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「RDGレッドデータガール」

荻原規子「RDG レッドデータガールはじめてのお使い(銀のさじ)」角川グループパブリッシング

山奥で育った内気な少女が自分の特殊な立場を知らされ、抵抗を覚えつつも次第に成長していく物語。
妙に長いタイトルに疑問を感じて、子供向きなのか…と読むのが遅れてました。

鈴原泉水子(いずみこ)は、山伏の修験場として世界遺産に指定されている玉倉神社で育った少女。
祖父が宮司で、両親は全く別な仕事で遠方にいます。
車で送り迎えをして貰わなければ学校にも通えないため、部活にも参加できないまま暮らしていました。
引っ込み思案で、特に他のことをしたいと思わないで来たのですが、やっと仲良く慣れた友達と同じ高校へ行くために、家を出て寮に入りたいと考え始めます。

ところが突然、海外にいる父が高校を指定してきて、しかも父の友人で後見人の相良雪政の息子・深行(みゆき)がずっと付き添うという思いがけない話に急展開します。
すぐに転校してきた男の子・深行は、何でも出来るので人気を集めますが…泉水子にとっては小さい頃に会っていた嫌な記憶のよみがえる~実はいじめっ子。
深行は転校が不満で、これといって能のない泉水子に仕える立場も気に入らず、何かと当たってきます。

山伏が守る家系に生まれた泉水子でしたが、事情を知らされずに育ったのでした。
パソコンをなぜかクラッシュさせてしまう泉水子は、何とか東京にいる母にじかに会って進路を変えて貰うため、修学旅行に必死で参加することに。
いつも体調を崩して参加できなかったのです。

変わった状況にいる少女の成長が面白く書けています。
たまたま個人的に神主の孫だったりするので、私のひ弱さはこのせいかと途中思ってしまいましたよ。
内気な少女に感情移入してしまって、中盤まで続く気苦労がちょっとしんどいけど、もちろんそれなりに克服するし。
子供向きといえばまあそうですね…子供以上、どなたでも。
副題が変だけど…あの番組が好きなのかしら?
2008年7月発行。

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