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「ザッカリー・ビーヴァーが町に来た日」

キンバリー・ウィリス・ホルト「ザッカリー・ビーヴァーが町に来た日」白水社

「ルイジアナの青い空」の作者の第2作。翻訳順は逆かな。
少年が主人公で、児童書もしくはヤングアダルトとしても読めます。
テキサス州アントラーという何もない?田舎町が舞台。

トビーは素直で好奇心の強い13歳の男の子。
親友のキャルと一緒に毎日元気いっぱいに遊び回っている…はずでした。
けれども、母親が歌手のコンテストの予選に勝ち残ってナッシュビルに出かけていて、長く留守になっています。
歌の上手いウェイトレスとして人気のあった母。
町には応援の幕も掛かっているのですが、優勝なんかして欲しくないのがトビーと父の本心。

それに、キャルの兄でトビーも大好きなウェインが、ベトナムに行っているのです。
ひそかに憧れている美少女には、毎日ベランダで一緒にいるBFがいるし…
そんなとき、町に「世界一太った少年」という触れ込みのショーがやってきます。
トレイラーの中には、200kgを越す巨大な男の子ザッカリー・ビーヴァー!
年頃は同じなのです…
数日後、興行師がトレーラーを置いて姿を消してしまい、残されたザッカリーが気になって仕方ないキャルとトビーは?

少年の夏に影を落とすいろいろな出来事がありありと描かれ、迷い、痛みを覚えつつも…みごとに成長していきます。
十分、大人の鑑賞に堪える内容。

ザッカリー・ビーヴァーは実在したそうです。作者自身が13歳の時に出会い、優しくしたいと思いながら思わず質問攻めにしてしまったのだとか。
後に、同じように子供の頃に彼に会った人が、彼の所に何度も遊びに行ったという話を聞いたのが印象に残っていたということです。

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