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「トニーノの歌う魔法」

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ「トニーノの歌う魔法 大魔法使いクレストマンシー」徳間書店

英国ファンタジーの女王ウィン・ジョーンズのクレストマンシーもの。
シリーズ物の1つですが、これ一冊として楽しく読めます。
大魔法使いは今回は脇役。

魔法が当たり前にある~異世界のイタリアが舞台。
大公が治める小国カプローナ。
呪文作りで有名な二つの名家モンターナとペトロッキは、犬猿の仲。
モンターナの末っ子トニーノはおっとりした子で、なかなか呪文が覚えられず出来はあまり良くないのですが、まじめな兄のパオロや大家族と仲良く暮らしていました。
なぜか、猫のベンヴェヌートとは会話が出来るのです。
母のエリザベスはイギリス人で、歌が上手いのでした。

贈られた本に夢中になったトニーノが行方不明になり、じつはペトロッキ家ではアンジェリカも行方不明。
お互いにさらわれたと勘違いして怒った良家は激突、大通りで魔法合戦になります。
しかし、それは…姿の知れない邪悪な魔法使いの陰謀?

トニーノとアンジェリカは、小さくされて人形の家に入れられていました。
操られるままに、パンチとジュディの芝居をやらされるのですが…
このあたりが何とも上手く書かれていて、手に汗を握る読み心地。
トニーノの兄パオロは、アンジェリカの姉レナータと協力して、弟妹を捜しに行くのです。

魔法合戦や仇敵とのロマンス、子供の成長や謎解き、賢い猫と話したり、屋根に上る冒険などわくわくする〜にぎやかな展開に。
大魔法使いクレストマンシーのシリーズですが、全体の世界観はそれほど気にしなくてもいいので、とっつきやすいと思います。
この作者にしては、ストレートで華やかな物語。
クレストマンシーは、魔法が間違った使い方をされていないか監視する役目。助けに来る役で登場します。

カプローナの国名はダンテの神曲からとったそうで、町の名ぐらいに思っていたら、現カプローナ伯爵から手紙を貰って驚いたそうです。
1980年の作品。2002年翻訳発行。

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