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「ラビリンス」

ケイト・モス「ラビリンス」ソフトバンククリエイティブ

2006年9月発行の本。
現代と中世フランスの女性二人の視点で、交互に描かれます。
そうそう、こういうのがあった、まだ読んでなかった~と気づいて、嬉々として読みました。

現代の女性・アリス。
フランスへ遺産を受け取りに来て、近くの土地でたまたま友人が参加している発掘にボランティアとして加わったのですが…
何かに導かれるように、一人で大発見をしてしまいます。
岩の崩れた後に現れた洞窟の中には、祭壇と謎めいた遺体があったのです。
アリスは何者かに狙われ、友人も行方不明に…?!

一方、中世の十字軍の時代を生きた女性・アレース。
大貴族に仕える城代の娘で、こっそり城を抜け出して川辺で一人になるのが好きでしたが、新婚の夫との間には溝が生まれつつありました。
この頃はまだ、フランスの南部と北部は、別の国のように違っていたのですね。
キリスト教の少数派を寛容に待遇していた南仏は、異端を擁護していると糾弾されるのです。
まだ十字軍という言葉もなかった頃、ただ軍隊といわれていた組織が迫り、事態が急激に緊迫化していきます。
キリスト教徒どうしが戦闘になったのは、この時だけなんだそうです。

時代を超えて、二人の女性の共感がさししめすものは…?
過去の様子が現代以上にありありと描かれていて、迫力があります。「大聖堂」を思い出すような筆致でした。
どこが現代に繋がってくるのか…
聖杯のもたらす奇跡を追い求める一派に追われながら、謎を解こうとするヒロイン。
現代の事件と過去の出来事が交錯するのが上手く書けていて、盛り上がります。
歴史物としては異色な設定、ファンタジー的とも言えます。硬すぎない所がいいのかな。
こういうタイプは好きですね~wink

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