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「笑う警官」

佐々木譲「笑う警官」ハルキ文庫

直木賞も受賞したベテラン作家・佐々木譲の北海道警察もの。
札幌大通署の1作目ということでいいのかな?

札幌市内のアパートで、人気のあった婦警の水村朝美が殺され、つきあっていた同僚の津久井巡査部長が手配されます。
上層部がすぐに犯人と決めつけ、銃器と覚醒剤不法所持という理由で射殺命令まで出る異常さに、所轄署の佐伯警部補は不審を抱くのでした。
部署も年齢も違いますが、かって、おとり捜査で共に危険な目にあった二人の間には信頼関係があったのです。

おりしも不祥事の聞き取りで、津久井は翌朝、道議会の委員会で証言台に立つことになっていた‥
射殺命令はまさか、そのため‥?
迫力のある展開。
上層部を向こうに回して立ち上がる佐伯や、仲間たちそれぞれの特技を生かした骨っぽい働きぶりに好感が持てました。

2002年に北海道警察で前代未聞の不祥事が起き、腐敗を防ぐために同じ地域や部署には長く置かないという方針になって、ベテラン刑事不在の有様になった北海道。
これって現実らしいですね。…まさか、いまだにそうなのか…?
もう少し何とか、しかるべく配属してやって欲しい。

じつはこの、過去の有名な警察小説(スウェーデンの夫婦作家のマルティン・ベック・シリーズの第一作)と同じタイトルが嫌で、すぐ読まなかったんですが、まあ説明にはそれなりに納得。
最初の「うたう警官」という題の方が、個人的にはいいと思います。
わかりにくいと言われていたらしいですね。
うたう、というのが警察内部のことを外に告げ口するというような意味で、警官には許せない行為というのも不評の原因だったのかも‥?

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コメント

私は『笑う警官』のタイトルにひっかかって、書店でこの本を買ってしまいました。それで全然関係ないと知ってちょっとムッとしてしまいましたよ。(マルティンベックシリーズが好きだったんです。)面白いけれど詰めが甘いように思いました。

それからしばらくして、友人が佐々木譲さんの本をまとめて貸してくれたので、続編を読んだら、これよりは良かったですね。『警官の血』は途中までわくわく読んでてラストがやっぱり甘くて。『暴雪圏』の女性の描写があんまりなので、作者はあんまり女の人が好きじゃないのかしらと思いました。

ところで、私も『警官の血』の感想を探して、ブログ内検索しても原文にたどりつけなかったんですが、グーグルで「スローな読書ライフ 警官の血」で検索すると、携帯サイトのページがヒットしました。原文にたどりつくのもグーグルの方が確実かもです。

家にあったので何となく読みました。
う~ん、やっぱりタイトル負けというか、今読めばどうということのない話ですね。
展開もちょっと甘いかなあ~ 殺される婦警のキャラがあまりにもありきたり……

「警官の血」も家にあるので、今から読もうかなと思っていたところです。ラストの詰めが甘いんですか? 覚悟して読みます(笑)

あ、あれっ??
ソーケさんへのレスとっくに書いたのに、消えてる~~…きっと最後にクリックするの失敗したのね。
おそくなってごめんなさい。

>ソーケさん、
マルティン・ベック、お好きでしたか
よかったですよね~。
関連がもう少しあったらオマージュとして良かったのにね。
甘い…そ、それは…読者が付いて来れる範囲を考えている所もあるかも?
「暴雪圏」面白かったです~確かに…辛口だけど。

自分でも過去記事探すのってけっこう難渋します。どないせっちゅうねんてぶつぶつ言いながら…
良く出る作家の名前をカテゴリに増やしてみました。
英語は先になるみたいなのでnameと入れてみました。ところがこれ、名前があいうえお順にならない。順番は編集できないんですよ~。
ア行とかして、順序めちゃくちゃになったらなお変だろうなあ。どういう基準なんだか?!?

グーグルで検索ってすごいです!
やってみましたよ~携帯で見るときだと記事だけに限定だから、かえってシンプルに到達できるのか…
裏技ですね~~!

>marieさん、
「笑う警官」おうちにあるって、いいなあ。
こんな話とは予測できませんでした~。
主人公の佐伯も凄腕の刑事というわけじゃなくて、真面目な気持ちを持った普通の人みたいなのが意外で新鮮かな。
婦警のキャラ…あはは、ありきたりですか~

「警官の血」は3代にわたる警官一家の話で、時代色が出ていて面白いですよ。
濃い部分とそうでもない部分がありますが?

SOKEさんのご指導に従ってグーグルで検索したら、おかげさまで「千年の黙」の記事が見つかりました。
ありがとうございます。

sanaさん、お手数のかかることを希望して申し訳ありません。
あいうえお順でなくても作家名が出ていると随分楽になると思います。
sanaさんの書評は、読書案内としてすばらしいので、手軽に参照できないのは惜しいです。

「警官の血」はテレビドラマを見ました。
ドラマだと、一層、時代とともに移り変わる世相の描写に重点が置かれていたように思います。

>無幾庵さん、
グーグル、すごいですね!
さすがソーケさんです~
ズバリ出てくるとちょっと照れたりして…
もったいないお言葉!読書案内として活用していただければ、こんな嬉しいことはありません。

ふと森谷明子をクリックしたら、肝心の「千年の黙」が出てこない…?きゃあ~どうして?何やってんだか…
漏れていたので、探し出したら、また何だか短い簡単な感想で、げほごほ(失礼)
ブログを始める前に読んだ本だったんじゃないかな。こういうのをオススメしたいというのもブログを始めた動機だったように思います。
初心貫徹?!?
ぼちぼち海外作家名のカテゴリも増やしますので~

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