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「空の中」

有川浩「空の中」角川文庫

これは面白かったですよ~!
けっこうちゃんとしたSFのようなのですが、SFにこだわらずとも、面白い小説。
児童書限定というわけでもないんだけど、若い人にもお勧めということで。

四国上空で航空機が謎の爆発炎上という事件が二つ、相次いで起こります。
自衛官として共に飛行し、上司を目の前で失った光稀。
メーカーから調査に現れたひょうひょうとした青年・高巳と一緒に現場に赴くと…空の中に、何かが…?

一方、父が飛行するあたりの川辺へと出かけていた少年・瞬は、川で白い不思議な生き物を見つけていました。
未確認生物UMA好きの幼なじみ・佳江と世話を始めるのですが、なぜか携帯で意思の疎通が可能になります。
身内を失った瞬のことを心配して見守る宮田のじい。
瞬になついて言うことを聞くようになったその生き物の正体は…?

大人と子供の二組が出会った謎は…
世界中を動揺させる大事件に発展し、日本で対策本部が作られて、どうなるかわからない展開にぐいぐい引き込まれます。
高巳は、異なる生き物とコンタクトをとる努力を続けていきます。
一方、事故の遺族が作った組織が活発化し、瞬は同じ遺族の立場もあって、そこに引き込まれてしまいます。
瞬を取り戻そうとする佳江と、宮田のじい。

もとはライトノベルとして企画されたせいか~キャラが立っていて、個性的なキャラのちょっとしたやりとりも面白い。
佳江の健やかさも感じが良く、老人の地道な賢さにはうならされました。
誰にでも、どこか面白く感じられる要素が入っていると思います。

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