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「食堂かたつむり」

小川糸「食堂かたつむり」ポプラ文庫

映画も公開中の話題作です。
映画化されるというので~ちょっと前に読みました。

トルコ料理店でアルバイトしていた倫子は、ある日突然、すべてを失ってしまいます。
インド人の恋人が、家財一切と共に姿を消したのです。
残っていたのは、祖母が残したぬか床だけ!
しかも、声まで出なくなっていた…

料理を教えてくれた祖母はもう亡くなっています。
15で家を出て以来、戻らなかった故郷に帰るほかありません。
スナックを経営する派手な母親とは気が合わなくて、特に思春期には、男に囲まれていて愛人がいることなど許せないものがあったのでした。
今回は、ペットの豚の世話をすることを条件に、高利で資金を貸してくれることに。
巨大に育っている豚は、倫子が家を出た後に母が飼い始めたのです。

テンポよくいきいきと描かれ、気持ちよく引き込まれます。
物置を自分好みに手作りで改装していく楽しさ。
そして出来あがったのは、一日に一組だけの食堂。
一つずつ生まれる幸せがちょっとファンタジック。いいですね~。
お料理も美味しそう~!

村では浮いてしまうほど派手な母親の意外な面や、生い立ちの秘密を知っていく倫子。
後半はまた、うねりのある展開で飽きさせません。
面白かったです

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コメント

柴崎コウさんがヒロインで映画化されましたね。なんとなくイメージが違うけど…

お料理はどれもおいしそうなんですが、豚さんが食べられるところが、なんとなく抵抗感があって。もちろん、他の生命をいただいて生きていくんですから、そこから目をそらしちゃいけないんですけど。

marieさん、
映画のヒロイン、最初に思い描く感じではないんだけど~お母さんが彫りの深い美人だというし、意外に合わないこともないかな…

豚さんがねえ…
いやあ、私にはあれは絶対書けないなと思いました。
豚は可愛いというよりは食べるものだと感じてますけど。この場合、…すんごいです。
人間の命の終わり、命の連鎖ということも考えながらの展開なんでしょうね~??

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