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「ミレニアム2」

スティーグ・ラーソン「ミレニアム2 火と戯れる女」早川書房

スウェーデン初の世界的ベストセラー、その2作目です。
社会派の雑誌「ミレニアム」に降りかかった火の粉を、1作目で見事に払った編集者・ミカエル。
ミカエルに協力した女性調査員リスベットは、事件の後にミカエルが何度連絡しても答えようとせずに、行方をくらましてしまいます。

リスベットは、パンクスタイルでタトゥーも入れ、一見すると痩せた少女にしか見えないのですが、とっくに大人。
本当は非常に有能なのですが、著しく社交性を欠き(小学校では全く口をきかなかったとか)、自閉症気味ということで後見人のついている立場でした。
福祉大国の意外な盲点みたいな設定ですね。
リスベットをぼーっとした娘と誤解して性的虐待を試みた後見人の弁護士は、1作目で返り討ちに遭い、深く恨んで今回は復讐計画を練っているという。

一方、「ミレニアム」では、人身売買の組織を暴こうと調査を重ねてきたダグのレポートを取り上げることに。
だがダグが殺され、なぜか殺人事件の容疑者として、リスベットが全国に指名手配されてしまう。
正体を隠して密かな活動をしてきたリスベットがこんな目に遭うとは、予想外でした。

1作目でかいま見えた彼女の複雑な生い立ちが、その全貌を表してきます。
リスベットを助けようと探すミカエル。
この男、中年だけど~頭はいいし、人柄も悪くない、そしてやたらにモテモテ。見るからにエネルギッシュなんだとか。
恵まれている分、ちょっと鈍い所もありますが。

強くてりりしくて型破りで凶暴ですらある~男性的?性格なのはむしろ、リスベットの方、という配分になっています。
最初は疑惑の目を向けた警察も、ミカエルの主張を信用するようにはなるのですが…
リスベットに迫る追っ手と、迫真の対決へ。
スリリングで、非常に面白かったです。

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