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「ソウル・コレクター」

ジェフリー・ディーヴァー「ソウル・コレクター」文藝春秋

2009年10月発行、リンカーン・ライムのシリーズ8作目。
国際的な殺し屋の足跡を追うリンカーンのもとへ、従兄弟が殺人罪で逮捕されたという知らせが。

同い年のアーサーは、子供の頃は親しかったのが、いつしか疎遠になっていた関係。
こまかい物的証拠が妙に揃いすぎていて、匿名の通報があり、他に確かな証拠はないのです。
陥れられたのでは?と疑うライムが動き出します。

類似の事件がないかとすばやい推理を働かせ、データを駆使する犯人と追いつ追われつの展開が面白い。
膨大なデータを集めている会社SSDの存在が、現代的ですね。
窓から撮影されることもおそれて、小さな窓しかないビルの中、厳重な管理下にあるはずだったのですが…?

人が何を買い、何を食べ、何を着て、何を読み、何の資格を取り、何に興味を持ち、どこを通ってどこに出かけているか…
すべての情報が細かく誰かに知られている、そしてそれを知りうる専門家がデータを改ざんする側に回ったら…?という恐怖。
(楽天カードを申し込んだ次の日に読んだんですよ!逆だったら申し込まなかったかも…)
捜査の過程で、情報操作で人生を破壊されて、異常に疑心暗鬼になっている元整形外科医も登場します。
常習犯罪者と一緒に収監されているエリート白人、というアーサーの立場も危険がいっぱい。

前の作品にも出ていた少女パムも高校生になって恋をしているので、どんな相手かとアメリアを心配させます。
ライムの叔父や従兄弟との意外な関係や、学生時代の恋人とのいきさつなど、これまでほとんどわからなかったライムの育ちもかいま見えます。
アメリアとの仲もちょっとだけ進展?とファンには楽しめる展開。

何度も犯人と接近遭遇しかけるアメリアには、もう少し用心したらと言いたくなるけれど、これでないと読むスリルがない?
お約束のどんでん返しに、大立ち回りも、適度に。
あ~面白かった!

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