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「シェイクスピア・シークレット」

ジェニファー・リー・キャレル「シェイクスピア・シークレット」角川書店

シェイクスピアの失われた作品をめぐるノンストップの歴史ミステリで、かなりヒットしたようです。

ヒロインは、シェイクスピア劇の演出を担当しているケイト。
ハムレットを自分が演じて見せているときに、大学の恩師ロズの突然の訪問を受けます。
演出の仕事を始める際に、袂を分かった師でした。
大事な話があると言われて、しぶしぶ約束の場所へ行きますが、ロズは現れず、なんとグローヴ座が炎上している…?!

劇場内のケイトの部屋で、ロズの死体が発見されます。
ケイトにも迫る何者かの影。
ロズが発見したのは何だったのか?
シェイクスピアのシーンを模した連続殺人が起こり始め…

かねてからケイトを評価してくれていた名優サー・ヘンリーが何かと手助けしてくれます。
さらに、ロズの甥で調査会社社長の青年ベンと共に、アメリカまで探求の旅へ。
シャイクスピアとは、何者だったのか?
ストラットフォード巡りや、セルバンテスの英訳本とシェイクスピアの関わりや、アメリカの開拓時代に意外に人気があったこと(「荒野のホームズ」を思い出します)など、多彩な展開で飽きさせません。
びっちり蘊蓄も固めつつ、さくさくと快調に進むエンタメです。

ダ・ヴィンチ・コード的なヒットを狙った意図は明らかで、イエス・キリストの秘密というほどのスケールはないけど、ダ・ヴィンチとシェイクスピアなら十分、張り合う?
登場人物はダ・ヴィンチ・コードより多いので、犯人捜しにはもう少し楽しみが。
イギリスへ行ってみたくなります。

著者はハーヴァード大学で英米文学、オックスフォードでも学び、ハーヴァードで歴史・文学を教え、演出経験もあるという才媛。
いかにも頭が鋭そうな金髪美人。経験をフルに生かしているんですね。

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