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「こんな日本でよかったね」

内田樹「こんな日本でよかったね 構造主義的日本論」文春文庫

哲学の教授によるエッセイで、違う角度から物を見ることが出来て刺激的。
たまにすごく、まっとうな指摘も。

「小学校の英語教育についての不安」「白川静先生追悼」「親族の基本構造」「ひとはなぜ葬礼を行うか」「少子化問題は存在しない」「日本辺境論」など。

少子化について、行政がそれを問題だと思うのは、納税者が少なくなるからという指摘には納得するものがありました。
日本は狭い国で社会的資源が不足しているから、人口が減るのは自然な現象。少なくなった方がむしろ住みよい??
う~ん、まあ多少は…
もう一つ、家族単位で消費していた人たちが個人の好みで生きるようになったせいもあるということ。
他人を我慢しなければ、共同体は成り立たないのだ!?
う~ん、なるほど…

「不快という紙幣」は、他の人からの指摘の紹介ですが、面白かったです。
両親の不機嫌さを見て、子供達は自分も嫌なことをしている、それが仕事だと受け止めているという…!
いやはや…いい事じゃないんで~
教師や大人が学ぶことは面白いと体現してみせることが大事ということですよね。
生きていることも仕事をすることも面白い、幸福感があるということをねー!

戦後、日本がアメリカに憧れて学んで成長しましたが、それは伝統的に外国から学ぶことは習慣づいていたから。その性質は生かすべきであろうと。
80年代に入って日本がバカにされるようになったのは、もう辺境ではないと思い上がったため。
そういう面はありますね~。

専門である哲学の話になると、まったく要約できないのですが…
人を挑発するような書き方をする、と自分でも書いているとおり。
部分的には極論だったり、言葉の遊びに思えるので、反論したくなるのですが~
全体通してみて、引っかき回すのが好きなんだなあという書き方なので、いちいち反論するほどでもない…?
2008年7月発行。

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コメント

なんか久々に内田センセイのお名前を目にしましたわ。うちにもたぶん、2冊くらいあると思います。
章のタイトルからして、またブログ記事のまとめが出たのかな。
数年前までは、よくブログ記事を読んでいたのですが、なんか、だんだん読むのに疲れてきちゃって(たぶん、sanaさんが書いてる極論とか、言葉遊びが過ぎるとことかね)。
年代的にも近いので、記事は面白いんですけどね。
「エースをねらえ!」に関する熱い記事などは、カンドーものです(笑)。
哲学の話は、えーっとー、この人はレヴィナスだったかしら。現象学とか、構造主義とか、記号論から関連する系統よねたしか。わたしもここいらになるとよーわからんかったです。ははは・・・
久々に行ってみようかなぁ、ブログ。

しあんさん、
そうそう、私も数年前かな~時々、ブログを読みに行ってましたよ。
今もお気に入り登録、あります。
年代が近いので、わかるところもあり、大抵の大人の男性よりも面白いんだけど~反論したくなるような、しなくても良いような記事があって…

…構造主義とか…ですよね。
ははは、それ以上、説明できない…
エースをねらえ?探してみようかな!

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