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「第三の時効」

横山秀夫「第三の時効」集英社

F県警強行班シリーズ第一弾だそうです。
緊密な作品が揃った短編集。
「沈黙のアリバイ」「第三の時効」「囚人のジレンマ」「密室の抜け穴」「ペルソナの微笑」「モノクロームの反転」
いかにもミステリらしいタイトルでしょう?
期待に違わぬ~どれも研ぎ澄まされた内容です。
説明が少なすぎんじゃないかと心配になるほど、言葉を絞り込んであります。

第一班トップの朽木は、刑事の中の刑事。
管理職の目から見ると、強くなりすぎたほどだそうですが、昇進させて現場から離せば事件の解決率が下がりそうで~上も現場から動かせない。
カッコ良すぎますね~。

第二班の楠見は、公安上がりという出身にふさわしい外見と性格。
付き合いが悪く、仕事のやり口も冷血と嫌われているのですが~事件はミス無しというやり手なのでした。
第三班の村瀬は、また違うタイプ。
動物的な勘の良さがあり、現場での第一声を皆が固唾をのんで待つのです。
ちょっと、こういうのも贔屓にしたくなる感じですよね…
朽木と楠見が優秀すぎるために、第三の男に甘んじています。

事件解決の先を争ってせめぎあう刑事達が、なんともカッコイイ~!
管理職の視点の話もあるので、気の強い刑事達の舵取りの大変さなど、ひと味違う雰囲気も味わえます。
刑事の生い立ちなど、意外な展開も含め、すごく決まってますよ~。

人物描写や情景描写がもっと多かったら、海外でも通用するのにもったいない、と思いました。
でもこの、そぎ落とした感じが、日本的ではあるかもね。
2003年2月単行本。2006年3月、文庫化。

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コメント

これで横山作品にはまったむぎこです

むぎこさん、
この本は、むぎこさんのオススメというか~ベスト5にあげてらしたので、読みました!
なるほど~と納得wink
すごく良かったです~happy01

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