーヴァーは「ソウル・コレクター」まあ良かったですね。傑作とは言わないけど~満足です。
修道女フィデルマの短編集と新作、出来が良かったです!
「白夜に惑う夏」も上手いと思いました。

ル=グィンの「ラウィーニア」~~もったいなくて、じっくり読みました。
あ、「アルケミスト」も好みでした!
どっちがベストか悩む所です。う~ん…「アルケミスト」新鮮だったし、スケール感あって、好みの異文化イメージがあって、いいんですよねえ…
…全部ぱっと思い出せるという点では、個人的感性に近い「ラウィーニア」かな。

「ミレニアム」と「トワイライト」が去年から続いてのご紹介。
ミレニアムは去年のベスト1といってもいいんですよね。
ベストセラーのこの2シリーズ、作家名を忘れがちなのも何だか似ている…

初めてのご紹介作家は~
歴史ミステリのケイト・モスが2冊。(というか2作読めて嬉しい~上下巻なので)
ジェニファー・リー・キャレル1作。
ホラー系のシャーリィ・ジャクスン2冊。
オルコットが探偵というアンナ・マクリーンのが2冊。楽しませて貰いました。
ドン・ウィンズロウはいぜん数冊読んでますが、このブログでは初めてかな。
ジャニータ・シェリダン1冊。往年の作家だけど最近翻訳され始めました。

マキリップをけっこう読んだ気がしていたけど~既に去年なのかしら?
「ホアズブレスの龍追い人」と「冬の薔薇」だけなのね。
飜訳の間が開いていた時期を思えば、多い!のか…
ミネット・ウォルターズはお気に入り作家なのに、紹介が少なかったのに気づいて、評価の高い「蛇の形」をご紹介。
大のごひいきディック・フランシスは惜しくも亡くなってしまいましたが…
「拮抗」は息子との共著。この後まだあるのかしら…?

2010年前半に読んだ本

今年の前半にご紹介した~本のタイトルと作者名をあげておきます。

2010年1月に紹介した本
「極北クレイマー」 海堂尊
「ラビリンス」 ケイト・モス
「アイスクリン強し」 畠中恵
「世界一簡単に目標がかなう成功脳の作り方」 苫米地英人
「カラスの親指」 道尾秀介
「田村はまだか」 朝倉かすみ
「たたり」 シャーリィ・ジャクスン
「完全恋愛」 牧薩次
「ビカミング・ジェイン・オースティン」 ジョン・スペンス
「チルドレン」 伊坂幸太郎
「トワイライト2」 ステファニー・メイヤー
「矢上教授の午後」 森谷明子
「ミレニアム2」 スティーグ・ラーソン
「秋期限定栗きんとん事件」 米澤穂信
計14冊

2月
「世界一の美女になるシークレット・レッスン」 イネス・リグロン
「ころこころ」 畠中恵
「修道女フィデルマの叡智」 ピーター・トレメイン
「エンジェル・エンジェル・エンジェル」 梨木香歩
「アルケミスト」 パウロ・コエーリョ
「疑心」今野敏
計6冊
少な…!オリンピックのせいですね。

3月
「リンカーン弁護士」 マイクル・コナリー
「深山に棲む声」 森谷明子
「ルイザと女相続人の謎」 アンナ・マクリーン
「笑う警官」 佐々木譲
「シェイクスピア・シークレット」 ジェニファー・リー・キャレル
「こいしり」 畠中恵
「ずっとお城で暮らしてる」 シャーリィ・ジャクスン
「配達赤ずきん」 大崎梢
「相棒」 五十嵐貴久
「悪魔の調べ」 ケイト・モス
「暴雪圏」 佐々木譲
「蛇、もっとも禍し」 ピーター・トレメイン
「贖罪」 湊かなえ
「ルイザと不穏な休暇」 アンナ・マクリーン
「しがみつかない生き方」 香山リカ
「ミレニアム3」 スティーグ・ラーソン
「食堂かたつむり」 小川糸
「エリザベス-華麗なる孤独」 石井美樹子
計18冊

4月
「空の中」 有川浩
「天使はモップを持って」 近藤史恵
「アン・ブリンの生涯」 キャロリー・エリクソン
「レッドデータガール2」 荻原規子
「トワイライト3」 ステファニー・メイヤー
「花や散るらん」 葉室麟
「夜想曲集」 カズオ・イシグロ
「ポトスライムの舟」 津村記久子
「ジョーカー・ゲーム」 柳広司
「警察庁から来た男」 佐々木譲
「王と最後の魔術師」 エレン・カシュナー
「平台がお待ちかね」 大崎梢
「ホアズブレスの龍追い人」 パトリシア・A.マキリップ
「魔王」 伊坂幸太郎
「ザッカリー・ビーヴァーが町に来た日」 キンバリー・ウィリス・ホルト
「追想五断章」 米澤穂信
「巡礼者たち」 エリザベス・ギルバート
「花散らしの雨」 高田郁
計18冊

5月
「拮抗」ディック・フランシス
「猫を抱いて象と泳ぐ」小川洋子
「蛇の形」ミネット・ウォルターズ
「あなたの苦手な彼女について」 橋本治
「剣の名誉」 エレン・カシュナー
「龍神の雨」 道尾秀介
「ウィークエンド」 ピーター・キャメロン
「学問」 山田詠美
「ラウィーニア」 アーシュラ・K・ル=グウィン
「Another」 綾辻行人
「スペイン フェリペ2世の生涯」 西川和子
「サイン会はいかが」 大崎梢
「ソウル・コレクター」 ジェフリー・ディーヴァー
「図書館戦争」 有川浩
計14冊

6月
「冬の薔薇」 パトリシア・A.マキリップ
「人間失格」 太宰治
「犬の力」 ドン・ウィンズロウ
「宵山万華鏡」 森見登美彦
「ゼルプの裁き」 ベルンハルト・シュリンク
「武士道セブンティ-ン」 誉田哲也
「白夜に惑う夏」 アン・クリーヴス
「警官の紋章」 佐々木譲
「翡翠の家」 ジャニータ・シェリダン
「1Q84 book1」 村上春樹
「彫刻家の娘」 トーベ・ヤンソン
計11冊

合わせて81冊かな…たぶん?
昨年や一昨年と比べて、思ったより減ってないかな~。
(一昨年がここんとこで一番多いです)
まとめ方がちょっとずつ違ってたりするため、今計算してみたのが正しいのかどうか、自信がないんですが。
今年は母の老化が進んで要介護度も3から5へ。何かと大変になりましたので…
外出などの他の楽しみが出来ない分、冊数だけは意外に読んでいる方かと。
貴重な気分転換なのです。
疲れがたまって、読む量も減らした方がいいんじゃないかとペース落としたこともあるんですよ。でも、ぼーっとするだけで、元気がなくなってくる…
気力の足りない分を、本を読むことで輸血しているような物なのかも?
けっこう新しい人も読んでるけど、ジャンルがちょっと偏ってる気がする…
短時間で入り込みやすい本になってるのかもね。

年ごとに読んだ本をまとめた記事は、右サイドのカテゴリー欄の「ベスト本」をクリックしていただけば~出てきます。
カテゴリーは作家名が多くなっちゃって~ものすごく長いんですが、その下の方に!
このブログって、カテゴリーの順番を変えられないんですよ。最初に国内作家名、次に海外作家名をずらりと。
その後、ひらがな、カタカナ、漢字の順でカテゴリーが並んでます。
ひらがな、カタカナはあいうえお順だけど~漢字がどうもわかりにくい??

国内作家の前にnameとしたのは、英語の小文字がトップに出るみたいだから。
国内作家名は、漢和辞典に載ってる順というか~最初の漢字のつくりの画数順みたいです。

さて、ベスト本…む、難しい~~!
歴史物がけっこう多いみたいな。
警官物も多くて、楽しく読んでますが。
「花散らしの雨」が好き。
「猫を抱いて象と泳ぐ」も、よかった~!
「1Q84」とか「ミレニアム」とか~「ラウィーニア」かな…
もうちょっと、考えないと…ジャンル別の整理なども、このあと少しするつもりですが~出来る範囲で…coldsweats01

「数えずの井戸」

京極夏彦「数えずの井戸」中央公論社

番町皿屋敷の真実は…?
人死にが出た屋敷で、井戸で皿を数えている幽霊が出るという…
京極流の語り直し。
2010年1月発行の作品。

青山播磨は、何かが欠けていると感じ続けている侍。
父を亡くしたばかりで、旗本の跡目を継いだ名誉ある立場でしたが。
強い不満があるというのでもないが、何も面白くないのです。

若年寄りの政権交代?になりそうな時期、目端の利く播磨の伯母は、縁談を持って来ます。
相手は、権勢を誇る大久保の娘。
大久保が目をつけたのは、青山家に伝わるという逸品の皿、揃いの十枚。

縁談の相手・吉羅は、格下の播磨をなぜか気に入り、欲しいと思うのでした。
父が狙った皿が見つからないと聞いて、家風を知りたいという口実で乗り込んでくる勝ち気ぶり。

青山家の側用人・十太夫は小心者。
人に褒められたい一心で行動している人間です。
家宝の皿が見つからずに青くなりますが…

お菊は、おっとりした娘。
母一人一人で、貧しい長屋育ち。
独特なことを考えているのですが、ぼんやりしていると呆れられ、奉公に出ても返されること数度。
実は器量よしのために、主人がその気になりそうでおかみさんに暇を出されるという子細もありました。

米搗きの三平は毎日、米をつくばかり。
菊とは幼なじみで、大道芸人の徳次郎が三平と菊を添わせたらどうかとお節介を焼くのですが‥

遠山主膳は、播磨とは道場で同門。
若い頃には白鞘組と称して群れてやんちゃした仲間でもありました。
跡取りの播磨とは違って~部屋住みの身のためか、どんどん荒んでいきます。
どこか似たものを感じていた播磨が、熱意もないのにおさまっていく様子を憎むようになり…

多彩な登場人物が皆、それぞれのこだわりを持っています。
語り口がやや一様だけど…しだいに絡み合ってきて、面白いです。
終盤、勢いづいていくところは迫力!

読了後、番町皿屋敷について、思わず調べてしまいました。
モデルになった屋敷が東京にあるなら面白いのに~元は違う地方の話なんですね。

「ピエドラ川のほとりで私は泣いた」

パウロ・コエーリョ「ピエドラ川のほとりで私は泣いた」角川文庫

「アルケミスト」の作家の、愛の物語です。
まじめに勉強して資格を取り、堅実な結婚をするつもりだったスペインの女性・ピラール。29歳。
好きだった幼なじみの彼に12年ぶりに再会し、心が揺れることに。

集会で講演をしているので、マドリードまで会いに来て欲しいという手紙が来たのでした。
いつどこへ行くかわからないような男性では、結婚対象にならないから、つきあえない。でも一度ぐらい一緒にいて思い出にしても…と警戒し迷いながら、彼の魅力に引き込まれていきます。

彼の方もどういうつもりなのか?彼自身にも、迷いがあるのですね。
修道士となってある癒しの力を得たのですが、ピラールがかけがえのない女性と悟り、共に来て欲しいと望むようになったのです。
二人が生きる道はあるのか?
用心深い彼女の殻が壊れていく過程が、丁寧に描かれます。

脅えや計算に固まった過去の自分を「他者」と捕らえる視点が鋭い。
そこから解放され愛に満ちた自分が、本当の自分だと。
信仰とは何か。
どんな宗教もたどり着く所は同じだと。それと、宗教団体を作ったのは男性なので、女性原理が軽視されている、母なるマリアは神だという視点です。

正直な生き方とは?
美しいシーンと言葉の数々に心が洗われるよう。
奇跡と幸福と勇気をめぐって、これはかな~り特異な状況ですね。
ただ、ずっと程度は浅くても、誰しも人との出会いで勇気を奮い立たせることはある…
どこかで思い当たることがあるのではないでしょうか。
人が少しずつ愛に目覚めて、世界が良い方へ変わることがあればと‥
寓話的な「アルケミスト」よりも、宗教色が強いですね。

パウロ・コエーリョは、1947年、ブラジルのリオデジャネイロ生まれ。
ジェスイット派の学校で教育を受けるが、反発。
親のすすめで法律学校に進むが、ヒッピーの影響を受けて退学、3年間放浪。
1981年、人生の師に出会い、スペインのサンチャゴに巡礼する。
1987年、最初の単行本を発行。
世界的なベストセラー作家です。

「あるキング」

伊坂幸太郎「あるキング」徳間書店

2009年8月発行の作品。
ある天才野球選手の運命を、周りの人間の視点から描いた物。

山田王求(おうく)は、弱小チームの仙醍キングスの熱烈なファンである両親の元に生まれる。
誕生の日は、折しも~著名な監督が引退する日だというのに、チームが屈辱的な負け方をしてしまった日。

素人ながら熱心な両親の英才教育を受け、幼いうちから才能を見せる。
ところが、リトルリーグでは敬遠され続け、敬遠しないように相手チームに親が金を払う始末。

中学生になっても、一人だけ大柄で、落ち着いていた王求は、クラスでも別格。
対等に話そうとする級友も、追っかけのようになってくるのでした。
上級生に絡まれて殴られたことから、ある事件が…?

事件のために、高校もやめ、野球への道を閉ざされかけた王求。
仙醍キングスのオーナーはどら息子に代替わりした頃で、気まぐれで王求を雇いますが…?

力強く、ぐいぐい書かれています。
思いっきり書きたかったという作者の勢いは感じられますね。
9割打者というとんでもなさはまあ小説なら可能だけど、それが全然幸福に繋がらない。
成功物語じゃなくて、悲劇が書きたかったようですね…

シェイクスピアのモチーフがときどき出てくるファンタジックな展開。
しまいに神話的にまでなる?
あっという間に終わっちゃったので、どう紹介したものか、戸惑いましたが。
傑作とは言えないんだけれど~これはこれで印象的。
伊坂作品の中で有名な一つになるでしょう。

風通しのいい場所

Vfsh0496ここはどこでしょう~?

Vfsh0501「なに?」

Vfsh0494隣室の椅子の上なんです。
ドアを開けてあるので…
Vfsh0498「ここはね、風が通るから~
とっても気持ちがいいんだよ」

Vfsh0499「眠くなっちゃうなぁ…」

お取り寄せ人気のスイーツ

Vfsh0574これは何でしょう~?

確かブルータスの人気投票で1位とか。
デパートで販売していたので、試してみました。
Vfsh0576人気第一位のこれ!
名前忘れた…ラズベリーとか3種のベリーだったかな…?
をまず選び、それから…
Vfsh05782位のアップルはやめておいて、好みのアプリコットとレモンタルトに。
Vfsh0581でも何と言っても1位のが美味しかったですよ~happy01
芳醇な味わいで。
Vfsh0577どれも美味しかったけど~
レモンはポールの方が美味しいかも?かなり似てましたけど。
アップルにすればもっと良かったのかも…?

ベーシックスNo.09さん

ベーシックスさんの細部です。
Vfsh0599うちにお迎えしたのはコレクション001のモデルNo.09というタイプ。
手はこんな風に固定されてます。
針金状のタイプよりマシ?
Vfsh0718髪は綺麗です~。
表面がガッチリ固められています。
メークはエジプト風にも見える?
Vfsh0720襟はロールカラーというのか~
後ろあきです。

Vfsh0722_2肘は動かせないので、ポーズには限界がありますけど、それなりに工夫すれば…
Vfsh0721ハイヒールも綺麗です。
ちゃんとペディキュアもしてる~!

「きみを想う夜空に」

ニコラス・スパークス「きみを想う夜空に」エクスナレッジ

全米ベストセラーだというので、読んでみました。
原題は「Dear John」恋人からの別れの手紙の出だしだけど、意味深い。

主人公ジョンは、父一人子一人で育った青年。
郵便配達人の父は、真面目なのですが無口で、愛情表現も少ない人。
コイン収集が趣味で、そのために倹約し、そのこと以外には話題がないのでした。
子供の頃はコイン集めに興味も持ったジョンですが、しだいに反発してグレてしまいます。それもばからしくなったある日、衝動的に陸軍に入隊します。
苛酷な訓練を受け、危険な戦場へ行く羽目になりますが、大人にはなっていきました。

休暇で2週間の帰国中に、ボランティアに参加するために海辺の街にやって来た大学生のサヴァナと恋に落ちます。
サヴァナは、山間部の裕福な牧場育ち。まっすぐな気性だが、優しいだけにちょっと気弱な所もありました。
派手で遊び好きな学生仲間とは一線を画す人柄のサヴァナは、ジョンに他の人にないものを感じ、互いに夢中になっていきます。

ドイツ駐留のジョンと、大学生のサヴァナは遠距離恋愛に。
離れていることが辛く、おりしも9.11が起きて除隊を延長すると、サヴァナは耐え難くなってしまいます。
サヴァナの方にも、隣人の牧場主夫妻が突然の事故死という思いがけない事態が起きていました。
その家の息子ティムとは幼なじみで、ボランティアを一緒にする親友なのです。

ティムの弟は、自閉症でした。
サヴァナは小さい頃から、牧場で一緒に遊んできたんですね。
症状にはかなり違いもあるのですが、ジョンの父もそうではないかとサヴァナは指摘します。
ジョンは最初怒ってケンカになりますが、やがて、父の頑な言動はそれでだったのかと納得していくのです。
社会生活は十分可能だけど、決まり切ったことしか出来ず、それ以外の対応は非常に難しいというタイプの人がいるんですね。
つまり、ジョンの父の態度は愛情がないせいではなく、性格が悪いわけでもなかったということなんです。
(偶然ですが、父一人子一人で地味な仕事の父というのが「1Q84」に通じるものがあり、興を覚えました)
父の死後、ジョンがサヴァナを訪ねると‥

悲恋物語ですが、ジョンにも救いはあります。
満月の夜には、お互いのことを想い合おうと誓ったように…
美しい終わり方が印象的。
戦争で引き裂かれたり、上手くいかなくなったカップルも多いのでしょうね。
正当化しきれない戦争に苦しむアメリカ人の心を癒す本だったのでしょうか。
2006年、世界で一番読まれた恋愛小説だそうです。

ベーシックなバービーさん

Vfsh0591これは何でしょう?
箱の後ろに付いているおまけなんです。
Vfsh0592
表はね…

Vfsh0597今年4月発売になった~ベーシックスというラインのバービーさんです。
彼女がスッゴク美人だと思うのhappy01
Vfsh0595箱の裏には~このラインの美女がずらり!
[写真は、クリックしていただくと~大きくなります]
みんな、黒い服を着ているんですよ。
ちょっとずつ、デザインが違うのね。…服が欲しい…
最近のメークで、それぞれにカッコイイです。
ミス・ユニバース大会みたい?
膝の関節が動かないのがちょっと残念だけど。
Vfsh0593
オマケはこういうトートバッグです。
お人形の持ち運びにちょうどよさそう~さすがwink

「まほろ駅前番外地」

三浦しをん「まほろ駅前番外地」文藝春秋

135回直木賞受賞作「まほろ駅前多田便利軒」の続編。
短編集で、それぞれ視点が変わります。

若いヤクザの一人称の短編で、その母親が、息子を大学生と思ったまま、とっくにそうだという事実に全く気づいていないエピソードが笑えます。
コミカルな脇役も、いい味出してます。

便利屋の多田のお人よしぶりと、けっこう芯は強い存在感…でも、それだけでもない~かすかな怠さ。
高校時代に同級だった行天のこわれっぷりが、なんか可愛い。
過去の小さな罪悪感から、だんだん放っておけなくなった多田でした。
いちおう社員?の行天は、ほとんど働かない居候と化しているのですが、彼なりには気を遣ってもいないこともないかも。
主役二人の陰影も、少しずつ現れてきます。

かっては映画館の娘だった老女が、昭和初期を回顧するような~戦時中の恋愛の話もレトロなムードで面白かったです。
戦争の時期にも、恋は生まれる。戦死と知らされた男性が戻ってきたとき…
多田と行天が、三角関係の回想に巻き込まれてるおかしみ。

そして、多田には久々の恋が訪れる…!?
あら、迷コンビの行天は?…て別にそーゆー事に限った話でもなかったか。

前作を読んでからの方がいいでしょうが、こっちが先でも、前作を読む楽しみが。
基本的にはいい人ばかりで、どっか変だったりしても~いろんな人間がいていいんだよという雰囲気。
気分良く読めます。

中華のプレート

100608_155236中華のセットです。
新装開店の特別メニュー。

100608_155248 メンマと葱の炒め物が前菜みたいな。こういうの、初めて食べました。
ちょっとずつあるのって、楽しい~お得感ありますよね。
100608_155303 シュウマイや春雨も家では最近あまり食べないので、お出かけならでは。
チャーハンはクリームソースがけ。

100608_155423 美味しかったです~
これは確か、下に麺が入ってましたdelicious

「食べて、祈って、恋をして」

エリザベス・ギルバート「食べて、祈って、恋をして 女が直面するあらゆること探求の書」武田ランダムハウスジャパン

小説家の作品なので、小説的な流れの良さ。
実体験を書いた物だけど、テンポ良く、距離感があって、読みやすいですよ。
たぶん、女性なら、どっかで共感できるのでは…

若い頃に結婚し、小説家として名をなし、大きな家に夫と住んで、30になったら子供を育てるつもりだったのに。
その時期になってもまったく欲しくならない、結婚生活をやめたい自分に気づいて~毎晩、浴室で泣く有様が半年続いたという。

夫は家を出ましたが、離婚には同意しないまま。
泥沼離婚末期と同時期の泥沼恋愛、そこから飛び出して、イタリアとインドとインドネシアへ4ヶ月ずつ滞在。この時は34歳に。
あら筋だけを書くと~やや引かれそうなぐらいなんだけど‥果敢で正直なのが、さわやかさを感じさせます。率直に深く、物事を見つめる人ですね。

イタリアでの美食三昧はすごく楽しい。絵やファッションには興味がないのだそう。ひたすら食べる、あとは書く。
友達にも恵まれ、たくましい母や姉ともあらためて話をし、別な一面を知るという経験も。
元気と体力をつけて、インドのヨーガ修行へ。

うつ状態から段階的に抜け出していくのが励まされます。
インドでの修行は本格的で、早朝から起きて詠唱。
日中は仕事を割り当てられ、大理石の床を磨く係に。この仕事は失敗しても問題が起きないので、インドの若者が多く、地元の話を聞いたりすることもできるのでした。
毎日瞑想するのは大変そうで、最初はうまくいかないのですが、見事に試練を乗り越え、ついには神秘体験も。

「テキサスのリチャード」というアメリカ人には、仕切り屋と鋭い指摘をされ、「爆食」とあだ名もされる。
食事はカフェテリア式で菜食だけれど、おかわりできるんだそうです。
最後の方では、瞑想に来た滞在者の世話をする係に。

さらにバリ島で、占い師の老人クトゥのもとへ通い、美しい家を借り、年上の優しい恋人も出来るという楽しい展開に。
スピリチュアルなのに笑いっぱなし、というコピーも納得。
おひとりさま女性の心をわしづかみにし、世界700万部突破のベストセラー。
作者は大学卒業後、バイトをしながら投稿し、デビュー。
2003年に旅行して回った体験を、2006年に発表。
2010年には、その後の事を発表するとか。

バービーさんのファッションデラックス

着せ替えセットで、まだ着ていないのがあったので、続きですhappy01
検索したら~このセットは、ファッションデラックスというシリーズの一つだとわかりました。
Vfsh0607まずは、このワンピ?
…ケースの後ろのイラストだと、レギンスと合わせてありますが、このセットにレギンスはない…?
バルーンシルエットですね。
若い珠里さんなら、このまんまもいいかしら?
Vfsh0608テーブルの上には、リーメントの涼しげなセットを。
「愛しのうっとりスイーツ」の中の「季節のデザート~夏~」

Vfsh0609では、珠里さんの着ていた細身のパンツは、エリザベスさんに。
この上下がセット通りですね。
紫のサングラスで。
ヒールサンダルは~何か他のセットにあった物。

Vfsh0612さあ、サンドラさんの登場です。
中のTシャツとミニスカートは、エリザベスさんが最初に着ていた物。
Vfsh0614短めのジャケットと、同じ黒のブーツもありました~。
ちょっと、きつめかな…coldsweats01
Vfsh0616みんなで楽しく~
おやつタイム☆

バービーさんのファッションセット

Vfsh0041_2 バービーさん用の着せ替えセットです。
このタイプはリーズナブルなんですよ☆
さて、誰に着て貰おうかしら~?
最近の服は細身なので~
Vfsh0478_2 まずは、エリザベスさんに。
真面目そうな彼女には、スタンダードなTシャツを。
スカートはすっごいミニですが~
ブーツは、珠里さんのを借りました。
Vfsh0480_2では、パープルが印象的なパンツは、珠里さんに。
靴はこのセットの物。
デフォのセーターを着たままだったのが案外合うかな…と。
でも、ちょっと前に撮った写真なので、もう暑そうですねcoldsweats01
Vfsh0483_2 「わあ、サンドラさん、大胆~!」
お姉さんぽい赤毛のサンドラさん、
ちょっとイメチェン?
Vfsh0484_2 サンドラさんは、初期の物と同じ体型なので~
珠里さんのパンツなどは入りませんcatface
Tシャツも、ぱっつんぱっつんです。
水色のブーツは、エリザベスさんのを借りて。
Vfsh0486_2
けっこう雰囲気の違うバービーさん達ですが~
仲良さそうですねwink

「るり姉」

椰月美智子「るり姉」双葉社

るり姉という女性を、複数の視点から描いていく小説。
母の妹、つまり叔母なんですが、若々しくて~姪の3姉妹達には「るり姉」と呼ばれているのです。

まず、3姉妹の長女さつき。
高校生になり、るり姉から3万円の図書券をお祝いに貰ってます。さつきは、しっかりしている方ですが、生意気盛りでやや母に批判的。
小学1年の時に両親が離婚した記憶もしっかり持ってます。
父親はあまりいい人間ではなかったという~冷静さ。

次女みやこは中学デビューで髪を赤く染め、腐った赤キャベツみたいとるり姉を嘆かせて、照れ笑い。
金髪の子と友達になって、先輩の家で放課後のんびり過ごしているぐらいで、別に不良というほどのこともないんですが。
一番父親に似ているので、本当は父に会いたかったと気づきます。

三女みのりは小学生で、まだ素直で可愛い。バレーボールに夢中で、疲れ切って帰ってくるのでした。
母のけいこは、精神科病棟に勤める看護婦で、けっこう苦労しているんですね。
仕事と子育てに奮闘中で、ズボンの前が開いていることがよくあるというかまわなさ。じつはアニメ好きで、みやことは話が合うようになるんでした。

るりの夫・カイカイこと開人は、姉妹にとってはるりの前夫・まあ兄とのほうが付き合いが長いため、ちょっと微妙だったり。
カイカイはるりに一目惚れで、本当は龍のついたぺらぺらの黒いジャケットとかが好きだというのが笑えます。
るりの好みに合わせてどんどんファッションも何もかも変え、るりちゃんといられるならそれが幸せと感じているのでした。

シーズー犬のアニーやおばあちゃんも交えたにぎやかな生活、思春期を迎える娘達、かすかに影を落とす母の離婚というか、とうに不在の父というか。
「るり姉」は陰影もある個性的な女性ですが、姉妹にとってはいつも可愛がってくれる太陽のような存在でした。
彼女の病気をめぐって、揺れ動く姉妹。
現実味とユーモアがあり、ほどのいい描写。
4年後のエンディング有り。

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