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「ルイジアナの青い空」

キンバリー・ウィリス・ホルト「ルイジアナの青い空」白水社

少女の視点で描かれ、子供でも読める文章です。
中身は深く、長篇第一作で各賞総なめにしたという感動作。

主人公はタイガー・アン・パーカーという12歳の少女。
お母さんは綺麗で愛情豊かなのですが~頭がゆっくり(スロー)で、いつも一緒に遊んでくれるけれども、何かあると泣き出してしまう子供のような女性。
お父さんは真面目に働いていて、植木や道具など目に見える物のことは心得ているが、書類のことはわからない。

そのかわりというか?おばあちゃんは一家の頭脳で、家を取り仕切っています。
お母さんの妹のドリー・ケイは、都会で秘書をして働いている颯爽とした美女。
おばあちゃんとは、なぜかあまり上手くいっていないみたいなのですが。
タイガーはちょっと憧れています。

タイガーは野球が得意で、クラスの男の子とは仲が良いのです。
そろそろ思春期なので~内心はクラスでも特におしゃれな女の子達に憧れているのですが…どうも彼女たちとは上手くいきません。
お母さんが変わっていることでも、妙な目で見られている気がしています。
もう野球はやめようと思い立ち、親友の男子をがっかりさせます。

ところが、頼りの祖母が急死、思わぬ事態に。
お母さんは悲しみに暮れるばかりで、一家の生活も成り立ちません。
タイガーは誘われるままに叔母の住む都会に出かけて、華やかな暮らしを知ります。叔母には都会で学校に通うことを薦められるのですが…
畑仕事を手伝いに行って、嵐の最中に父と奮闘し、はぐれそうになったり、様々な出来事の中で、タイガーの決断は…?

家族の微妙な葛藤をまじえながら、おてんばで素直な少女の成長を、無理のないタッチであたたかく描きます。
心和む展開に、ゆったりと心がほどけるよう。

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