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2010年3月

「エリザベス-華麗なる孤独」

石井美樹子「エリザベス-華麗なる孤独」中央公論新社

エリザベス1世について、詳しく書かれた本です。
もともと興味のある時代ですが~
AXNで放映中のヘンリー8世のドラマを何回か見ているので、特に興味が湧いてきました。
ややこしい家系図も少しでも理解したいし。
これは小説ではなくて歴史書ですが、いきいきと描かれていて、面白かったですよ~。

ヘンリーの6人もの妻も、それぞれに個性があったんだなぁと興味深かったです。
みんな断頭台に上がったわけじゃないんですよね…2人だけ(だけ?)
自分の母が死んだときには小さくてよくわからなかっただろうけど、その後をずっと見ていたのだから、多感な時期のエリザベスは大変でしたね。

ヘンリー8世の6人目の妻キャサリンは、さすが晩年には穏やかさを求めたのか?結婚歴がある未亡人。穏やかな大人の女性で、エリザベスにとって良き母だったそう。
その義母もけっこうしたたか?ヘンリーの死後まもなく、実は以前に関わりを持ちかけた有力な貴族トマス・シーモアと再婚してるんですね。
彼女の没後にシーモアは、年頃になったエリザベスと結婚しようとしたかどで、大逆罪で処刑。それを宣告したのは最高の実力者だった彼の兄とはまた仰天。
エリザベスにとっても初恋の人らしいですが、立場上結婚は難しいとわきまえていたようです。

ヘンリーとアン・ブリンはやはり強烈な個性がありますが、まわりもけっこう負けていないですねえ。
寵臣の権力争い、宗教の絡んだ対外戦争、つぎつぎに組んだり敵対したり反乱を支援したり…
処刑された大貴族の多さに驚きます。血で血を洗う時代だったのですね。

エリザベスがのらりくらりと縁談を引き延ばす工作も面白い。
スペイン王フェリペは晩年の陰険そうなイメージが強いけど、若い頃には姉メアリ女王の愛する~風采のいい年下の夫だったんですね。
エリザベスは結婚はついにしませんでしたが、恋愛は意外に華やか。独身の女王が寵臣を持つと、相手が思い上がるので~これも十分に危険だったようです。

エリザベスを破門した教皇が実は「女の身で、あんなちっぽけな国の君主が各国に畏れられるとは」とその政治力に舌を巻いていたという。
育ち方の大変さも教訓になったのでしょうけれど、聡明さと使命感に感嘆。
長く栄えた女王の時代が、異常にエネルギッシュなヘンリー8世の~男の跡継ぎを求める執念から生まれたのは皮肉と言うべきか…

アン・ブリンの愛(数年間とはいえ真実の)から、娘の健やかさが生まれたと思えば自然かな?
母親の生き方は、主に反面教師だったようですけど。
おしゃれで華やかだったのは母親の血?

「食堂かたつむり」

小川糸「食堂かたつむり」ポプラ文庫

映画も公開中の話題作です。
映画化されるというので~ちょっと前に読みました。

トルコ料理店でアルバイトしていた倫子は、ある日突然、すべてを失ってしまいます。
インド人の恋人が、家財一切と共に姿を消したのです。
残っていたのは、祖母が残したぬか床だけ!
しかも、声まで出なくなっていた…

料理を教えてくれた祖母はもう亡くなっています。
15で家を出て以来、戻らなかった故郷に帰るほかありません。
スナックを経営する派手な母親とは気が合わなくて、特に思春期には、男に囲まれていて愛人がいることなど許せないものがあったのでした。
今回は、ペットの豚の世話をすることを条件に、高利で資金を貸してくれることに。
巨大に育っている豚は、倫子が家を出た後に母が飼い始めたのです。

テンポよくいきいきと描かれ、気持ちよく引き込まれます。
物置を自分好みに手作りで改装していく楽しさ。
そして出来あがったのは、一日に一組だけの食堂。
一つずつ生まれる幸せがちょっとファンタジック。いいですね~。
お料理も美味しそう~!

村では浮いてしまうほど派手な母親の意外な面や、生い立ちの秘密を知っていく倫子。
後半はまた、うねりのある展開で飽きさせません。
面白かったですhappy01

陽射しを浴びて

Vfsh0052お天気のいい日は、
窓辺で日なたぼっこしてます。
Vfsh0054陽射しを浴びて、
おひげの白いのが際だちますね。
Vfsh0055眉毛もこんなに長~いのよね。

Vfsh0053「何でそんなに見るの?」
カメラに顔を近づけてきました。
Vfsh0059きちんと香箱つくってます。
まだ、だらんとなるほど、暖かくはないのよねcat

女子結果

世界選手権、真央ちゃん、優勝~!
やったぁhappy01
オリンピックの悔しさを見事に取り返しましたね。
連続ジャンプのトリプルアクセルの方を回転不足とられたけど、見た目にはノーミス。
しかも今回は男女とも金という史上初~~!

2位のキムヨナは、フリー1位で面目を見せました。
3位はフィンランドのレピスト。
4位にみきちゃん。これは見るのが楽しみですね~~!
追記:見ました!
綺麗で良かったわ~~happy01

5位、カナダのファヌフ。おお、躍進?
6位、イタリアのコストナー。地元の人気者だから、何とか、らしさが出せて良かったですね。
7位長洲未来。フリーは11位だったのね…ジャンプミス3回で、ちょっと残念。これもいい経験になるよ~。みんな拍手して応援してましたね。

8位、ロシアのマカロワ。まだ17歳。トリプルトリプルを決めてきました。すらりとした金髪美人で、素直なスケーティング。急成長?
9位、アメリカのフラットと続きます。
10位はスウェーデンのヘルケション?
11位に鈴木明子さん。フリーだけなら7位!
やりきった思いはあるのでは。

12位ヘッケン、がんばりましたね。
13位、レオノワ。
14位、マコーケル、15位セベスチェン。
16位リウ、17位リー、18位ゲデバニシビリ、19位コルピ。
20位ラフレンテ、グレボワ、クァク、ギマゼディノワと続きます。

オリンピックとの違いは…
1、2位入れ替わり!と~ロシェットの欠場。
4位は未来ちゃんだったのね、これも既にすごいけど。
5位がみきちゃん。
6位がレピスト。なるほど~。
7位、フラット。
8位、明子さん、9位、レオノワ。このへんは疲れが出ていたかな~?
10位だったマカロワや12位だったファヌフは今度の方がいい。
11位だったコルピ、13位だったクァク、14位だったゲデバニシビリは今回の方が下がっちゃったのね。
コストナー16位だったんだ…これはかわいそうでしたね。今回は6位で良かったねえ。
オリンピック18位のヘッケンは12位ってすごい上がったね~。
マコーケルはオリンピックは決勝出られなかったんだ…オリンピックの方が出場選手多いとはいえ、今回の14位は立派な成績。

世界女子

SPでは真央ちゃんが2位につけています。
トリプルアクセルが回転不足になってしまったのが点数的には痛かったですね。
でも目につくミスはなく、悪くない滑り出し。

1位が日系の長洲未来。点差はわずかです。
良い子だけど~ビックリですね。16歳というと、4年前のキミー・マイズナーと一緒?
キラキラした演技で、素敵でした。
でも真央ちゃんの方がなめらかで、風格あると思います…

3位レピスト、4位コストナー。
このへんは妥当…?
5位マカロワは健闘ですね。
6位フラット。8位、ファヌフ。

キムヨナ7位にも驚きましたが。
まあ…オリンピック後は取材も相当あったでしょうからねえ。

9位のスウェーデンは記憶にないなあ…?
10位、セベスチェン。
12位、ゲデバニシビリ。
鈴木明子さんは20位発進…織田君よりはいいわね…

みきちゃん、11位は残念!
最初の連続ジャンプがなしになってしまったからね。
でもその後の立て直しに成長が見られて、最後は笑顔でした。
オリンピックの後は、気が抜けてしまいがちだけど…(見ているこっちが?)
挽回のチャンスでもあります。
どうなるでしょうね??

13位、ヘッケン、14位、レオノワ。
15位、マコーケル、16位、コルピ。
17位、オーストラリアのリー。18位、中国のリウ。
19位、ギマゼディノワ。
20位が鈴木さんで21位、ラフレンテ。22位、グレボワで23位クァク。

「ミレニアム3」

スティーグ・ラーソン「ミレニアム」早川書房

シリーズ3作目。
テンションが落ちないのに感心。
これまでの設定と人物を生かしつつ、さらなる展開へ。

小さいながらも社会派の雑誌「ミレニアム」の記者ミカエルは、1作目で取材対象に逆に陥れられ、雑誌の存続も危ぶまれる危機にありました。
その時知り合ったのが、有能な若い調査員の女性・リスベットでした。

2作目の終わりで頭部を撃たれ、重傷のリスベット。
入院中の彼女にも危機が迫ってきます。
公安が事件もみ消しをはかる動きが…
ミカエルは手を尽くして、見えない敵と攻防を繰り広げることに。
リスベットの裁判の弁護を、実の妹に依頼します。この妹は、登場人物の中で一番まともで堅実かも。
もう一人、もてもてのミカエルと関わるたくましい?女性も登場。
公安を敵に回しての、ミカエルの大仕事は確実に進んでいきます。

一方、ミレニアムの編集長で、ミカエルの長年の愛人でもあったエリカ。
大出版社に引き抜かれて、ミレニアムを離れたのですが、行った先では赤字経営なのに旧弊な習慣が抜けず、年下の女性を侮る部下もいて、前途多難な様子。
しかも、エリカの自宅まで何者かの魔の手が…?

入院中でありながら、手助けによって徐々に、本来の有能さを発揮していくリスベット。
150センチで拒食症の少女のように見えるのだが27歳。有能なハッカー…ということは法律破りですけどね。
少女時代からの不当な扱いにリベンジしていくのが小気味よい。

それにしても孤独なリスベット。
これからの人生は一体どうなっちゃうのか…と最後の方でちらっと思わぬでもなかったんですが、その辺もなかなか。いい読後感になりました。
4作目が書きかけだったとか…
作者急逝がつくづく惜しまれます。

世界選手権、始まってるんですが

高橋君、優勝しましたね!
やったぁ~。
4回転フリップに挑戦、残念ながら回転不足でしたが。
くるくると良く回り、緩急ある振り付けを滑りきった~いい演技でした!

小塚君は10位。う~ん…まあ、ありうるぐらい?
SPは4位と良かったらしいのに、大きなジャンプの失敗は残念でした。

織田君はちょっと、いくらオリンピック後で気が抜けているにしても、あり得ない順位。気の毒でした。(お祓いした方がいいかも…?)
まあ選手にはいろんな時期があるさ…ゆっくり疲れをとって、一回り大きい人間に成長してくれるのを待ってますよ。

男子フリーの最初の方を見ました。
リッポンが良い出来でした。
あとケヴィン・バンデルペレン!
4回転3回転3回転を冒頭で成功~20点ぐらい取ったんじゃないかな。
オリンピックでは不調だったのか回避したジャンプをすべて入れたそうです。
最後のステップでは力尽きていて、えらくスピードが遅かったのもご愛敬。
他はシャープで力強く、かっこよかったですよ。

男子SPは見逃しました。
ぼーっとしていて…
昨日になって番組表を調べ、夜中の男子フリーを録画。
けれども、昨日から風邪をひいていて、長い時間起きていられないので、最初の方しか見ていません。
熱はないけど、喉が痛くて~~~
介護も途中で休みを入れて横になる状態。
女子はゴールデンタイムだから録画できると思うけど、本当は新しいテープを買うつもりだったのに、出かけられないから、何かつぶさなくては…coldsweats01

[追記]男子結果
1位高橋くん、よかった~!
2位パトリック・チャン。
3位、ジュベール。4回転2本成功させ、力強い演技。メダルとれて良かったね!
4位、ブレジナ。おお~躍進。
5位、アボット。
6位、リッポン。来ましたね~。
7位、コンテスティ。
8位、バンデルペレン。おお~ここですか。
9位、シュルタイス。スウェーデンの個性派ね。
10位、小塚君。
11位、レイノルズ。
12位、フェルナンデス。
13位、テン。14位、ヴォロノフ。15位、アモディオ。16位、コヴァレフスキ。

オリンピックのと比べて大きく違うのは~
1、2位がいないってことと…あ、ランビエルもいないのね。
そうすると、高橋君、チャンてのは順当なんだ。
織田君は残念でしたねえ…小塚君も上出来ではなかったのね。
ジョニくんもいないわ…
オリンピック9位だったアボットはまあまあ?
オリンピック10位だったブレジナ。
11位だったテン。12位だったアモディオ。13位だったボロドゥリンは?
シュルタイスは15位だったから、上がりましたね。
ジュベール16位だったんだ…バンデルペレン17位から上がったね~!

「しがみつかない生き方」

香山リカ「しがみつかない生き方」幻冬舎新書

何事にもしがみつかない…
それは確かに、苦しみを長引かせない方法かも。
努力してもまだまだ足りないと、辛くなった人たちへ。
じゅうぶん頑張ったし、それぞれに恵まれている面もきっとあるから。

なぜそんなに苦しむのか。
なぜそこから抜け出せないのか?
実際に接している患者の様子から感じたことを踏まえて、最近の様々なトピックや話題の本も取り上げ、手際よく整理して、率直に指摘していきます。

政治の間違いで、経済や医療や雇用に大きな問題が出てきたこと、それで苦しむ人が多いことは水に流すべきでない、ときっぱり。
それ以外の個人的なことは、過ぎたことは水に流し、成功はほどほどでいいと実感することが大事ではと。

恋愛にすべてを捧げない、すぐ白黒をつけない、仕事に夢を求めない、死ぬときぐらい迷惑掛けてもいい、生まれた意味を問わない、など‥
半ば以上は、おだやかに暮らそうという常識?
でも案外、そういうことを述べた本はなかったかも。

たとえば、恋愛は相手のあることで、もともと努力したらそれだけ愛されるとか必ず上手くいくとかいう性質の問題ではない。
そこを冷静に見極めて、執着し過ぎないほうがいいとのこと。
自分が努力して積み重ねられることへ、もっとエネルギーを向ける方がベター。

子供にしがみつかない、の例が、雅子妃が歌会始に出しているのが我が子を詠んだ歌ばかり、というのはちょっと外れているというか~(そんなの、いいじゃない?)気の毒なような気もするけれど。
発想の転換しようというのは大胆~どんなに特殊なケースでも、一つのことのみにこだわり過ぎない方がいい、という指摘なのかな?

幸福というのは、すべてがキラキラと輝いていなけりゃいけないわけじゃない。
上手くいかないことがあるのも含めて、幸福なんだというのには深く共感しました。
どうしても今以上、を求めてしまう心理傾向、というのは自分にもあるかなあ…

最終章が、勝間和代を目指さない、でも話題になってますね。
いや勝間さんて前向きでいいと思うけど。
リーダー的な存在なので、皆がああなれるわけじゃないから。
本があれだけ売れると、本を読んで希望を持った人が、あそこまでは結果を出せないと悩む場合が出てくるのもわからないではないです。
特に勝間さんよりも若くて、わりと優秀だったりしたらねえ。
その人なりの路線を見いだせればいいんじゃないかな。

「ルイザと不穏な休暇」

アンナ・マクリーン「ルイザと不穏な休暇」創元推理文庫

若草物語の作者ルイザ・メイ・オルコットを探偵役にしたミステリ。
シリーズ2冊目になります。

前作の事件の疲れを癒すべく、伯父の住む田舎へ引っ越して、一家を迎える準備をしたルイザ。
引っ越したのは史実通りのよう~環境が変わって、また面白いです。
豊かではないけれど、父親は高名な哲学者、教育家なので、それなりに社会的地位があるんですね。
理想家で、次々に試みることに家族は振り回されがちなのですが…

事件はけっこうとんでもない。
広大な自然の中に家が点在する田舎の村で、意外にいろいろな葛藤があるのでした。
その上、隣の一家が何か怪しげなのです。
色気たっぷりの主婦、行商に行ったきりのその夫、態度の悪い息子、車椅子の祖父。
ルイザは次第に怪しみ始めるのです。

父の古い服を着て、誰もいない山野をジョギングするルイザ。
当時ブルーマー夫人の考案した活動的な服は存在しましたが、まだ誰も着用はしていない頃。
大きくふくらませたスカートを着て何でもするので、汽車での移動は大騒動。
ピクニックに行ったら風でまくれ上がって間が悪かったとか。

母のアッバのしっかりした性格が、存在感をぐっとましました。
遠方で教師をしていた姉アンナも戻り、妹たちのエピソードも前より多くて楽しい。

豪華な焼きそば

Vfsh0047今だけのメニュー、その名も豪華な焼きそば!
珍しい貝が目を引いて、頼んでみました。
Vfsh0049
牛肉がけっこう多くて、ガッツリ。
そのお肉が柔らかいのに感心~プロの技ですねdelicious

ダッフルコートで着せ替え

Vfsh0021二人目は、momokoのナチュラルデイズさん。
うちでの名前は、一実(ひとみ)ちゃんです。
Vfsh0029ショートカットの方がフード付きは似合うかも。
昨日の一人目は、ダッフルコートならではのテイストではなかったんじゃないかと。
中に着ているのは、前に自己流で作った生成の半袖セーターと、水色のチェックのスカート。
Vfsh0026ひとみちゃんはものすごく色白なので~色が薄い方がいいかな、と。
濃い色の服を着ると…似合う以前に顔が真っ白けにとんじゃうの。
大人しそうだけど、それだけでもない雰囲気なのよね…
なかなか上手に撮れません。

ピンクのダッフルコート

Vfsh0019アゾンの製品、ピンクのダッフルコートです。
冬の初めにコートが欲しくて欲しくて探してゲットしたのに~
着せる暇もないままになっていました。
Vfsh0009ピンクだから春先でもいいかな?と。
春海ちゃんに着て貰いました。

高校生向きかなと思ってたんですが~
まきちゃんに長袖を着せた上に着せようとしたら入らない!ので、袖無しで。
Vfsh0010
フードに髪をまるめて入れてみました。
ちょっとイメチェン?

Vfsh0018中に着ているのは、ジェニー用の黒いレースのトップスと、リカちゃん用の単品のボレロ、リカちゃん用のセットにあったスパッツ。
Vfsh0017ピンクのリボンが付いているのがみそです。

裏地が面白いので、見せるように~さっそうと。

「贖罪」

湊かなえ「贖罪」ミステリ・フロンティア(東京創元社)

空気が綺麗なことだけが取り柄の地方の町。
夕刻には、グリーンスリーヴスのメロディが流れる…
小学校の校庭で、5人で遊んでいた少女たち。
一人が連れ去られ、4人がプールのそばで死体を発見。
犯人の顔を見たはずなのに、誰も覚えていない…

それぞれの育ち方の事情と、事件との関わり、トラウマの受け方や影響がつづられます。
連れ去られたのは都会から越してきた美少女エミリ。
残されたのは小柄でおずおずした紗英、しっかり者と見られていた真紀、知らせに行って頭を打った晶子、ぜんそくの姉の陰になりがちだった由佳。

殺された少女の母親・麻子が3年後に4人を集め、時効までに犯人を思い出すか、何らかの償いをしなければ復讐すると言い放ったことが大きな波紋を呼ぶのです。

何も出来なかった後悔から、ある日、過剰なまでに勇敢な行動をとる…のはマシなほう…
わかりやすい文章で、身も蓋もなく語る家庭の現実がリアル。
さらに恐ろしい内容が。

何もここまでと思わないこともないですが~容赦のなさと後味の悪さはすでに期待される持ち味?
リーダビリティはあります。ある種ブラックユーモア?

生スフレロール

Vfsh0001北海道展でゲットしたロールケーキです。
札幌のMrs.NewYorkのもの。
Vfsh0002冷凍で空輸してるそうです。
確かにすっごく柔らかいので、そうでないと無理でしょうね~。
Vfsh0004ふわっふわ~トロトロです。
甘さは控えめ。
美味しかった~happy01

「蛇、もっとも禍し」

ピーター・トレメイン「蛇、もっとも禍し」創元推理文庫

フィデルマのシリーズ3冊目。
ちょっと前にご紹介した短編集「修道女フィデルマの叡智」を別にして、「蜘蛛の巣」「幼き子らよ、我がもとへ」に続く長篇。(翻訳順で)

女子修道院の井戸で死体が発見され、尼僧にして法律家でもあるフィデルマが派遣されます。
若く美しいフィデルマは、ドーリィーという法廷弁護士の資格を持ち、しかも上級のアンルーという位にありました。

依頼されて向かう途中の海路で、漂流しているゴールの商船を見つけ、無人なのに驚きます。
しかもその船の中には、かってフィデルマが修道士エイダルフに送った本が‥!
1年半も会ってはいないのですが、信頼し合う仲の彼の身に何かが?
乗ってきた船バルク(小型帆船)の船長ロスに、フィデルマは海岸線の調査を頼みます。

さて、事件現場の女子修道院の院長ドレイガンは、向かい合う土地の代官アドナールとなぜか激しく対立しています。
実は兄妹で、過去に確執があったのでした。
断崖や海岸線など風景描写も魅力的。作者自身が子供の頃によく行った土地だそうです。

7世紀のアイルランドという時代が興味深い。
「三つの泉の鮭」という修道院の名前も面白いですが、これはキリストを指す異名の一つ。実際にこの地には三つの泉があることにもかけてあるとか。

王の妹でもあるフィデルマは、地方の反乱の兆しに驚愕することに。
古代文字を書いた札を腕に結びつけられていた死体。
発見者を殺人犯と決めつける若い修道女達が騒動を起こします。
修道院に時折響く~怪しげな音。
代官のもとへ向かうフィデルマを襲った貴族達は…?
この地で何が起ころうとしているのか?
色々な要素があって、盛り上がります。

嫌な人間が多いんですが、その理由がわかってくる場合も‥
船長のロスなどはいい人!
修道士エイダルフとの再会が嬉しい。
この時代の修道院では結婚が認められ、子供をその中で育てていたというのにはびっくりでした。
エイダルフとの関係も、心に秘めた思いだけでなくてもいいわけなのね‥国籍違うし、ゆ~っくり進みそう?

お豆とハムのサラダ

Vfsh9985アフタヌーン・ティールームのランチです。
目にも綺麗な~
いろいろ豆とモルタデッラハムのサラダ。
Vfsh9983一皿というか一ボウル?だけど~
ランチに十分なボリュームです。

Vfsh9986実は下にパンが入っているのです。
青豆入りのフォカッチャ。
ほら、こんな風に~happy01

「暴雪圏」

佐々木譲「暴雪圏」新潮社

北海道の警察シリーズ。
短編集「制服捜査」の方の続編にあたる長篇です。
特に前の話と関連はなく、これから読めます。

川久保篤巡査部長が探偵役なのは、同じ。
もとは刑事畑が長く犯罪捜査のベテランなのですが、北海道警察の人事の方針で、今は釧路の小さな町・志茂別の駐在になっています。
単身赴任だけど、良き家庭人らしく、その辺は前作でちらりと出ています。

暴力団組長徳丸の自宅が、二人組の強盗に襲われる事件が起きます。
若い方が組長夫人を殺してしまい、事態は深刻に…
この地方には、3月の彼岸頃に「彼岸荒れ」と呼ばれる嵐が降る傾向があり、折しも、かってないほどの規模で近づこうとしていました。

ペンションを経営する夫婦は、ボイラーの故障に困っていました。
そこへ様々な事情を抱えた人間が、雪に降られて集まってきます。
社長の金を盗んで逃げようとしていた男や、義父に手を出されて家出を決行する娘、出会い系サイトで女から金を引き出している男、不倫を清算しようとする主婦らが…

雪と風に降り込められて動けない人々。
災害の描写が迫力で、圧倒的です。
どちらかといえば、小さな町に起こるちっぽけな事件、ありがちな悩みや不満、愚かさ丸出しの人間達が多いのですが、思いがけなく強盗事件に巻き込まれてしまい、その行き着く先は…?
この町に、警察官は川久保巡査部長だけ!…豪雪の中、間に合うか?

一部には救いもあります。
短編集よりも怒濤の展開で、読み終わってスッキリの気分に。

到来絹物

Vfsh0031ご紹介役に登場しましたmomokoさん~うちでの名前は夏姫さんです。
(あ、季節はずれだった…)
Vfsh0020見て下さい~絹ですよ~!
12月にお人形ブログで知り合った方から頂戴しました。
よく着物を着られる方で、端布が溜まっているから何かに使って、と…
Vfsh0023正絹は美しいです~~。
「私に振り袖作って~」
いやちょっと大人っぽいかな?
Vfsh0024「じゃあ、これは?」
一番小さいのだから、帯揚げかな?
伊達襟もいいかも。
Vfsh0025これなんか、豪華な半襟になりますね~。

Vfsh0027夏姫さん、絹に酔ったかな?
花衣~まつわる…ですねwink

「悪魔の調べ」

ケイト・モス「悪魔の調べ」ソフトバンククリエイティブ

「ラビリンス」に続く第2作。
前作では、中世フランスの城に住む女性の物語と、南仏を訪れた現代の女性が、精神的に感応するような展開でした。
今度は、19世紀末と現代が交錯する~ファンタジック・歴史ミステリです。

パリで育った17歳の娘レオニーが、19世紀のヒロイン。
楽しみにしていた音楽会に行くと、ワーグナーを嫌う暴動に巻き込まれて、兄と命からがら脱出する羽目に。
兄のアナトールは恋人を亡くして以来、乱れた生活をしていましたが、まだ何か秘密がある様子…
親族の誘いで南仏に向かうのもこれ幸い?と二人で旅立つことに。

無邪気な娘レオニーを襲ったのは、意外な運命でした。
伯父の未亡人イゾルデの住む屋敷には、悪魔を呼び出せる霊廟があるという噂があったのです。
その地には、嵐は悪魔のせいとする言い伝えもありました。
彼らを狙う人物の魔手が迫り、何も知らなかったうら若いレオニーが重い責任を負うことに…

一方、現代では、ドビュッシーについて本を書いている研究者の女性メレディスがヒロイン。
早くに別れた実の母のことを知りたいと思っていると、タロットカードの占いに誘われます。
カードに描かれた絵はメレディスにも似ているのですが、誰かをモデルにした物らしく、非常にリアル。
偶然のことに驚きますが、偶然という物はないと言われるのでした。
その後、母の家系をたどろうと生まれた土地を訪ねると、泊まったホテルはかってのお屋敷…
好青年ハルと出会ったメレディスが、過去と現代の二つの事件の謎を追うことになります。やがて…?

パリの社交界や南仏の邸宅など、ちょっと豪華な旅行気分も味わえます。
「ダ・ヴィンチ・コード」がお気に入りなら、これもスリリングでいいかも。
第一作「ラビリンス」とも繋がっていきます。
この方が時代が近いので~読みやすいかも?

新しいバービーさん

Vfsh0036一番新しいバービーさんのご紹介です。
ファッショニスタという可動性の大きなタイプが出来たのです。
Vfsh0038その中のグラマラスというもの。
一番スタンダードな美女かな、と。
(ちょっとアイスダンスのタニス・ベルビンに似てるかも。なるほど、人気あるわけだ?)
Vfsh0040細身だけど、曲線がすごいです~。

3月9日はバービーの誕生日だったんだそうですよ。
17歳で高校生のファッションモデルという設定なんですが~
じつは…51歳?!

「相棒」

五十嵐貴久「相棒」PHP研究所

土方歳三と坂本龍馬がコンビを組んで探索に回るという、架空歴史物というか~
オールスターでわかりやすい幕末エンタテインメント。
面白く読めました。

大政奉還を目前にした緊迫した日。
西郷との会見に向かおうとした慶喜が、何者かに狙撃される。
二条城に呼び出された歳三と龍馬は、老中からの依頼で、犯人を捜す今だけと手を組むことに。

今は幕臣となって出世している土方ですが、既に終わりへ向かうのは見えている…
この仕事が終わってから龍馬に会えば斬る、と言い捨てる土方なのだが…?
行動を共にするうちに、水と油の二人がしだいに認め合うのです。
総髪で、美形の殺し屋といった風貌の土方。
歴女狙いなのか~沖田との何気ない会話にもにやにやさせられるツボがwink

龍馬が相撲取りのように大柄というのは意外、そうだっけ?
ひょうひょうとしていて、十日も風呂に入ってないという龍馬に呆れる土方でした。
会津藩の清潔な堅物ぶりもそれらしい。

動き回る途中でしょっちゅう命を狙われているので、反対派の跳ね上がった若者一人に切られる程度だったら…すぐおしまいになってしまいそう。
この時期にある程度生き残って頭角を現すには、大柄で腕も立つという評判があるのは、もう必要条件なんでしょうね。
桂小五郎と伊東申子太郎も大柄。
この二人が同じ俳優で思い浮かんでしまうため、ええと違うバージョンで…と、時々イメージ修正しながら読みました。

そういえば雛祭り…

Vfsh9987お着替えしたリカちゃん達、
3人で雛祭りをしたときの写真です。
さゆちゃんがご馳走も並べてくれました!
Vfsh99903月3日にお人形の記事はアップしてるのですが~~
雛祭りをする前の段階までだったんですね。
せっかくなので、ご紹介しておきます。
お雛様はポップアップ式のカード。
ご馳走は、リーメントの食玩~「京都に恋してる」というセットの中から。

Vfsh9992左端の希恵ちゃんが着ているのはいただき物の素敵なワンピース。
ミラちゃんが着ている服は、自作のタンクトップとスカートとのセット。超簡単服です。
Vfsh9994さゆちゃんが着ている服は、ずっと前に作ったジェニー用のブラウスと、共用のスカート。
ブラウスは難しいので~ほとんどこれぐらいしかないです。

今年は介護にぐっと時間がかかるようになってしまったので、本のご紹介がはかどらなくて…
特に2月はオリンピックもありましたから~
それで、ここ数日は本の紹介をまとめてやってました。
そろそろ、いつものペースに戻れるか…な?

「配達あかずきん」

大崎梢「配達あかずきん」創元推理文庫

本屋さんの店員が謎を解く!
成風堂書店のシリーズ1作目。
カテゴリに「name:大崎梢」というのを作り、少ないけどお気に入りだから~とアップした作品をチェックしたら2作しかない。ええ?「夏のくじら」と、シリーズ2作目だけ。
「sanaの本棚」のほうにはこれもあったので、何か取り紛れてしまったのか…
だいぶ前に読んだので、まとめにくいですが、ご紹介しておきます。

ちょっとした出来事から推理する~日常の謎系です。
知っているようで知らない本屋さんの内幕と苦労が興味深い。
本屋さんに勤めた経験があるんでしょうか。
しっかり者の正社員・杏子と、アルバイトだけど勘の良い多絵が名コンビとして活躍します。
配達に行ったヒロちゃんこと博美は、おっとりしてミスが多い子なんですが、根は真面目。
配った雑誌に問題があった後、階段から落ち、もしや突き落とされたのではと…?
これが表題作。

ほかに、近所に住む老人に頼まれたという本のリストが読めない謎。
コミック「あさきゆめみし」を購入した後、失踪した母の行方を求める女性に対しては…?etc;
殺人事件はないので、安心して読めますよ。
単行本は2006年5月発行。

「ずっとお城で暮らしてる」

シャーリィ・ジャクスン「ずっとお城で暮らしてる」創元推理文庫

スティーヴン・キングが激賞した作家の名編。
町から離れた由緒あるお屋敷で、かって起こった事件とは…?
料理上手な姉コンスタンスと、身体のきかない伯父と共に、ひっそり暮らしている娘キャリーメイの視点から、描かれていきます。

町の人には遠巻きにされ、親戚からも絶縁されたまま。
キャリーメイが週に一度買い出しに行っても、白い目を向けられます。
もう何年かたったらしい事件…決して家を出ない姉。
一体、何があったのか?

遠方の従兄が突然現れて、姉に取り入り、一家を助けてあげようと申し出ます。
どうやら金目当てに、ここでの生活を変えようともくろんだ所から、次第に事態は破綻へ向かいます。
じわじわ~と怖いです。
童女のような、思春期のような、キャリーメイの語り口がどことなく詩的でもありながら、なんとも怖いのです。

ホラーっぽい雰囲気ですが、ジャンル的にはミステリで良いのかな…
自らも心身の病気に苦しんだ作者が、この作品を最後に書き上げて好転したというのも、何だか意味深げ。
精神的には救われたらしいのに、その後、あまりたたずに亡くなってしまったとは。
もったいないけれど、これだけの作品を書き上げるまでの葛藤で、精根尽きたのでしょうか。

「こいしり」

畠中恵「こいしり」文藝春秋

町名主の跡取り・麻太郎のシリーズ。
町名主というのは、奉行所に持ち込むほどではない揉め事の采配をする役なんだそうで。
幼なじみの3人組、女たらしの清十郎と、堅物の吉五郎と共に、町の事件を解決していきます。

麻太郎はお気楽者として鳴り響いていましたが、前作で嫁をとるなりゆきに。
しっかり者のお寿ずと祝言の日、幼なじみの清十郎の父が倒れ、延期になります。
麻太郎の初恋の人が、その父の後妻になっている一家なのでした。
初恋といっても思いを告げたこともない仲ですが、一瞬見交わす目と目を見て、お寿ずは何かを悟ってしまいますが…

江戸の町の様子、商売のなりゆきなど、よく調べたことが元になっているのでしょう。市井の人の行き交う様が見えるよう。
恋模様はほのかですが、底にただよっているのが味わいになっています。
堅物の吉五郎がケンカを成敗するたくみさに、悪党すれすれの若い衆に惚れ込まれて集団でまとわりつかれるのもご愛敬。
新登場のキャラもいい男達です。
のらりくらりとした麻太郎も、困っている人を助ける腕前はなかなか。

前作よりも調子が出てきて、密度が濃いような感じがします。
「しゃばけ」とはちょっとひと味違う、でも本質的には安心できる作風。
もっと変えてもいいと思ったり、いつもの味も欲しいと思ったり。
最後の話は百物語がテーマで、ちょっと怖く、妖怪が出てこないのがふと不思議になったりしました。

「シェイクスピア・シークレット」

ジェニファー・リー・キャレル「シェイクスピア・シークレット」角川書店

シェイクスピアの失われた作品をめぐるノンストップの歴史ミステリで、かなりヒットしたようです。

ヒロインは、シェイクスピア劇の演出を担当しているケイト。
ハムレットを自分が演じて見せているときに、大学の恩師ロズの突然の訪問を受けます。
演出の仕事を始める際に、袂を分かった師でした。
大事な話があると言われて、しぶしぶ約束の場所へ行きますが、ロズは現れず、なんとグローヴ座が炎上している…?!

劇場内のケイトの部屋で、ロズの死体が発見されます。
ケイトにも迫る何者かの影。
ロズが発見したのは何だったのか?
シェイクスピアのシーンを模した連続殺人が起こり始め…

かねてからケイトを評価してくれていた名優サー・ヘンリーが何かと手助けしてくれます。
さらに、ロズの甥で調査会社社長の青年ベンと共に、アメリカまで探求の旅へ。
シャイクスピアとは、何者だったのか?
ストラットフォード巡りや、セルバンテスの英訳本とシェイクスピアの関わりや、アメリカの開拓時代に意外に人気があったこと(「荒野のホームズ」を思い出します)など、多彩な展開で飽きさせません。
びっちり蘊蓄も固めつつ、さくさくと快調に進むエンタメです。

ダ・ヴィンチ・コード的なヒットを狙った意図は明らかで、イエス・キリストの秘密というほどのスケールはないけど、ダ・ヴィンチとシェイクスピアなら十分、張り合う?
登場人物はダ・ヴィンチ・コードより多いので、犯人捜しにはもう少し楽しみが。
イギリスへ行ってみたくなります。

著者はハーヴァード大学で英米文学、オックスフォードでも学び、ハーヴァードで歴史・文学を教え、演出経験もあるという才媛。
いかにも頭が鋭そうな金髪美人。経験をフルに生かしているんですね。

「笑う警官」

佐々木譲「笑う警官」ハルキ文庫

直木賞も受賞したベテラン作家・佐々木譲の北海道警察もの。
札幌大通署の1作目ということでいいのかな?

札幌市内のアパートで、人気のあった婦警の水村朝美が殺され、つきあっていた同僚の津久井巡査部長が手配されます。
上層部がすぐに犯人と決めつけ、銃器と覚醒剤不法所持という理由で射殺命令まで出る異常さに、所轄署の佐伯警部補は不審を抱くのでした。
部署も年齢も違いますが、かって、おとり捜査で共に危険な目にあった二人の間には信頼関係があったのです。

おりしも不祥事の聞き取りで、津久井は翌朝、道議会の委員会で証言台に立つことになっていた‥
射殺命令はまさか、そのため‥?
迫力のある展開。
上層部を向こうに回して立ち上がる佐伯や、仲間たちそれぞれの特技を生かした骨っぽい働きぶりに好感が持てました。

2002年に北海道警察で前代未聞の不祥事が起き、腐敗を防ぐために同じ地域や部署には長く置かないという方針になって、ベテラン刑事不在の有様になった北海道。
これって現実らしいですね。…まさか、いまだにそうなのか…?
もう少し何とか、しかるべく配属してやって欲しい。

じつはこの、過去の有名な警察小説(スウェーデンの夫婦作家のマルティン・ベック・シリーズの第一作)と同じタイトルが嫌で、すぐ読まなかったんですが、まあ説明にはそれなりに納得。
最初の「うたう警官」という題の方が、個人的にはいいと思います。
わかりにくいと言われていたらしいですね。
うたう、というのが警察内部のことを外に告げ口するというような意味で、警官には許せない行為というのも不評の原因だったのかも‥?

「ルイザと女相続人の謎」

アンナ・マクリーン「ルイザと女相続人の謎」創元推理文庫

若草物語の作者ルイザ・メイ・オルコットを探偵役にしたミステリの1作目。
ルイザは投稿していますが、まだ芽が出ない時期の~21歳という設定です。

長い新婚旅行から帰国した友達ドロシーの様子がどこかおかしいと思っていたら、港で変死。
ドロシーの夫に疑いがかかり、衝撃を受けたルイザは、しだいに事件に興味を抱き始めます。

ドロシーは大富豪の家柄なのですが、なぜか実家では冷たくされていた様子があり、その理由は?
ドロシーの兄エドガーの放蕩ぶりと、愛人の女優、ルイザ一家が関わる未婚の母のホームでのお産など、さまざまな状況が描かれます。
ルイザが一人で男性に質問をしに行くと、町中に評判が立ってしまう時代なんですね。

オルコットの父は、高名な教育者・哲学者でした。理想家で、生活能力はあまりなかったんですね。
名家の出でしっかり者の母が賢明に節約して暮らしながら、もっと貧しい人たちへの慈善も熱心に行っている家庭。しかも、
逃亡奴隷の地下組織とも繋がっています。
金持ちの友人とはだいぶ違う苦労があるのですが、むしろ家庭的には幸せと噛みしめるルイザでした。
理知的なルイザ像には、違和感ないです。
ボストン警察のコバン巡査は、好意を抱いた様子。

親友のシルヴィアも実在の人物なのかな?
四人姉妹のモデルは、姉は遠方にいて、妹たちは小さいのね。
ルイザの頭の中で、ジョーというヒロインが生まれ出ようとしている様が楽しい。
作者は、別名義で歴史小説を何冊も書いている人だそうです。

「深山に棲む声」

森谷明子「深山に棲む声」双葉社

民話的な雰囲気のあるファンタジーです。
村人は深山には決して入ってはいけない、と言われている村。
いったん入ったら、人間らしく生きていくことは出来ない…?
祖父に育てられた少年イヒカは、美しい花を求めて深山に迷い込んでしまいます。
そこでババと名乗る女性と、隠すように育てられていた少年に出会います。

村とは距離をおいているイヒカの生い立ちとは。
北の国の婚約者から逃れるために旅に出た娘を待っていた意外な運命は…?
様々な人の人生が交錯します。

北の国というのはどこだろう…国籍不明ですが、途中から名前が漢字になるあたり、古い時代の日本らしい雰囲気。
追っ手を逃れて移動したり、隠れ住んでいる人に狙われたり、山奥にいつしか村が出来あがっていったり。
予想外なぐらいダイナミックに~時代が動いていきます。

こういう物も書けるんですね~児童文学的なテンポなのですが、子供向けにしてはちょっと難しい、不思議な味わいでした。
染め物をする女性が出てくるあたり、この作者らしい。

「リンカーン弁護士」

マイクル・コナリー「リンカーン弁護士」講談社文庫

本のご紹介です~。
しばらくやってなかったので、なかなか頭が働きませんでした。ちょうど下書きも尽きてしまっていて…

ミッキー・ハラーは、リンカーンを乗り回すやり手の刑事弁護士。
ちょっと久しぶりな気がするマイクル・コナリーの作品です。
刑事ボッシュ・シリーズではなく、弁護士が主人公。

二度の離婚経験のあるミッキー、仕事に追われて、幼い娘に会いに行く時間もなかなか取れません。
広大なカリフォルニア州に点在する40を越す裁判所や刑務所を次々に回っているのでした。そこそこ成功してはいるのですが、大仕事には最近恵まれていないという焦りも。
別れた妻とはいまだにしょっちゅう顔をつきあわせる関係。しかも、検事と弁護士という敵対する立場でというのが面白い。

前半、現実的な事件の描写が続くので、カリフォルニアの実態がかいま見えます。あまり盛り上がりはしませんが、勤めている大人にはわかりやすいかも。
コナリーを読み慣れている人には、これがどう動くかな~このままじゃ終わらないよな絶対、という気分に。
そこへ飛び込んできた事件は…

大金持ちの一人息子で会社社長の30男が、女性に暴行で訴えられたのです。が、無罪を主張。
扱う事件のほとんどは常習的な犯罪者で、無罪の人間は少ないという現実があり、これは珍しい無罪かも知れないと思うハラー…
弁護士にとっては、無罪はやりにくいんだそうです。…なるほどね?

人生を変える事件に巡り会った中年の弁護士の奮闘を描きます。
リーガルサスペンスを書きたいとかねて思っていたというコナリーが、野球場である弁護士に出会い、満を持して5年がかりで書いた作品。
弁護士のハラーは刑事のボッシュとは反対の立場で、淡々と仕事をこなしていく様子だった始まりですが、なぜか似たような場所に住んでいる。
危機に陥って、しだいにボッシュと似てくるような?
犯人との対決はいかに?!

2006年、国際ミステリ愛好家クラブ主催のマカヴィティ賞最優秀長編賞を受賞した作品。
1999年に「わが心臓の痛み」でも受賞しています。
コナリーは達者ですね~。
続く作品では、ボッシュと共演もあるとか。

可愛いお人形服

Vfsh9942リカちゃん用のワンピースをいただいてしまいました。
こぉんな可愛らしいセットです!
Vfsh9944
リカちゃんの服って、あんまり持ってないんですよ。
小さくて作るの大変だし…

Vfsh9945さっそく、ミラちゃんに着て貰いましょう。
Vfsh9948みんなで着替えて…と思ったけど~~
なんだか並ぶのに適当な服が見つからなくて。
Vfsh9964 次は、希恵ちゃんに着て貰いました。ちょっと雰囲気変わるかな?Vfsh9971 活動的な服で、お洋服探しに出かけるミラちゃん。

Vfsh9975希恵ちゃんもお洋服探し。
灯台もと暗し?
座ってる椅子が実は小物入れでした。

Vfsh9978小花模様が似た感じのを見つけました。
だいぶ前に作った上下を着て~並んでます。
夏物ですが、毛糸のスカーフを羽織って。

…考えてみたら、けっこう貰い物しているのに、こっちからは何もさしあげてないかも…wobbly
何がいいか迷ってしまって。
決めなくちゃ~~typhoon

ちょっと寒い日の猫

Vfsh9887ここはどこでしょう~?

Vfsh9885暖かい日の方が増えてきた今日この頃。
でも急にまた寒い日も…

ここが一番良いかな~?
Vfsh9884ヒーターの上ですから。
リビングの方が暖房は強くしてるんだけどね。
あまり動きたくない気分のようです。
Vfsh9888
「だって~廊下が寒いんだもん」

人気のかつセット

Vfsh9934とんかつ屋さんの~人気の組み合わせのセットです。
海老が入ってるのが条件で~(あ、私のその時の気分です)

あ、全体像だと、海老フライが見えませんね?
Vfsh9937
他には何にしようかな?と迷って…
牡蠣フライとミニヒレカツの組み合わせの物。
牡蠣が大きくて、ジューシーで美味しかったです。自分で料理すると、すぐに小っちゃくなってしまうの。

最近、たまの外食は~がっつり食べて、気分転換、パワーをつける方針にしてます。
お値段とカロリーに程度問題はあるけど…ねbleah

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